※この作品はR-18です。

気づいたら貞操逆転世界にいたDK(男子高校生)のあなたが他のDK達から女というだけで嫌われている26歳Sカップ爆尻スタイル抜群ツインテ美人処女担任教師にセックスしてあげたら夢みたいと泣いて喜ばれたお話   作:蚕豆かいこ

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3.移動の合間に状況確認、ここは貞操観念が男女逆転している世界

 ハナ先生の家に行くにしても、学校の駐車場で二人してハナ先生の車に乗り込むわけにはいかない。だれかに見られたらアウトだ。おもにハナ先生が。

 

 そういうわけであなたは一人で学校を出て、人通りの少ない裏通りを落ち着きなく行きつ戻りつした。暮れなずんでいた夕陽も下がり、足下に夜が充満し始めていた。街灯が眠たげに灯っていく。ひまつぶしにスマホを眺めても、ハナ先生のおまんこの絶景や味、フェラで抜いてもらったすさまじい快感が何度も勝手に思い出されて、何も頭に入ってこなかった。

 

 エンジン音が後方から迫った。ヘッドライトで夕闇を追い払った一台の車が、あなたのすぐそばで止まる。

 

「ご、ごめんね、待った? さあ、乗って……♡♡」

 

 軽四乗用の運転席から、ハナ先生が助手席のドアを開けた。ツインテールにした髪、上気した童顔、その下に凶暴なまでの爆乳をニットに包み、下半身も負けず劣らずむっちむちなことが一目瞭然の、26歳処女教師。

 

 さきほど教室を汚した自身の体液をひとりで掃除していたため、思いのほか時間をとられたのだ。あなたも手伝おうと申し出たが「そんなの男の人にさせられないよ。わたしのバカまんこがまき散らしたわがままアクメ汁の後始末なんか!」と固辞されたので、仕方なく他の生徒や学校関係者が通りそうにない道で待つことにしたのだった。

 

 あなたは遠慮しつつも車に乗り込んだ。シートベルトを着ける。変なことで警察に見咎められたくない。ハナ先生が車を発進させる。

 

「確認だけど、ほ、ほんとに、わたしの家に来てくれるの?♡♡ セックス、してくれるの?♡♡ ~~~っ……!♡♡ 夢みたい……♡♡ こんなシチュ、エロゲでしか見たことないよっ……♡♡ わたしみたいなデカ乳デカ尻の真正処女教師が、受け持ちのぴちぴちDKにおまんこおいしそうにクンニされて、クリフェラされて、メス汁まで飲んでもらって、それにそれに、フェラとごっくんまでさせてくれて、いぃぃ今から、わたしの家に来て、セックスまで♡♡♡ こんなの絶対フーゾクでもやってないよ……!♡♡♡♡ 行ったことないけど……」

 

 ひとりごとを早口で呟きながら、ハナ先生がデカ乳を揺らしてハンドルを切った。

 

 そう、あなたは貞操逆転世界に転移したのだ。

 

  ◇

 

 異変に感づいたのはけさだ。いつもどおり駅に行くと、ホームに入ってきた電車に「男性専用車両」があった。その時点ではあなたは、ほほう、女性専用車両と公平性を保つために新たに導入されたのか、時事問題に疎いから知らんかった、くらいにしか思わなかった。しかし女性専用車両は見当たらなかった。男性専用車両とやらも混んでいたし、時間に余裕があるわけでもないので、とくに気にもせず通常車両に飛び乗った。

 

 発車後しばらくしたころだ。いつもどおりの混み具合のなか、吊り革に捕まっていた20代くらいの男性サラリーマンの後ろに、やけにぴったりと制服姿の女子高生がくっついているのが目についた。

 

 乗客同士が密着するほどすし詰めというわけでもない。違和感のまま見ていると、女子高生の白い手の甲が電車の揺れに合わせてリーマンの尻に当たっていることに気づいた。心なしか胸のふくらみも幾度となくリーマンの背中に押し当てているようだ。

 

 偶然か? それにしても接触する回数が多い。

 

 しかもリーマンのほうも目をぎゅっとつぶり、唇を噛み締めて羞恥に耐える横顔を見せていた。

 

 やがて何度目かのカーブのとき、女子高生の左手がリーマンの下半身の前へ回った。揉んだ。あなたはたしかに見た。女子高生が、リーマンの股間を、ズボン越しに揉んだのだ。

 

 見間違いか? いやたしかにモミモミしてる。

 

 その疑念と事実確認を何度も繰り返しているうち、列車がつぎの駅に停車した。その瞬間、リーマンが女子高生の手首を摑んだ。

 

「こっ、この人、痴女です!」

 

 リーマンの声に周囲の男性たちが色めきたった。口々に女子高生をののしる。リーマンを気遣う男もいる。女子高生が髪を振り乱して抵抗する。

 

「ち、ちがいます! やってません! 誤解です!」

 

 それにリーマンが涙目で周囲に訴える。

 

「五回どころか六回揉まれました!」

 

 別の中年男性が怒り心頭という顔で女子高生のもう片方の手首を握る。「とにかく電車降りろ! 駅員さんとこ行くぞ!」

 

 車内に女子高生の味方はいなかった。あれよあれよとホームに出された痴女はなおも抵抗を続けていたが、鉄道警察隊らしき女性たちが来ると、自分の運命を悟ったか、一緒に降りたリーマンに般若のような顔で怨嗟をぶちまけ始めた。それはおおよそこんな内容だった。

 

「だいたい、そんなスーツでビシッて決めたエロいカッコしてるほうが悪いんじゃん! 触ってほしいっていってるようなもんでしょ! 男が普通車輌に乗ってたらこっちはOKサインだと思うもんなの! 勘違いさせないでよ!」

 

 ドアが閉まり、列車が動き出して、なおも支離滅裂な叫びをあげる制服痴女はホームとともに後方へと流されていった。

 

 車内では男性たちが口吻するどく「もっと男性専用車両ふやすべきだよな」「男性専用編成ほしいよな」「なんで男が自衛しなきゃいけないんだろうな」と女性への義憤とともに、自分たちの団結を確認していた。

 

 ちょっとよく状況が呑み込めないまま登校し、教室で友人にけさの痴女騒動を伝えた。

 

 あなたにPornhubを教えた師匠というくらいエロに目がない彼なら、きっといつものように「俺も痴女に抜いてもらいてぇ~。ラッキースケベ最高~」と被害者リーマンをうらやましがるにちがいない。その日常を味わって安心したかったのだ。だが一日にシコった回数ではあなたに勝るとも劣らないライバルでもある友人は、嫌悪に顔を歪め、

 

「えー、サイテーだなそのクソ女。もうさ、痴女は初犯でもさっさと性犯罪者登録してGPS埋め込んで、近くにきたら男のスマホがアラート鳴らすとかすりゃいいんだよな。まぁおまえがやられなくてよかったわ。あぁ、いや、でも見ちまっただけでもショックだわな。なんか助けになれることがあったらいってくれよ」

 

 と、最大限の友情でもってあなたの背を叩いたのである。

 

 彼らしからぬ反応に当惑していると、朝のホームルームのチャイムが鳴った。席についた。担任のハナ先生が来た。女性としては高めの身長、トップスを内側から押しのける爆乳と絞られた腰、そこからまた大げさなくらい膨らむデカ尻。そんな暴力的なドスケベ体型に乗っかった童顔。ふわりと香る甘い匂い。

 

 先生も自分の魅力をわかっているのか、いつも自信満々で笑顔がまぶしくて、それがさらにオンナとしての輝かしさに輪をかけていた。友人などはあからさまに鼻の下をマンドリルのように伸ばして見つめていたものだ。

 

 ところがである。

 

「お、おはよう……」

 

 ハナ先生はいつもの明るさはどこへやら、どこかよそよそしく、だれにともなく形ばかりのあいさつをするだけ。日直の起立・礼・着席ののちも、生徒たちには目を合わせようとしないまま連絡事項だけを元素の周期表でも読み上げるみたいに伝えた。目が泳いでいる。男子生徒たちがくすくす笑う。ハナ先生は耳まで赤くして緊張からかますます早口になる。

 

 そのままハナ先生は生徒たちをいっさい見ることなく「えっと、以上でホームルームを終わります……」と、蚊の鳴く声がコンサート会場に思えるくらいの小声を残して頭を下げ、教室をそそくさと出ていった。

 

 先生のようす、おかしくなかったか。友人にそう尋ねると、彼は「ああ!」と笑いながらいった。「笑えたよな。びくびくしててまじキメェ。いっつもだけど。だってツインテールだぜ? ありゃぜったい処女だわ。真正処女」横の席にいた別の男子生徒もけらけら笑った。「いや素人処女かもよ。フーゾクでさ」「ありそー!」「女ってヤることしか考えてないらしいからな」

 

 処女。男にとってこれほど甘美な響きの言葉はあるまい。無垢。清純。崇高。

 

 まして美人の処女ともなれば、その価値は正の無限大に発散する。

 

 それゆえ競争率も極めて高い。あなたや友人は、ハナ先生ほどのスタイル抜群にして顔面偏差値エリートのむちむち肉感エロ美女がいまだ処女などとはゆめゆめ思ってはならないと、互いに過酷な現実と向き合うための勇気を与えあったものである。それは処女への憧憬の裏返しでもあった。

 

「いい歳して処女とかマジきもすぎるんだけど」「ぱっと見でわかるよな処女は。動作のひとつひとつが処女くさいっていうかキモいっていうか」

 

 しかし、友人たちは処女というあらゆる男たちが憧れるべき言葉をまるでゴミかなにかのように吐き捨てていた。大切に守らなければならないものではなく、人生の過程でさっさと捨てておいて当然、むしろ捨てていないやつは「捨てることができなかった」社会不適合者であり、蔑むべき人非人とでもいわんばかりだ。

 

 授業の合間にスマホでネットを漁った。「男性客を盗撮 商業施設の男子トイレにカメラ設置、会社員の女を逮捕」というネットニュースの見出しが目に飛び込んできた。スクロールすると「豪華客船が童貞航海に出発」「昭和を代表する文豪の童貞作が文庫本に」といった記事名が並んでいた。

 

 なぜ初めての航海や作品に童貞という言葉を使う必要があるのか。童貞を処女に置き換えると既知の文面として読めることに気がついた。

 

 また、SNSに目を移すと、男性アイドルの自撮り投稿に女性ファンとおぼしきユーザーがつけた「素直に排卵です。好きです」というリプライが不適切として炎上しているらしかった。

 

 なにかがおかしい。だが確証がなかった。

 

 四時限目の授業は現国で、ハナ先生の担当だった。あいかわらずハナ先生はけさと同様におどおどしながらだれとも目を合わせずに小テストを配ったり答え合わせをしたりしていた。昔の戦争映画で見た、地雷原を無理やり歩かされる現地の子供のように脅えている。足を一歩踏み出すたびに正解か不正解かが命をもって示される。ハナ先生はそれと同種の恐怖に耐えながら授業を進めているようだった。

 

 板書している最中に力んでしまったのか、チョークが折れた。転がったチョークを拾おうとあわてて屈む。ぴっちりとしたスカートから浮き上がる尻と太もものボリュームが半端ではない。そんな大人の女性の魅力など目に入らないように、いや、むしろバカにすべき対象として男子生徒たちがわざと聞こえるように「きっしょ」とあざ笑った。

 

 チャイム。友人があなたの机のそばに来て昼食にさそった。なにはともあれ腹は減る。弁当を開いているとき視線を感じた。顔をあげると、教壇で教材をまとめていたハナ先生がじっとあなたを見ていた。正確には、蒸し暑さのため第一ボタンをとめていなかった半袖ワイシャツの襟元、そこから覗くあなたの首筋と胸板だ。

 

 気づいた友人が、烈火のごとくハナ先生に怒りをぶつけた。「なに見てんですかー? キメーんだよ処女が! てめーがおれら男をジロジロ見るだけでもセクハラなんだよ」

 

 ハナ先生があからさまに狼狽する。「い、いや別に、そんなつもり……」

 

「つもりがあろうがなかろうが関係ねえんだよ。こっちがどう思ったかがすべてなんだよ! ガチでキモいからさっさと出てけよ。死ねマジで。こいつ今朝、おまえら女のせいでひでー目に遭ったんだぞ」

 

 友人の剣幕に、ハナ先生は見ていて気の毒なほど傷ついた顔をし、なおも弁解しようとしたが、いうだけ逆効果になると思ったのか、なにも言わずに出入口へとぼとぼ向かった。あなたは慰めの言葉をかけようとしたものの、いい台詞がとっさには思い浮かばずただ見送るだけだった。ハナ先生が目の前を横切った直後、しっとりと甘いような湿っぽいような匂いが鼻先をかすめた。嗅ぐと体の一部分がムラムラするような香りだった。

 

 ところが友人は、鼻をつまんでもう片方の手で顔の前を煽ぎながら笑ってみせた。

 

「先生、メスくせー」

 

 教材をかき抱いていたハナ先生が、びくん、と体を硬直させた。それから顔を伏せ、逃げるように教室をあとにした。廊下に反響するパンプスの音が遠ざかっていった。

 

 いよいよあなたも疑念に向き合わざるをえなくなった。男性専用車両。痴漢ならぬ痴女。童貞航海。処女をほとんど憎悪するように唾棄する男子たち。そしてハナ先生への仕打ち。

 

 昼食をとりながら友人に訊いてみた。もし、セックスに興味津々で女とやりたがっている、そんな男がいたら、どう思うか? それに対する友人の回答は明快だった。

 

「あー、いかにも非モテ処女が考えてそうな妄想だよなキッショいわー。現実にそんな男いねーっての。まあ女どもはそういう都合のいい展開の漫画とかゲームとかでニヤニヤしたりしてんだろうけど。なんかさー、そういうエロ漫画って女がキスしただけで男が勃起するらしいぜ、ありえねーよな。つかそんなキショいもん、女の性犯罪をエスカレートさせるだけなんだから法律で禁止すべきなんだよな。性犯罪者の9割は女らしいしな」

 

 かくしてあなたはついに確信を抱いた。

 

 この世界はおそらく、男女の性的観念が逆転している。あなたが元いた世界とは逆に、女性はつねに男性を性の対象として見ている。男が「女からの」性加害に悩まされている世界。

 

 どうしてそんな世界に突如として迷い込んでしまったのかはわからない。きのうまでは正常だったから、妖怪枕返しみたいに寝ているあいだに並行世界の自分と入れ替わってしまったのだろうか。

 

 とにかくけさの痴女騒動のように、ここでは「女が」「男を」性的搾取するくらい、女は性欲が旺盛で、男は女に恐怖すら感じているというのが定説(スタンダード・ナラティヴ)であるらしい。

 

 よって、女にとり、男のほうから言い寄られるのは夢のまた夢なのだ。

 

 ハナ先生が朝からずっと縮こまっていたのは、汚らわしく有害なほうの性別として男からずっと軽蔑され遠ざけられていたから。なにか男子生徒らの気に障るようなことをすればたちまちセクハラとして教育委員会に報告されて職を失うのだ。おまけに友人らの反応をみるかぎり、ハナ先生の可愛らしい顔立ちや巨乳やデカ尻やすらりと伸びた手足や甘い匂いは、この世界の男にとっては魅力でもなんでもないらしい。

 

 となるとハナ先生の男性人気は絶無だ。まったくもって信じられないことに。

 

 そこであなたの脳裏に、魔が差したというべきか、邪な考えがよぎった。――つまりこの世界でなら、汚らわしいほうの性別たる女性のむちむち年上美人教師ハナ先生は、男とセックスしたくてたまらないが、世の男たちにはまったく相手にされていない。

 

 そこへきて男子高校生である自分がハナ先生に告白すれば、さながら女子高生が童貞男性教諭に告白するのと同じで、諸手をあげて受け入れてもらえるのではないだろうか。

 

 策は図に当たった。ロングホームルーム後、クラスメイトたちがめいめいお喋りしながら教室を出ていくなか、ハナ先生に、進路について相談があるんですが、と声をかけてみた。ハナ先生は罵倒以外で男子生徒に話しかけられることがなかったらしく「せっ、せせ先生でいいの?」と戸惑いながらも、わずかに下心の滲み出た顔とうわずった声で了承した。そのあと小声で、

 

「お、男の子と、ふたりっきり……」

 

 と呟いていたのをあなたは聞き逃さなかった。

 

 クラスの皆が帰って余人が排されたのを見計らって、あなたは教壇のハナ先生に真正面から告白した。一目惚れだったこと。ずっと好きだったこと。先生のことを考えなかった日はなかったこと。なおすべて事実である。

 

 ハナ先生はというと、それまで努めてあなたを見ないようにしていたのが、あなたを直視。しばらく呆然と固まって「それ、ほん……」と言いかけてから、唐突に卑屈な笑みを顔に貼り付けた。

 

「あ……ああ! 罰ゲーム? だめだよ大人をからかっちゃ。本気にして、へ、へ、変なことしちゃう女だって、世の中にはいるんだからね。あなたみたいな若くてかっこいい男の子が、本気で先生なんかのこと好きになるわけないもん。あ、ごめんなさい、違くて、かっこいいっていうのは、その、セクハラになっちゃうよね、そういう意味でいったわけじゃなくて」

 

 早口で顔を赤くしたり青くしたりした。男に性被害で訴えられるのが本当に怖いのだ。

 

 それ以前に物心ついたときから男に気持ち悪がられてきた人生だったのだろう。決して期待しないこと、自分の価値をとことんまで低く見積もることで、現実を突きつけられたときの精神的ダメージをやわらげる緩衝材にしている典型的負け犬陰キャ喪女だ。

 

 押せばいける。あなたはたたみかけた。ハナ先生のでっかいおっぱいも、いっそ住みたくなるくらいおっきいお尻も、体から香るいい匂いも、顔面偏差値エリートのかわいい顔も、全部好きです。憧れてました。

 

 ハナ先生はいよいよ狼狽しはじめた。

 

「う、うそだよ、どっかでだれか撮影とかしてるんでしょ? 先生が真に受けたら、その動画拡散する気なんでしょ?」

 

 ハナ先生はひきつった笑いのままあたりをきょろきょろと見渡した。黄昏に染まるグラウンド側の窓。廊下側の窓。ドア。どこにも怪しい影はない。

 

 あなたは教卓を挟んでさらに詰め寄った。じゃあどうすれば本気だって信じてもらえますか。先生のおまんこだって舐められますよ。むしろ舐めたいです。

 

「おまんっ……! あの、男の子がさ、そんな下品なこといっちゃだめだよ。もっと自分を大切にしないと」

 

 本当です、と教卓を回り込んで、ひざまずいた。おろおろとするばかりで反応できていないハナ先生のスカートの股間部に意を決して顔をうずめる。思い切り深呼吸してやった。

 

 布地越しでも鼻腔にネットリとへばりつく、果物を煮詰めたような甘く媚びる濃い匂い。嗅いでいるだけで糖尿になりそうだった。これが先生のむっちりドスケベボディから出る匂いか。貪るように嗅いだ。

 

 もとの世界なら未成年でも決して許されない犯罪行為だ。まず退学は間違いない。大博打だった。

 

「えっ、ちょ、なに、えぇ……?」

 

 しかしハナ先生は、困惑こそすれ、悲鳴もあげず、内股で身じろぎする程度で、ほとんど抵抗しなかった。

 

 やはりだ。この世界の女性からすると、男のほうから性的アプローチをされるなど、フィクションの中でしかありえないのだ。男たちから嫌われ、嘲笑され、遠ざけられ、それでも心身は男を求め、そして求められたいのだ。

 

 そこへきてあなたはこの世界で唯一、女とヤりたくてたまらない生粋の若オス。

 

 まさに女の願望が服を着て歩いているような存在。

 

「うそでしょ……? こんなかっこいい17歳の男の子が、マン嗅ぎしてる……!?」

 

 ここでは、あなたに性的な目で見られて嫌がる女など存在しない。

 

 むしろ未成年男子のあなたから誘われたら、たとえ身の破滅が待っているとわかっていても、脚をひらいて受け入れずにはいられない。

 

 賭けに勝った。胸の高鳴りを抑えながら、あなたはハナ先生の下半身にすがりついたまま仰ぎ、彼女の混乱と羞恥と――かすかな期待を孕んだ瞳を見つめながらいった。スカートと下着を脱いで、机に座ってください。おまんこを舐めてあげます。

 

 ハナ先生が脂汗を流しながら、ごくんと生唾を呑みこんだのがわかった。先生の口元からへつらうような笑みが抜け落ちていった。

 

「だ……だめ。こんなことしちゃだめ。クビじゃすまない……実名報道される。そうだよ、この子は生徒なんだから、きょきょ、きょっ、教師が、生徒に手なんか出したら、スキャンダルになって、懲戒免職になって、パパとママにも絶縁されちゃう。淫行だよ? 淫行なんて絶対だめ。職員会議でもいわれてたじゃん、男子生徒にセクハラしないようにって……なのに、なのに教え子のDK(男子高校生)に、教師のわたしがおまんこ舐めさせるなんて、セクハラどころかれっきとした犯罪なんだから、絶対だめ……」

 

 うつむいてぶつぶつ呟いていたハナ先生だったが、その手は震えながらスカートのファスナーを何度か引っかけながらも下ろした。ボトムスがすとんと落ちる。

 

 続いて薄いブルーのショーツから右足、左足の順に抜くと、憧れの26歳ツインテ美人お姉さん先生は、あなたのいうとおり学習机――ハナ先生に罵声を浴びせていた友人の机だ――の上に大福尻を乗せて、ワンチャンあるかもという下心に負けて、情けなくおまんこをお披露目し、あなたに真心こめたクンニをされて幸せ絶叫とアクメ潮を撒き散らし――今にいたる、というわけだった。

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