【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
雄英高校は夏休みに入った、しかし……ヒーロー科に安息は無い。いよいよ始まる一週間の強化合宿、学校に集まった一年団がバスに乗る準備に入っている中。
「いやー……緑谷くん、夏服はいいですなー」
「うん、同感……お、B組女子は左から白、水色、緑白のストライプーー」
「え、今のたなびきで見えたの!?」
「こういう時仲良いよな、お前らは」
きゃあきゃあ楽しみと戯れる女子組、B組女子のスカートのたなびき、夏が来たのだなと綻び顔にグラサンの峰田と緑谷へ、切島がツッコミを入れる。
「おい緑谷、お前ちょっと荷物が多くないか?」
「なんつーか……軍隊が使ってるみてーなのだよな、それ」
その時、砂藤が気付いた。一週間の準備とはいえ、なんか荷物多くないかと。そもそも、明らかに皆とバックの毛色が違うと、切島も気付いた。
「うん、ミリタリーバック、着替えに非常食、あと救急医療品からキャンプ道具と色々持ってきた、一週間で施設を利用するとは言え、備えあればって感じに」
「本格的だな……いや、でも雄英の林間合宿だろ?もしかしてサバイバル訓練とかやるのか?」
あくまで合宿旅行にあらずと、切島が不安になる様に、緑谷は笑った。
「安心して、例え富士の樹海に放り投げられても生きて帰れるくらいには自信あるから、そうなったら頼って」
「おお!頼もしーー待って、富士の樹海って……自殺名所の?」
「中学時代、山籠りで年2回行ってたんだ、自衛隊の第一空挺団の行軍演習と合流した時は遭難者か自殺に勘違いされてさ、ほらこの写真」
そうして緑谷がスマホを見せて、そこには迷彩服でニコニコのお兄様たちと、一緒に写っている緑谷が確かに居たのだった。
切島は、一度爆豪にどう反応したらいいか目線を送ったが、諦めろとばかりに視線を外された。
「荷物を積んだら乗車だ、1時間後に休憩だから、トイレ済ませとけよ」
相澤先生の指示が入る、いよいよ林間合宿が始まると緑谷はミリタリーバックを担ぎ、バスの荷物棚に置き、バスに乗り込んだ。
そして1時間後ーー。
「トイレ!トイレは!?」
峰田、決壊寸前。
「あんなジュースガブガブ飲むから……しかし、パーキングじゃないよな、ここ」
休憩として降りた見晴らしのいい場所にて、A組は降ろされ休憩となり、峰田がトイレを探し走り回る。結構飲み物飲んでたからなと、背中を伸ばして辺りを見回す。
見晴らしがいいなーと柵に歩いていくと、黒塗りの車が一台止まっている事に気づいたが、まぁそれよりやる事はと、緑谷は息を大きく吸いーー叫んだ。
「かっちゃんのち◯こは短◯包◯ーー!!」
ほーけー ほーけー ほーけー
「殺したろかお前ああ!?剥けとるわ!お前が平均超えでデカいんだよ!このち◯こオールマイトーー!!」
マイトー マイトー マイトー
汚い山彦を堪能して、うんと頷く緑谷と舌打ちする爆豪の後ろで、峰田がまだ厠を探し走り回る。
「つかここ……パーキングじゃなくね?」
「あれ、B組は?」
ふと、その異様な雰囲気にまず気付いたのは、上鳴と耳郎だった。パーキングにしては何も無いし、B組のバスも見当たらないと。
「なんの目的も無くでは、意味が薄いからな……」
意味深な事を話す相澤先生、それが合図だとばかりに、黒塗りの車のドアが開いた。
「ようイレイザー!」
陽気な女性の声が、相澤先生のヒーロー名を呼んで出てくるや、それは始まった。
「煌めく目で、ロックオン!!」
「キュートにキャットにスティンガー!!」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」
2人の、猫を模したメイド風ヒーロースーツの美女達が名乗りをあげたのだった。