ラブライブ! Another 一つ屋根の下で 作:伊崎ハヤテ
俺「スランプです。昔はその気になれば二千文字軽く書けてたのに今じゃ二百もいかないんです……」
海未「本音は?」
俺「ガンダムブレイカー2楽しいれす」
海未「貴方は最低です!」
しょうがないじゃん。クロスボーンガンダムX2再現するのすげー楽しかったんだもん。
今回はR18に至る前の回です。ムードは大事。今回は以下の要素を含んだりします。
・悠視点の一人称表現から三人称表現に変化あり。
・劇場版にて穂乃果ママの名前が判明したようですが、きい子さんのままで進めます。
・今日も海未ちゃんは元気です。
・後書きで愚痴ることあり。興味ない方は読み飛ばすなりスルーするなりお願いします
二人(+α)で過ごす時間1
「え、明日お父さんとお母さんいないの?」
朝食をとっていると台所から穂乃果の驚きの声が聞こえた。続いてきい子さんの声。
「ええ。私とお父さん、中学の同窓会があるのよ」
「もう、そういうことはもう少し前に言ってよ~」
「ごめんね、うっかり言うの忘れてたわ」
頬を膨らませる穂乃果をきい子さんは笑って往なす。
「っていうかお父さんとお母さんって同じ中学だったんだ」
「それどころか小学校からの仲よ」
「いわゆる幼なじみってやつだね!」
お二人は同窓会に参加か。しかしあの辰三さんが同窓会に参加するのが少し違和感があるな。
「でも本当にお父さんが参加するの? そんなイメージしないけど?」
穂乃果も俺と同じことを思ったらしく、口に出していた。その問いにきい子さんはケラケラと笑う。
「まぁ今のお父さんならそう思われても仕方ないわね。でもね、昔はお父さん結構やんちゃだったのよ? それはもう――」
「おい」
きい子さんの声を遮ったのは、顔を赤らめた辰三さんだった。
「子どもにそんなこと言わんでいいだろ」
「あ、お父さん照れてるー!」
穂乃果の言葉にバツが悪そうな表情をして頭を掻きながら辰三さんは台所から出て行った。それを微笑みながら見ていたきい子さんは改めて俺たちに向き合った。
「と言うわけで私たちはいないので、三人で晩御飯済ませて頂戴ね」
「私も明日はいないよ」
雪穂が突然口を開いた。
「私もその日、亜里沙の家に泊まりこみで勉強会するから」
「ちょっと雪穂、そういうことはもっと前から言いなさい」
きい子さんは眉を顰める。雪穂は笑いながら舌をぺろりと出した。
「お母さんごめんね、言うの忘れてた」
「もう、この子は。亜里沙ちゃんの家の方に迷惑をかけないようにね」
はーい、と返事をする雪穂は俺と穂乃果に向けてウィンクをしてきた。
「明日どうするよ?」
朝の柔らかな日差しの中、俺は穂乃果と並んで学校までの道を歩く。
「うーん、どうしよっか?」
「まさか俺と穂乃果だけしか家にいないことになるとはな」
「え?」
穂乃果の足がぴたりと止まった。
「悠くん、今何て…?」
「俺と穂乃果だけって」
そこまで言うと俺の頬が熱を帯び始めた。俺よりも顔を赤らめた穂乃果を見たからだ。
「悠くんと……、二人っきり……」
頬に両手を当て、恥ずかしそうに視線を落とす。その様が可愛らしい。
「そ、それじゃあさ、学校終わったら夕飯の食材の買い出しに行くか。練習はあるのか?」
「うん、あるけど五時頃には終わるよ」
「買い出しに出かけるには丁度いい時間だな」
「あ! 穂乃果、スイーツ食べたい!」
「帰ったらすぐに夕飯だろ。買い食いしてどうする」
「練習終わった後に食べたいのー!」
頬を膨らませて駄々をこねる穂乃果。こーなると何を言っても聞かないな。
「わかったよ。どこかでスイーツ食べたり、色んな店を見て回るか」
「うん!」
穂乃果は満面の笑みで返す。その笑顔を見ているとこっちも不思議と頬が緩む。
「なんていうか、デートだねこれ……」
穂乃果が頬を赤らめて呟く。俺は顔が赤くなっていることを悟られない様に振る舞う。
「そりゃあ恋人同士なんだし、デートするのは当然だろ」
「そうだね……、うん……」
穂乃果は更に顔を赤くして地面に視線を落とした。なんだかこっちも恥ずかしいな。視線を落としていた穂乃果がこちらを向いてはにかむ。
「明日、楽しみだね」
「ああ。俺も――」
「何が楽しみなのですか?」
俺たちの会話を遮る凛とした声。間違いない。この声は――
「う、ううう、海未ちゃん!」
園田 海未は俺たちの後ろからひょっこりと姿を表した。慌てふためく穂乃果を不思議そうに見つめる。
「どうしたのですが穂乃果? そんなに慌てて?」
「あ、慌ててなんて……っ! ほ、穂乃果、全然慌ててなんかいないよぉ?!」
「? それにさっき楽しみだって言ってましたが……」
「そ、それは、今日のお昼ご飯のパンが楽しみだなーって!」
穂乃果の奴、こんなことで海未をごまかせると思っているのか? すぐに見破られて、また俺に矛先が向くんだろうな。
「穂乃果、朝から昼食のことを考えているんですか? ちゃんと朝ごはんは食べているんですか?」
海未は少し心配そうに穂乃果に声をかけた。え、通用しちゃうの? 説明した穂乃果当人も通用するとは思わなかったのか、少し動揺しながら話を作る。
「た、食べてるよぉ! でもお昼のパンが楽しみなんだもん!」
「ふふっ、穂乃果ったら食いしん坊ですね。お腹を壊しても知りませんよ?」
「う、うん。さ、海未ちゃん急ご!」
これ以上会話をするとボロが出ると考えたのか、穂乃果は海未の手を引いて走り始めた。
「え、ちょっと穂乃果!」
「悠くん、またねー! ほら海未ちゃん走るよー!」
慌てる海未の手を引いたまま穂乃果は走り去って行った。
さっきのデートの話を思い出すと、頬が緩む。俺は通学バッグを背負い直すと、学校への道を歩き始めた。
●翌日 音ノ木坂学院 放課後 アイドル研究部部室
「おつかれさまー!」
いち早く制服に着替え終えた穂乃果は一人出ようとした。
「あれ、穂乃果ちゃん今日は着替え早いニャ。どこかに用事でもあるの?」
星空 凛が不思議そうに彼女に質問した。すると穂乃果は視線を空に泳がせながらしどろもどろに答える。
「あ、えーと、うん。ちょっとね……」
「穂乃果にしてはハッキリしない答えね。何か隠してるんじゃない?」
矢沢 にこが疑い深く穂乃果を睨みつける。
「な、なんでもないよぉ! じゃ、じゃあ穂乃果、行くね!」
穂乃果は慌てて部室を出て行った。残された面々は穂乃果の態度を不思議に思った。
「どうしたんだろ、穂乃果ちゃん」
小泉 花陽がじっと穂乃果が出て行った扉を見つめると隣で東條 希がにやりと笑う。
「もしかして、彼氏さんとのデートとちゃう?」
すると海未が自分の荷物をガタンと落とした。
「ほ、穂乃果がデート……? いや、まさかそんな……」
彼女の身体は震え、視線は泳いでいる。震えた声で海未は呟く。
「そう言えば母と穂乃果のお母様とお父様は今日同窓会なのでした。もしかしてもしかすると……」
「あ、そう言えば亜里沙が今日、雪穂ちゃんがお泊りで遊びに来るって言ってたわね」
絵里の言葉に海未の疑問は確信に変わった。
「間違いありません。今日穂乃果は悠と二人っきり……! こうしてはいられません!」
海未は自分の鞄を握ると急ぎ足で部室を出ようとする。
「ちょっと海未、どこに行くの!?」
「何処って決まっているじゃありませんか。尾行です!!」
『尾行!?』
他の面々は驚きながら海未を見つめる。
「はい、尾行です! あの悠のことです、人気のない所に穂乃果を連れて行って口では言えないいかがわしいことを……」
「それは海未ちゃんの願望じゃないかニャー?」
凛の言葉は暴走する海未には届かない。
「今行きますよ穂乃果! 園田 海未、不埒な輩から穂乃果を守ります!」
「まってようみちゃ~ん」 走りだした海未の背中をことりが追いかける。
「あ、ちょっと海未! ことり!」
「行ってしもうたね。えりち、どうするん?」
着替え終えた絵里は自分の鞄を掴む。
「二人を追いかけるわよ! ことりはともかく、今の海未は何をしでかすかわかったもんじゃないわ!」
「んじゃ、ウチも~」
「凛も凛も! あの二人のデートを観察ニャー! かよちんも行こ!」
「え、あ、うん!」
絵里に続いて希、凛、花陽が部室から出て行った。残るのは真姫とにこのみ。
「あれ、にこちゃんは行かないの?」
「カップルのデートを尾行するほど野暮じゃないわよ。真姫ちゃんは?」
にこの質問が予想だにしなかったのか、真姫は考えながら髪をくるくるといじる。
「わ、わたしは、その……」
「それは?」
問いかけるにこに、真姫は小さく答えた。
「あの人になら穂乃果を任せられると思ったからよ……」
「え?」
自分の答えが恥ずかしかったのか、真姫は顔を真っ赤にしながら大きな声で答えた。
「あ、あれよ。ここは若い二人にまかせてってヤツよ」
「ぷっ、真姫ちゃんお年寄りっぽ~い」
「ちょ、誰がお年寄りよ!」
ムキになる真姫を見てにこはけらけらと笑った。
R18に至る前のデート回です。海未などの他の面々も書いていたら長くなったのでデート回前編ということで。この後、デート後編、R18回が前後編と構成される予定。書ききれるだろうか。
ぶっちゃけるとラブライブへのモチベーションが下がっているのが投稿遅れの原因です。ネタは浮かんでも、Wordを開く気が起きない。「いいや、ガンブレやろ」と書かないことがしばしば。
劇場版の週替りの特典といった点もどうなんだろと思うのですが、それよりもヒドイなと思ったのはラブライバーの奇行(?)ですね。自分の推しの特典が当たらないからと映画館に迷惑をかけたり、大学内に大量にチラシを貼り付けたり、帝国を建国しようとしたり(?)そんなニュースを聞いて、「俺は、俺達は何を好きでいるんだろう」と考えることが多くなりました。これ以上一部のファンの奇行でラブライブへの評判が悪くなる位なら、コンテツとして終わってしまったほうがラブライブの為になるんじゃないかと最近は考えてしまいます。間違ってると思うけど。
そんな訳で今後は更新速度ががくっと落ちます。それでもいいと言う方はどうぞお付き合い下さいませ。俺、このR18回が終わったら今度はプロポーズ回を書くんだ……。
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