今後の方針を考えていると、ユリア、エゲリア、フレイヤも帰って来た。今日の報告もしなきゃだし、夕食前にミーティングすることになった。
夕食の支度はエマ・ミラ・ノラに任せてる。春野菜でスープを作るそうだ。
「ますは、昼に倒れて心配かけてごめんね。実はハルツ侯爵領であるハーフェンの漁村に行って、近くにある滝で瞑想修行して、神官のジョブを取得した。魔法戦闘の観点から見ると、僧侶はMP(微上昇)の効果しか無いけど、神官/巫女はMP(小上昇)と知力(微上昇)の効果を持っている。魔法戦闘を前提にするなら、回復職は僧侶より神官/巫女の方が望ましいんだ。まあ、そもそも頻繁に攻撃を受ける階層では戦いたくないけど、早めに神官を取って育てた方が後々まで考えると有利だしね。」
「旦那様、魔法はまだまだ強くなるんですか?」
「そうだねユリア。あとは、レベル上昇に比例して強くなる分、装備品を強化して強くなる分、山羊のスキル結晶で強くなる分の大きく三つかな。パーティメンバーに魔法使いを見つける手法は、現実的じゃないだろうし。あと、ワープで跳べる距離もレベル連動してるから、もう少ししたらハーフェンの漁村まで余裕を持って行けるよ。」
「ご主人様、今後の迷宮探索はどうしましょう。」
「今、7階層で余裕を持って戦えてる。皆のレベルも早い速度で上がっているし魔法も強化されるから、11階層まではスコスコ進んでも問題ない気がする。もちろん安全第一で、戦闘時間が長くなる階層には行かないつもりだ。それに、まだまだ装備品で強化できる余地も大きい。今日も、(空き)スロットが4つもある『ダマスカス鋼の鉢金』が入手できた。フレイヤは革の帽子が合わなかったから、幸運だったよ。」
「ご主人様、身代わりのミサンガの件も・・。」
「そうだねイリス。情報によると、盗賊の活動が活発になった影響で身代わりのミサンガの価格が暴騰してる。直近のオークションでの落札価格は、7万ナールだったそうだ。そこで、イリス・アルフリーダ・エマ・ミラ・ノラと、ベイルの迷宮2階層のボス戦で『芋虫のスキル結晶』を狙ったら、1周4分ぐらいで周回できた。入手した『芋虫のスキル結晶』をイリスが融合して作った身代わりのミサンガは、帝都のオークションに出品している。今が稼ぎ時かもしれないけど、迷宮探索と金策はどちらを優先すべきだろうか?」
「旦那様、盗賊狩りは美味しいですが、遠くない将来に狩り尽くされると思います。そうなれば、身代わりのミサンガの価格も元に戻るでしょう。(空き)スロットが見えるのは旦那様だけのチートなのですから、今は身代わりのミサンガで稼ぐべき時だと思います。」
「ユリアも、エゲリアの意見に賛成です。稼いだ資金で装備品を買いましょう。」
「アルフリーダは、稼ぎまくった資金を拡大再生産に投資すべきと思います。牝馬とニワトリを買い、牧場を作るのはどうでしょうか?」
「イリスは、稼いだ資金でコボルトのスキル結晶を買い占めるのが良いと思います。装備品は素材を買ってくれれば頑張って作ります。」
「フレイヤは、探索者のどれいをかいたいです。お母さんも”とうと”にすれば村もあんしんです。」
なるほど・・。
「フレイヤ、膝の上に座って。」
フレイヤは何も言ってないのにズボンを脱いで膝の上に乗り、シャツのボタンを外し始めた。まだボディクリップを外してなかったな。クリップを外して勃起した乳首を舐め、内腿の感触も楽しみながら考えを整理する。
「んっ、あっ・・。」
盗賊の発見はフレイヤに依存していて、今までは上手く行った。とは言え、フレイヤはソマーラの村から出て迷宮の中にいる時間の方が長い。本業が迷宮探索なのは、これからも変わらないだろう。
「旦那様が、考え中モードに入ってしまったね。」
「乳やお尻がピチピチのフレイヤだから、揉みながら考えるのでしょうか?」
「フレイヤの喘ぎ声は小さいし、じっと固まって弄られるのが考えるのに良いのでは?」
「ズボンを脱ぎ捨てたのは天然だと思いますよ。私だったらパンツも脱ぎますけど。」
ユリア・エゲリア・イリス・アルフリーダが、何か言ってる。
ソマーラの村で作業してるアルフリーダが闘兎なら、仮に索敵距離はフレイヤに及ばないにしても、村が奇襲される危険は相当減る。拠点にしているソマーラ村の安全保障に投資するのは悪くない。アイテムボックス目的に探索者の奴隷を買う資金は十分にあるし、奴隷は『迷宮の淑女』商会の事業拡張にも使える。
でもなぁ、これ以上増えてもなぁ、組織ってのは面倒だしなぁ。
「イリス、アルフリーダ、フレイヤ、まだ日が暮れるまで時間があるから、ベイルの奴隷商会に行っておきたい。一緒に来てくれ。ユリア、エゲリア、念の為に一旦パーティから外すよ。」
もし良い奴隷がいたら、見てから結論を考えよう。
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ワープで、ベイルの騎士団の建物の壁に出る。
ベイルの町の奴隷商会は、確か騎士団の詰め所の向かいだったな。まあ皆がいるから奴隷商会の場所は問題無いだろう。
フレイヤがドアノッカーを叩くと、使用人の男が出てきた。
「オリビエ殿は居るかな? また奴隷を購入しようかと迷っていて寄ってみたんだ。」
「これはこれはマモル様、こちらにどうぞ、オリビエを呼んでまいります。」
広い応接室に通されたが、イリス・アルフリーダ・フレイヤは椅子の後ろに回って立っている。普通、奴隷が主人の横に座ることは無く、我が家が極めて不自然らしい。出て来たお茶も、一人分だった。
「お待たせいたしました。マモル様、お久しぶりです。」
「オリビエ殿も息災そうで何よりだ。以前こちらで購入した3人の奴隷は実に素晴らしくてね、4人目の奴隷を考えてるのでオリビエ殿の店に寄ってみたんだ。」
「お褒めに与り光栄でございます。それで、今日はどんな条件の奴隷をお探しでしょう?」
「アイテムボックスの容量が足りなくなってきたので、探索者のジョブを持つ女奴隷が欲しいのだ。もちろん信頼出来る奴隷なのが大前提で、処女奴隷の必要は無い。種族や年齢も重視しない。ただ、ブラヒム語の会話は必須だ。なるべく教養豊かな女性が望ましいが、必須条件では無い。」
「なるほど、少々お待ち下さい。心当たりの者をご紹介いたしましょう。」
店主のオリビエも従業員も部屋から出ていき、部屋に居るのは我々だけだ。
「イリス、他に考慮すべき条件はあるかな?」
「あの、女性の好みは伝えなくて良かったのですか?」
「え、なんで? 夜伽は5人で十分満足してるから必要無いよ。」
イリス、アルフリーダ、フレイヤが明らかに嬉しそうな表情だ。
「お待たせいたしました。普通なら傷物として嫌われるのですが、マモル様になら価値を分かっていただける奴隷をご紹介できます。ソフィア、入って来なさい。」
鑑定!
探索者Lv39 人間族 女 30歳 ソフィア
探索者のレベルが高いけど、30歳って間違いじゃないのか? どう見ても20歳(ハタチ)ぐらいにしか見えないぞ。美魔女ってやつかもしれないが、イリスより少し高い程度の身長しか無い。150cm切ってる感じかな。腰も細いなぁ、締まらないかもなぁ。
「ソフィアは、さる貴族家当主の一番奴隷でした。ところが最近、当主パーティが迷宮の高層階で魔物部屋に入ってしまいまして、不幸なことに・・。ソフィアも後続部隊の一員として後に続いていたのですが、その時の戦闘で脚に大きな傷を負い、もう走れなくなってしまったのです。さる貴族家では奴隷を『死後相続』としていましたが、大敗の後ですので物入りだったのでしょう。相続奴隷のまとめ売りを、当家でお受けした次第です。」
「そうか、ありがとう。しばらくソフィアと話したいので、オリビエ殿は席を外してもらえるか?」
5分ぐらいと言って、店主のオリビエと従業員は再び部屋から出て行く。
「アルフリーダ、ソフィアは何歳に見える?」
「二十歳ぐらいに見えますが、貴族家当主の一番奴隷にしては若すぎますよね。」
「ソフィア、後ろの3人も奴隷だが、我が家では食事も一緒のテーブル取るぐらいの関係なんだ。ソフィアのことも話してくれないかな?」
「はい、ブルーノ伯爵家から売られましたソフィア、30歳です。亡き伯爵様からは一番奴隷に指名して頂きました。」
「えー、その見た目で30歳って エルフですか?」
アルフリーダが心の声を口に出してしまった。
「えっ、ブルーノ伯爵の小児性愛って家系だったのか・・。いや待て待て、それならなんで相続した奴隷が売られるんだ?」
「亡くなった伯爵様の奴隷は、長男が次期当主として死後相続したのですが、若様は巨乳好きでして・・・。私達は気に入られず、全員まとめ売りされてしまいました。他の者は直ぐに買われて行ったのですが、私だけは売れ残ってしまったのです。脚を怪我して二度と走れないし、背も低いし、貧乳だし、お尻も薄いし、年も30歳だし・・。」
「ブルーノ伯爵家には、何年仕えていたの?」
「20年、ご主人様に奉仕いたしました。」
「20年って、10歳の時から・・。口で奉仕してたんですよね。」
イリスも心の声を口に出してしまった。
「いえ、10歳の時から入れて頂いてました。最初の1〜2年は痛くて泣きそうでしたが、頑張ったら痛がるのも気に入られたようで、25歳の時に一番奴隷にして頂きました。」
帝国解放会のハンドサイン、体の前で手をクロスさせ、左手の手のひらを右手の二の腕の裏側に当ててみる。ソフィアからも同じサインが返ってきた。驚きの連続だ。念の為やって良かった。帝国解放会はまだ存在していて、ブルーノ伯爵の子孫は、ハンドサインを一番奴隷には教えていたんだな。買いだ。
「ソフィアは俺に買われるのは嫌か?」
「いいえ、ぜひ買って下さい。人生でこんな幸運な出会いは二度とありません。ソフィアは精一杯お仕えいたします。」
「イリス、意見を。」
「ご主人様の判断を信頼していますので、イリスに異存はありません。ソフィアさんとは上手くやれそうです。」
店主のオリビエと従業員が、ドアを開け部屋に戻ってきた。
「マモル様、ソフィアは如何でしょうか?」
「うん、しっかりした娘だから買わせて頂こう。オリビエ殿、値段とか手続きとかはアルフリーダと話してくれ。我が家の主計官として、財政はアルフリーダに一任しているんだ。」
ソフィアから得られるであろう、ミチオ君亡き後の帝国解放会の情報は是非欲しい。
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「ご主人様、プラスマイナスを相殺した査定で、15万ナールの支払いまで終えております。最後のご契約をお願いします。」
元一番奴隷が15万ナールとは割安だ。
「マモル様、それでは契約をよろしいでしょうか?」
奴隷契約は2度目だから慣れた物で、左腕を前に出す。
奴隷商人のオリビエが呪文を唱えると、インテリジェンスカードが飛び出してきた。
ソフィアも進み出て左腕を出すと、オリビエが呪文を唱える。
「これで奴隷契約が終了しました。インテリジェンスカードをご確認ください。」
物部守:男 21歳 探索者 自由民
所有奴隷:イリス アルフリーダ フレイヤ ソフィア
「これでマモル様はソフィアの所有者になりました。所有者には、奴隷に住まいと食事を与え、また税金を支払う義務がございます。これらの義務を放棄したり、奴隷を著しく不当に扱った場合、契約が破棄されることもあります。」
「ありがとうオリビエ殿、確かにソフィアが所有奴隷になっていることを確認した。」
「それでは、またのご利用をお待ちしております。」
「ああ、またそのうちにね。今後ともよろしく頼む。」
前回のミスを覚えていたので、『革の靴(空き)(空き)』をアイテムボックスに入れ持ってきている。ソフィアも手荷物は何も無かった。脚が悪いのに杖も持ってないな。
奴隷商人のオリビエと、使用人らしき男に見送られ、5人で奴隷商館を出た。
「アルフリーダ、とりあえず、ソフィアに最低限必要な日用品を何とかしなければならない。どうしようか?」
「ベイルの市は明日ですので、帝都のスークまで跳びましょう。まだ日が落ちてないですから閉店に間に合うと思います。」
「ソフィアさん、一番奴隷のイリスです。今から不思議なことが連続しますが、驚かないで平静を装って下さい。家に帰ってから全て説明しますので。」
「ご主人様、フレイヤがソフィアさんと手をつなぐね。」
フレイヤとソフィアが何やら話してるな。
「おお、フレイヤが気付いてくれて良かった。ソフィアは脚が悪いから急がず転ばないようにね。」
騎士団の建物の壁から、帝都のスークの壁までワープで移動する。
「・・・・・・。」
ソフィアが混乱しているが、説明は後だ。
とにかく買い物だ。新品の下着やコップや歯ブラシや生理用品、古着のシャツとズボンも1着買った。カトラリー専門店もまだ開いてたので、フォークやスプーンやナイフを4セット買う。エマ・ミラ・ノラの分も無かったしね。アルフリーダは、ついでに調味料とか消耗品の細々した物も買っている。イリスはソフィアに避妊薬も買っているな・・。
おお、パプリカパウダーがあるじゃん。布袋に入れて売ってるが、あれ2Kgぐらい入ってるな。100ナールは安い。ドワーフのイリスがいるから、多少荷物が増えても大丈夫だし。
アルフリーダは、もっと気化式冷蔵庫を作りたかったようだが、時間切れで瓶は買えなかった。また次の機会だね。
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「ただいま、遅くなってごめんね。奴隷を買って来たよ。」
フレイヤが、玄関でソフィアの靴を脱ぐのを手伝っている。偉いな。もう夕食は出来ているし、どっちみち全員が座るにはテーブルが狭いので、皆には先に食べてもらうことにした。言い訳をして、一番奴隷のイリスとソフィアを連れてベッドルームで密談だ。
「ソフィア、我が家にようこそ。皆に紹介する前に話しておこう。」
「イリス、この先の話は一番奴隷だけの内密だ。秘匿度が高い話だから心してくれ。」
「「かしこまりました、ご主人様。」」
「まずソフィア、帝国解放会のハンドサインは亡くなった伯爵に教わったの?」
「はい、伯爵様は帝国解放会の副会長でしたから、一番奴隷のソフィアがお手伝いし業務遂行してました。それなのに、ご主人様を帝国解放会でお見かけしたことはありませんが、なぜハンドサインを知っているのですか?」
「イリス、頼む。」
「ソフィアさん、ご主人様は人間族ですが、故郷は物凄く遠い所なのです。100年前のガイウス皇帝の御代、知る人ぞ知る伝説のパーティがありました。そのパーティオーナーのミチオ・カガ様と、ご主人様の故郷は同じなのです。そしてご主人様は、100年前にミチオ・カガ様のパーティが成したことの情報が、頭の中に入ってる様なのです。イリスは帝国解放会やハンドサインが何なのか知りませんが、100年前のミチオ・カガ様の情報が基になっているに違いありません。ご主人様と私達には内密が多いのです。」
「インテリジェンスカードの記載では、ご主人様は探索者でした。しかし先程は冒険者のフィールドウォークを使っていました。それも無詠唱です。これもミチオ・カガ様と同じ能力なのでしょうか?」
「うん、そうだ。あれはワープと言って、フィールドウォークより少し便利な特別な魔法かな。ソフィアはミチオ君の話を知ってるの?」
「時のガイウス皇帝が、師兄(すひん)と敬った人物だったと聞いています。そういえば、パーティメンバーの鍛冶師は女性で、ガイウス皇帝からも気に入られていたと帝国解放会の資料で読みました。イリスさんも何か関係あるのでしょうか?」
「えー、ご主人様、セリー様は奴隷なのにガイウス皇帝にお目見えしてたんですか?」
「そうだねイリス、セリーはガイウス皇帝から直接お酒を勧められて目の前で飲むぐらい、超気に入られてたね。ソフィア、資料のドワーフ女性の名前はセリーだが、セリーとイリスに直接のつながりは無い。ドワーフ女性にとって、セリーが憧れの伝説の隻眼というだけだ。」
「失礼ですが、ご主人様がソフィアを買われたのは、帝国解放会とコネを作りたいからでしょうか?」
「いや、可能な限り貴族とは距離と置きたい。今の所、帝国解放会に入会する気は全く無い。そもそも、20年前のベイルの迷宮で帝国解放会は消耗し切ったと予想してるんだが、合ってるだろうか?」
「はい、20年前に狼人族最強とされた会長のパーティが全滅してから、副会長の伯爵様が帝国解放会を維持してきたのです。しかし、その伯爵様も亡くなったので終わりだと思います。次世代が育ってないのです。」
「狼人族の会長って、エステル男爵家か?」
「え、なぜ知っているのですか、それも100年前の情報から導き出されたのですか?」
「まあ、そういう事だね。あまり長くなると皆が不安になるから今日の話はここまでにして、おいおい情報の擦り合わせをしよう。イリス、ソフィアをよろしく頼むよ。今の帝国解放会の話は、3人だけの内密にね。」
「「了解です、ご主人様。」」
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テーブルに戻ると、皆の食事は終わってて、3人分の野菜スープとお浸しを出してくれた。今朝焼かれた高級パンがあるし、十分に美味しい夕食だ。
「皆、今日から仲間になったソフィアを紹介する。さる貴族家で一番奴隷だった逸材だから、学ぶ所も多いと思う。よろしく頼むよ。」
「ソフィアです。人間族の奴隷で30歳になりました。ジョブは探索者です。ブラヒム語とバーナ語と人間語が喋れます。これからはご主人様を支えて生きていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
「えー、30歳って、嘘でしょう?」
ユリアも、心の声が口に出てしまっている。見た目と年齢のギャップは衝撃だよね。
「本当です。ロリ体型なので、ご主人様に気に入っていただけるか不安でたまりません。」
「ソフィアは脚が悪いので、とりあえずアルフリーダと『迷宮の淑女』商会の仕事をしてもらう。アルフリーダのジョブは、探索者から闘兎に変えるつもりだ。ソマーラの村の防衛を考えての変更だと理解してほしい。」
「「旦那様、ありがとうございます。」」
「しかし、これで益々テーブルが狭くなったな。理想としては皆で一緒に食事をしたいのだが、何か良いアイディアはないだろうか?」
「ご主人様、テーブルを継ぎ足せば何とかなるかもしれません。」
「え、アルフリーダ、どういうこと?」
「このテーブルは割と高級品で、材料は迷宮素材の『板』じゃないかと思います。それなら、ギルドから『板』を買ってきて継ぎ足せば、見た目に違和感無くテーブルを拡張できるのではないでしょうか。『板』の接着には迷宮素材のコーラルゼラチンを使いますが、在庫は豊富に持ってます。」
「素晴らしい、明日の午前中、ベイルに『板』を買いに行こう。エゲリア、いつもの工事する村人の手配をよろしくね。」
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人数が増えたので、シャワータンクへの給水も1日1回では足りなくなっている。ウォーターウォールで給水して、エマ・ミラ・ノラに火炎剣でお湯を作ってもらう。彼女達も毎日昼間にシャワーを使っているから、慣れた作業だ。
今日2度目のシャワーで、ソフィアを風呂椅子に座らせ石鹸で髪の毛を洗う。だが意外にもソフィアはシャワーを知らなかった。
「伯爵家では、湯を溜めた風呂に入ってたの?」
「はい、でもお湯を沸かす為の薪が勿体無いですから、風呂は10日に一度でした。普段はお湯で体を拭くだけです。石鹸は高価なので、普通は奴隷や使用人は使えません。伯爵様と一緒にお風呂に入る娘だけが、石鹸を使わせて頂いてました。」
「我が家では毎日シャワーを浴びるよ。石鹸も使い放題だから、使うのに許可は不要だ。やっぱり石鹸を作ってるって普通じゃないのかな? ソフィア、流すから目をつぶって。」
最初なので、ソフィアの髪の毛は2度洗いしよう。
「貴族家でも、石鹸を作れる家なんて聞いたことがありません。あ、これも内密なんですね。」
「うん、石鹸の利権を持ってる人に知られると襲われそうだからね。あと、髪の毛を石鹸で洗った後、サラサラスベスベの髪にする液体のことは知ってる? コンディショナーって言うんだけど。」
「知りませんし、伯爵家では石鹸で洗った後は水で流してタオルで拭くだけでした。」
髪の毛を洗い終えた後、コンディショナーをお湯で薄めソフィアの髪を濯ぐ。ソフィアは30歳なのに全く成熟してないロリ体型で、これはこれで凄いが興奮しない問題が生じている。ソフィアの身体を石鹸で洗うが、これも最初なので2度洗いだ。アンダーヘアは申し訳程度にしか生えてなかった。
「あのぅ、やっぱりご主人様はロリコンじゃないんですよね。」
まあ、股間を見れば一目瞭然だから隠しようが無い。どうしよう、勃たないのは普通に傷付くよな。
「ご主人様、ソフィアの口を試してみて頂けませんか? 伯爵家の奴隷の中で一番上手いと褒めてもらってたので、少しだけ自信があるんです。」
初日から口に出すのもどうかとも思ったが、見た目とは違いソフィアは30歳の大人の女だし、一番奴隷になるぐらいだから面倒臭い女の可能性も低いだろう。ソフィアを風呂椅子に座らせたまま正面に立った。
流石に20年のキャリアは伊達でなく、文句無く上手い。口の中で大きくなると思わず頭を押さえてしまったら、ソフィアから根本まで咥え込んでくれて、あっという間に出してしまった。出した後に優しく含んで吸い出してくれているのも絶妙で、上手すぎる。
「ソフィア、皆には内緒だよ。ユリア、エゲリア、イリス、アルフリーダ、フレイヤも飲んでくれるぐらい頑張ってる娘なんだけど、ソフィアの口が段違いに気持ち良い。これからも、ずっと宜しくね。」
ソフィアが泣いている。なんかミスったか?
「ご主人様、ごめんなさい。私こんな身体だから、捨てられないか不安だったんです。出してくれて嬉しいんです。」
ソフィアが壁に手を付きながら立ち上がって、少し脚を開き、膣に指を根本まで入れて弄り出すと、中から指輪が出て来た。
「亡くなった伯爵様から一番奴隷になった時に頂いた指輪です。ソフィアの物だから決して外すなと言われたのですが、まとめ売りされた時から、取られないよう膣の中に隠していました。」
鑑定!
アクセサリー:頑強の指輪(物理ダメージ削減)(空き)
「ソフィアに最初の命令だ。その指輪はソフィアの私物で、今後はずっと指に嵌めていろ。ブルーノ伯爵はソフィアの事を、単なる奴隷以上に大事に思っていたんだろう。それは普通の指輪じゃなく『頑強の指輪』と言うアクセサリーの装備品で、物理ダメージを削減する効果が付いてる。物凄く貴重で高価なアクセサリーで、さらにスキル結晶をもう一つ融合できる(空き)も付いている逸品だ。ソフィアはブルーノ伯爵との思い出を上書き保存せず、頑強の指輪と共に大事にするように。」
全身を隅々まで石鹸で洗ってる間じゅう、ソフィアの感情は治まらず平静でなかったが、シャワーで石鹸とコンディショナーを流しタオルで身体を拭く頃には、元のキリッとしたソフィアに戻ってくれた。そうでなくちゃ、伯爵家の一番奴隷には抜擢されないんだろうな。
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イリスとアルフリーダとソフィアの3人は、夜中までリビングで話し合っていたようだ。異世界に労働基準法は無いし、仕事とプライベートの境も無いから、ブラックじゃないよね。なんの話をしたのかは聞かない方が良いかもしれない。
なので、夜伽はユリア・エゲリア・フレイヤの3人だけだった。フレイヤの『鋭敏』の使い方は難しくて、1回目で意識が飛んでしまった。淫乱のユリアとエゲリアは交互に3回してもまだ出来ると汗だくで言っているが、肩で息をしている。淫乱の二人を左右の腕で包み込み、賢者モードに入ることにした。
春の17日 夜