※この作品はR-18です。

迷宮資源で奴隷娘とハーレムを   作:prime67

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春の8日


21.オークション#

「「フレイヤが受けたエステという技、私達にも見せて下さい!」」

 

昨日は寝る前に、ユリアとアルフリーダに怒られた。失敗した。もうフレイヤのニキビは、関係無くなっているっぽい。ユリア、アルフリーダ、イリスにも、エステしなきゃ駄目かも。エゲリアの淫乱には、心肺持久力増強と免疫細胞強化があるから、肌にも良い影響を与える気がするが、他の4名にエステしたら、エゲリアにもモミモミしてあげる必要があるな。

 

 

いつものように、朝食までは迷宮に入る。昨日の続きでベイルの迷宮の2階層だ。イリスとフレイヤには、ボス部屋の発見を優先してマッピングするよう、リクエストする。さして苦労すること無く、ボス部屋前の待機部屋までに辿り着くことができたので、後の予定が入ってるし、ボス戦はせずに家に帰る。

 

朝食にポトフ風のスープを作って、塩漬け肉は使い切ったそうだ。馬鈴薯じゃなく、里芋っぽい感じの芋が入ってる。

 

また、今日は家の改築工事の日で、ユリアとイリスとフレイヤが担当する。ユリアは村長だし、力が強いドワーフのイリスは、この手の工事には重宝するだろう。銀貨100枚も、イリスのアイテムボックスに預けてある。

 

それと同時に、帝都の商業ギルドで、スキル結晶の入札状況の話もする。防具商人Lv2のアレックス・アシッド、略して『A・A』は上手く調達できただろうか? 午後の約束だった気もするが、時計が無い世界だし、朝食を取ったらエゲリアとアルフリーダを連れて、帝都の商業ギルドまでワープする。念の為、アルフリーダのジョブは商人に変えておく。アイテムボックスの中身を空にするのは面倒だよね。

 

帝都までワープで連れて行く人数が二人なら、MPも余裕で苦しくならない。ハズだ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「マモル様、良い時に来られました。こちらへ。」

 

ホールで仲買人のアレックス・アシッド略して『A・A』に声を掛けられたが、商業ギルドの雰囲気が慌ただしい。半ば強引に談話室に連れて行かれる。前回使用した部屋より小さい部屋だ。『A・A』の表情も真剣で余裕が無い。

 

「実は先日、さる貴族家の当主パーティが迷宮の魔物部屋に入ってしまい、後続部隊を二つ巻き込んで魔物と相打ちになったそうです。腕の良い鍛冶師がいたパーティで、スキル結晶の融合にも熱心でしたが、鍛冶師も魔物部屋で亡くなっています。これだけの大惨敗ですので、貴族家は資金繰りに詰まってしまいます。そこで急遽、今日のオークションに異例の大量出品してきました。少しずつ売れば値崩れしないのに、無能はカモです。今回はありえない急な出品で、仲買人も注文を集める時間が無いので、オークションはガチンコ入札でやることに決まりました!」

 

「アレックス殿、オークションにはスキル結晶も出品されるだろうか?」

 

「鍛冶師が死んでしまったので、買い集めたスキル結晶の使い道は無く、デッドストックになるので出品されます。そして愚かにも、すでにスキル融合された装備品も同時に出品されます。入札者の関心は、すでにスキル融合されている装備品に集中するのが道理です。」

 

「アルフリーダ、アレックス殿と協力してスキル結晶を底値買いしろ。手持ち資金は全て投入して構わない。万が一、蜂のスキル結晶が出たら優先して複数押さえろ。理想は6個欲しい。すでにスキル融合された装備品は不要だ。取引はアルフリーダの判断に一任する。」

 

「かしこまりました、ご主人様!」

アルフリーダは全然怖がってなさそうだ。行けるだろう。

 

「アレックス殿、オークションは商人の戦いと聞く。今回は大戦になりそうな雰囲気だ。ぜひ我々に協力してほしい。」

 

「御用命いただき光栄です、マモル様。今日に限りオークションは正午から開始です。それまでの時間、アルフリーダ殿と出品リストの分析を進めましょう。」

 

あと2時間半で開始か、早く来て良かった。正午とは、商人ギルドの中庭の日時計が示す南中の時間だと言う。

 

「アルフリーダ、アレックス殿、私とエゲイラは追加の資金調達をしてくる。落ち合う場所は、この談話室で良いか?」

 

「すでに今日一日、この談話室は押さえてあります。あと、この騒ぎですから、帝都の冒険者ギルドや探索者ギルドでの換金作業は、非常に混むと思われます。また今回は急なガチンコ入札ですから、換金窓口作業にも手が回ってサボタージュされるかもしれません。フィールドウォークが使えるのでしたら、帝都以外のギルドで換金するのが無難です。」

 

「アレックス殿の助言は尤もだ。感謝する。ついて来いエゲイラ、護衛を任せる。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

エゲイラと二人、ソマーラ村の家の壁まで、ワープでトンボ帰りだ。MPを心配したが、不足感は全く来ない。ユリアとイリスは、外で工事の男と話している。フレイヤが気配に気づいて入って来たが、口元で指を立て「シー」のサインをすると、無言で膝に乗ってきた。

 

盗賊や河賊から剥ぎ取った魔結晶を換金する。盗賊は黄魔結晶は持ってなかったが、緑魔結晶(売価1万ナール、魔物1万匹分)や青魔結晶(売価1千ナール、魔物1千匹分)は結構な数がある。二つの魔結晶を押しつけると簡単に一つになり、これも融合と言うらしい。魔結晶を融合して黄魔結晶(売価10万ナール、魔物10万匹分)を作ろう。

 

ボーナス魔法の鑑定でも、魔結晶にどれだけ魔力が溜まっているのは分からない。緑魔結晶に緑魔結晶を融合していく。プチっとした感触だ。残りの緑魔結晶が1つになった所で、緑→黄に色が変わった。

 

残り1つの緑魔結晶に、青魔結晶を融合して行く。エゲリアとフレイヤにやらせたが、色は変わらなかった。1,000匹近い魔力が溜まっているであろう自分の紫魔結晶も融合したが変わらない。戦利品の紫魔結晶を全部融合し、赤魔結晶を一つ融合した所で、黄色に変わった。

 

アイテムボックスを空にして、黄魔結晶二つを入れ、残った赤魔結晶を自分の鞄に入れて魔力貯金をやり直す。残ってるリーフ8枚もアイテムボックスに入れて持っていこう。

 

フレイヤに無言でバイバイと手を振ると、フレイヤも無言で手を振り返してくれる。

 

エゲリアにアイコンタクトして、ベイルの冒険者ギルドに飛び、金貨20枚、20万ナールの資金を手に入れた。こちらを見る視線を感じたが、金貨20枚を全てアイテムボックスに入れ、冒険者ギルドの壁から再び帝都の商業ギルドにワープする。全工程1時間ぐらいだった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

オークション開始まであと1時間半、アレックス・アシッド略して『A・A』が確保している談話室に戻ってきた。

 

「ご主人様、出品リストに気になる品が4つありました。」

 

時間が貴重な時に、簡潔に報連相できるアルフリーダも出来る女だ。

 

1.ハートハーブさらに上位種のボスからドロップ品、威霊仙が1枚出品されます。『HP』『MP』『状態異常』を完全回復するエリクシールが作れます。貴族の贈答品として最も珍重され、非常に貴重な品です。

 

2.自爆玉が2発セットで出品されます。貴族の出産祝いの定番品です。

 

3.ドープ薬が50個セットで出品されます。効果には諸説あるレベルアップアイテムですが、貴族が手っ取り早く聖騎士や魔道士になる為に使います。

 

4.鍛冶師の蔵書10冊がセット売りに出されますが、書籍の題名は非公表です。羊皮紙の書籍なので1冊1万ナールが相場ですが、落札価格の予想が困難なギャンブル性が高い出品です。イリスさんならドワーフ語でも読めます。

 

「アレックス殿、見通しは?」

 

「確実に、威霊仙の争奪が目玉になります。次にすでにスキル融合されている装備品、その次に貴族はドープ薬、裕福な家は自爆玉に入札が集中すると思われます。見た事の無いような稀な装備品は、出品されていませんでした。」

 

「威霊仙の入札の順番は?」

 

「ガチで抽選した結果、なんと最後から4番目になりました!」

 

「我々に取っては、素晴らしい順番だ。アルフリーダ、4の鍛治師の蔵書10冊がセットの落札を最優先しろ。1〜3は不要だ。後は当初の予定通り、蜂のスキル結晶を優先し、スキル結晶を底値買いしろ。追加資金の20万ナールも、アルフリーダに渡しておこう。資金は全て投入して構わない。威霊仙以降の入札には不参加だ。」

 

「かしこまりました、ご主人様、万事アルフリーダにお任せ下さい!」

 

アルフリーダが生き生きしてる。こういうの好きなんだな。ビッシリ何か書いているパピルスを手にしていて、今も何かメモ書いてるし。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

オークションは予定通り正午から始まるようだ。

 

『A・A』とアルフリーダがオークションに行くのに談話室を出た後、アイテムボックスに入ってるリーフ8枚を、薬草採取士を付けて毒消し丸にして変換する。数が多くてアイテムボックスには入り切らないので、皮の小袋に入れて探索者ギルドに換金しに行く。

 

毒消し丸@25ナール×80個=2,000ナール=銀貨20枚

 

「旦那様、オークションには参加されないのですか?」

 

「アルフリーダが出るから問題ないだろ。それに意思決定者が複数いるのは、オークションのような即断即決が求められる場には、特に良くないよね。」

 

念の為、武器屋と防具屋にも行ってみよう。

 

鑑定!

 

目ぼしい装備は=(空き)スロットが大量に付いた装備は、武器屋にも防具屋にも無かった。

 

ので、武器屋の店主に小声で探りを入れてみる。

 

「ぶしつけで申し訳ありませんが、御社には、さる不幸な貴族家からの『まとめ売り』は出なかったのでしょうか?」

 

「これはこれは、下手な商人よりお耳が早いですな。今頃、商人ギルドでオークションの入札をやってるでしょうが、あの適当な出品では、さる不幸な貴族家が当てにしている調達金額には届かないでしょう。当店にとっても、良い仕入れのチャンスが来るかもしれませんなぁ。」

 

「それはそれは、商いはタイミングが重要で、まさに天の時が来てるようですね。私も、暫くは在庫チェックに通うとしましょう。」

 

「全くその通りでございます。お互い、良い取引ができると幸せでございますなぁ。」

 

「「ふふふふふ。」」

 

「旦那様、なんか怖いですぅ。」

 

 

ついでに、武器屋の主人に、図書館の場所も教えてもらった。

 

さほど離れていないので行ってみる。ガラス窓が開けられている立派な石造りの建物で、ロビーにはフィールドウォーク用の壁も完備されていた。売店や喫茶店も完備されてる。総合受付にて少し聞いてみよう。

 

「すみません、初めてなので教えて下さい。図書館の利用は奴隷の身分でも可能でしょうか?」

 

「全く問題無いですよ。むしろ知識奴隷の人の利用が半分以上です。」

 

「利用料金はかかるのでしょうか?」

 

「いえ、無料で開放されていますが、入る時に保証金として金貨1枚を預かっています。帰る時に返却しますよ。」

 

「なるほど無料ですか。なら近いうちに、当家の知識奴隷を連れて来たいと思います。ご親切にありがとうございました。」

 

ミチオ君達の時代と、同じシステムで変わってなかった。レベル上げが一段落したら、エゲリアとイリスとアルフリーダを送り込んで情報収集させよう。知識奴隷というワードが出てきたが、ギリシャやマケドニアやオスマン帝国の知識奴隷と同じだろうか? 奴隷商人のオリビエに聞いてみたいし、近いうちにベイルの奴隷商人の店に寄ってみよう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

完全ガチの入札は久しぶりで、商人ギルドは盛り上がったそうだ。談話室に帰るとアルフリーダが満面の笑みで教えてくれた。

 

アルフリーダとアレックスは、代理人5人の戦いとなった威霊仙の入札が、85万ナールで落札されたのを見て出て来たらしい。アレックスによると、この値段でも威霊仙1つから複数のエリクシールが作れるので、薬師と提携している商会なら利益が出ると言う。ただそれ以上に、どうしてもエリクシールが欲しい貴族が現れた時に提供できれば、利権に食い込めるのが魅力だそうで、ズブズブの構造は異世界にもある様だ。

 

 

商人ギルドのオークション事務局で、落札手続きと落札金額の支払いをし、落札品の引き渡しを受ける。

 

鑑定!

 

スキル結晶は、商人ギルドの担当者とアルフリーダが読み上げる内容と、鑑定で見える結果は全て一致している。問題ない。鍛冶師の蔵書が『本』としか表示されないのも、想定内ゆえ問題ない。ドワーフ語が読めるのはイリスだけだ。

 

落札品を持って、一旦、談話室に戻ろう。商人ギルドの職員が、談話室まで前後からガードしてくれた。

 

 

【23〜33階層グループ】スキル結晶

トカゲ(火)  @2,100*3=6,300 ナール

ゴーレム(土) @2,100*2=4,200 ナール

サイクロプス(攻撃力) @2,800*1=2,800 ナール

スライム(物理ダメージ減)@2,900*1=2,900 ナール

ドラゴン(魔法耐性) 落札せず

小計=1万6,200ナール 4回落札

 

【12〜22階層グループ】スキル結晶

蜂(ダメージ逓増) @2,500*6=15,000ナール

人魚(水) @2,000*2=4,000 ナール

ハサミ式食虫植物(MP)@2,300*1=2,300 ナール

灌木(麻痺) @2,200*1=2,200 ナール

コウモリ(回避力) @2,000*1=2,000 ナール

蝶(風) 落札せず

つぼ式食虫植物(HP) 落札せず  

珊瑚(石化) 落札せず

小計=2万5,500ナール 5回落札

 

【1~11階層グループ】スキル結晶

山羊(知力) @2,500*1=2,500 ナール

牛(移動速度) @2,000*1=2,000 ナール

蟻(毒)  落札せず

羊(睡眠)  落札せず

兎(詠唱遅延) 落札せず

芋虫(身代わり) 落札せず  

コボルト(同時に使い強化) 落札せず 

小計=4,500ナール 2回落札

 

中計=4万6,200ナール

 

鍛冶師の蔵書10冊(羊皮紙):6万7,500ナール

オークション手数料 @500*12=6,000 ナール

 

総合計:11万9,700ナール

 

 

「アルフリーダとアレックス殿、お疲れ様。素晴らしい結果だ。概ね相場の半額ぐらいで落札できたんじゃないのか?」

 

「そうですね、スキル結晶が融合済みの装備品が複数出品されましたから、入札資金はそちらに回す商人が多かった様です。貴族家に強いコネがある商人は、需要が確実な自爆玉やドープ薬を狙いに行ってましたし。アルフリーダさんも、本命の蜂(ダメージ逓増)の入札の前にわざと入札に失敗したふりをしたり、他にもいくつかテクニック使ってましたしね。」

 

「まあアレックスさん、女の行動を詮索する男は野暮ですよ。」

 

アルフリーダも楽しめたようで良かった。

 

アイテムボックスを整理しても、スキル結晶全部は入らない。銀貨20枚をアイテムボックスから出して、財布代わりの小袋に移し、トカゲ(火)3個、ゴーレム(土)2個、蜂(ダメージ逓増)6個、人魚(水)2個、サイクロプス(攻撃力)1個、スライム(物理ダメージ減)1個、をアイテムボックスに入れる。アイテムボックスに残った8個入るスペース二つには、金貨を入れることにした。

 

重い銀貨と銅貨の皮袋は、エゲリアのリュックに入れ、落札した鍛冶師の蔵書10冊(羊皮紙)は、アルフリーダが持ってきた風呂敷で5冊ずつ分けて包み、エゲリアとアルフリーダが抱えて持って帰る。本の包みを持とうとしたら『主人が荷物を持ったら侮られるから駄目です!』とアルフリーダに嗜められた。まあ、なんとなく分かる。ローマっぽい。 

 

「アレックス殿、世話になった。先日出したスキル結晶の注文は一旦リセットして、コボルトのスキル結晶が出品されたら落としてくれ。コボルトがどうしても欲しい人は今回のオークションで買っただろうから、落札相場は少し下がるかな?」

 

「そうですね、コボルトのスキル結晶は、下層階層からのドロップ品ですから出品は安定してます。5,000ナール前後が相場ですが、しばらく需要が弱くなる可能性十分ですので、4,800ナールで入札されては如何でしょう。」

 

「アレックス殿の相場観に賛成だ。4,800ナールまでの継続入札でお願いしよう。しばらくは帝都に来る用事があるので、商業ギルドにも2〜3日おきに寄るつもりだ。」

 

『A・A』に見送られ、ロビーの壁からエゲリアとアルフリーダを連れて家に帰る。

 

ワープだろうがフィールドウォークだろうが便利すぎるスキルだが、小声で適当な呪文をブツブツ唱えて、詠唱省略がバレないように偽装する。面倒な以上に、万が一、誰かに気付かれると言い訳が厳しい。ここも何か考える必要があるな。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ワープで帰宅した所で、思い出した。3の付く日と8の付く日がベイルの町で市が立つ日で、今日は春の8日だ。

 

「アルフリーダ、ベイルの市はまだ開いてる時間だろうか? 買い出しに行った方が良いよね。」

 

「日の入りの1時間ぐらい前から撤収作業を始める店が多いですから、まだ大丈夫だと思います。」

 

 

ユリアとイリスは、家に改築工事の真っ最中だが、フレイヤが気配に気づいて近寄って来る。

 

「アルフリーダとエゲイラは、荷物を家に置いてきて。折り返しでベイルの市に買い出しに行こう。フレイヤ、ユリアの所に案内して!」

 

フレイヤも連れて買い出しに行く旨、忙しそうなユリアとイリスに声を掛けておく。

 

「ソマーラの村では、物置きを建ててくれた村人の人達に、飲み食いさせた方が良いの?」

 

日当を払っているとは言え、村人が出て物置を建ててくれたので『建前(たてまえ)』はやっとくべきかもしれない。同じことを『棟上(むねあげ)』と言う地域もあるが、要は建主が酒と食べ物を手伝ってくれた人に振舞う、昔の習慣だ。

 

「エール1樽を買って、スパイスが利いた肉野菜炒めを出しとけば、十分に贅沢です。」

 

家令のエゲリアが言うのだし、アルフリーダも頷いてるから、そうなんだろう。

 

「まあユリアの立場もあるから、エールは2樽出そう。先に買って家まで運んじゃおうか。」

サッと買って、エゲリアとフレイヤが樽を持って、ワープでサッと家に置いて、ベイルにトンボ返りする。

 

 

アルフリーダとフレイヤの親子で、買い出しをやってもらう。自分は、武器屋と防具屋のチェックだ。エゲリアが護衛に付くと言っている。武器屋と防具屋に行くにしても、護衛にしても、念の為の行動だ。

 

鑑定! 鑑定! 鑑定!

 

ベイルの市(いち)の防具屋と武器屋は、屋根だけの簡易テントに並んで営業している。特に(空き)の多い装備品は見当たらず、高価な装備品も少ない。さる不幸な貴族家の話を必要以上に喋るのも良くないから、何食わぬ顔で一回りして、武器屋&防具屋を出た。まあ帝都の武器屋&防具屋が仕入れるんだろうが、念の為5日後もチェックに来なければ。

 

食材やらスパイスやら調味料やら、買い出しをやってもらっているアルフリーダとフレイヤに合流する。最後にパンを買って終了したが、4人とも両手に荷物の状態だ。ワープで家の壁まで飛べるのは本当に便利で、移動に関しては完全に元の世界の上を行っている。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

家の改築は、予定通り終わった。

 

ベッドルームと納戸の間の壁を抜いて大きくなった部屋は、ベッドが空間のほとんどを占めて壮観だ。スプリングが入ったマットレスなんて高度な技術水準の世界じゃないので、何かの植物素材を布に詰めた布団が、ベッドフレームの上に敷いてある。男性1人と女性5人なら、横に並んでギリギリ寝れそうだ。

 

家の西側に新築された小さな物置き小屋は、1日で建てる程度の小屋だから石の上に柱を乗せただけの平屋構造で、茅葺き屋根だ。土間もコンクリートを打ってる訳でなく、どこからか持ってきた砂を突き固めている。白っぽいので漆喰も混ぜているかも。納戸の棚や荷物は、既に引越ししてくれている。

 

住居と物置き小屋の間は、低いが大きな板ばり屋根の下にスノコの渡り廊下を作っていて、気化式冷蔵庫を置くスペースを兼ねている。直射日光は当たらす風通し良い場所にするらしい。アルフリーダは、まだまだ冷蔵庫を増やすつもりのようだ。

 

樽に入った常温のエールだが炭酸は有り、ビールとは違い苦味は無い。ビールよりもアルコールが入った麦茶の印象に近い。夏は樽ごと気化式冷蔵庫で冷やせばいいような気がする。

 

そろそろ日が落ちるので、肉野菜炒めの大量生産を始める。ウサギ肉と葉物野菜を熱したオリーブオイルで炒め、塩とスパイスを入れただけだが、ウサギ肉は高級なんだとか。味の素があれば中華料理屋の味になるんだが、これもどうにかしたい。今日は少し強めに塩をして誤魔化す。中華鍋もクーラタルの金物屋に買いに行きたい。

 

「皆さん今日はありがとう、長寿と繁栄を!」

 

どっちみちブラヒム語だと伝わってないようで、何のツッコミもなく乾杯し、エールを飲みながら、肉野菜炒めを取り分けて食べる。箸を使う文化は無いので、皆、スプーンで野菜炒めを食べている。フレイヤの化粧水を作った時に、柳の樹皮をむいて残った小枝で作った箸をコッソリ使うが、アルフリーダに「その道具は何という名前ですか?」と聞かれたぐらいだ。あまり便利には見えないらしい。

 

日が落ち切ったぐらいのタイミングで、お開きになり、男も女も村の家々に帰っていった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

一日二食なので、エールと肉野菜炒めぐらいでは足りない。朝のポトフの残りと、ベイルで買った鶏肉のソテーと、ベイルで買った今日焼いたパンで食事にした。

 

ユリアもイリスもフレイヤも、今日は疲れたらしい。イリスは身長145cmしかない細身だが、力が強いドワーフ族だけに、農夫Lv28の人間族の男より重い物を持ち上げてたと、ユリアが教えてくれた。フレイヤはベッドの敷布団を作ったと言っている。麦藁を叩いて布袋に詰めて、マットレスにしているようだ。

 

「旦那様、ありがとうございました。材料も村にある物で作ったので、金貨1枚分のお金は、全部村に落とすことができました。」

 

「ユリアもお疲れさま。これで全員一緒にベッドで寝れるね。」

 

「オークションの入札は、アルフリーダが頑張ってくれて大成功だった。今後の事も色々あるので、明日の早朝は迷宮に入らないで、報告や打ち合わせを行う。全員で会議しよう。」

 

「それと今晩は、フレイヤが頑張ったベッドの使い心地を、全員で試してみるべきだと思うんだ。」

 

「「待ち遠しかったです、旦那様。」」

「「「かしこまりました、ご主人様。」」」

 

5人が何やらゴニョゴニョ話して相談している。

 

 

シャワー室には、アルフリーダに連れて行かれて洗ってくれた。ベッドの布団は、イリスとエゲリアが温めてくれている。アルフリーダとユリアが布団に入ってきたのと交代で、イリスとエゲリアは身体を洗いに行った。アルフリーダとユリアに抱きついて、柔らかい身体を温めていると、フレイヤも身体を洗ってベッドに入ってきた。

 

「それではご主人様、始めましょう。今日は親子丼からお楽しみください。」

 

「ええぇ、親子丼ってアルフリーダはともかく、フレイヤ大丈夫?」

 

「おとこのひとって、おやこどんすきだよね。」

 

最初にアルフリーダの膣、次にフレイヤの膣と交互に繰り返し挿入している。フレイヤに入れている時は、アルフリーダが股を開き、自分の女陰を自分で開いて中を見せてくれる。兎人族の胴体は無毛なので女陰も綺麗だ。アルフリーダに入れてる時は、フレイヤがアルフリーダの乳を吸っている。

 

「アルフリーダ、たまらない、もう出てしまいそうだ。」

 

「ご主人様、精子は全部ユリアの中に出してください。今日のアルフリーダとフレイヤとイリスとエゲリアの膣は、シゴいて締めるだけの道具です。」

 

アルフリーダに抜くように促される。横でユリアが正常位の体勢で股を開き、自分で栗を弄っている。たまらず奥まで乱暴に入れてしまい、1分も持たず射精してしまった。

 

射精の余韻に浸る間もなく、後ろからイリスに引き剥がされて、エゲイラにバックで入れる。淫乱の締まりで直ぐに逝きそうだ。エゲイラから抜き、ユリアの膣に挿入してほとんど2連発で中に射精する。

 

ベッドに仰向けに倒れると、イリスが顔にまたがってくれる。ペニスはアルフリーダの胸に挟まれ、亀頭は口に含んでくれた。ペニスが硬さを取り戻すと、フレイヤが上に乗って腰を振ってくれる。3分ぐらいでイリスとフレイヤが交代する。イリスの膣は熱い。フレイヤの股はベタベタだが、全くの無毛で舐めやすく、お尻から太ももの握りごごちが堪らない。

 

「イリス、イキそうだ。」

 

イリスとフレイヤが身体から降りてくれると、目の前に股を開いたユリアがある。ユリアの腰を持って奥まで入れてしまう。

 

「ご主人様、これだけ中に出せば妊娠できますね。」

 

笑顔で微笑むユリアが堪らない。10回ぐらい深く奥を突いて、ユリアの呻き声を聞きながら3発目を射精した。

 

5人がかりで攻められると、流石にペースが早すぎ体力が追いつかない。色魔無しでは、もう1発出すのが限度かも。

 

イリスが左手を取って、中指をイリスの熱い膣の中に入れてくれる。右手は、エゲリアが小ぶりな乳房に持って行ってくれる。母のアルフリーダが乳首を口に含ませて、娘のフレイヤが両手でペニスを左胸に押し付けると、カチカチに回復してきた。フレイヤが、自分で膣に挿入して腰を振る。女の子座りで体重を落とすフレイヤは、奥の子宮口にペニスを当てたまま前後に腰を振る。

 

思わず左手に力が入って、イリスの膣中のザラザラした場所を触る指が乱暴になってしまったが、イリスは左手を掴んだまま抜こうとはしない。

 

「フレイヤ、締まる、イキそうだ。」

 

上に乗って軽イキしてるフレイヤが腰から降りて、イリスが手を引いてくれ膣から指を抜く。アルフリーダの乳房が離れると、腰の下に枕を入れ股を大きく開いたユリアが目に入る。

 

余裕が全く無い。ユリアの腰を掴んで、奥に当たるまで突き刺した。ここまでの刺激が強すぎて、ユリアに入れて1分しか保たない。

 

「ドピュッ ドプッ ドプッ!」

 

流石に連続で4発目だから、射精時間も少し短い。本当に空っぽで、全く出ないだろう感覚を初めて味わった。ユリアの膣に入ってるのに、萎んでいくのか分かる。ユリアの可愛い顔を見ながら抜いて、ベッドにひっくり返った。賢者タイムが深い。

 

「うあぁぁ。」

 

アルフリーダがお湯で温めたタオルで、玉とペニスと包んで拭いてくれる。これはヤバいぐらい気持ちいい。

 

温めたタオルが股間から離れると、アルフリーダ、イリス、エゲイラの順で咥えてくれた。アルフリーダは絡みつく名器だが口も手も上手い。4発出した直後なのに、アルフリーダの口で硬さが戻った。イリスの口は小さいが熱い。亀頭だけを熱い口で吸う感じだ。最後にエゲイラが咥える。普通に舐められた後、少しずつ深く咥えだし、とうとう根本まで飲み込んだ。そのまま口を離さない。

 

「ごめんエゲイラ、気持ちいい、我慢できない、このままで・・・。」

 

「ドピュッ ドプッ ドプッ!」

 

エゲイラの頭を押さえてしまったが、喉の深さで咥え込んだまま射精を受けてくれている。信じられないが、色魔無しで5発目だ。

 

「ふふふ、私の口で旦那様の5発目を射精させました。精子が出る時のペニスが、喉で脈動しているのが堪らないですね。」

 

「エゲイラ凄い、あの技ってディープスロートですよね。商館の奴隷教育で習いましたけど、凄く難しいですよ。イリスも、ご主人様の2/3ぐらいの長さと半分ぐらいの太さのソーセージで練習させられましたが、全く無理でした。ゲボってなっちゃいます。奴隷商の教官は、20人に1人ぐらいしか出来ないと言ってましたよ。ご主人様のは石の様に硬いのに、根本まで飲み込むなんて・・・。イリスもディープスロートでご主人様を咥え込みたいので、コツを教えて下さい。」

 

「あれ、ディープスロートって言うんですか。根本まで咥えようと思ってやってみたら喉の奥まで入っちゃって、旦那様が気持ちよさそうだったので、そのまま喉を締める感じで奉仕しました。別に息を止めてれば、ゲボってならないですよ。淫乱になってから、5〜6分は余裕で息を止められる様になりましたし。」

 

「「・・・・・(淫乱じゃなきゃ無理かなぁ。)」」

 

淫乱は人間族女性の種族固有ジョブで、エゲイラには淫乱の効果の心肺持久力増強がある。兎人族のアルフリーダやドワーフのイリスは、純粋にテクニックを鍛えるしかない。この二人なら、いずれディープスロートも出来るようになる気もするが・・。




春の8日
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