【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
オールマイトに憧れた、だけどオールマイトみたいに自分はなれないと諦めている。それでも彼は、こんな僕を正統後継者だと言ってくれたのは嬉しかった。継ぐ気はなくとも、認めてくれたのだと。
あの人は、平和であり正義、そしてヒーローの『象徴』だ。『ICON』というやつだ。だからこそ……自分の自惚れを叩きつけられた。
「街への被害などクソ喰らえだ」
先生たちの前での組み手……その時の手加減ってどれくらいだったんだ?1億分の1か?1兆分の1か!?たった一撃で、街の1通りを吹き飛ばす攻撃!
「試験だなどと考えていると、痛い目みるぞ」
これが象徴!ICON!ヴィラン達に絶対の敗北を与え、二度と過ちを犯すなど許さない、そう思わせられる威圧感!!戦うことすら放棄させる、絶対的な力!!
「私はヴィランだ、ヒーローよ!真心込めて……かかってこい!!」
そんな圧倒的力たる象徴が、最悪の仲違い中である、僕とかっちゃんの、期末試験の相手として立ちはだかったのだ。
期末の筆記試験は、無事終了した。宣戦布告を受け仲違いを継続中の緑谷と爆豪は、あの日以降会話を一切交わさなかった。何より、爆豪も、クラスの中ですら押し黙り、真面目に授業と訓練を受けるという異常事態になっていた。
実技試験の内容は、入試と同じロボの撃破……と『物間寧人ケツ穴破壊事件(全治一週間、現在も検査通院中)』の詫びとしてB組の女傑、拳藤一佳が、先輩から聞いたと情報を貰ったのだがーー。
「これからは、対人戦闘、活動を見据えたより実戦に近い教えを重視するのさ!」
現在のヴィラン活動の活発化から、さらに実践に近い方向に試験を切り替えると、雄英教師のヒーロー達と共に待っていた根津校長先生が凄まじい威圧感と共に発表した試験内容はーー。
「諸君らにはこれから、2人1組でここに居る教師1人と戦闘を行ってもらう!」
生徒2名VS教師1名のハンディキャップバトル!!教師側には、さらに自身の体重の半分の重り(サポート科コンペ、発目明デザイン)を付けた状態!勝利条件は以下の通り。
1.30分以内にハンドカフスを教師に取り付ける。
2.30分以内に指定ゲートから逃げる。
どちらかを達成すれば勝利!
しかし……そのコンビとして緑谷が組まされたのは……。
「よりにもよって……か、そして相手は」
緑谷と全く目を合わせない、絶賛仲違い中、爆豪勝己。その試験官はーー。
「私が……する!!」
2人の憧れのヒーロー……オールマイトであった。