ガールズ&パンツァー PINK! 作:Colonel.大佐
部屋の中は静寂に包まれていた。
カーテンの隙間からは朝日の光が漏れ、薄暗い部屋に明かりを注いでいる。広い部屋の真ん中にあるベッドには、この部屋――この家の主が、布団に包まりながら静かな寝息を立てて横たわっていた。
枕元の目覚まし時計が8時に差し掛かった頃、けたたましい電子アラームが鳴り響いた。暫くすると、ベッドに横たわった彼女が眠りから目覚めた。
金色の、少しウェーブがかった髪を持つその端正ながらあどけなさを残す顔の少女こそがこの部屋の主にして、サンダース大付属高校の戦車道隊長を務める少女、ケイだった。
のそのそと起き上がったケイは、未だにけたたましい電子音を鳴らす目覚まし時計を停止させると、またゆっくりとベッドの上に大の字で横たわった。
ケイにとっては、今日は律儀に早起きする必要が無い日だった。週末の練習を終えた今日この日こそが、彼女にとっての安息の日である貴重な休日であった。二度寝の誘惑を感じながらも、ケイは枕元に置いた携帯電話を弄り、天気予報やニュースサイトを見ながら、珍しく空っぽのままになった休日の予定を埋めようと考える。
それでも何も思い浮かばないケイは、とりあえずベッドから起き上がっていつものように日課のシャワーを浴びる事にした。
脱衣所に向かい、寝間着を脱いでからバスルームへ入る。
蛇口を捻り、熱いシャワーを頭から浴びる。
「んんぅー……」
気持ちよくシャワーを浴びて、眠気を遠くまで追いやったケイは、シャワーを浴びながら改めて今日の予定を考える。
特にしなければいけない予定もないならば、いつも通り副隊長であるナオミとアリサの2人でも呼んでいつものように休日を……とも考えたが、休みに入る前の2人の事を考えると、不意に呼び出す事に躊躇いを覚えてしまう。
(そういえば、あの2人もスケジュールがあるみたいな感じだったわね……)
彼女達2人は、この週末に予め予定をいれてそうな雰囲気だったのをケイは見逃していなかった。
思えばケイにとって大切な友人である副隊長の2人は、最近はかなりの進展を見せていてケイを驚かせていた。
ちっとも進展を見せておらず、ケイ自身も度々それをネタにしてからかったアリサとタカシはいつの間にか付き合い始めたようで、放課後にとても親密そうな雰囲気で帰路についている光景もケイは目撃していて、あのナオミも最近は整備課の男子……ファイアフライの専属整備士と親密な仲になったようで、仲睦まじげに一緒にいる風景をよく見かけている。最近になって2人が彼氏と一緒に過ごす時間が増えてきているのを考えると、どうもこちらの予定で塞いでしまうのは悪いような、そんな気がして仕方なかった。
(まさかあの2人に彼氏が出来た、だなんてねぇ……)
ケイは感慨深げな顔を浮かべながら、シャワーを止めてぼんやりとバスルームの天井を眺めて考えにふけった。
彼女もまた、意中の男性と付き合っている。
しかし、隊長職として多忙な日々を送るうちに、あまり会えない日々が続いていたのも事実であった。友達付き合いが多くパーティーが好きなのも災いして、彼を呼んでも2人きりになるというタイミングも実に少なくなったし、肝心の彼もまた最近は仕事が急がしくスケジュールに折り合いがつかないという日も増えてきている。
最後2人だけで過ごしたのはいつの日だったか、そう思った瞬間にケイの頭の中に、あの時の情景がリアルに蘇る。
「……っ、いけない」
思わずぼーっとしていたケイは振り払うように頭の中に浮かんだ2人だけの情事の記憶を振り払った。
シャワーを終えて、Tシャツとホットパンツといういつもの部屋着に着替えたケイはドライヤーで半乾きになった髪を乾かしてから、朝食の準備に取り掛かった。
トーストを作り、ジャムを塗って平らげて、コーヒーを煎れる。後片付けを終えて、リビングのソファーに腰掛けてテレビを見ながら、すでに頭の中には彼氏の事で一杯だった。
(あいつ、今日は暇かな……朝いきなり呼ぶのも悪いし、でも……)
愛しい彼に会えなかったこの頃を思い返しながら、ケイの手は自然と携帯電話に伸びていた。
アドレス帳から彼の名前をすぐに見つけ出す。
思い切って、ケイは電話を入れる事にした。通話のボタンを押してから、コール音を聞く。
何回かのコールの後に、待ち望んでいた相手の声が流れた。
『もしもし?』
「ハァイ、久しぶり」
『ああ、おはよう。ケイ』
ケイに似た軽快な口調の彼の声が耳に入り、ケイの顔に思わず笑みがこぼれる。
「いきなりだけど、今日予定空いてる?」
『空いてるよ』
あっさりと返って来た返事に、思わずケイは驚いてしまう。
『ああそうだ、今近所まで来てるから、すぐに寄れるけど』
「じゃあ私の家まで来て」
ケイは思わず、すぐに返事をしてしまう。
『オッケー、じゃあすぐに行くよ、それじゃ』
向こうもまた、すぐに返事を返すと、通話が切れた。
「……」
通話が切れ、ビープ音を放つだけになった携帯をケイはぎゅっと握ると、思わず取れてしまった予定に顔を綻ばせた。
通話終了のボタンを押してから、ソファーに転がってニヤニヤしながら今日の予定を立て直した。
いっぱいくだらないお喋りをしよう、ケイがバイトしているダイナーにでも押しかけて昼ごはんを食べに行こう、映画にも行こう、それから、
それから、と考えた所で、ケイはこれから自分が彼としたい事を思いついて、1人で赤面したのだった。
十分ほど経ち、ケイの家の前に一台のバイクが止まった。
ケイよりも一回りほど高い身長に、すっと引き締まった体躯をしたバイクの主――ケイのボーイフレンドである彼は、ヘルメットを脱いでから玄関の前に立ち、チャイムを鳴らした。
すぐにドアの向こうから人の足音が聞こえた。ケイの「入って」という声を聞いてから、彼は鍵のかかっていないドアをあけて中へと入る。
そして、彼が玄関に足を踏み入れるなり、ケイは彼の腕をぎゅっと掴んでずいずいと家の中へ引き入れた。
「おい、ちょっとケイ……」
何かを言おうとする彼を制するように、ケイは彼の体を押し倒して、ドアを彼の背中で閉じる。
それから、ケイは強引に彼の唇を奪った。
「んんっ……」
唇を軽く触れさせるだけのキスから、舌を口に入れるほどの深い口付けをケイは始める。
ちゅくちゅくと水音を響かせる程の口付けを終えて、唾液の糸を引きながら、ケイは上目遣いで彼の顔を見た。
彼もまた驚いているようであったが、積極的なケイとその表情から察したのか、すぐに愛おしげにケイの身体を抱き寄せた。
「会えなくて溜まってた?」
「……うん」
ケイは朱の差した顔でこくりと頷く。
「久しぶりに会えるし、ここ最近してなかったから……止まらなくなっちゃって……さ、先に……したいんだけど」
もじもじとしているケイを見て笑う彼だったが、彼もまた、そんな彼女に姿を見てスイッチが入ったのか、彼女の願いをすんなりと聞き入れる事にした。
2人そろって脱衣所で服を脱いでから、風呂場へと入る。
一人暮らし用にしては、広めの浴室であり、さっそく彼と一緒にシャワーを浴びる。
互いに、何も隠すものがない裸の状態であるが、すでにケイの猛攻に反応したのか、彼の身体にケイの視線は釘付けになってしまう。
逞しい彼の肢体、その下半身から堂々とそそり立つ逸物に、今まで何度と見ていたケイも思わずごくりと生唾を飲み込んでしまう。
すっかりと硬くそそり経ち、立派な仰角を付けたそれで、これから滅茶苦茶に自分が犯されると知ったケイは、期待を込めるような顔で彼の顔を見た。
「もうこんなになってるじゃない。もしかしてあんたも溜まってる?」
意地悪な笑みを浮かべながらも、その指先で彼のモノを愛おしく、そして形を確かめるように撫でていく。
「ケイの身体を見てこんなにならない方がおかしいって」
「もうっ、そんな事言って」
とは言われながらも、ケイの身体もまた、彼のそれと同じく非常にそそる体付きになっていた。
適度に肉が付き艶やかな色気を出すケイの白い肢体は、誰が見ても魅力的である事は間違いなかった。そして、豊満なバストは誰の目も釘付けにさせる程の立派な大きさと形を保っている。
彼の手は、そんなケイの豊満な乳房を掴んだ。思わず声を上げてケイは反応するが、彼はそんなケイの姿を楽しみながら、熱と弾力を帯びたケイの身体の感触を手で堪能していく。
やがて、もう片方の手がケイの下腹部を伝い、秘所へと向かう。
身だしなみを気にして、剃っているというケイのそこはすでに剃ったばかりで毛の感触は無く、すぐに指先は秘所に到達する。
すでに、そこは湿った感触で一杯になっていた。
「ケイだって、もうこんなに濡れてる」
「……待ちきれなくて、ずっと1人でしてたの」
ケイはそう言うと、彼の背に手を回してそっと抱き寄せると耳元でささやくようにつぶやいた。
「我慢できないから、今すぐ、して」
浴室の壁に両手を付くと、ケイは形のよいお尻を突き出す。
白く綺麗なそのお知りの真ん中、アヌスの下にある秘所を突き出す。すでに濡れたそこは、彼の硬いモノを欲しがってたまらない状態にあった。
彼はケイの腰を掴み、モノの先端を彼女の入り口へと押し当てた。亀頭の先が、じりじりとその膣口を押し広げてく。焦らされながらも、これから待ち焦がれたモノを身体に受け入れるケイの気持ちは高ぶり、胸は高鳴り始めていた。
「入れるぞ」
彼の合図と共に、ずるりとモノがケイの膣内へと押し込まれた。
「んんぅぅ~っ!!」
熱を帯びた敏感な箇所へ責めるように、硬くそそり経っていたモノがケイの膣内を押し広げるように進んでいく。
腰を重ね、深く挿入されながらも、下半身から伝わってくるその気持ちのよい感覚にケイは、思わず口をだらりと空けて恍惚とした表情を浮かべる。
「はぁぁぁっ……」
思わず言葉も失い、熱い彼のモノを銜え込みながら、ケイは久々に味わう彼の身体に酔いしれていた。
彼もまた、包み込むようなケイの膣内の感触に思わず声を上げる。
ずるずると中を掻き分けてすすんでいた先端が、ついに終点であるケイの奥深く――子宮の入り口を小突いて止まった。
満悦としたケイを尻目に、彼は腰を引くとモノをずるずると引き抜いていく。
「ううぅぅぅっ……んぅぅぅ……」
カリで膣内をずるずると掻かれ、その刺激に耐えるようにケイが押し殺した声を上げていく。
その反応を楽しむ彼は、抜きかけのモノを再び、勢いよくケイの奥深くへと打ち付けた。
「あぁっ!!」
どん、と突かれたケイは思わず大きな嬌声を上げてしまう。彼もまた、その気持ちよさを味わいながら、ゆっくりとした抽送を止め、ペースを上げていく。
湿った音を立てる結合部からは、ケイの膣内から収まりきれなくなった彼女の蜜液が滴となってタイル張りの床へと落ち、腰と腰が当たる肉のぶつかる音が浴室に響き始める。
「ああっ、ああぁ!ううぅっ!!ひゃ、ああっ」
奥深くまで突かれながら、ケイはただただ洪水のように押し寄せる電撃のような快楽に身を任せるがままにしていた。
すでに嬌声を抑えようともせず、ただただ彼の身体を味わい、オスとメスだけが出来る気持ちの良いことに夢中になっていく。
彼もまた、ケイの身体が与えてくれる刺激と、彼女の痴態に情欲を掻き立てられながら、今まで身体の中に溜まっていた全てを吐き出さんばかりに、彼女の身体を求めていく。
突かれる度にケイの乳房が前後に激しく揺れ、金色のウェーブがかかった髪も背中で乱れていく。
「ああっ、いいの、もっと、もっと滅茶苦茶にして!」
ひたすら乱暴に犯されていたが、不意に彼の腰の動きが止まると、そのままモノがずるりとケイの膣内から引き抜かれた。
いきなりの中断に不満げなケイだったが、彼は彼女を肩を掴むと、そのまま自分へと向きなおさせる。
「顔を見たまましたい」
直球だった。
ケイは乱れた呼吸のまま、こくりと頷いた。
シャワーで濡れた身体をそのままに、浴室からベッドルームまで、お姫様だっこの状態で運ばれたケイは、そのままベッドの上へと寝かされる。
ベッドの上へ転がったケイは、そのままベッドの上へと這ってきた彼に唇を奪われる。
「んっ……んんっ……」
くちゅくちゅと口膣を彼の舌で蹂躙されながらも、互いに舌を絡めた深いキスを交えてから、名残惜しげに唇を離して先ほどの続きをする。
未だに硬いままの彼のモノだったが、ケイの秘所もまた、深く濡れている。
ケイは大きく股を開くと、その足を手で持ちM字ら開かせた。秘所が露になり、彼もまた正常位の姿勢になって迎えいれる準備が整うと、そのまま続きだと言わんばかりに、彼のモノが深く挿入された。
「あんっ、んんっ!」
先ほどとは打って変わり勢いよく挿入され、ケイは思わず声を上げた。
その反応すら可愛らしいと思いながらも、彼はそのまま腰を動かして抽送を始めた。
ベッドのスプリングがギシギシを音を立て始める、ベッドの上に沈んだケイの身体からは、うっすらと汗が滲み、身体に熱を帯びた2人は貪欲に快楽をむさぼり始める。
「んっ、あっ、ひゃあっ!」
不意に、彼の両手がケイの乳房へと伸びた。
先ほどから、深く突く度にびくりと跳ねた身体と一緒に、上下に揺れていたたわわに実るその乳房を、手で揉んでいく。
マシュマロのような弾力を持つケイの乳房を両手で堪能しながらも、その指先が乳首へと伸びていく。
すでに興奮し、微かに隆起したその先端を、指で軽くつまむ。たちまち、ケイの身体は劇的な反応を示した。
「ひゃっ、あぁん!」
上と下で敏感になった箇所を同時に責められ、ケイは思わず声を上げてしまった。
「可愛いよ、ケイ」
「いっ、意地悪ぅ……」
耳元で囁くような彼の声に、ケイはうっすらと涙目になりながら一瞬だけ抗議の視線を送る。
だが、その刺激と快楽に抗う術はなく、すぐに断続的な乳房への刺激と快感に没頭していく。
抽送は止まらず、激しさを増す。膣内を乱暴にかき回され、絶えず波のように押し寄せる刺激と快楽にケイは我を忘れて嬌声を上げていく。
「あっ、ああっ、はあっ!ううっ、ひゃっ、ううぅん!!」
亀頭が子宮口を突く度にケイの声はより一層激しさを増していく。
すでに何度も小さな絶頂を受けたケイの身体は、すでに最後の大きな快楽のうねりに飲まれつつあった。
身体を揺らし、乳房も激しく揺れ動かしながら彼を受け止め続けてきたケイが限界に近づく。
彼もまた、こみ上げる射精の感覚をこらえながらも、すでにケイの中で果てる時を迎えようとしていた。
最後の仕上げと言わんばかりに、彼はより激しく腰をケイへ打ち付けた。
「ケイっ、ケイ、そろそろ出すぞ」
「あぁん、うっ、いいよ、出して、中にいっぱい!」
ケイの両足が、がっちりと彼の腰を絡みつきカニ挟みになる。
そして、ついにケイの身体の中で弾けるように最後の大きな絶頂が押し寄せた。
「はぁん、あっ、んぅぅ―――!!!」
全身を駆け巡る気持ちよさに身震いしながらも、ケイは快楽に身体を全てゆだねて絶頂へと浸る。それと呼応するように、彼もまた、きつく締め上げたケイの膣内、その奥深くで精をぶちまけた。
激しく脈打ちながら、こみ上げるように吐き出された熱い白濁がケイの膣内へ流し込まれる。絶頂と共に、精液を吸い上げようと収縮するその刺激に、また更に二度三度と白濁が注ぎ込まれた。
深く抱き合いながら、引きつつある快楽の波に余韻に浸る2人は、荒い呼吸と共に深く抱き合った。
ひくひくと、モノを銜え込んでいたケイの秘所からは愛液に混じって、行き場を失って膣内からこぼれた白濁が、汗の染みたシーツに新たな染みを作っていく。
互いにドロドロに溶け合うかと思うくらいの、深く激しい交わりを終えた2人はそのままベッドの上に倒れこむように寝そべった。
「ふふっ、いっぱいしちゃった」
荒くなった呼吸を鎮めながら、ケイは彼の耳元で嬉しげに呟いた。
「今日はフィットネスクラブ行かなくてもいいんじゃないのか?」
彼の問いに笑いで応えながら、ケイは彼の腕に抱きつく。
「とりあえず先にしちゃったからさ、この後シャワー浴びて……どっか出掛けない?」
「あー……そうすっかな、どこ行きたい?」
彼の言葉を聞いてから、ケイは候補を幾つか頭の中であげてみる。
「とりあえず何か映画見に行かない?それから買い物して、晩御飯食べて……夜になったら、その、もう一度しない?」
「まだ足りない?」
彼の問いにケイは頷く。
「だって、まだ練習で会えなかった分の埋め合わせが出来てないんだから、それに……せっかくの2人で過ごせる休みだから」
「しょうがねぇなぁ」
呆れて笑う彼の頬を愛おしく撫でると、ケイはその頬にもう一度をキスをした。
<了>