ガールズ&パンツァー PINK! 作:Colonel.大佐
「私、クジ運だけは強いのですよ」
つい先日の事。彼女――聖グロリアーナ女学院の戦車道隊長であるダージリンさんはそう言って旅行券を二枚取り出してきた。
ダージリンさん曰く、他校との練習試合が終わった帰りに、ふらっと寄った町の商店街の福引で二等の商品である温泉旅行ペアチケットを当ててきたらしい。学生向けの保養地や別荘まで提供できる聖グロリアーナにはあまり似つかわしくない代物だったが、ダージリンさんは「後輩達を誘おうにもペアチケットなので」と僕の元までやって来たのだ。そして、ダージリンさんは「それに」と付け加えてから「貴方と旅行にいける滅多にない機会なので」と言ってのけた。恋人同士、夏休み最後の思い出には丁度いいだろう。
その翌日。学園艦を降りて待ち合わせの駅までやってきた僕は、ダージリンさんと会う予定の時間を迎えようとしていた。
人通りも少ない地方都市、それもローカル線の始発駅。夏休みの終わりとはいえ、人もまばらな駅前のロータリーに、一台のタクシーが止まった。
降りてきたのは、見慣れた人影。
「お待たせしましたわ」
いつもの聖グロリアーナの制服とは違い、私服を着たダージリンさんが僕を出迎える。
金髪を結って纏めたいつもの髪形だが麦藁帽をかぶり、純白のワンピースに身を包み、サンダルヒールを履きこなした綺麗な彼女がそこにいた。呆気にとられ、それと同時に見惚れてしまう。
旅行鞄を引き摺りながら、歩み寄ってきたダージリンさんは、そんな僕の顔を見てしてやったりな表情を浮かべる。
「少々……気合を入れすぎたかしら」
ふふ、と笑いながら自分の格好を気にするダージリンさんだったが、恐らく確信犯なのだろう。
そのまま二人で二両編成の小さな電車に乗り、夏休み最後の旅が始まった。
住宅街を抜け、畑を抜けた電車は山間に沿って進むレールの上を走る。
人もまばらな客車の座席に座り、流れていく緑豊かな山間の景色を眺めながらの会話はいつも以上に弾んだ。
「後輩への引継ぎ作業もかなり多いですし、最近はあまり休みが取れなかったから、本当に今回はタイミングがよろしかったわ。一等のグアム三泊は当たらなかったけれど……」
「そっちの方も良さそうだったね」
ふと、熱い陽射しの照り付ける砂浜に佇む水着姿のダージリンさんの姿が脳裏に浮かぶ。
「でも、どうせなら普段行こうと思ってもいけない場所に行くのも乙な物ですわ。こんな格言を知ってる?「幸せとは旅の仕方であって、行き先のことではない」……」
「ロイ・M・グッドマンだね」
このやり取りももう何回繰り返しただろうか。ダージリンさんの格言好きには毎回唸らされる。聖グロリアーナの戦車道仲間も毎回こんな感じなのだろうか。
「それに、すぐに行ってすぐに帰ってこれる距離が丁度いいですもの。進路の話や、後輩への引継ぎ作業、学業にやる事は山積み……息抜きには最適ですわ」
ダージリンさんも3年生、そう、すぐそこに進路を決めて自分の未来を見据えなければならない頃合だ。
進路如何によっては、もしかしたら今以上に距離を引き離されてしまうのだろうか。
「ダージリンさん、進路はどうするの?」
「まだ決めかねていますわ、でも……」
と、ダージリンさんが何か言おうとした所で電車内のアナウンスが流れ、目的地が見えてきた。
「つきましたわ」
窓の外には、山間の川沿いに立つ、大きな温泉街があった。
目当ての温泉旅館は高級感溢れる……とまではいかないが、普通の温泉宿だった。商店街の福引だから当然か、と思いながらも脇にいるダージリンさんは興味津々のようだ。早々とチェックインを済ませ、部屋へと向かう。
部屋はごくごく普通の旅館の部屋だった。六畳間の畳部屋で、座卓と座椅子にお茶請けとポット、100円玉で見れる有料テレビとこれでもかと言わんばかりの平凡な部屋だが、ダージリンさんはさっそく荷物を置き、中からティーセットを取り出す。やはりダージリンさんらしい、という光景。
「ここで一息いれません?温泉は後でも入れますわ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
それから、二人で窓の外に広がる雄大な山々と自然の景色を眺めながら、紅茶を飲んでお喋りの続きをしつつ、時間も経った所で風呂に入る事にした。
混浴がなくて少しガッカリしたが、旅館の浴場は中々満足の行くものだった。湯船にじっくり浸かり、疲れやその他諸々を落としていくような心地よさを堪能してから、風呂を上がる。
男湯を出て、すぐの前にある休憩コーナーでマッサージチェアを堪能しながら、ダージリンさんがお風呂から上がるのを待つ。
暫くすると、がらりと女湯の戸が開いて暖簾をくぐって見慣れた顔が現れる。ダージリンさんだった。
湯上りで、いつものは結ったその綺麗な金髪を解いてロングヘアになった浴衣姿のダージリンさんの姿に、思わずドキッとしてしまう。いつもとは違う彼女の姿に驚く僕を見て、ダージリンさんはふっと笑ってから「あら、お待ちでしたのね」と呟いた。
「うん、先に上がってた」
「中々いい湯でしたわ、学園艦にもこういう施設があればいいのに」
ダージリンさんは上品そうな笑みを浮かべてから、僕の前のソファーに座ってゆっくりと髪を結い始めた。
お風呂も堪能し終わった所で、そのまま部屋に戻る事にした。
「あら、お土産コーナーですわ」
風呂から部屋までの移動中、ダージリンさんは僕の浴衣の袖をくいくいと引っ張る。指差す先にはよくある温泉のお土産コーナー、柄にもなくはしゃぐ彼女の姿を見て微笑ましい気分になりながらも、ダージリンさんに釣られて僕もお土産コーナーに入る。
「ペコさんやアッサムさんにお土産を買っていかないと……どれがよろしいかしら」
売店な棚に陳列されている土産物を、目を輝かせて物色するダージリンさんに目を奪われかけるが、はっと我に戻ってからダージリンさんに手を貸す。
お嬢様校に通う年頃の娘に渡すお土産を一緒になって選ぶが、どれを選んでいいのか正直迷ってしまう。
そうこうしている合間に、ダージリンさんは面白いものを見つけたようだ。
「これなんかは素晴らしいと思いません?」
ダージリンさんは、両手で抱えるほどの大きさがある、ブーニーハットを被った妙に間の抜けた顔の白いクッションを僕に見せる。
「お土産にしては大きすぎない?それに、あの2人はそういうの好きかなぁ……」
「むしろアッサムさんの方が、この手のジョークグッズが好きそうですわ」
くすくすと笑いながら、ダージリンさんはお土産コーナーを回り、菓子詰めやキーホルダーなどの無難な物を選んで買った。
部屋に戻り、旅館の豪勢な夕食に舌鼓を打ち、暇つぶしに旅館の遊戯コーナーで古いアーケードゲームや、射的ゲーム等を2人で遊んで部屋に戻る頃には、時刻はすでに8時を回っていた。
一通り温泉も楽しみ、遊ぶ事もなくなってからはダージリンさんと会話に華を咲かせる。
普段は聖グロリアーナ女学院の隊長として、果てはノーブルシスターズとも呼ばれる、女生徒たちの高嶺の花であるダージリンさん。でも、こうして僕の前ではただの一人の女の子として言葉を交わしている。
やがて会話のネタも尽きてきたダージリンさんは、すっ、と僕の隣へ距離を詰めて座る。
「こんな格言を知って……んっ」
ダージリンさんの言葉を塞ぐように唇を奪う。口付けを交わし終えると、ダージリンさんは大好きな格言を中断されたのか、やや不満げに僕の顔を見た。
「……ずるい、ですわ」
それから口元に微笑みを浮かべたダージリンさんは、再度求めるように自分から口付けをねだる。
ダージリンさんの身体を引き寄せ、抱きながら口付けを再び交わした。
唇を離すと、ダージリンさんはふふ、と笑って僕の首に手を回して、押し倒させるように自分の体を畳の上へ横たわらせた。
部屋の置時計に目を向ける、時刻は夜の9時、寝るには少し早い時間。ダージリンさんはその青い瞳でじっと僕の双眸を覗き込みながら、何かを期待するような眼差しを浮かべている。
「……これから、してもいい?」
その問いに、ダージリンさんの首はこくりと僅かに頷いた。
「……はい」
急ごしらえで布団を敷き、浴衣姿のままダージリンさんはその上に横たわる。
そのまま部屋の電気を落とし、常夜灯だけを付ける。窓の外から漏れる光と常夜灯で薄暗闇に落ちる部屋の中、ダージリンさんは微笑みを浮かべて、誘うようにこちらを見ている。
そのまま動きの邪魔になる自分の浴衣を脱ぐ、膝をつき、ダージリンさんの上に跨り、乱れかけた浴衣の帯をすっと外し、下着も脱ぎさり部屋の脇へと放って裸になる。
はだけた浴衣の下から見え隠れするダージリンさんの色白い素肌に、思わず生唾を飲み込む。ブラも付けていない、形も大きさも整った乳房と、ほんのりと桜色をした乳首に思わず目を奪われる。
ダージリンさんは何も言わず、顔を僅かに赤らめる。その姿がたまらなく愛おしい。
再びキスをしてから、腰のパンティーに指をかけて下ろしていく。ダージリンさんもそれを手伝うかのように片足を上げ、ずり下ろしたパンティーを自らの手で脱ぎ払う。羽織った――と言うよりは身体に引っかかるのみになった――たった一枚の浴衣以外、もう何も隠す場所が無くなった白い肢体を見下ろす。
それから、ダージリンさんの腰まで身体をずらすと、両手で太ももを押し広げる。
「ちょっと……そこは……」
懇願するダージリンさんを尻目に、両太ももを掴み、足を上げさせる。
何も隠す事も出来ず、ダージリンさんの秘所が露になる。手入れをされて生え揃った茂みの下には、まだ筋のような陰唇があり、さらにその下の窄まりには小さなお尻の穴が見て取れる。ダージリンさんの顔は紅潮し、初めて自らの秘所をまじまじと観察される行為に戸惑いはじめる。
「あまり、じろじろと見ないで下さ……んっ」
その口を塞ぐように、舌先をダージリンさんの大事な部分へと這わせた。
股間に顔を埋め、まだ数度しか男を受け入れてないそこを指先で押し広げる。陰唇を広げ、ピンク色の肉と膣口、そしてその上にちょこんと付いたクリトリスに舌を這わせる。わざとらしく水音を立て、その体液を堪能するかのように舌で舐め、唇で触れていく。
ダージリンさんは声を押し殺して、初めてのプレイに震えている。やがて唾液以外の感触――愛液が舌先に伝う。
「ひっ……んんっ……ぅ……」
ダージリンさんの口から漏れる微かな嬌声を聞きながら、舌先を這わせる。クリトリスを舌先で責めるたびにダージリンさんの押し殺した声は一層に激しさを増していく。口を離しおえて、股から顔を上げる。ダージリンさんは気持ちよさそうに顔を蕩けさせながせらも、まだ物足りないようにこちらを見る。
男を受け入れる準備が出来たそこの感触を確かめる。すでに僕のモノははちきれんばかりに怒張し、今か今かとダージリンさんを欲しがっている。
焦らずに、そのまま布団の横の鞄に手を伸ばし避妊具を取り出す。袋を破いて中身を取り出し、モノの先端から被せる。準備を終えると、ダージリンさんは自らの両手で太ももを掴んで広げ、秘所を曝け出す。互いに準備は出来たようだ。
「……来て、くださいませ」
ダージリンさんの言葉に返答するように、先端を膣口に押し当てる。
それから、モノをダージリンさんの中へと押し込んだ。
「あんっ……!!んんぅぅ……!」
ダージリンさんが声を上げる。熱く包み込むように締め付けるダージリンさんの膣内を堪能するように、深く挿入する。
そそり立った怒張を根元まで入れ、わざとらしく結合部を見せ付けるようにダージリンさんの腰を持って浮かせる。
恥ずかしげに顔を一瞬だけ背けるダージリンさんの反応を楽しむように、それからゆっくりとモノを引いては、押し込めていく。
「んんぅ……んっ……」
声を押し殺しながら下半身から来る刺激を味わうダージリンさんは、僕の顔を手繰り寄せてから、愛おしく口付けをした。
繋がり、腰を振りながらも、ダージリンさんの豊かな乳房に手を伸ばす。両手で優しげに乳房を掴み、ゆっくりと揉んで行く。
「んっ……!」
上と下を一度に攻められ、度重なる心地よい刺激にダージリンさんも声を上げる。
「んっ、あっ、んんっ、んんっ……!」
ダージリンさんの嬌声と痴態を眺めながら腰を振り、抽送を激しくしていくうちに避妊具越しにも伝わる刺激が絶頂の時を早くも呼び寄せていた。
「ダージリンさん……ごめん、もう、余裕ない……」
「遠慮、しなくて……いいですわ……んんっ……!」
と、一足先に音を上げて僕は果てた。
ダージリンさんの中でモノが熱い脈動を打ちながら跳ね、どくどくと精を吐き出す。
腰の動きを止め、ダージリンさんの中から、モノを引き抜く。避妊具の先端にはたっぷりと射精した白濁が溜まり、それを取り外して口を縛り、そのまま部屋のゴミ箱へと入れる。互いに乱れた呼吸になりながらも、ダージリンさんは身体を起こして僕と、その下半身を見た。
精を吐き出し終え、すっかり勢いを失ってしぼみ始めるモノを見て、ダージリンさんは欲求不満という感じで僕の目を見る。
すっかりと顔は紅潮し、荒い息遣いのままダージリンさんが僕に抱きつく。その柔らかく豊満な乳房を胸板に押しつけられながら、ダージリンさんは色気付いた声色で、耳元で囁く。
「これで終わりだなんて……物足りないですわ……もう一回、して下さいませんか?」
「でも……もうゴムも無いし」
「無くても、いいですわ」
ダージリンさんは薄っすらと笑みを浮かべると、僕の口を塞ぐように唇を奪う。
それから、口付けを首筋、胸板へと続けながら僕の身体を押し倒す。ダージリンさんは身体に引っかかるだけとなった乱れた浴衣を脱ぐ。もう何も隠すものが無くなった美しい肢体を見せると、豊満な両乳房を手で掴んでから、悪巧みをするかのように挑発的に笑ってみせる。
「私だって、殿方を喜ばせる方法は知ってますのよ?……そこへ、座ってくださいません?」
ダージリンさんはそう言うと、布団の脇にある座卓を指差す。言われるがままに、座卓の上に腰を落とすとダージリンさんは身体を屈める。
そして、すっかり硬さを失ったモノを、胸の谷間で包むように挟んだ。
「……!」
それから、胸全体でモノをしごくかのように上半身を上下に揺らし始める。
「こうすれば……お喜びになるのでしょ?」
上目遣いで尋ねながら、ダージリンさんはモノを摩擦していく。乳房の柔らかい感触がモノに伝わり始め、一心不乱にパイズリを始めていくダージリンさんの姿に、再び劣情をもよおし始める。
海綿体に血が流れ、硬さと大きさを取り戻しつつあるモノに見たダージリンさんは、顎を引くとその舌先で亀頭に触れていく。
思わず刺激に声が漏れる。それを聴いたダージリンさんは微笑を浮かべると、そそり立ちつつあるモノを愛でるように、その乳房で、そしてその舌と口で刺激を強めていく。
いつの間にかモノが硬さを取り戻して、そそり立つ怒張と化す。それを見たダージリンさんは、再び僕の手を引くと、布団の上へと誘う。
「さぁ、続きを始めましょう」
ダージリンさんは四つんばいになり、まるで交尾を待つ犬のように腰を突き出す。腰をあわせ、モノの先端を愛液で濡れた秘所に付け、膣口に触れると、ゴムも付けずにモノを挿入する。
「んんっ……あっ……んっ」
すんなりとダージリンさんの深い部分までモノを差し込む。奥にこつんと何かが当たる感触がして、ダージリンさんは思わず声をもらす。
モノを引き抜くようにずりずりと腰を引く、膣内を亀頭で掻き分けながら、その途中で再び腰を突き奥へと進む。抽送の都度にダージリンさんは押し殺した嬌声を上げていく。
ゆっくりとした抽送を繰り返し、生で感じる膣の感触に思わずこちらも声が漏れる。
そして、耐え切れずに、腰の動きを早める。
「んんっ、ああっ、あんっ!」
ダージリンさんが一際大きく声を上げる。腰を振るたびにダージリンさんの背筋はぶるぶると震え、無意識の内にダージリンさんも下品に自ら腰を振っていく。外れないように、こちらもダージリンさんの腰を両手で掴み、快楽のままに身体を動かしていく。
中で乱暴にモノがすれる度に、気持ちのいい刺激が身体の芯まで走っていく。
「やっ、激しい、ですわっ……んんっ……もっと……ゆっくり……」
ダージリンさんの懇願を聴きながらも、徐々に抽送のスピードを速めていく。
「あんっ!んっ!ああっ!」
もはや声を殺す事を諦めたダージリンさんの嬌声を腰の動きと重なる。形の良いお尻と、白い背中を、そしてダージリンさんの見惚れるような金髪を目にしながら、抽送を止めてモノを引き抜く。
それから、ダージリンさんの腰を掴み、四つんばいの姿勢から仰向けに布団の上に横たわらせ、正常位の姿勢をとる。
「顔が、見たい」
僕の言葉に、蕩けた顔のダージリンさんは頷く。
両腕を首に回され、ダージリンさんに引き寄せられるように唇を重ねる。
自然と腰の動きも早さを増し、ダージリンさんの蜜壷をかき回す淫らな水音が結合部から漏れていく。
「ごめん……もう、イキそう」
目の前で快楽に乱れる、ダージリンさんの淫靡な姿にさらに腰の動きが早まる、互いの身体を重ね、激しく求め合いながら絶頂の時が近付く。
そして身体に全てを預けるがままに、二度目となる精をダージリンさんの中に放った。
「んっ、あっ、んんっ、んぅぅぅ!!」
勢い良く、しゃくりあげる様に跳ねようとするモノの先端から勢い良く吐き出された精液が膣内にぶちまけられ、絶頂の余韻に追い打ちをかけるように、膣壁が吸い付き、最後の一滴を搾り取ろうとうねる。ダージリンさんも刺激と快楽に身を任せ、声にならない声を上げる。
互いに荒く、浅い呼吸を繰り返しながら、互いに繋がったまま、落ち着くのを待つ。
覆い被った身体を上げ、名残惜しげにモノをダージリンさんの中から引き抜く。
すでに二度目の絶頂を終えて萎え始めるモノが、ねっとりとした愛液の糸を引いて秘所から抜かれる。ダージリンさんの膣内からは白濁があふれ出そうになる。
ダージリンさんはその細い指先で、自分の秘所を撫でながら自分の中に放たれた精液を確かめる。
それから、ダージリンさんは起き上がると、まるで自分の枷を外すように、結った後ろ髪を解く。髪質の良い、きれいな金色の長髪が露になり、ダージリンさんは窓の外から漏れる光を背に薄っすらと笑みを口元に浮かべる。
モノが再び反応を示し、痛みを伴いながらも脈打ちながら立ち始める。それを見て、ダージリンさんもふふ、と笑ってから挑発するように股を開き、娼婦のように僕を誘う。
「もう1回……出来そうかしら?」
その問いに、僕はダージリンさんを押し倒す事で答える事にした。
翌朝、腰の痛みで目が覚めた僕はダージリンさんと旅館の朝食を食べて、お風呂をもう一度堪能してから旅館をチェックアウトした。
一泊二日の温泉旅行、夏休みの最後にしては上出来な思い出。
帰りの電車に乗り、来た道を戻る。息と同じく、ガラガラに空いた電車の中で、ダージリンさんは僕の肩に頭と身体を預けて話を始めた。
「そういえば、ここに来る前に進路の話をしましたわね」
「うん」
ここまで来る道のり、ガラガラの車内で2人で交わした話を思い出す。
「こんな格言を知ってます?『すべてを手にとって ともに成長していくもの』……」
今まで慣れっこのやり取り、すぐに頭の中から誰の格言であるかを探し出す。
「ファーストレディーのロザリン・カーターの格言だったっけ……でもその格言って結こ……」
と言いかけた所で、ダージリンさんは僕の言葉を塞ぐように話を続ける。
「別に、進学や働き口を捜す事だけが進路だとは思っていませんわ」
「ダージリンさん、それって……」
僕の言葉に、彼女はふふ、と笑って答えてみせた。
<了>