ガールズ&パンツァー PINK! 作:Colonel.大佐
大洗女子学園の敷地内に入ると、グラウンドの横に大きめの煉瓦造りの格納庫がある。昔は物置として、今は復活した戦車道の戦車格納庫として機能しているそこには自動車部の活動場所があった。監視の目を光らせるおかっぱ頭の風紀委員に注意しつつも、夕方を過ぎてすっかり暗くなった裏山からこっそりと格納庫へと近付いた。
久々に学園艦の底でやっている仕事がひと段落つき、週末目前の金曜夜。ようやく地上――いや艦上に出れた身としては、真っ先に行くべき場所だろう。久しぶりに小柄な彼女に会えるから、と思いながら格納庫の中に入る。
しかし、そこには整備済みの戦車達が並んでいるだけで人の気配はない。電気も全て落ちた格納庫の端にあるジャーマングレーの戦車――彼女が乗っているポルシェティーガーがあり、そこで黙々と片付けを行っている彼女の姿がようやく見えた。
おーい、と声をかける。それに気が付いた彼女はいつものように屈託の無いそばかすまじりの笑顔と、茶色の髪を揺らして手を振った。
彼女の名前はツチヤ。大洗女子学園の自動車部の部員で、ドリンクバーキンヨウビ・通称ドリキンの異名を持つ女の子。そして俺の愛すべき恋人。
「今日もレオポンの整備でだいぶ時間とられちゃったんだよね。どうしても直したい箇所があったからさぁ」
工具箱を一通り片付けながら、ツチヤはポルシェティーガーの車体を撫でて言った。
「いつもの先輩方は?」
「あー……ちょっと今日は出られないって言ってたねー。3年生向けの進路相談があるって話だったし、それに隊長とも打ち合わせもあるらしいから」
隊長、というのは今年になって転校してきた黒森峰出身の子らしい。
「3年生は大変だな」
「それに来年からウチ1人だけだしねー、今の内に後輩の育成にも取り掛からないと……そうだ、今日はご飯おごってくれる約束でしょ?」
にひひ、という感じの笑顔でツチヤが俺を見た。
「あー、いつものラーメン屋?」
「ううん、あの艦橋近くの所にあるラーメン屋で。優勝記念特別メニューやってるから一度食べてみたかったんだぁ」
いつもの調子ではしゃぐ彼女の姿に和む、こうして恋人と顔を合わせるのも久しぶりだし、会話も弾む。
「しかし相変わらずオイルの臭いが凄いな」
俺の問いにツチヤは「ああ、これ?」と少し油で汚れたツナギを自分で嗅ぐ。
「もー今日は暑くて汗もびしょびしょで、熱も篭もるし格納庫にクーラーないから暑いしで最悪だったよー」
あはは、と笑いつつも再びツナギの臭いをかいでから、ツチヤはこのまま帰るのはなー、と呟く。
「ちょっと食べに行く前にシャワー浴びていい?」
「いいけど、寮まで戻ってたら大分時間食うぞ」
腕時計を見る。ツチヤの住む女子寮と目当てのラーメン屋を点と線で結ぶと、徒歩だと大分厳しい時間になる。
「えっへへ……実は生徒会が優勝のご褒美に格納庫近くに色々と建ててくれたんだよね。戦車道用に休憩室やシャワー室まで」
嬉しそうに語るツチヤは「まぁ殆ど自動車部が使っているけどね」と付け加えた。
格納庫の近くにある鉄筋コンクリートで作られた二階建ての建物に案内された。
とは言っても中は簡素で、仕切り板で区切られた部屋に更衣室や休憩室などがあるだけの、いかにも急ごしらえな設備だったが、吹きさらしのジャンクヤードみたいな部室ともいえない場所で整備の仕事ばっかりしていたというツチヤの話を聞けば嬉しくなる気持ちも道理だろう。
じゃ、暫く待っててねー、とだけ伝えるとツチヤは部屋の奥にあるシャワー室へと入っていった。
奢りのラーメンの事ですでに上機嫌なのか鼻歌まで披露していて、シャワー室からはシャワーの水音が漏れている。
しかし部屋の中も結構暑い。日中はずっと閉め切ってたりしていたのだろうか、待ちぼうけている間にこっちが汗だくになりそうな感じである。
よからぬ考えが頭に浮かんだのはその時だった。
シャワー室のドアノブを回してみる。カギはかかっていないようだ。
そのままドアを開けると、曇っていた水音がはっきりと隙間から漏れた。ドアの向こうには仕切り板で区切られたシャワーが数台、ドア脇にはロッカーが何個か並んでいた。その手前、真ん中のシャワーの前でご機嫌に身体を洗う、あられもない姿の少女が一人。
ドアが開いた事にようやく気が付いたのだろう、ツチヤはこっちを見るとすぐさま脇に立てかけたバスタオルに手を伸ばした。
「ちょっ……いきなり入ってこないでよぉー!」
脇にかけたバスタオルで急いで身体を隠したツチヤが、顔を赤らめながら言う。場所が場所だったらトルクレンチでも投げてきそうなのがツチヤなのだが、生憎だがこのシャワー室にはその手の物が置かれていない。
「俺も汗かいたからシャワー使わせて」
最もな理由を何の躊躇いも無く言うが、突然踏み込まれたツチヤは不機嫌そうな顔を浮かべつつも俺の言いたい事を察したのだろう。
「……誰か来るとマズいし……」
「2人しかいないだろ」
ツチヤは押し黙った。
シャワー室の中にはコロンを絞ってちょろちょろと床に落ちるシャワーの水音だけが響いていた。
「んんっ……んぅ……」
互いの唇を貪欲に吸う、舌を這わせ、口の中を蹂躙するような深い口付けをする。粘ついた水音が水滴の落ちる音に重なる。
背伸びして口付けをねだるツチヤの身体に指を這わせながら、抱きつき、その身体を十分なまでに堪能する。先輩2人方と比べれば色白いその肢体の感触を確かめ、濡れた柔肌を楽しみながら、背中、腰、お尻へと手を滑らせていく。
唇を離すと、唾液が糸を引いてだらりと橋を作った。
「んもぅ……久しぶりだからってがっつきすきだよぉ」
呆れながらもツチヤは嬉しそうに微笑む。
「……もうおっきくなってる……」
ツチヤのお腹には、すでに硬くそそり立った俺のモノがぴったりと触れていた。
「もう暫くご無沙汰だったし……そりゃまあ……」
ここ数日は仕事も忙しく、とても自分を慰めている暇など無かったので溜まった分の性欲が自分でもコントロールできないくらいに下半身に渦巻いていた。ツチヤは意地悪そうな笑顔を浮かべると、その手を包み込むように這わせながら、上目遣いで俺を見た。
「どうして欲しい?」
そんな目で言われたらやる事は一つに決まっているだろう。
腰をかがめたツチヤはそのまま顔を俺の股間へとうずめる。すっかり起立したモノに舌を這わせる。
それから少しの間を置いてから、淫らな水音を立てながら口でモノをくわえ込んだ。口膣の熱い感覚と絡みつくような舌使いに思わず声が漏れる。
時折、亀頭だけを咥えこみながら手でしごいたり、鈴口を責めたりしながらモノにむしゃぶりつく。
絶え間ない刺激の波に、すぐに我慢の限界が来た。
そのまま勢い良く、ツチヤの口に情欲の塊を吐き出した。
「んんっ……んぅっ……」
吐き出された精液の味にツチヤは思わず咥えながら声を上げかける。びくびくと波打ちながら射精を終えたモノを口から引き抜くと、ツチヤの口の端から、とろりと唾液まじりの精液が漏れ出た。
ツチヤはそのまま掌に口の中に発射した精液を吐き出した。
「うわぁ……凄いいっぱい出たねぇ……」
掌に溜まった白濁液を見ながらツチヤはにっ、と笑ってみせた。
それから、俺の目の前でわざとらしく誘うようにそれを再び舐めとると、ツチヤはこくんと喉を鳴らし飲み込んだ。
「んぅ……やっぱり変な味」
情欲を刺激するようなツチヤの笑みと、精液を飲み込むその淫靡さに思わず下半身は再び反応していた。
しかし、射精してもまだモノは勢いを失わず、そそり立ち続けていた。まだ収まりがつかない、もっと欲しい。
それを見たツチヤも、俺の言いたい事を察してかにひっ、と笑って見せてから呟く。
「2回戦目、する?」
シャワー室の壁へ手をつき、両足を広げてお尻を突き出し、ツチヤは立ちバックの姿勢になる。こっちを振り向いてから、ツチヤは懇願するように「もう入れてもいいから……」と、お尻の窄まりの下にあるみずからの秘部を突き出し、片手の指でピンク色の花弁を見せ付けるように弄る。
薄っすらと生え揃った茂みの下に指を這わせてみる、すでにそこは汗ともシャワーの水とも違う液体で湿っていた。
「もうっ……私も暫くご無沙汰だから……ね……?」
モノに手を沿え、ツチヤの入り口に先端をあてがう。
すっかりと迎え入れる準備の出来た彼女の中に、モノを何の躊躇いもなく突き入れた。
「んんっ、あっ、ああっ!」
一気に奥深く挿入され、ツチヤは嬌声を上げた。
ツチヤの中で包み込まれ、ときおり締められるキツい刺激。久々の身体を堪能していく。
引いては突き、引いては突きを繰り返しながら、互いの肉がぶつかり合う音と淫らな水音、荒い息遣いとツチヤの喉から漏れる嬌声だけがシャワー室に響き渡る。腰を掴む両手の動きも交えて、抽送のスピードを徐々に上げていく。
「んっ、んんっ、んっ、あっ、んんっ……!」
中を乱暴に、時には激しく攻め立てられながら、ツチヤは一層に声の大きさを上げていく。誰かに聞かれるかも、という不安もとうにどこかへ消し飛んだ。
腰に添えた手の位置を上げながら、徐々に上へと這うように上げていく。
「ふぁ、あんっ、んん、ああっ!」
壁に手を突き、突き出した腰を突かれ続けるツチヤはただ一心不乱に俺のモノを貪り、快楽を求め続ける。
「おっ、奥まで、当たってるよぉ、んん、あぁっ!」
ツチヤの最も奥の部分を突き上げながら、なおも刺激を求めて腰を振る。
「もうすぐ、イキそうだ、ツチヤ、膣内で出していいか」
「んんっ、んっ、いいよ、中で、出して」
懇願するように、ツチヤも腰の動きを早めていく。間隔が早まり、身体の奥から突き上げるような快楽の波が襲い掛かる。
隠そうともしないツチヤの嬌声が、一段と間隔を狭め、一足先に絶頂に導かれたツチヤの身体がびくりと跳ねる。ツチヤの中が意思を持ったかのように締め付け、堰を切ったかのようにこちらも絶頂に導かれる。
吐き出された精液が膣内を蹂躙していく、先ほどよりも長い射精と共に、最後の一滴までも吐き出し終えた。
互いの荒い呼吸音が続く中、絶頂の余韻にひたりながらツチヤの中からモノを引き抜く、抜いたばかりでぽっかりと口を開ける形をツチヤの膣口から、精液と愛液の混じった白濁液がこぼれて身体を伝い、内腿からシャワー室のタイル張りの床に落ちた。
「はぁ……はぁっ……凄い……」
ツチヤは肩で息をしながら、そのままぺたりとシャワー室の床に座り込んだ。
「せっかくシャワー浴びてたのにまた汗かいちゃったよねー」
「いいじゃん別に」
行為も終えて、シャワーも浴びて身支度をしながらツチヤはまたいつものようににひひ、と笑いながら俺に言った。
結局、先ほどの情事のせいで当初の約束だった食事の時間は大幅に過ぎてしまい、店も間に合いそうも無いという事で結局は恒例のファミリーレストランで晩飯という流れになった。ドリンクバー好きの血が騒ぐのか、ツチヤもいつに増して楽しそうだ。
「でもこんな所でこんな事しちゃってるのが風紀委員バレたら大変だよねぇ……今度からはもっと別の場所で、ね?」
さっきまではノリノリだったくせに、と言いかけるがツチヤの屈託のない笑みを見てその言葉を飲み込む事にした。
<了>