※この作品はR-18です。

ねこのこねっとりねんごろ   作:ボルメテウスさん

10 / 29
王都の門

「にゃははは、ねこごろしに関しては聞いていたけど、かなりヤバいにゃ」

 

そうしながら、俺達は、宿屋から出てきた。

かなり疲れてしまい、最終的には黒歌が満足するまで、行為を行った。

 

「それは良かったじゃん」

「ぜっ、ゼータ?」

 

その際、宿屋の前で待っていたゼータは、かなり不満そうな表情を浮かべていた。

彼女の様子の変化に、俺は、どのような反応をすれば良いのか迷った。

 

「あぁ、気にするな。こいつはあんたと行為が出来なくて、不満なだけだから」

「そっそうなのか」

 

それと共にゼータに問いかけると、鼻を鳴らすと。

 

「当たり前でしょ、主と再会して嬉しかったのに、二日も一緒にいられなかったのだから」

 

すると、ゼータは目の前から瞬く間に俺の横に立つと共に、そのまま抱きついてきた。

まるで気配がなかった事で驚きを隠せなかったが。

 

「それで、その、これからどうするんだ、その」

「そうだね、とりあえずは、この国から出て行くとしようか」

 

それと共に、ゼータは、懐から取り出したのは、ボロボロのフード。

 

「このフードを被るのか?」

「あぁ、主の異世界の人間という事で、あまり目立たない為にね、でないとこの国から出るのは難しいからね。だから黒歌にも協力して欲しいからね」

 

そう言われて、俺がフードを被る。

すると、頭部に違和感があり、俺は頭を触る。

そこにあったのは、まるで猫の耳を思わせる膨らみであった。

 

「これで異世界からの特徴は消えて、私達と一緒にいるから獣人だと思われるからね、気配に関しても黒歌が誤魔化してくれるからね」

「ここまで準備していたとはな、ゼータ、どこまで準備が良いんだ?」

 

そんなゼータに対して、ギレーヌは怪しんでいる様子だった。

 

「色々な所に潜入していると、準備は万端にするのは当たり前さ」

 

そう、何気ないようにゼータは答えた。

 

「ほらほら、さっさと行かないと、警備は厳しくなるにゃ。ただでさえ、これまでにない混乱だから、早く行くにゃ」

 

互いに怪しむゼータとギレーヌの話を中断させるように黒歌が遮った。

それと共に、俺達はすぐに門へと向かう。

 

「ここが」

 

こうして、俺は初めてだけど、この国の巨大な門を前にした。

そこには、巨大な門の周囲には、様々な人がいた。

人の数は、かなり多くいるが、その最中で、門の前には一人の人間が立っていた。

 

「ちっ、さっさと見つける事は出来ないのか」

 

格好は、白い軍服を身に纏っており、小太りをしている男性。

奴は、その周囲を見ていた。

おそらくは、この国でもかなり上位に位置の軍人だろう。

門を通る人達を、睨みながら、命令を行っていた。

おそらくは、俺か、未だに見つかっていないクラスメイトを探しているのだろう。

だが、それよりも、俺が見てしまったのは。

 

「うっ」

 

男の腰にある物。

それは、レイピアだろう。

刀身は細く、レイピアだろう。

だけど、気持ち悪いと感じたのは、その持ち手だ。

持ち手には、心臓が埋め込まれていた。

それで、俺は気持ち悪くなって、思わず口を抑えた。

 

「んっ」「しまった」

 

それに対して、男がそれに気づいたのか、こちらを見た。

 

「貴様、これを見て気持ち悪くなったな」

「いやぁ、この子は少し気分が悪くてね」

 

この国での常識だろう。

普通に、転生者が使った武器を見ても、気持ち悪くなる人間はいない。

そういう認識だろう。

それを見ても、気持ち悪くなるのは、俺達のような転移者だけ。

 

「ほぅ、ならば、フードを脱いでみろ」

 

そう、男は、言った。

このままじゃ、マズイ。

どうすれば。

 

「・・・あぁ、仕方ないな、こういうのは、あんまりしたくなかったんだけどなぁ」

「ゼータ?」

「こういう事を考えてだな」

 

すると、ゼータは。

 

「少し揺れるからね、我慢してね、主」「えっ」

 

その一言と共に、俺の視界は、ゼータが放った煙によって、全てが消える。

次回作品の中心になる種族は?

  • 天使
  • 悪魔
  • 吸血鬼
  • ロボット娘
  • エルフ
  • ドラゴン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。