「おや……? これは……?」
黒マントの人物は不思議そうな声でそう言いながらユリアの頬を撫でる。
ぞくり……。
女同士の歓びを知っているユリアは、どうやら女性らしいその人物に頬を撫でられただけで、不思議な感覚を味わっていた。
肉は熱く火照るのに、背筋は凍り付いたように冷たく感じる。
その指が、ユリアの唇を撫でた時……。
ドロスは、わざとらしい舌打ちの音を立てた。
その音で、我に返ったユリアは、自分が無意識の内に、娼婦が男のチ○ポをしゃぶるように、黒マントの人物の指をしゃぶろうとしていた事に気付いた。
「妙ですね……。まだ、
「えっ?」
ユリア自身にとって信じられない言葉だった。
「残念です。
「な……何を言って……?」
「ドロス殿……」
「何かな?」
「ラモー・ルー様の御言葉です。この方を殺さず……そして、この方の『前』さえ処女であれば、何をしても良いと……」
「何?」
「むしろ……口にも肛門にも魔の精液を注ぎ込み、皮膚に魔の精液を塗り込め、魔の精液無しには生きられぬ哀れな雌畜生に堕とした方が、生贄の儀式には好都合」
「なるほど……そう云う事か……」
「そして、儀式の後にも、この方が生き長らえる事が出来たなら……この方は貴殿に下賜されます……その後は……」
ドロスの手がユリアの頭を掴む。
「なるほど……それはいい……。この女をどう苦しめるか……生贄の儀式の日まで、ゆっくり考えておくとするか。グフフフ……生贄の儀式の日まで、美味い酒が飲めそうだ」
「それと……この方が育った
「殺しても良かったが……若い女は肉奴隷に改造中だ。男どもは……労働力にするか、見込みが有る者には魔の因子を植え付ける予定だ」
「では……王女の公開調教を行なう事にいたしましょう。
ユリアの全身が震え、歯はガチガチと音を立てる。
「ドロス殿が、この方の口と肛門を犯す最初の『男』となるのはいかがでしょうか?」
やめて……そう叫ぼうとしたユリアだが、声が出ない。
「悪くないな……」
しゃ〜っ……。
ドロスの哄笑が響く中、ユリアは恐怖の余り、失禁をしてしまった。
だが、ユリアは知らなかった。
これから……彼女はマトモな人間の食事できない体に改造されただけでは無かった。
これが、彼女にとっての人生で最後のマトモな排泄だった。