フランからの提案に対して、俺達は戸惑いを隠せなかった。
「いっいきなり何を言っているんだ、フラン!?」『そうだぞ!そんなの師匠は許しませんよぉ!!』
慌てて叫ぶ俺に対し、師匠は激しく同意していた。
しかし、フランは首を傾げながら、不思議そうな表情で答えた。
「だって、黒歌が言っていた。彼とせっくす?だっけ?それをやったら強くなるって」
「駄目だよ!そのセックスは、その」
シノンも、さすがに止めようとする。
フランの見た目は明らかに小学生ぐらいだ。
そんなフランとセックスを行うのは明らかに駄目だ。
「なんでダメなのかわからない。私達は、発情期になると性行為を行う。これは普通」
「そっそうかもしれないけど、まだ早いというか」
シノンは顔を赤くしながら、フランを止めようとしていた。
だけど、フランは全く気にしていなかった。
「でも、強くなるにはそれが一番いい方法だって言われた。それに」
そうして、フランは少し頬を赤くしていた。
「なんだか、一緒にいると、ぼーっとしてきて、胸の奥が熱くなる」
『おっおい、フラン!』
フランの様子を見て、師匠が焦った声を出していた。
そして、俺自身も動揺してしまう。
「まさか、ねこごろしの効果なのか」
『なっ、まさか!お前のスキルの影響か!!』
そう、師匠も気づいた様子だ。
まさか、こんな子供まで。
「どうする、さすがに、アウトだろ」『当たり前だろ!とにかく止めるぞ!』
「うっうん!」
俺達が慌てる中、フランはじっと見つめていた。
「・・・やっぱりだめ?」
「あっああ、駄目だ。いくら強くなっても、子供が大人になるまでは駄目だ」
なんとか、俺は彼女を止めるように言った。
しかし。
「・・・どうしても?」
フランは上目遣いで見つめてくる。
その瞳を見た瞬間、俺はドキッとした。
それは、おそらく隣にいる師匠も同じだろう。
こういう小さい子供の上目遣いは、かなり弱い。
『だっだめだ!絶対に』
そう師匠が止めようとした時だった。
「まぁまぁ、こういうのは、やってみないと」
「ぜっゼータ!?」
それを止めたのは、まさかのゼータだった。
ゼータは、師匠の動きを止めるように無理矢理に鞘に入れて、さらには身動きが取れないようにしていた。
さらには、俺を掴むと共にズルズルと歩き始める。
その後ろに、フランが着いていく。
ゼータの素早い行動に驚いている間にも、そのまま俺はゼータによって、連れて行かれる。
「とにかく、彼女の為にも、一度経験してみたらどうかな?」
そう、何やら企んでいるゼータの笑顔に、どこか嫌な予感を感じた。
次回作品の中心になる種族は?
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エルフ
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ドラゴン