ギシギシと階段を踏み込む音以外聞こえないほど静かな、
三階にあるスクールアイドル部の部室まで続く階段は、電気を点けなくても足元がよく見える。
部室の目の前に立つと、右隣にある屋上へと続くドアの小窓から日光が差し込んでいる。
まるでスポットライトを浴びてステージに立っているかのような感覚はいつも通りだった。
今日も部室を解錠して、メンバーが来るのを待っていようかと、引手に手を伸ばすと、すでにドアの隙間から部屋の明かりが漏れていた。
夏休み、しかも日曜日の朝練開始時刻の一時間前だというのに、中に誰かがいる。
ドアを開けた先にいたその人物は、我が校のスクールアイドル、
真剣な表情も、切れ長なタレ目をした整った顔立ちも、赤いピアスも、彼女は普段から左側の髪を耳に掛けているからはっきりと見えた。
それに、今日はダンス練習のはずなのに制服を着ていて、その上には白衣を羽織っていた。
私は彼女との想定外なシチュエーションに戸惑いつつも、少し緊張気味に話しかけた。
「おはよう。四季さん。今日は早く来てて気合い入ってるね」
私の声に気が付き、スクっと椅子から立ち上がって目の前に来る四季。
「おはよう」
彼女の首元まで伸びている青い髪から石鹸のようなほんのり甘い匂いがする。
「なんか難しそうな本読んでるね。天文学とかかな?」
「そう。最近、星座の位置と相性占いの研究に興味がある」
へえ、じゃあ乙女座との相性の良い星座は、と私は気になったことを言いかけたが、それより、今日早く来たのは先生にお願いがあるから、と制服の上からでもわかるほどの豊満な胸が体に接してしまいそうなほど彼女は近づいて、私の言葉を遮るように言った。
そうして動揺して後ずさった私を見て、不敵な笑みを浮かべたかと思うと、スッと私の胸を指差し、突拍子のないことを言い出した。
「四季に裸体を見せてほしい。先生と一緒に過ごしていたら、男の人の体にすごく興味が湧いてしまったの」
カチャン。
私はその間、鍵を拾うことも、四季の言葉に何も言うことができなかった。
ただ、これから非現実的な出来事が起こるのだけは、彼女から直感的に感じ取れた。
普段からあまり感情を表に出さない彼女の表情が挑発的に見える。
私は彼女に
♊
四季に案内されたのは部室とは違う棟にあるホコリっぽくて生臭い科学室だった。
私は入るやいなや、生臭さの正体が視線の先にある亀の水槽だということに気づいた。
そして、この部屋は冷房が存在しないためとても暑い。
教室に入って右側には大量の実験道具が置かれた大型の机が二つ並べられていて、その奥に謎の構造式がズラりと書かれた大きなホワイトボードも二つある。
また、ボードの後ろにはカーテンが引かれていて部屋が狭くなっている。
部屋全体が狭く薄暗いが、窓から差し込む光があるから、と彼女は明かりをつけなかった。
それから、ドアの隣にあった全身骨格模型をどかし、じゃあ、ここに立って、と指示を出した。
そしてガラガラガラとドアを閉めると、
「服、全部脱いで」
彼女は近づいて淡々と言った。
......私は彼女に言われるがまま、上に着ているジャージから順に脱いでいく。
上が全部脱ぎ終わると胸と腹周りに中途半端に脂肪がついた上半身を若菜四季に晒した。
手前の椅子に座っている四季は足を組みながらこっちを見ていて、反応が無かったので、私は脱ぐのを続ける。
下に着ているジャージに手を着ける前に靴下から脱ぎ、ジャージに手をかけ、あっという間に私はパンツ一丁の状態になった。
そしてついにパンツを脱ごうとしたとき、四季が椅子から立ち上がって、私の局部の前に顔が来るようにしゃがんだ。
もしかしたらこの後なにかあるのではないか、と
一方、白く透明な肌と整った顔立ちをしている四季の目の前で陰部を晒す申し訳なさと恥ずかしさが襲ってくる。
近距離で彼女の甘い石鹸の匂いがわかるように、私の陰茎の臭いも気づかれているに違いない。
「......どうしたの。手が止まってる」
全て脱げずにいる私に四季が言う。
私は布の上から左手で局部を押さえ、右手でパンツを右、左とずらし、ついに足元に落とした。そして足で落ちたパンツを横にどかした。
私はもう何も身に付けていない。
こんな姿を学校内で、ましてや女子校内で知られてしまったら......。
そう考えると、体中から汗が止まらない。
「手をどかして」
局部を両手で隠して立っている私に無慈悲に四季は言う。
もう、ここまで来たら仕方がない、と思い、汗でびっしょりの手を若菜四季の目の前でパッと開ける。
ム ワ ァァ....................................
汗まみれの手の中に隠れていたことと、この部屋の温度、更に四季の視線で私の陰茎と
そして陰茎から出る臭いは尿と汗が混ざりあったすっぱい激臭がしているに違いない。
「くっさ......。丸出しの状態だと何倍も......」
そう言って四季は机に置いてあるゴム手袋をはめ始めた。
「先生に全裸になってもらったのは生殖器の記録を取るためなの」
ゴム手袋をはめた手で私の陰茎を掴み、鼻先が私の陰茎と陰嚢の付け根に当たってしまうくらい陰部に顔を近づけてスゥースゥー
ゴム手袋が包皮から僅かに露出した亀頭に張り付いてくる感触と四季の吐く温かい息によって刺激されて更に局部が膨張する。
「......さっきよりも大きくなった。原因がわからない。それになぜかこの臭いも癖になる......」
新たな生態を発見した生物学者のように四季は興奮気味に言う。
私もカウパー液が包皮の中で溜まっていくのを感じ、今すぐに四季に陰茎を上下にしごいてもらいたい、という考えが頭に浮かんだ。
四季の荒い鼻息が
「じゃあ、測らせてもらう」
メジャーを伸縮させながら四季は言う。
四季は亀頭が天井を向いた陰茎を片手で握り、正面へ向けさせつつ、陰毛を掻き分け、メジャーのゼロの目盛りを陰茎の付け根に当てる。
そして竿に沿って洋裁メジャーの柔らかいテープを伸ばした。
メジャーのテープが固くて冷たいやつじゃ無くて良かったと思う一方、ゴム手袋がぞわぞわして局部を刺激する。
「ちょっと、長さを確定させるまで動かないで」
無茶言わないでくれ。もう発射させてラクになりたい。
「十五・三センチメートル......。それで直径は、一番出っ張ってるところが三・六一センチメートルっと。じゃあ次は重さ」
すると、四季は調理で使うようなサイズのはかりを取り出した。
今時には珍しいアナログのタイプのものだった。
「それじゃあ、しゃがんで陰嚢を乗せて」
四季が先ほど測った陰茎の長さの記録を記入しながら言う。
私は言われた通りしゃがんで陰嚢をはかりに乗せる。
「三十三グラム......。あ、そうだ」
記録を言った後、四季は何か思い付いてしゃがんだ私の横に来た。
「もう破裂しそうなくらい大きくなってるけど......これ、上下にしごいたら気持ち良くなって精液が出てくるんでしょう?」
とても興味深そうに言う四季。
「......それも、女の人にしてもらったらもっと気持ちいいんでしょう?」
微かに挑発的な笑みを浮かべる四季。
そうして、体を密着させて、耳元で
「四季にしごいてもらいたい?」
耳たぶに当たる柔らかい唇と耳に入ってくる生温かい息と背中と乳首に当たるゴムの感触。今感じている四季からのすべての刺激が陰茎の先端に伝わる。
私は考える余地もなく大きく二つ頷いた。
「ぷっ......、アハハハハ。必死すぎ。冗談。It's a joke」
私から離れて彼女は楽しそうに笑いながら言う。
私は今まで見たことのない四季の表情にドキリとした。
「最後に精液のサンプルがほしい。このプラスチックの容器に出して」
四季は白衣のポケットから蓋付きの小さな容器を取り出した。
「そのかわり......四季が手をシコシコ動かしてるところじ~~っと見ててあげるから」
つまり、オナニーをしろということだ。
それも四季に
もう陰茎は暴れるホースの水のように精液を
私の吐く息が温かくなる。
いつでもどうぞ、と四季がしゃがんで言うので、私は立ち上がり、ゆっくりと根本から亀頭へ左手を動かし始める。
そしてまた根本に手を戻す。
この手の動きと同時に包皮もカリまでめくれ上がる。
そしてまた手を前に動かすと包皮も亀頭まで被さっていく。
皮の中でカウパー液がぐちゅぐちゅして滑らかに動く。
「先生、とっても気持ち良さそう。ただ、単純な疑問なんだけど、そんなに皮を動かして大丈夫なの? 今後刺激に耐えられなくなりそうだけど」
そして四季は私の亀頭が露出しているとき、口を尖らせ、息を吹きかけてきた。
今度は少し冷たい息。
「ぐぅふにょほぉぉおお......!」
思わず言葉にならない声が漏れてしまうのと同時に局部も大きくビクンッと揺れた。
すぐ出さない為にゆっくり動かしているというのに。
これでは出てしまう......てか出かけた。
「プッ、クフフ。面白い声。油断してたでしょ。陰茎も陰嚢もビックリしてた」
ハァ、ハァと息を荒げながら四季の前で
「まあ、男の人はすぐ射精するのが恥ずかしいみたいだけれど、四季は早く採取したいから、すぐ出してほしい」
すると四季は立ち上がって襟元の蝶ネクタイ紐をスルスルとほどき始めた。
そしてその手は止まらず、白衣を脱ぎ、制服のワンピースを肩から外して手を止めた。
「はい、先生、ストップ。ここで四季からクエスチョン。四季がブラウスを脱ぐと見れるものなーんだ?」
ベルトの位置までワンピースの上部が下ろされ、着ているブラウスが丸見えの状態の四季が言う。
壁が一枚なくなったことによって、彼女のバストの大きさがより強調される。
しかも汗で胸らへんがほんのり青っぽい。
そんなことがなくても答えはわかっている。
「ブ、ブラジャー......」
目を反らして言うと、お互いの胸と胸が近づくくらい四季が接近してねっとりと耳元で囁いた。
「正......解。四季が見せてあげるから今度はさっきより速くしごいて......
そして四季はこの近さでボタンをひとつ、またひとつとブラウスの中に隠された青い秘宝を守りながらベルトの上のボタンまで外していく。
ただ、その秘宝がボタンの外れた扉からチラチラと見えるたび、私は視線を下に向けた。
そして四季が一歩下がる。
私は視線を前に向け、唾をゴクリと飲み込んだ。
四季は勢いをつけるように少し上半身を
その声は平坦だったが、露わになったブラジャーの上の胸は弾んでいるように感じた。
明るい水色のブラジャーは部屋が薄暗くてもハッキリと色を認識できた。
それを視認すると、少し前屈みになって無意識に手を上下に動かしていた。
「ほらほらがんばれーでちゃうぞー」
四季は棒読みで煽りながら腕を組んで胸を上げていた。
「まあ、早く出して欲しいんだけど」
そしてしゃがんだ四季は容器を谷間に挟んで両腕で胸を強調させた。
ハア、ハァ、ハァ、ハア、四季。四季。四季。四季! 四季! 四季!!!!
もう四季しか考えられなかった。
「四季! 四季!! 四季いぃぃ!!!! ......もう、
ビュルルルルルルルルルル!!!!!!
私の精液はずっと四季に我慢させられていたこともあり一気に放出され、四季の髪や顔、胸、ブラジャーと、四季を白く染めた。
そして私と四季はお互いへたりと床に座り込んだ。
私は頭が一瞬空になったが、ハッとすぐに我に返った。
「四季さんゴメン! かけるつもりは無くて......。えーっと、何か拭けるものは......」
「......いい。それよりも、すごい勢い。顔も髪もベトベト......。しかも......臭い。......想定外」
顔や髪の精液を落とさないまま、谷間に挟んでいた容器を取り出した。
「でもほんのちょっとしか入ってない......。四季についてるやつも使うか......」
そう呟いて四季は髪や顔についた精液を指で容器に移していった。
「ジャーン。容器満タン。先生、量多すぎじゃない?」
精液で濡れた胸を出しつつ、蓋を閉めた容器を見せてくる四季。
リアクションに困り、沈黙している私に四季は反応なし? とキョトンと言った。
観察実験が終わった満足感が共有できなかった四季は少しガッカリしながら、左手のゴム手袋を外し、椅子の上の脱ぎ捨てられた白衣からスマホを取りだし、容器の写真を撮った。
「あっ、そうだ、髪と顔洗わなきゃ」
そう言って、もう片方のゴム手袋をはずそうとしたとき、先生、と四季が私を呼んだ。
んちゅぱっ
四季はまだ精液の湿り気が残る手袋の人差し指を
未だに丸出しの胸と自分の精液を舐める仕草によって陰茎がまたむくりと動いてしまう。
私は気づかれないようにさっと四季に背を向けた。
すると四季はゴム手袋を外して、ホワイトボードの後ろのカーテンを開け、中に入った。
水の音がして、ほんの数分で髪を濡らした四季が首にタオルを巻いて出てきた。
そしてしっかりと制服のワンピースに腕を通していて、胸は出ていなかった。
「じゃあ先生、ありがとう。お陰で観察の記録がとれた。先生も服を着て練習に戻ろ」
そう言うと、また四季は全裸の私に近づいて来て耳もとで囁いた。
「精液出すときに私の名前必死に連呼するとこは引いたけど」
椅子の上の白衣を着て、じゃ、先に行ってる、と四季は科学室から出ていった。
四季の名前を連呼したのは四季への興奮が抑えきれなかったからだ。
快感と複雑な気持ちを抱えた私もすぐ服を着て部室に戻ろう、と床に脱ぎ捨てられた服に手をかけようとしたそのとき、ガラガラガラとドアが開く音がした。
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