姉はスマホのビデオ通話で遠距離から調教される。
あの秋から冬が来て、春が来て、桜の花が散った頃。
『ねえ、元気? 就職のお祝いしようよ』
そう書いて弟に送ったLINEメッセージは、いつまでも未読のままだ。
「はあ……」
私はため息をついて、社長室の窓から外を見る。日は落ちかけて、定時帰宅する会社員たちが駅に向かって歩いていた。
社長を自宅に連れ込んだあの日から、私は弟と没交渉のままだ。ダテ子や柿田ちゃんがフォローしてくれなかったら、弟が就職したことや一人暮らしを始めたことさえ私は知らないままだっただろう。
「社長、今頃ニューヨークかな」
社長室の主は、ただいま海外出張中だ。私を社長秘書に抜擢したときは社内からバッシングをされたみたいだけど、この半年はとても精力的に仕事をこなしている。
「ん……ぁむ」
私は無意識に指を咥えていた。社長とのキスを思い出しながら、自分の指を舌で舐める。
窓に映る私の姿は、社長秘書としての高級なパンツスーツと発情した表情とがミスマッチで、とても滑稽だ。
「はぁ……」
私は指を吐き出して、またため息をつく。だってしょうがないじゃない、普段は秘書として愛人として、いつもすぐ側にいるんだもの。そんな女を置いて海外出張に行っちゃう社長が悪いの。
「声、聞きたいな」
そうは言っても向こうはもう夜中だ。電話は迷惑だろう。
私はブラインドを下ろし、薄暗くなった室内を移動した。社長が普段使っている椅子に座り、机の上に置かれた写真立てを見る。そこには、私たちが一緒に撮った写真が飾られていた。
「こんな事するから公私混同とか、愛人秘書とか言われちゃうんだぞ」
独り言が多くてイヤになる。私は写真の中の社長を指でなぞった。顔と肩、胸元……それに股間。すりすりと、何度も指を這わせる。
「はぁ……ん……」
社長は今頃何をしているんだろう? ちゃんとご飯食べてるかな? そんな心配をしながら、私は太ももをこすり合わせる。ニューヨークでコールガールでも呼んでるのかなとか、私じゃない女とセックスしてるのかなとか、妄想が止まらない。
「ん……んん……」
私は自分の股間をまさぐりながら、デスクの引き出しを開いた。手を入れて中の留め金を外すと、秘密のトレイが開く。
そこに収められているのは調教道具だ。バイブにローター、アイマスク、耳栓、手錠……他にも色々。どれもこれも私用に社長が買ったものだ。
「やだ、くさぁ」
ちゃんと洗浄しているはずなんだけど、私と社長の残り香が染み付いている。私はその中で最もエグい形のものを取り出した。
「これ……クリスマスにサンタコスで突っ込まれたんだっけ」
イボつきでピンク色のバイブだ。太さが五センチくらいあるけど、先っぽが細くなっているからそこまで苦しくはない。でも一番奥に当たるとすごく気持ちいいし、振動もすごい。
「すん、すんすんっ」
私はそのバイブを鼻に当て、匂いを嗅いだ。私の匂いは……うん、しない。代わりに、社長が好んで使うハンドクリームの匂いがする。私の頭を撫でたり、お尻を叩いてもくれる大きな手……私はその匂いに誘われるかのように、バイブに舌を伸ばす。
「れろぉ……んっ、ちゅぷ」
私は舌を絡ませ、丹念に舐め上げていく。子宮口を刺激する先端の丸みや、膣壁をこそげとるキノコのかさ、どう動かしても愉快な電流を生むイボイボ。その全てが愛おしい。
「ちゅ…………」
真ん中くらいにキスすると、私の口紅がべっとりと付着する。ピンクのバイブと口紅の赤のコントラストが、私の情欲をかき立てた。
「はあ……社長ぉ……はむっ……」
亀頭部分をくわえ込み、ゆっくり舐め回す。唾液をたっぷりと絡ませて、滑りをよくする。そして根元まで飲み込んでいくけれど……喉奥まで届くギリギリのところで止めておく。これ以上入れたらえずいちゃうから。
その代わりゆっくりと引き抜いていき……また先端近くまで戻るのを繰り返す。段差やイボイボに口内粘膜を刺激されて頭がクラクラした。まるで社長に奉仕しているような気分だ。
私のおまんこがヒクヒクと痙攣を始めた。
「んっ、んっ、んふっ」
社長の命令もなく、バイブをしゃぶりながらオナニーをしているという背徳感。セックスの相手が一本20万円の高級バイブしかいないという寂しさ。それらが、私の興奮を一層高めていく。
「んむむぅ……れろぉ」
私は机の上にスマホを立て、バイブにフェラする自分の姿を撮影し始めた。画面に映る自分の痴態。そのいやらしさに、私はますます興奮する。
「れろっ……んちゅ」
社長は今頃何をしているんだろう? この映像を送りつけたら「何てエロい女だ」って喜んでくれるかな? もしかしたら、出張を早く切り上げて帰ってきてくれたりして。そしたら二人きりで、一日中セックスしまくるんだ。
「んっ、んむ」
私は自分の妄想に興奮して、ついバイブを深くまでくわえ込んでしまった。喉奥を突かれる感覚にえずきそうになるが、同時に快感も湧き上がってくる。
「んぐ……おえぇぇ……」
嗚咽と共に嘔吐感が込み上げてくる。だけどバイブを社長のペニスだと想像すると、嘔吐感はすぐに快楽へと変換され、私の脳髄に甘い痺れをもたらした。
ああ、これは社長のペニス、おちんちん、肉棒、おちんぽ、ちんこ、男根、巨砲、
「う、ん……んっ」
私はゆっくりとバイブを動かす。喉の奥を突かれるたびに視界がチカチカし、全身がビクンッと痙攣する。
呼吸が乱れていることに気づく。少し苦しいけれど……それが気持ちいい。社長とセックスしている時も、最初は苦しいけれど次第に気持ちよくなってくるから。
「んぶ、んぐっ」
私はバイブを出し入れするスピードを上げる。口の中を擦られる度に唾液が溢れ出し、それを飲み込むために喉を動かすとまた嘔吐感が込み上げてきた。それがさらに興奮を高めていくのだ。
「んぼぉ……おごっ、んぐぅ」
ああ、社長。早く帰ってきて下さい。イボ付きバイブで口まんこオナニー楽しんでる変態秘書に、早くお仕置きして下さい。
その時、スマホが鳴った。
「うぐっ!? げほっ、げほっ」
バイブを引き抜き咳き込む。口に溜まったよだれが飛び散り、デスクに落ちる。私は慌ててティッシュで口元を拭った。
改めて画面を見て、心臓が飛び出そうになる。社長からのビデオ通話だ! 私は震える手で通話ボタンを押した。
「も、もしもし」
『よう、元気か?』
画面に映るのは、いつも通りスーツ姿で微笑む社長だった。
「あ、あの……その……」
『ん? どうし…………おい、唇が腫れてんじゃねえか。何をしゃぶってたんだ」
「え、えっと……」
言葉が出てこない。でも、体は正直だ。私のおまんこは期待と興奮でヒクつき、愛液が下着を濡らす。
『言え。オレの部屋で、オレの机で何してた』
「あ、あの……」
『答えろ。オレの秘書は、誰の命令でそんなことをしてるんだ?』
「ご、ごめんなさい! 私……寂しくて」
私はイボ付きバイブを社長から見える位置に持ってくる。社長に隠し事なんてできるわけがないから。
「それで……その……つい、コレをおしゃぶりしてました」
『ほう。オレの机で、オレの椅子でか』
「はい……」
『それで? 続きはどうするんだ?』
私はおずおずと舌を出して、バイブをいやらしく舐めて見せた。舌先から伝わってくるのは無機質な硬さと冷たさだ。だけどそれが逆に興奮を誘う。社長に見られているのだと考えただけで子宮がきゅんきゅんと疼いた。
「へっ、ドスケベな美人秘書だな」
社長が笑う。見下すようなその笑顔は、私の被虐心を満たしてくれた。
「んっ……ちゅぱっ」
私は口を大きく開けて舌を出し、バイブにたっぷりと唾液を絡ませていく。それを口から出し入れする度にじゅぽっという卑猥な音が響き渡り、その音を聞いた社長がニヤついた笑みを浮かべた。
『おい、画面を見ろ』
「んぁい?」
社長がネクタイを緩め始め、シャツのボタンを外す。
『オレが電話しながらオナニーする姿』
「は……はい」
私はごくりと生唾を飲んだ。シャツのボタンが、一つ、また一つと外れていくたび、私の鼓動も早くなる。
『姉ちゃん、ちゃんと見てくれてる?』
「う、うん、リョウちゃん……」
甘えるような口調に、思わず「姉ちゃん」になって名前を呼んでしまう。私たちは姉弟プレイがすっかりクセになってしまって、こうしてリョウちゃんが私を「姉ちゃん」と呼ぶ時は、決まってそういうプレイをする合図なのだ。
『ねえちゃん、かわいい……』
「リョウちゃんも、カッコいいよ」
上半身裸になった社長の姿に見惚れる。鍛えられた腹筋と胸板は、私を押し倒して思うさま喘がせる逞しい男の肉体だ。思わず画面に手を伸ばす。でも、触れない。
社長の手がベルトに伸び、カチャカチャという金属音が響く。
「お願い……見せて……」
甘えた声。私は、画面越しに社長に懇願した。
「リョウちゃんの……おちんちん……」
『いいよ』
社長がズボンを下ろす。パンツの中で窮屈そうにしているペニスが顔を出した瞬間、私の口から熱い吐息が漏れる。
「ふあぁ……」
『姉ちゃん、オレのコレ、好き?』
「うん……好きぃ」
私は思わず、甘ったるい声で答えてしまう。画面越しなのに、まるで本当に社長のモノが目の前に突きつけられているようだ。大きく反り返った男性自身から、私は目を離せないでいる。
『じゃあ、姉ちゃんも脱いで』
「え?」
『姉ちゃんのおっぱいが見たい。見せてよ』
私は震える手で服を一枚ずつ脱いでいく。社長の視線を感じながら、私はブラを外し、ショーツを脱ぐ。そして両手で乳房を寄せ、カメラに近づかせた。
『姉ちゃんのおっぱい、いつ見ても綺麗だ』
「ありがとう……嬉しい……」
私は画面に向かって微笑んだ。すると社長も笑い返してくれる。それが嬉しくて、私の胸はさらに高鳴った。
社長が自身を扱き始める。
『ずっと姉ちゃんのこと考えてた』
「私も……ずっとリョウちゃんのこと考えてた」
社長の手が激しく動く。その動きに合わせてペニスがどんどん硬くなっていき、亀頭の先から透明な液体が溢れ出した。
私は画面を見つめながら、自分の胸を揉みしだき始める。指先が乳首に触れた瞬間、私の口から甘い吐息が漏れた。
「リョウちゃん……」
『ん?』
「淋しい」
『だから?』
「何か、命令してぇ」
『姉ちゃんのおまんこ、見せて』
「はい……」
私は椅子の上で脚を開いていく。大きな肘掛けに両脚を乗せ、腰を浮かせた。
「映ってる……?」
『うん、毛のないマンスジがはっきり見えるよ』
「恥ずかしい……」
『ちゃんと広げて、中まで見えるようにしてよ』
私は両手で割れ目を広げる。ヒクつく粘膜が見えるように、くぱっと開く。愛液の糸が引き、部屋の空気に晒されてひんやりとした。
「見えますか?」
『ああ、見えるよ。姉ちゃんのおまんこ、やりまくってるのにピンク色で綺麗だ』
「見て欲しい……私のおまんこ」
『ああ、よく見える。ヒダが絡みついてて、愛液で光ってるな』
「う、嬉しい……」
『じゃあ、指を入れてみてよ』
私は中指を膣口にあてがうと、ゆっくりと挿入した。そして前後に動かす。クチュクチュという水音が響く。
「んっ、あっ」
『姉ちゃんのマンコ、もうびしょ濡れだな』
「だってぇ…………リョウちゃんのせいだもん」
甘えた声で答えながら、私は心の中でつぶやく。
そう、全部リョウちゃんのせい。私をこんなにエッチにしたの、全部リョウちゃんのせい。
「んっ、あっ」
『姉ちゃん、今何本指入れてる?』
「二本……んんっ」
『へえ、もうそんなに入るようになったのか』
社長が感心したように言うと、私はさらに激しく手を動かす。愛液が溢れて止まらない。まるでお漏らししたみたいにびしょ濡れだ。
「リョウちゃんの……おちんちんが欲しいのぉ」
おまんこホジるのと反対の手でバイブを持ち、口に含む。社長のものを思い出しながら、舌で舐め回す。
「んむ、える……ずちゅる」
『オレのチンポが欲しいか?』
「ふぁい……んちゅ、おちんちん、欲しいれす」
すがるような声。画面に映る社長は意地悪に笑い、私を言葉で攻め立てる。
『まだダメだ。もっといやらしくねだれ』
「はい……リョウちゃん……私に……おチンポ突っ込んでください」
『どこにだ? はっきり言わなきゃ分からねえぞ』
「私のスケベまんこに、リョウちゃんのデカマラ突っ込んでください!」
『よくできました』
社長はそう言うと、自分のモノを扱く速度を上げた。
『姉ちゃんのいやらしい姿、もっと見せてくれ』
「はい」
私は椅子の上でさらに腰を浮かせて見せた。椅子がきしんで倒れそうになるギリギリまで。
「あっ、あっ、あっ」
『姉ちゃん、オレのチンポが欲しいか?』
「欲しいです……リョウちゃんのおチンポでイキたいです」
『じゃあ本当の姿を見せろ。秘書でも愛人でもない姿を見せろ』
「はい……」
私は椅子から降り、床にスマホを置いた。そしてスマホのカメラにお尻を向けて、土下座の姿勢を取る。
「見て下さい…………」
床に額をつけたまま、お尻を高く上げる。社長が見やすいように、両手で割れ目を開いてみせる。画面越しに、私の一番恥ずかしいところが見えているはずだ。
「私は……あなたの作品です。望むままに、どんな姿にでもなります……」
視界が涙で滲む。でも、それは悲しみの涙じゃ無い。社長に私の全てを捧げられる喜びの涙だ。
「どうか……お好きなように……」
『姉ちゃん……』
社長はそう言いながらもまだ何もしてこない。私の心が羞恥と快感で灼き切れそうになる頃、ようやく彼は命令した。
『お仕置きが必要だな』
「はい。何をすればよろしいでしょうか?」
『バイブで顔を叩け。オレのちんぽでビンタされてると思って、ほら』
「はい」
私は土下座を止めてスマホに向き直った。バイブのスイッチを入れ、自分の頬に押し当てる。ヴーという振動音が社長室に響く。
『姉ちゃんはオレのちんぽが大好きだから、これでビンタされるだけでイケるよな?』
「はい……リョウちゃんのおチンポで叩かれてイキたいです……」
『じゃあ自分でやれよ。命令だ』
「はい……んっ」
私はバイブを自分の頬に叩きつけた。バチン! という大きな音が響くと同時に快感が押し寄せてくる。
「んあっ! あっ、あはっ」
『もっと強く。姉ちゃんはオレのちんぽの虜だから、もっと強くビンタされたいだろ?』
「はいっ、はい! 私はリョウちゃんのおちんぽの虜です!」
『じゃあもっと強く叩け。オレがチンポで叩いてやってると思って』
「はいぃ」と返事し、私はバイブを自分の頬に何度も叩きつけた。その度に快感が走り、愛液が溢れ出す。
「あっ、あっ、あふっ」
『良い子だ』
その言葉に、心が溶ける。ああ、これが、本当の私なんだ。
弟と暮らしていた頃の、あの清楚な姉は偽物。今の私こそが、本物。
リョウちゃんの作品なんだ。
「もうイキそうです……」
『まだダメだ。姉ちゃん、立って窓際に行け』
私はスマホを持って立ち上がり、窓際に立った。ガラスにおっぱいを押し付けるように立つと、ひんやりとした冷気が火照った体を冷ましてくれる。でもすぐにまた熱くなるだろう。だってこれから……。
『両手でおっぱい揉みながら街を見下ろせ』
「はい」
私はスマホを床に置き、自分のおっぱいを両手で掴んだ。乳首を摘まんだりしながら、円を描くように揉みしだく。
「あんっ……リョウちゃん……見える? 私のいやらしい姿、見えるかな?」
『ああ、ちゃんと見えてるよ。姉ちゃんのデカパイも、グチョ濡れのマンコも丸見えだよ』
「う、嬉しい……」
社長の声を聞いているだけで子宮がきゅんっと疼く。私は右手の中指を口に含んだ。そして唾液をたっぷり絡ませてから、再び割れ目に挿入する。
「んっ……」
『姉ちゃん、誰かに見られてるかもよ』
「あっ……」
私は慌てて振り向くが、もちろん誰もいない。だけど……もし今ここに誰かがいて、私が社長室でオナニーしているところを見てしまったら。
『部屋の中だけじゃないぜ。街からも姉ちゃんの淫乱ボディは丸見えだ』
「う、嘘……」
『姉ちゃんが歩くだけでみんなが見てる。姉ちゃんをエロくてかわいいドスケベ女だと思ってるよ』
私は慌てて両腕でおっぱいと股間を隠す。だけどもう遅い。私の恥ずかしい姿はとっくにみんなに見られているのだ。
「やだ……見ないで……見ちゃダメぇ」
『Twitterに写真が上げられるかもな。姉ちゃんを描いた画集が出るかも。それか、エロいフィギュアとか』
「やだぁ……そんなのやだよぉ」
『でも、姉ちゃんはそれで興奮しちゃうんだろ?』
私は唇を噛み締めながら小さく首肯した。そうだ、その通りだ。恥ずかしい姿を見られたら見られるほど、私の体は悦んでしまう。もっともっと見て欲しいと思ってしまうのだ。
「うん……見られちゃうかもって思ったら、それだけで……」
『よし、バイブ挿れろ。自分が変態だって認めながらな』
「はい……」
私は足元に落ちているバイブを拾う。その表面は愛液でびしょ濡れだ。私のおまんこがどれだけ蕩けているかを物語っている。
『オレの言う通りに動かせ。ゆっくり挿れて、全部入ったら一気に抜くんだ』
「わかり……ました」
私は社長の言うままに、ゆっくりと挿入した。
『ほら、認めろ』
「あああ…………わた、私は……社長室でオナニーする変態女です」
『そうだ。ほら抜け! バイブ抜け変態女!』
「はいっ!」
根元まで入っていたバイブを、勢いよく引き抜く。
ぞりぞりぞりっ!
「あっ! あはっ、あふっ、んうぅっ!」
奥まで入っていたバイブが一気に抜け出る。カサがぞりぞり、イボがごりごり、おまんこの壁を余すことなく擦りながら出て行く。
「んああぁっ! あっ、ああんっ!」
腰がぞくぞく、視界がちかちか。体が痙攣する。私はガニ股の姿勢で立ったまま、全身に走る快感を堪えた。
「はぁ……あっ」
『どうだ? 最高だろう?』
「はい……すごく、きもちよかったです……」
『へへ。お前を満足させられるのはただ一人、オレだ。バイブに浮気なんてするんじゃねえぞ』
社長の声は得意げで、ちょっと可愛い。昔亡くなったお姉さんに私を重ねながら、ご両親の思うとおりに動かされてきた人生へのフラストレーションを、私を思い通りに操作することで満足させているんだと思う。
「はい……もう、浮気しません」
それを醜悪だと言う人もいるかもしれないけど……少なくとも今の私には、とても愛おしく思える。
『いい子だ。じゃあ一緒にイクか』
「はい……お願いします」
『バイブを使え。そのエグいイボ付きバイブをオレのちんぽだと思って、自分のマンコに突っ込め』
「はいぃ……」
私は再びバイブを自分のおまんこに挿入した。そしてゆっくりと抜き差しを始める。
「んっ……あっ、はぁ……」
『気持ちいいか?』
「はい……すごくいい……です」
『姉ちゃんのおまんこにピッタリだな』
「はいぃ……社長専用のオナホールですから」
『じゃあ、スイッチ入れろ』
「はひ……」
私は震える手でダイヤルを回すと、バイブがゆっくりと回転を始めた。膣壁越しに回転するモーターを感じる。その刺激だけで軽く絶頂を迎えてしまいそうになるほど気持ちいい。
「ああっ、すごぉい……」
私は左手でおっぱいを揉みながら、右手でバイブを動かした。左手は乳首をつまみ上げクリクリと刺激する。もうすっかり準備万端だ。いつでもイケる状態になっている。
「社長ぉ……」
とろんとした声で呼びかけると、社長のうめき声が聞こえてきた。おちんちんを擦るしゅっしゅっという音も聞こえる。
『イキそうか……?』
「うん、イキそう。リョウちゃんと一緒にイキたい」
『オレもだ。いくぞ、精液出すぞ』
「きて、きてぇ! 私のおまんこにいっぱい射精して!」
私はバイブを激しく動かした。腰ががくがくと震えるほどの快感だった。絶頂の予感はすぐそこまで来ている。
「あ、い、イクっ! イっちゃう!」
『オレも、出るぞ!』
私は窓ガラスに上半身を預けながら腰を突き出し、絶頂に達した。バイブを咥えたおまんこから愛液を飛び散らせる。
「はぁ、はぁ……」
全身汗だくにしながら、私はその場に崩れ落ちた。
『姉ちゃん……最高だったよ……』
「私も……すごく気持ちよかった」
私はスマホに向かって微笑んだ。社長は画面の向こうで満足げに笑っている。
「またしようね」
『おう。次はもっとエロいことさせてやる』
「ふふ、楽しみ……ねえ、早く帰ってきてね」
『なるべくな。今は必死で働かないとなんだ』
「どうして?」
『まあ、早く一人前にならないとだしな……』
「え? 聞こえない」
『色々あんだよ男には。ほら、アレやろうぜ』
「あっ、うん」
私はふらふらと立ち上がり、窓に向かって立つ。深呼吸してから、口を開いた。
「一つ、私の体はリョウちゃんの
『もっと大きな声で』
「二つ! 私の穴という穴全てを、リョウちゃんの好きなように使ってください。お尻の穴も、喉の奥も、全て差し上げます」
『心を込めろ。お前は何者だ?』
「三つ! 私はリョウちゃんの
私は感情を込めて叫ぶ。かつてお金で押しつけられた契約をもっとエロティックに、生々しく表現する。
『もっとだ!』
「四つ! 私はリョウちゃんの性処理道具として、恥ずかしい、いやらしい、みっともない——そんな言葉も感情もぜんぶ忘れます。ただ、リョウちゃんを喜ばせることだけを考えます」
『その調子だ。じゃあ最後はいつものやつ、頼むぜ』
「はい……五つ、私は、永遠に、リョウちゃんの淫らな姉です。実の弟より、リョウちゃんを愛してます。リョウちゃんが私の全てです。私の命を、リョウちゃんに捧げます。だから……どうか、私を可愛がってください」
『よし、合格。待ってろよ、姉ちゃん』
社長は満足そうに笑う。そしてスマホの通話を切った。仕事に戻ったんだろう。
私は窓を見る。そこには汗だくで髪を乱し、おまんこからバイブが生えただらしない女の姿が映っている。
もうここに、あの子のお姉ちゃんはいない。近視で、ブラコンで、25にもなって男の視線に無防備なお姉ちゃんはいなくなってしまった。
私は社長室の窓を開けた。冷たい空気が火照った体を冷ましてくれる。
全裸のままスマホを構え、社長に送るための自撮り写真を撮った。カシャッというシャッター音が響く。
『リョウちゃん、だいすき。寂しいときはお姉ちゃんでオナってね♡』
写真に写る私は笑っていた。幸せそうに、そしてどこか悲しそうに。
(了)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
新しい書き方を模索している最中で、いろいろ荒い部分もあったかと思います。少しずつ磨き上げていきますので、評価や感想いただけると幸いです。