現代の日本では考えられない程にぼろい宿屋であり、僅かな力でもすぐに崩れてしまいそうな木製の宿屋。
「それにしても、今回は運が良かったよ」
その言葉と共に、ゼータはこちらの方を見つめる。
「ぜっゼータなのか、本当に、君なのか?」
「ふふっ、まぁ人間の姿だったら、分からないよね」
それと共にゼータはこちらに寄り添う。
ゼータは、俺の家によく来ていた捨て猫の一匹。
何気なく付けた名前であり、最初はあまり懐かない様子であった。
だけど、徐々に懐いてきて、最近までは俺の膝の上で寝るようになっていた。
けれど、最近は姿が見えなくなったけど。
「ゼータ、その、この世界は一体」
「さぁね、私もあんまり詳しくは知らない。最近になってこっちに来たし、主の事を知っている前世の猫の知り合いもいたしね」
「前世って」
まさか、ゼータ以外にも。
「まぁ、私が見つけられたのは、本当に運が良かったよ」
「あぁ、けど」
俺は、ゼータがあそこまで人を殺せた事。
それに対して、恐怖を感じていた。
それは、俺を殺そうとした奴から救ってくれたのは分かる。
けど、なんで。
「主は、私が人を殺したのに躊躇無かった事に驚いているのかな?」
「えっ」
まるで、人を見透かしたように、俺を見る。
「主は優しいね、だけどね、他の種類の生き物を殺すのに躊躇がないような感じだよ。何よりも私は野良猫。それこそ、生きる為に狩りだってするよ」
それは、倫理観が外れている。
そう言いたかった。
けど、考えれば、人間が人間を殺すのには、確かに躊躇するが、ゼータは見た目は人間だけど、猫であるのは変わりない。
そんなゼータからしたら、人間を殺すのは、俺が思っているよりも。
「けどね、人間の姿になった事に後悔はないけどね♡」
俺は戸惑いを隠せずにいたが、それよりもゼータは、既に驚きの行動をしていた。
「それじゃ、主♡」
笑みを浮かべ、まるでそれは野獣が獲物を捕らえる時のように。ゼータは軽く俺のズボンを脱がしていた。その早すぎる動きに対して、俺はすぐに反応する事は出来なかった。
戸惑いを隠せない俺に対して、ゼータは、そのままベットに座らせると共に、肉棒の前に屈むように座る。
「うわぁ、本当にヤバいぐらいに大きくなっているじゃないか♡」
眼前にある俺の肉棒に対して、ゼータは笑みを浮かべながらも、軽く亀頭を舐める。
ざらりっと、人間ではない猫の独特なざらつきのある舌で少し舐められた事で、驚きで動かなかった思考が再び戻った。
「ぜっゼータっいきなり何をっ」
「何って、決まっているじゃないか、男女が愛し合う時に行う行為だよ。主だって、こういうのは嫌いじゃないだろぉ♡」
笑みを浮かべ、挑発を浮かべながらも、ゼータは肉棒に鼻を近づかせ、その臭いを嗅ぐ。
好物の料理がある時に人間が、その料理を嗅ぐように、ゼータは俺の肉棒を嗅いでいた。
そして、そのまま大きく口を開き、ゆっくりと肉棒を口に含んだ。
「んぅ……じゅぶ、ちゅぷ、れぇお……くふぅん、じゅる、ぢゅぼ、じゅぽ」
口内に唾液を大量に溜め込みながら、ゼータは肉棒に吸い付き、舌先で裏筋やカリ首を刺激させてくる。
ぬめりと、生暖かい感触が肉棒全体を包み込む。
ねちょっこく、素早く、弱い部分を。俺は思わず腰を引いてしまうと、ゼータは逃さないと言いたげな表情をして、喉奥まで深く肉棒を飲み込んだ。
「あぁ……ふぁぃ、ひもひいい?」
肉棒を口内から出し入れしながら、そう尋ねてきたゼータに、俺は黙ったまま小さく首を振る。
すると、ゼータは再び肉棒を強く吸い込んできた。「んぅ!? んっ、んっ、んっ!」
まるで、吸引機のような音を立てながら、強く吸ってきた事で、俺の体は無意識に震えてしまう。
「あっ……やばいっ」
快楽によって声が出てしまった事に気が付いた時にはもう遅く、ゼータはニヤリとした笑みを浮かべた後に強く吸い付いてきた。まるで精液を一滴残らず飲み干すかのように、強く激しく吸い付かれていく。
そして、それと同時に、先ほどよりも強い力で吸い付いてきていた。
「あぐっゼータっ」
先程まで、命の危機に瀕していた為だろうか。
俺の肉棒は予想以上に大きくなっていた。
さらには、ゼータの吸い付きが凄まじい事もあってか、俺の体に快楽が走り抜ける。
このままでは、本当に果ててしまいそうだと感じた俺は、急いでゼータの頭を掴み、引き剥がそうとする。
しかし、そんな事はさせないと言わんばかりに、ゼータは俺の腰の後ろに手を回して、さらに強く吸い付いた後、頭を上下に動かし始めた。
激しい動きではあるが、それでもしっかりと舌を使いながら奉仕してくるので、徐々に射精欲が込み上げてくる。それを感じ取ったのか、更に早く頭を動かす速度を上げていく。
「ぜっゼータっ、それ以上はっ」
既に我慢の限界だった。
ゼータによるフェラがあまりにも気持ち良すぎて、俺は今にも出してしまいそうになる。
だが、そんな俺に対して、ゼータは突然動きを止めたかと思うと、口から肉棒を離した。
もう少しで出ると思っていただけに、俺は困惑してしまった。
「えっ? ぜ、ゼータ?」
「ふふっ♡ どうしたんだい主、もしかしてイキたかったのかな♡」
小悪魔のような笑みを見せながら、俺に尋ねるゼータに、俺は何も答える事が出来なかった。
ただ黙って、ゼータを見つめることしか出来ない俺を見つめる。
口の端から僅かに漏れ出ている唾液が、いやらしさを際立たせていた。
「ねぇ、どうなんだよ主ぃ♡」
答えを急かすように言ってきたゼータに対し、俺は静かに頷いた。
すると、満足そうに微笑んだ後に、再び肉棒を咥え込み、今度は舌で裏筋やカリ首を刺激し始める。
先程とは違う快感に襲われながらも、俺は何とか耐え続ける。
けど。
「ぜっゼータっ」
「なひぃ」
我慢の限界だった。
そう思った瞬間、ゼータは口をすぼめるようにして一気に吸い上げてきた。
強烈な吸引力に耐えきれず、俺は遂に耐えられなくなった。
びゅるるるるぅっ!!♡♡♡どぴゅどぷっ♡♡ぶりゅっ♡♡♡♡ぶびぃっ♡♡♡♡♡♡
まるで爆発するかのように、勢いよく精液が飛び散っていく。それを、ゼータは口の中に受け止めると、ごくりっと喉を鳴らして飲み込んでいく。
「ごぐっ♡ぐじゅっ♡んちゅっ♡」
ゼータは、そのまま俺の肉棒から射精される精液を、まるでビールジョッキを一気に飲むように、喉を鳴らしながら飲み干していく。
その光景に、俺は興奮を覚えてしまっていた。
そんな俺を嘲笑うかのように、ゼータは尿道に残った分まで吸い尽くすようにして、最後の一滴まで飲み干した。
そして、ゆっくりと口を離した後には、満足そうな表情を浮かべていた。
「……ふぅ、ごちそうさまでしたぁ♡♡」
妖艶な雰囲気を漂わせたまま、にっこりと笑ってきたゼータを見て、思わずドキッとしていまった。
「主は、さっきまで死にかけたからね、未だに出し尽くしていないよね」
「あぁ、けど、クラスメイトが」
「だからなんだい?彼らだって、力を持っているはずだ。何よりも主の能力はねこころし。猫に好かれる以外には何の役にも立たない。だったら、私と仲良くなった方が良いでしょ」
「それは」
その言葉は、間違いはない。
「何よりも主は、私の事嫌いかい?」
「そんな訳ないだろ、正直、ゼータと会えたのは嬉しい、けど」
「私も主と会えて、嬉しいよ。そして、さっきのように主のを舐めるだけじゃなくて」
そう、ゼータは自身の女性器をこちらに見せる。
「一つになれる。人間だからこそ、出来る事を、したいな♡」
次回作品の中心になる種族は?
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天使
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吸血鬼
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エルフ
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ドラゴン