※この作品はR-18です。

迷宮資源で奴隷娘とハーレムを   作:prime67

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春の5日


15.旧市街の常設市場

現時点で、MPを最大限にできる設定に変更してみた。

 

 

【マモル】 5ジョブ(15)

キャラクター再設定(1) ワープ(1) 

パーティ項目解除(1) パーティジョブ設定(2)

パーティライぜーション(1)

詠唱省略(3) ジョブ設定(1) 鑑定(1)  

獲得経験値五倍(15) MP回復速度二十倍(63)

合計104

探索者Lv6:体力(小上昇)

魔法使いLv6:知力(小上昇) MP(微上昇)

英雄Lv3:腕力HP体力MP知力精神器用敏捷(中上昇)

色魔Lv2:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)

僧侶Lv2:精神(小上昇) MP(微上昇)

 

 

帝都の冒険者ギルドの壁まで6人でのワープ、ぐらっと来て、アルフリーダに寄りかかってしまった。現在のMP量だと、このあたりが限界のようだ。BPを63も使ったが、MP回復速度二十倍を付けておいて本当に良かった。

 

街中で色魔を付けっぱなしにする必要は無いから、もう少し回復したら色魔は外そう。

 

「ご主人様、大丈夫ですか?」

 

「アルフリーダ、心配をかけてすまない。でも今の自分の限界ギリギリが分かったから、苦しいのも無駄じゃないんだよ。2〜3分、休ませてくれると助かる。」

 

ステンレス水筒のお茶を飲みたかったが人目が多い。エゲリアが水筒とコップを持っていて良かった。

 

「アルフリーダ、帝都の高級服屋でウサギの毛皮を高く買い取ると聞いているのだが、店の心当たりはある?」

 

「冒険者ギルド〜商業ギルドのあたりが、帝都でもっとの栄えている商業地区です。高級服屋も数軒ありますから行ってみましょう。納品などは店の裏手のドアから入るのが暗黙のルールですので、素材の買取も同じだと思います。」

 

「そうか、高級服店との窓口もアルフリーダに一任する。今持っている在庫はイリスのアイテムボックスに入ってる100個だ。ウサギの肉も何個か持っている。定期納品契約で単価を上げられると嬉しい。」

 

「ご主人様、流石の見識です。万事アルフリーダにお任せ下さい。」

 

専門分野の仕事だし、アルフリーダが楽しそうだ。

 

冒険者ギルドから出て、石畳の大通りを散策しながら歩く。帝都の中心部だけあって、建物にはガラスが使われている。路面電車が走っていてば、欧州の旧市街の街並みと大差ないだろう。

 

布地やレースやワンピースを陳列しているが、通りの窓から見えた。女性店員がロングスカートのワンピース、男性店員がスーツジャケットを着ている。元の世界で愛用していたユニク◯とは明らかに異なる雰囲気は、高級店に縁遠い自分にも一目瞭然だ。

 

「アルフリーダ、この店はどうかな?」

 

「オートクチュールもやってそうな高級店で、老舗のように見えます。店の裏手に回ってみましょう。」

 

「いらっしゃいませ、ウサギの毛皮の買取でしょうか?」

 

裏手の入口にも看板があって、ドアを開けると初老のスタッフが配置さてれいる。

 

「初めまして、私はマモル・モノベと申します。おっしゃる通り、ウサギの毛皮を売却しようと参りました。この女性はアルフリーダと申し、私の奴隷ではありますが、我が家の財務を任せております。」

 

「初めまして、アルフリーダと申します。」

 

100年後の世界にも、ウサギの毛皮の買取制度は残っていた。あとは任せよう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

アルフリーダは優秀だ。継続納品の前提で話をまとめた。

 

「ごとうび」納品(5と10が付く日に納品)

ウサギの毛皮 100個 @25ナール 

ウサギの肉  5個 @160ナール

 

ウサギの毛皮と肉の売却代金で、3,300ナールがトレーに並べられた。軽い食事や日用品程度の買い物なら余裕だろう。お昼は外食したいと希望してみたら、この辺の店は高過ぎておすすめできないと、言われた。旧市街に行くか、ベイルの店の二択になるらしい。

 

アルフリーダによれば、帝都の旧市街には常設の市場”スーク”があって、大抵の物は入手できると言う。スリが多いので、皮袋の財布には銅貨しか入れちゃ駄目だそうだ。イリスのアイテムボックスは、ウサギの毛皮を売って空なので、イリスが今日のお財布君をすることになった。

 

高級服屋の買取カウンターにいるうちに、アルフリーダの皮袋のお財布に入っている金貨と銀貨、売却代金3,300ナール=銀貨33枚を、イリスのアイテムボックスに収納してスリ対策する。皆んなで常設の市場”スーク”を探索してみよう。

 

イリスとフレイヤは帝都が初めてで、物珍しそうだ。

 

街の散策を兼ねて、スークまで歩いていくことにした。

 

 

「アルフリーダ、なんで高級服屋がウサギの肉をこんなに欲しいのかな?」

 

「お得意様から頼まれることが多くて、これでも足りなく順番待ちが出そうだと言ってました。高級服屋ですから、顧客は貴族や大商人です。供給ルートがあると思って依頼もされるんでしょう。」

 

「なるほどね。ウサギの肉と毛皮の供給は、ソマーラ1階層を専門にするパーティを作って、下請けに出すのも良いかもね。」

 

カトラリー専門店を見つけた。

 

弓なり型の4本歯のフォークが、店の一角に置かれている。ステンレスは無いから青銅製だ。

@150ナール

 

大根おろし金、銅の合金っぽい色合いだ。

@500ナール

 

ここにあっちゃいけない、オーパーツだ。

 

全く独自に発明された可能性も無くは無いが、この世界でフォークは普及してない。あっても肉を切り分ける時の2本歯のフォークしか使われてない。『おろし金』に至っては、調理方法そのものが日本独自だ。

 

「お客様、何かお探しですか?」

70歳ぐらいの人間族の老婆が声をかけてきた。この世界では長生きだ。

 

「こんな形のフォークと調理器具は初めて見たもので、興味を引かれてしまった。」

 

「ああ、これは私の父がオーダーメードの注文を受け作り始めました。デザインは発注した冒険者の方が考えたとのことで、当店の独占商品として売って良いと無償で許可をいただいたと言っていました。珍しいデザインなので数は出ませんが、時々エルフの方が指名買いに来るロングセラー商品です。」

 

こんな所に、ミチオ君の痕跡があった。

 

「おかみさん、フォークは6本とおろし金を1個で。イリス、1,400ナールお支払いして。」

 

4本歯のフォークを作ったってことは、ミチオ君はロングパスタを食べていたのでは? 探ってみよう。

 

「ねえおかみさん、このフォークは特に麺料理を食べるのに向いてると思うんだけど、何か知らない?」

 

「あらあら分かるのかい。隣の店でパスタという乾麺を売ってるよ。これもエルフの方がよく買って帰るね。」

 

「みっちゃん、お客さんだよー。」

みっちゃんは50歳ぐらいの女性だった。

 

「パスタが欲しいのですが・・・。」

 

「あら珍しい、固定客の人しか買わないのに。細い麺、太い麺、極太麺の3種類あるけど、どうする?値段はみな同じで1kg=20ナールだよ。」

 

極太麺のパスタって、ナポリタン用じゃん。ミチオ君、やるなぁ。しかし、長靴の国からの輸入パスタより、少し安いくらいの値段だ。パンに比べると割高だから、高級食材だな。

 

「じゃあ、3種類の麺、それぞれ2kgずつ欲しいですね。イリス、120ナールお支払いして。」

 

 

 

「いやーすっかり堪能してしまった。皆は欲しい物あった?」

 

「旦那様、皆で話したのですが、あそこで夏向きの布を売っています。あれで皆の部屋着を作ろうと思うのですが・・・。」

 

村で生まれ育ったユリアとエゲリアにとって、布から服を裁縫するのは普通のことのようだ。服の大量生産って、ミシンの発明以降のことなんだろう。

 

「もちろんOKだよ。ユリアとエゲリア、買っておいで。イリスはお支払いをお願い。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

そろそろ、お昼時だ。

 

フードコートのような一角があり、6人で座れるテーブルが空いていた。向こうで炭火の串焼きのような物を売っている。

 

「アルフリーダ、フレイヤ、あの串焼きを皆で食べてみたいな。全種類盛り合わせで買ってきてくれるかな。」

 

大きな金属製の串は外して、薄いパンの上に焼き物を乗せて売る方式の店だ。ケバブのような挽肉の串焼き、小切にした肉や、トマトや茄子や玉ねぎのような野菜の焼き物も出てきた。

 

「ご主人様、これ無茶苦茶おいしいですね。」

 

「イリス、ドワーフには似たような料理はあるの?」

 

「ドワーフ料理はおおさっぱですから、味付けは塩ぐらいです。こんな複雑にスパイスを使うことはありません。」

 

「アルフリーダ、兎人族には似た感じの料理ある?」

 

「こういうのは初めて食べます。そもそも炭火で串焼きにする料理が兎人族にはありません。」

 

「ユリア、ソマーラ村ではどう?」

 

「挽肉やミンチは、貧しく粗野な者が食べる食材です。市場で堂々と料理して売ってるのにビックリしました。」

 

少なくとも、人間とドワーフと兎人の文化じゃないわけだ。

これもオーパーツかな? この店も時々食べに来よう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

常設の市場”スーク”の端、出入口のあたりが『タクシー乗り場』だった。この世界で最強の移動手段は冒険者のフィールドウォークだから、常設市場にも冒険者が自由に使える壁があるのは自然の流れだ。

 

『タクシー乗り場』の辺は、大型の焼き物を扱う店が集中していた。家で使っている水瓶も、同じ物が大量に売っている。梅干しを漬けるような瓶や、土器のような壺も並んでいる。

 

「アルフリーダ、冷蔵庫って知っている?」

 

「食べ物を冷やして保存するために、魔法で出した氷を入れた木製の密閉できる棚が冷蔵庫です。でも、貴族が使う物ですよ。氷を出すのは魔道士の魔法で、そもそも魔道士なんて普通に生きてたら目にすることすらありませんから。」

 

「あそこで売ってる素焼きの壺を組み合わせると、冷蔵庫を作れると思うよ。」

念の為、引き寄せて小声で言ってみたら、アルフリーダが固まった。気過熱を使うから湿度が高い所じゃ冷えないけどね。

 

「ど、どの壺を買えば・・・。」

 

「素焼きの壺を2つ。大きな壺の中に小さな壺が全部スッポリ入る組み合わせで。小さな壺の中が冷たくなる。」

 

ドワーフのイリスが大きな壺を、兎人族のフレイヤが小さな壺を抱えて戻ってきた。

 

帰ったら石鹸作りの続きと、二重ポット式気化熱冷蔵庫を作ろう。そして夕食はパスタだ。レベル上げと並行して、QOLも上げないと幸せになれないよね。

 

色魔を付けて、タクシー乗り場の壁から家まで、ワープで帰った。

 

「ご主人様、よりかかってだいじょうぶです。」

 

当然、帰りもMPがギリギリだからクラっと来た。今度はフレイヤが支えてくれて、ソファーで休ませてくれる。良い子だ。




春の5日
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