「坊ちゃん、随分景気良くやってるっすね♡」
いつの間にか近くでリヒトのことを見上げていたアーコが、湯の上に木製のトレイを浮かべてワイングラスを手にしていた。
「アーコさん!」
「もごっ、んぶっ……♡」
「──やぁんっ、ほっぺでちんぽ拭き拭きされてる……っ♡」
リヒトは美女達の顔面で体液まみれのちんぽを拭くと、即座にアーコの豊満な谷間に飛び込む。いくらおっぱいまみれのスケベ空間といえど、知った顔の方が安心するのは仕方のないことだった。
その様子は、さながら刷り込みされた小鳥のようであった。
「アーコさん、どこ行ってたの!」
正面から羽交締めするように、おっぱいの感触を身体の前面で味わう。腹筋にちんぽを擦り付け、素晴らしいむちむちボディに即座に射精したばかりの肉棒が沸る。
アーコは手を広げて少年を受け止めると、後頭部を優しく撫でた。
「おっとっと、ずいぶん甘えん坊さんになっちゃったっすね♡ 楽しいっすか?♡」
「うん、楽しい! 連れてきてくれてありがとう!」
リヒトは満面の笑みで返答する。純粋な少年の、混じりっ気なしの好意だった。
一方のアーコはそれを受けて、片手で自身の鼻の辺りを抑えると、少年から目を背ける。
「──っべー、堕ちるとこだった……♡」
「アーコさん? 顔赤い? お酒?」
「──あ。や、なんでもないっす、へへ……後これ、酒じゃないっすよ」
そう言って手渡されたのは、どろりとしたスライムのような液体だった。蜂蜜をもっと色濃くしたような粘度で、グラスに入っていても分かるくらい喉に詰まりそうである。
香りを書いでみるとほんのり甘い。桃に近いような、或いは腐ったような匂いがしなくもない。形容し難い匂いだった。
「何これ?」
柔らかいおっぱいに顎を乗せながら、小首をかしげる。顔が乳肌に埋もれて、頬が緩む。
アーコはにたにたと楽しそうに笑っていた。
「媚薬っす♡ 坊ちゃんのちんぽが、もーっと気持ちよくなる奴っすよ♡」
「……う、怖いかも」
正体を聞いた途端すごすごとトレイに戻す少年。流石に媚薬と言われてしまうと、いくら性に溺れた少年とはいえ及び腰だった。
そんなリヒトの後頭部に、柔らかいおっぱいが押し付けられる。大きな身体がみちっとリヒトの背面に抱きつき、あっという間にむちむち女体に挟み撃ちにされる。
当然ちんぽには細指が絡みつき、しゅこしゅこと指の輪っかが程よくペニスを刺激しだした。
「大丈夫、お姉さん達も飲むから、ね?♡」
ヤーコがチョコレート色のおっぱいを押し付けながら、背後から頬擦りしてくる。二人はどうやら飲む気まんまんのようだった。
そんなギャル二人に、「もう現状で満足してるんだが」と、リヒトは表情で返答する。はっきり言ってしまえばビビっていた。あまりその手の薬物に詳しくはないが、以前医師に言われた「薬なんて飲まずに生きられるならそれに越したことはない」という台詞が強く頭に残っていた。
この身体は少なくとも今時点では健康そのものだ。わざわざ危ない橋を渡ってまで快楽を得ようとは思わなかった。
「あれれ、めっちゃ普通に嫌みたいっすね?」
「なんか、怖いことでもあったのか、な?」
思いの外強い拒絶に、ギャル達は顔を見合わせる。ここまで性に貪欲な少年なら嬉々として受け取ってくれると思っていたが、違うようだ。
「どうする、の?」「どうするっすかね〜」とアイコンタクトで会話。付き合いの長さが窺える、無言の会話。
その結論はすぐに出たようだった。
時間にして一秒にも満たない言葉無き相談の後、
「──うりゃ♡」
「んんっ──!?」
この子に飲ませたらどうなるのかという好奇心に負けたアーコが、無理やりリヒトの口に注ぎ込んだ。
「ん──ちゅ♡」
「んんんっ、んっ、……んんんんっ──!!」
慌てて吐き出そうとするリヒトの口を、アーコの唇が塞ぐ。舌を絡め取られて、むちゅむちゅと力の抜けるような甘いキスに翻弄される。
鼻で息をしようにも、巧みな舌使いに自由を奪われて上手く出来ない。酸欠が近かった。
「ん──く、んく……」
仕方なくリヒトはとろみのついたそれを飲み込む。喉がカッと熱くなるような液体が滑り落ちていった。
「ぷはぁっ──もう、何するのさ!」
喉に落ちる液体に不快感を覚えながら、ちょっぴり本気で怒るリヒト。
対するアーコはヘラヘラと笑っていた。
「にへへ、坊ちゃん、何事も経験っすよ♡ さっきだってあーしの口におしっこするの気持ちよかったっすよね?♡ 意外と良いもんすよ、媚薬も♡」
「ウチの店で作ってる、身体に害のないお薬だから、大丈夫だ、よ?♡ これでもっと、リヒト様のおちんちんがつよつよになって、気持ちよくなるから……♡」
「これ以上つよつよになって、気持ちよくなられても困るけど……」
ヤーコの説明に至極真面目な返答をしつつ、リヒトは二人から離れた。
二人は悪戯っ子のように笑うと、それぞれも媚薬を飲み干していく。
気がつけば、周りの娼婦達も似たようなグラスを手にして、口元に傾けていた。
「パーティっすよ、坊ちゃん♡」
ーーーーーーー
薬の効果に気がつくまで、リヒトはそれがそうだとは分からなかった。
飲んだ瞬間から下腹が微かに熱い。熱した岩を飲み込んだような感覚だった。変化としては、それだけだ。それだけを感じていた。
それ以外の効果を感じ取ってはいなかった。
「んふ、すぐ良くなって来るっすよ♡」
「我慢しないで、ね?♡」
両脇にギャル達が潜り込んでくる。
乳房をリヒトの薄い胸板に押し付けながら、ちゅ、ちゅ、と首元にキスの雨を降らせる。美女達の肉感的な身体つきは少年の鼻息を荒々しいものに変えていく。
異変に気がつきだしたのは、ちょうどその時だった。
「……?」
ドクンドクンと、心臓が高鳴る。
こんなに心音が聞こえただろうかと首を傾げて自分の胸元を見ると、特に変化はない。
しかし、肉棒はぱんぱんに膨れ上がっていた。
「でっか……♡」
「凄い、大きい……♡」
反り返った男根は完全に勃起しきっている。拳の如き大きさで膨らんだ亀頭が、快楽を求めてひくんひくんと動いていた。
不思議なことに、心音は胸からではなく下半身から聞こえていた。ドクンドクンと、ペニスが脈動する。
「っ……!」
金玉袋がずきんと疼いた。
日付が変わる前の日から何度も何度もルナジリオとフゥリィに膣内出しを繰り返し、この場でも更に射精したが、そんな事を忘れてしまうくらい、男根にエネルギーが満ちていた。
「すごい……」
ムラムラが治らない。とにかく射精したくて仕方ない。
リヒトはそばに居たヤーコに正面から抱きつくと、剛毛まんこに媚薬で限界まで膨らんだ肉棒を押し付けた。もさもさのマン毛がペニスに絡み付いてくる。
むちむちですべすべの肢体を撫で回しながら、少年は完全に彼女をロックオンしていた。
「──いいよ、リヒト様♡ 私のお
チョコレート色の美女が、妖艶に少年の身体を抱くと、まんこの入り口を解放するように脚を左右に開いた。
「はぁっ、はぁっ、ヤーコさんのおまんこっ、おまんこっ……!」
リヒトは興奮し切った様子で、彼女の肉体に埋もれていった。