※この作品はR-18です。

デカチン守府艦娘性交録   作:メルトパン

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大淀
プロローグ


 

 

 俺は一体全体、何処に連れていかれるのだろうか。

何も写してはくれぬ真っ黒な窓を横目に思索に耽る。

 

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 20XX年、『深海棲艦』と呼ばれる正体不明の怪物により、地球上の約7割を占める『海』は紅く染め上げられた。

 各国政府は、これを外敵による侵略行為として連合国軍を組織、人類存続を賭けた総力戦を始めたのである。

 

 しかし人類は敗北した。

奴らには既存の兵器が通用しなかったのだ。

 

 結果、人類は制海権を失い、制空権も大陸内のみに制限された。シーレーンは破壊され、沿岸部も決して少なくはない被害を受けた。

 

 会話も出来ず、既存兵器も効かない侵略者により、あわや人類滅亡か…というところに現れたのが、我らが人類の救世主こと『艦娘』だ。

 

 見た目麗しい彼女たちは『妖精』なる者達から力を借り、深海棲艦に有効な重火器を用いて、瞬く間に各国沿岸部を取り戻し、人類に希望を与えた。

 

 そして彼女達は人類に対して、これからも深海棲艦と戦う見返りとして「指揮者」を求めた。

それが俺達『提督』という訳だ。

 

 

 

───というか俺はまだ提督ではないのだけれど…。

 

 

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 正直、俺も現状を理解出来ているとは言い難い。

 

 つい今朝までは、士官学校の提督候補生として厳しい訓練を受けていた。成績は中の中、愛国心も中の中、艦娘への愛は上の上。それが俺だ。

 

 最初は下卑た下心から目指した道だった。

 

 見た目麗しい艦娘とお近づきになって、あはん♡うふん♡を夢見ていなかったと言えば噓になる。

 

 だが"諸事情"で人間の女性とお付き合いすることが難しい自分にとって、人間よりも強い肉体を持つ彼女たちは最後の希望でもあったのだ。

 

 しかし、そんな事情など士官学校の教官諸氏には一切の関係なく、厳しい指導と訓練によって身も心も『修正』され、広報担当艦娘のスリーサイズを暗記するために使われていた脳ミソは、今では制海権奪取のために各艦娘の能力を暗記するとっても真面目な脳ミソに生まれ変わったのである。

 

───まあ、今でも夜のオカズは、艦娘の出ているグラビアを集めたスクラップブックなのだが……。

 

 

 

 まあそんなことは置いておいて。

 

 そんな俺だが、まさに今朝の朝礼で名指しで呼び出されたのである。そのまま朝食も食べずに連れていかれ、入ったこともない部屋で、見たこともない偉い人に出嫁(でか)鎮守府の提督として任命されたのだ。

 当然、説明を求めたが「行けば分かる」の一点張りで取り付く島もなかった。

 

 仕方なく退出すると、その後はあれよあれよと最低限の荷物をまとめ、用意されていた礼服に袖を通し、外からも内からも情報が遮断された真っ黒なガラス窓の高級車に詰め込まれ、今に至るという訳だ。

 

 

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 改めて、何も見えない窓を眺めながら、音も揺れも感じない高級車の中で考える。

 

 俺は、何処に連れていかれるのだろうか。

 

 出嫁(でか)鎮守府なんて名前を士官学校で教えられたことは絶対にない。鎮守府は横須賀、呉、舞鶴、佐世保の4つであり、それ以外にも各地に点々と泊地や基地が存在するというのが士官学校で教えられた常識であった。

 

 そも、今まで生きてきて出嫁(でか)なんていう地名は聞いたことがない。何県なんだ?そもそも国内なのか?

 

 

───もしかして着任など最初からウソで、何か軍事機密を知ってしまった俺を海に沈めて、深海棲艦共のエサにしようとしているのでは……?

 

 ……知っていることなど士官学校で習ったことと、広報担当艦娘達のスリーサイズくらいしかないのだが、スリーサイズはそれほどまでに知ってはいけない軍事機密だったのだろうか……?

 

 そのスリーサイズも公的に測ったものを盗み見るなど、チャチなコソ泥のような真似をしたのではなく、広報用の写真等から写っている物の寸法を考えながら、あくまで"推定"しただけで、イリーガルなことはしていないし、実際の数値と一致しているかどうかも怪しい物なのに……。

 

無論、1mmのズレもないことは自負しているが──

 

 

 

 そんな与太話を真剣に考えていると、急に車のドアが開かれる。うお、眩しい。

 止まったことにすら気付かなかったぞ、最近の車はスゴイんだなぁ、などと場違いな感想を抱きつつ、急に明るくなったことで奪われていた視界が、光に慣れると共に徐々に戻って来る。

 

 そうして目に入ってきたのは立派なレンガ造りの建築物と、森、エッグいスリットの入ったスケベなスカート、そしてメガネをかけた美女であった。

 

 未だ少し眩む視界に目をしぱしぱさせていると、そっとメガネの美女が口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督が鎮守府に着任しました♡

これより、艦隊の指揮に挿入(はい)ります♡」

 

 

───その声を聴いて、俺は心に決めた。

夢か現か、未だ分からないけれど、自分に出来ることは精一杯やろうと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男は気付かなかった。

彼女が媚びるかのような声色だったことに。

 

男は気付かなかった。

彼女の視線が男の股の間(チンポ)を凝視していたことに。

 

男は気付かなかった。

彼女の股間からつぅ…♡と"ナニか"が滴り落ちたことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 メガネ美女の後ろに付きながらレンガ造りの建物───『出嫁(でか)鎮守府』を歩く。

 

 スケベスカートを履いたメガネ美女は『大淀』という、らしい。

 いや、大淀は知っているのだ。観艦式などで司会をやっているのを見たことがあるし、テレビや新聞などのメディア対応は基本彼女がやっていたので、広報担当としては割とメジャーな艦娘だ。

 

 しかし目の前で案内をしてくれている推定『大淀』は……何というか、その、エロい。

 顔は見たことのある知的で可愛い学校の委員長タイプの美女だ。間違いなく知っている大淀である。

 

 が、しかし問題はその下だ。

何というか全体的にムチムチ♡している。

 

 記憶が確かならスレンダーなタイプの美人さんであったはずだが……。

 目の前の推定大淀は上半身は記憶と同じくスラっとしているものの、下半身がムッッッチムチ♡だ。

 

 広報で見たことのある艦娘のスリーサイズは記憶しているのだ間違いない。

 

 おまけに

腰をくねっ♡くねっ♡お尻をふりっ♡ふりっ♡

と歩くものだから股間に悪い。

 

───ええい、あの厳しい訓練の日々を思い出せ! 俺はこれから彼女たちを指揮するんだぞ! 

と身体の一部分に集まりかけた煩悩を教官の顔を思い出しながら散らす。

 

 

───────────────────────

 

 

 そんな葛藤を数回繰り返す内に、いつの間にか目的地に到着していたようだ。

 今まで通り過ぎたドア達の中でも一際豪華なソレの前で大淀は立ち止まり、クルリとこちらに向きを変える。

 

 うおッ、ケツでっっっか♡♡♡

 

 クルリとこちらを向く大淀。

 その際に少し勢いを付けたからかスカートが少し捲れ、そのむっちり♡とした尻たぶが見えたのである。

 

 これは今日のオナネタ確定だ。生の艦娘のなのだグラビアの数倍は濃いのが射精(で)るだろう。

 

───いや待て。パンツはどうした。少し捲れるだけで尻が見えるスカート丈もおかしいが、それを守るパンツはどこにあったのだろうか? 

 自分がただ見逃しただけか? そうか、そうだろう。いやというよりスリットからそういった布地が見えない以上、スリットと同じようにこれまたエッグい紐なのだろ──────

 

 

───……とく? 提督? 聞いてらっしゃいます?」

 

 

 今一度、心を改め、大淀には大丈夫だ。と短く返す。

 

 いかん、初日なのにも関わらず自分の世界に入ってしまうなど……。これでは艦娘達に失望されてしまう……。集中しなくては……。

───少しだけ股間のポジションを直しておこう。

 

 

「……ではご説明いたします。こちらが出嫁(デカ)鎮守府の司令室、つまりは提督のお部屋となります。」

 

 

 おお、自分の部屋か。実家にはそんなスペース無かったし、士官学校では4人1組の寮生活だった。

 

 ついに夢のマイルームというわけだ。今までは常に人の気配に怯えながらオナニーをしていたが晴れてそれも卒業という訳だ!

 

……イカンな。まだ思考がそっち側に行っているらしい。早く帰ってこい俺の思考。

 

 

 

 そうしている内に、大淀がゆっくりと扉を開き、期待を胸に足を踏み入れた。

 

 

───────────────────────

 

 

 まず出迎えてくれたのは、巨大なベッドだった。

 その次にダンボール、ダンボール、ダンボール。

 

 これだけ。

 

 部屋主の困惑を他所に大淀は説明を続ける。

 

 

「こちらが司令室になります。ここからは執務についての説明なのですが……」

 

 

 ちょっと待って欲しい。

 

 夢のマイルームはどこにいったのだろうか。これではただのベッドとダンボール群だ。部屋とは言えないだろう。

 

 

「ええ、ですからそのお話をさせていただきます。

これからの提督の執務ですが、現在、この出嫁(デカ)鎮守府に配属されている艦娘は私、軽巡洋艦大淀(おおよど)と、工作艦の明石(あかし)、非戦力要員ではありますが給糧艦として間宮(まみや)と伊良湖(いらこ)の2名の計4名が在籍しています。」

 

 

 各鎮守府に必ず配属される4名の艦娘だ。提督はここに1名の駆逐艦娘を加えて、運営を開始すると士官学校では習ったが、そこら辺の話はどうなっているのだろうか?

 

 疑問を見抜いたかのように大淀は続ける。

 

「この鎮守府では本来配属される駆逐艦の初期艦娘はいません。その代わりに大本営からこの鎮守府に適正アリと判断された艦娘、または希望した艦娘が定期的にここへ移籍してくることとなっています。」

 

 

 な……なんだってーーーー?!?!?!?!

 

 全てが衝撃の新事実だ。

 初期艦娘と二人三脚でキャッキャウフフ♡出来ないというのも驚きだが、後半はもっと驚きだ。

 

 希望した艦娘なんて存在する訳ないから、ここは良いとして、この鎮守府の適正って言うのは何だ……?新人イビリの才能とか?

 移籍というのも気になる。他の鎮守府と摩擦が起きたりしないだろうか……?

 

───もしかしてとんでもない問題児を押し付けられるとかだろうか……?

そんなことになったら生きていける気がしない…。艦娘は人間よりも数倍力が強いのだ。もうダメだ…おしまいだぁ──────

 

 なんて完全に悲観ムードになっていると、大淀に「最後まで聞いてください!」とどやされる。

 

 

「…こほん。兎に角、着任してくる艦娘達を率いての艦隊指揮、運営はもちろんやっていただきます。」

 

 

 もはや処刑を待つ死刑囚のような気持ちで大淀の話を聞く。

 

 

「……ですがそれ以上に提督には力を入れていただきたいことがあります。」

 

 

 やけにもったいぶるな……。早く刑を執行してくれ……。俺を楽にしてくれ……。

 

 

「それは、我々艦娘との『セックス』です♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………は? 

 

 

 

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