※この作品はR-18です。

ねこのこねっとりねんごろ   作:ボルメテウスさん

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今回は、九尾さんの応募アイディアを元に、書かせていただきました。


黒猫族

「…ゼータの言う通り、本当にとんでもない奴だな、こいつは」

「でしょ、そういう意味では協力する気になったでしょ」

 

彼女、ギレーヌとの性交は、ほとんど一日かけて、行われた。

その際、俺自身は、既に体力が尽きて、気絶してしまった。

だが、ギレーヌ自身は、俺が気絶した後も、その肉棒に夢中になっていた様子で、幾度も舐め続けたらしい。

 

「本当、帰ってきたら、ギレーヌの身体には、主の匂いがべったりで、嫌になったけどね」

「うるせぇ、それ言うお前は、ずっといなかったのは、何をしていたんだ?」

「決まっているでしょ、王都からの脱出の手段を確保する為に走っていたんだよ」

「王都」

 

その言葉で、ようやくこの場所がどのような場所なのか、知る事が出来た。

 

「そう、王都。正式な名前に関しては、別に知らなくても問題ないよ」

「そうか、けど、その、王都からの脱出って、難しいのか?」

「難しいな、はっきり言えば」

 

俺の言葉に対して、ギレーヌは、そうはっきりと言う。

それと共に、窓の外を見つめる。

俺もまた、それに合わせるように、そのまま窓の外を見る。

 

「これは」

 

見つめた先。

そこにあったのは巨大な壁。

その大きさはあまりにも大きすぎて、山と見間違える程の大きさ。

そう言っても、過言ではない。

 

「あんな壁が、この世界の普通」

「そんな訳ないだろ。普通に他の国ではあり得ないよ。この王都がどのように発展したのか、お前も知っているだろ」

「あっ」

「そっ、転移者を改造した武器。それを複数組み合わせて造り出したのさ。それに、建設知識もね」

「知識もなのか?」

 

それを言われてみれば、確かにそれを行う能力があっても、それを作り出す知識がないと不可能なはず。

だけど、それって、どうやって。

 

「転移者が全員が殺される訳じゃないんだよ。時折だけど、転移者の中で一人だけ生き残らせて、そこから知識を得るという方法もある。その際には拷問もあるし、異性からの誘惑もある。様々な方法でね」

「…それって、今の俺のような感じで」

 

恐る恐る、俺は尋ねてしまった。

ゼータが言っていた言葉。

それは、まるで俺に該当する。

すると、ゼータは笑みを浮かべた。

 

「まったく、何を言っているんだ主?主が生前はあんまりそういうのには詳しくないし、猫好きだという事は私は知っているから、はっきり言って、王都に役立つ要素は主にはないよ」

「うぐっ、そこまではっきりと言われたら」

「それに、王都が必要だろうと主を渡す訳ないじゃん。元の世界だろうとね」

「何か言ったか?」

「なんでもないよ、とにかく、ここから脱出するのには、色々と面倒な手段が必要な訳」

「私達だけだったら、なんとか出られるけど、お前も含めるとなるとなぁ」

「すいません」

「気にしない気にしない。それに、話はある程度は出来ているから」

「ある程度?」

 

そんな一言と共に、ゼータの言葉に誘われるように、向かった。

向かった先は、おそらくは路地裏。

周囲を見渡したら、表で見たような賑やかな雰囲気から一変。

何時、どこからでも襲ってきそうな気がする。

最も、近くにいるゼータとギレーヌの存在感もあってか、誰も襲い掛からない様子だが。

 

「さってと、ここら辺かな、久しぶりだねぇ」

 

すると、ゼータは、誰もいないはずの場所に向けて、話しかける。

最初は、俺は疑問に思ったが、ギレーヌはそこにいる何かの正体に気付いているのか、目を見開いていた。

 

「おい、ゼータ、まさか、こいつは」

「そういう事、けど、こいつの事を信用できるのか」

「にゃはは、そういうのを本人の前に言うかにゃ?」

 

それと共に、目の前にある光景。

首を傾げてしまうが、そこから霧のように、そこに現れたのは、黒い着物を身に纏った女性がいた。

その髪は、黒く、目が金色に染まっている。

そして、頭には猫の耳が生えている事もあって、彼女は猫の獣人だと分かる。

 

「彼女は?」

「黒歌、黒猫族の一匹だよ」

「黒猫族だと!?」

 

すると、ギレーヌは驚いた声を出した。

その意味に、俺は首を傾げる。

 

「黒猫族って、一体?」

 

見る限り、あまり変わった特徴は。

 

「黒猫族は簡単に言うと、この王都では狩りの対象の一つなんだ」

「狩りの、なんで」

 

驚きのあまり、俺は思わず叫んでしまった。

 

「この国は、人間という種族が中心に動いていて、獣人とエルフは下に見られている。その獣人の中でも転移者と交わった結果、生まれた子孫が黒猫族だ」

「それは、もしかして」

「実際には、どうかは分からない。だけど、それで狩りの対象をされた訳か」

 

それに、俺は納得する。

けど、一体。

 

「生き残る為には、様々な事が出来るようにならないといけないにゃ。私は器用だから色々と出来るけど、まさかゼータ。そこにいる人間を逃がす手伝いをしたいのかにゃ?」

「そうだよ、黒歌だったら、出来ると思ってね。まぁ、もしも断るんだったら」

「しないしない、あんたを敵に回すと面倒だからにゃ。けどまぁ、さっきからのその匂いは、もしかしてだけど」

 

そう、黒歌は俺に近づく。

 

「ふぅ、なるほど、ゼータ、これって良いという事にゃ?」

「はぁ、本当、ねこごろしには、嫌になるねぇ」

 

その言葉に、なんとなくだけど察してしまう俺が嫌になる。

次回作品の中心になる種族は?

  • 天使
  • 悪魔
  • 吸血鬼
  • ロボット娘
  • エルフ
  • ドラゴン
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