あれから、ゼータ達と合流する事が出来た。
その際に、俺を連れ去ったとされる人物の事情を聴く事になった。
「それで、名前を聞きたいのだけど」
「…シノンよ、そうね、あえて言えば、私も転移者ね」
「転移者」
その言葉にゼータは、未だに疑っている様子でシノンを見つめていた。
理由は単純であり、シノンの頭には、猫の耳があった。
「まぁ、これが私の転移した際の能力よ、まぁ、それもあってか、狙撃とかその辺が上手くなった訳よ。そして、いち早く、気づいて、逃げる事が出来たという訳よ」
「…話の筋は理解出来たわ、けど、それ以上に疑問なのは、お前、どうやってそれらの物資を手に入れた」
そうして、ゼータが見つめた先には、シノンが俺を助け出す為に使った武器やバイク。
それらの入手手段。
「知っての通り、転移者はこちらに転移されたらほとんどが殺される。けどね、それはほとんどであって、必ずとは限らない。私のように逃げ出す事に成功したり、時々だけど反対に転移させた奴を殺したような奴もいる」
「まぁ、転移者の中にはいるのは聞いた事があるけどな」
「そっそうなのか」
その事実を聞いて、俺は疑問に思ったが。
「現代だけじゃないからね。過去の戦乱が多くあった時代からも、もしかしたら未来で科学技術が発達した所から。
時代が、確定した訳じゃないけど、人を呼び出す事が出来る。そして、あの国程じゃないけど、ある程度の大きさの規模の国でも逆転できる可能性があるからこそ、そのギャンブルに手を出して、反対に滅ぼされた国もある」
「まぁ、それもあって、ほとんどの国は、転移者を呼び出したら殺すようにしている。下手したら、国を乗っ取られる可能性があるからね」
「…そうか」
最初は理不尽だと思ったけど、考えてみれば、当たり前だ。
向こうからしたら、召喚したはずの存在が、反対に自分達を簡単に殺してしまうような脅威になって、襲い掛かるから。
「まぁ、それは、言ってしまえば、自業自得だけどにゃ。楽して手に入れようとしたからにゃ」
黒歌はそうして、特に興味もなさそうに言う。
「まぁ、私も逃げ出した後は、お察しの通り。異世界から来た者達が募って発展した国にいた訳。目的は二つに分かれているけど、共通の敵で、別に仲違いするような事じゃないけど、一緒にいる国よ」
「というと」
「この世界を支配する。まぁ、こちらの世界で生きたいという人達。
そして、私のように元の世界に戻る為に戦う人達。
各々の目的の為に戦っているわ」
シノンが、そう言った。
「けど、あなた、どうやって生き残ったの。見たら、そこにいる人達、こっちの世界の住人だけど、なんで彼を護衛を?」
「まぁ、色々とあったけど、一番は彼の転移した際の能力よ」
「能力、まさか洗脳?」
「少し違うね、名前は「ねこごろし」。その能力は、猫にもてちゃうのよ」
「…はぁ」
シノンは、思わず首を傾げてしまった。
次回作品の中心になる種族は?
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エルフ
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ドラゴン