※この作品はR-18です。

迷宮資源で奴隷娘とハーレムを   作:prime67

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春の24日


45.クーラタルの迷宮

昨晩は夜伽をしなかったので、何時もより早く目覚めた。

 

6人の女性が寝ている巨大なベッドを抜け出し、一人でリビングに向かう。まだ真っ暗だが、勝手知ったる家なら、不思議と何となく歩ける。

 

台所の火口の灰の中から、”火ばさみ”でブランチの消し炭を掘り出し、再び火を起こす。燭台のローソクにも火を移し、薄暗いながらもリビングに灯りが灯る。う〜ん、やっぱり台所が狭いな。エマ・ミラ・ノラも合わせて10人いるのに、火口に五徳は2台しか置けない。ブランチが、火力が強くて煙も匂いも無い優秀な燃料だから暮らせるが、普通に薪を使ってる他の家はどうしてるんだ? 囲炉裏で、鍋一つでスープ作るだけなのかな?

 

お湯が沸き、一人でお茶を飲んでいると、朝立ちも収まって来た。なので、トイレへ朝のオシッコに行く。トイレは家の外にあり、昔の日本の住居と同じ作りだ。人糞を肥料にするのは禁忌だから、トイレの穴が人糞で一杯になると土で埋め、横に新しい穴を掘ってトイレを並行移動させている。せめて、ウンコとオシッコのトイレを分離して、オシッコは水で薄めて畑に撒けば良いのにな。肥料とトイレの延命の一石二鳥なのに、やらない理由は何だろ?

 

リンゴのジャムを薄く切ったパンに大量に乗せ、お茶と一緒に食べていると、イリスも起きて来た。

 

「ご主人様、申し訳ありません。昨晩は夜伽もしてないし、今朝はご主人様より遅く起きるし、一番奴隷として失格です。」

 

「じゃあ、イリスに罰を与えないとね。膝の上に乗ってて。少しの間、じっとしててね。」

 

貫頭衣はサイドが開いている服なので、横から手を入れて生乳を揉めるのが素晴らしい。感触を楽しみながら、今後について整理しとかなきゃ。イリスは小さくて軽いから、丁度良い。

 

イリスが迷宮に入るのはあと2〜3週間だが、その後の迷宮探索メンバーはどうしよう? アルフリーダが、ソマーラの村に残るのは確定だ。迷宮探索より、フレイヤとの通信や外敵の早期警戒、アルフリーダとフレイヤとは別々に活動して、闘兎のスキル”鋭敏”を生かすべきだろう。そもそも文官としての能力はアルフリーダが抜けているのだから、適材適所を崩すべきじゃない。

 

「ん、あっ。」

 

戦闘力的には、ソフィアを探索に入れるべきだ。しかし、アイテムボックスの問題が振り出しに戻ってしまう。まあ、朝食前の時間なら『迷宮の淑女』商会も業務開始前なので、ソフィアを入れるのに問題無いな。ソフィアを入れて5人だが、仮に前衛を増やして6人にしても、ボス部屋じゃないと戦うスペースが無いから、効率が悪いんだよなぁ。ミチオ君のパーティだと、ルティナがミチオ君と並んで魔法を放っていた。この辺も考えなきゃな。

 

「あっ、うぅぅ。」

 

今日は、クーラタルの13階層に入ろう。1回だけソフィアと一緒に入場料を払って入って、次回からはワープで直接迷宮内に跳べる。クーラタルの迷宮地図だけは、入口で買ってイリスに渡しとくか。13階層で、MP回復する強壮丸の材料が入手出来るのは大きい。それなら、ハーフェンの漁村までワープしてみるか。前回行った時から英雄のレベルも上がってるし、いざとなれば強壮丸を飲めば済むだろうし。MP切れはキツかったからなぁ。

 

「はぁぁ、ご主人様ぁ、もう駄目ぇぇ。」

 

「イリス、もう少し股を開いて。」

 

イリスの股から汁が垂れている。ゆっくり右手の中指をイリスの膣に入れ、Gスポットのザラザラを優しく撫でる。

 

「いやぁぁ、ご主人様ぁ。」

 

「イリス、口を押し付けて良いから、喘ぎ声は我慢するんだよ。朝だからね。」

 

イリスは最初に比べると、鳴きが良くなっている。プルプル震え出したから、イって満足しただろう。ドワーフは体温が高いから、膣に入れた指も凄く熱い。もっと早くから楽しめば良かったな。

 

「はあぁ、指でイカされちゃいました。うわぁ、ごめんなさい。ご主人様の腿がビシャビシャになっちゃって・・。」

 

「楽しかったよ、イリス。またやろうね。」

 

せっかくイリスの乳首がビンビンになっているので、貫頭衣を脱がせ、ボディークリップを装着する。

 

「んっ、あぁ。この状態で防具製造ですかぁ。うぅ〜、頑張ります! 今ぞ来ませる御心の、言祝ぐ蔭の天地の、防具製造!」

 

「鑑定!」

足装備:革のサイハイブーツ(空き)

 

「おお、すごい。また(空き)スロットが付いた! まさか、イリスが感じまくるほどスキルスロットが付く確率が上がるんじゃ・・?」

 

「ご主人様、絶対に無関係です。仮にそうだとしたら、歴史的な鍛冶師はみんな女性になってしまいます。」

 

「言われてみれば、そうだね。そんな仕組みがあったら、女性鍛冶師は大変な事になってるもんなぁ。イリス、ボディークリップを外すよ。ご褒美は、お姫様抱っこでシャワー室までかな。」

 

ウォーターウォールで水瓶とシャワータンクに給水し、ほむらの銅剣(火炎剣)でお湯を作り、イリスを、髪の毛まで綺麗に洗う。もちろん、イリスの股間とアンダーヘアも、石鹸で洗った。

 

「ご主人様に奉仕される性奴隷なんて、”あべこべ”です。せめて、一発抜かないと・・。」

 

「じゃあ、時間が無いから手早く手で抜いて。最後に咥えて、綺麗にしてくれると嬉しいな。イリスの口は、熱くて最高だからね。」

 

ドワーフのイリスは、結構な握力がある。あっという間に、小振りで形の良い胸に精子が飛び、敏感になった息子をイリスが咥えてくれる。

 

「ああ、気持ちいい。熱い口はドワーフ娘の特権だな。たまらないよ、イリス。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

身体を拭き服に着替えてリビングに戻ると、皆、起きて来てるようだ。フレイヤとアルフリーダに、ボディークリップを付ける。あとソフィアの脚には、”手当て”を毎朝かけている。気休めだとは思うが・・。

 

 

「みんな、おはよう。朝食前の迷宮は、昨日のイリスからの提案を採用して、クーラタルの13階層に入る。ソフィアも一緒に6人で行くよ。」

 

「「かしこまりました、旦那様。」」

「「「了解です、ご主人様。」」」

 

「フレイヤ、イリスが革のサイハイブーツを作ってくれた。これで最低限の、毒針ホルダー付きのサイハイブーツは揃ったな。残りは、『革』素材を自分達で取れるようになったら量産しよう。」

 

「はい、ご主人様。ありがとう、イリス!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

クーラタルの冒険者ギルドまで6人でワープし、街の中心広場にある迷宮まで歩いて行った。

 

迷宮を中心に発展した街だけあって、夜明け前だが、街灯も灯りや人通りも少なくない。

 

「ソフィア、まだ暗いのに、クーラタルの人通りは多いな。いつもこうなの?」

 

「はい、クーラタルの迷宮は、騎士団がキッチリ管理しているし、迷宮地図も買えるし、盗賊も出ないしで、最も人気がある迷宮です。その代わり、入場料として1人銀貨1枚を騎士団に払う必要がありますから、早朝から迷宮に入る習慣が生まれました。別に冒険者のフィールドウォークが使えない訳ではありませんが、冒険者は大した数がいません。なので、入場料が取れるクーラタルの騎士団は最も裕福で、帝都の騎士団より装備が良いと言われてます。」

 

迷宮の入口の石碑はゲートで覆われて、手前に石造りのチケット売り場がある。中心広場の周囲は屋台に囲まれていて、早朝なのに異常に人がいるな。

 

「ちょうど、夜勤と日勤の交代の時間なので、賑わってますね。」

 

「ソフィア、夜勤が交代って、どういう意味?」

 

「探索者がいないと迷宮の階層を移動できないし、パーティ効果も得られませんよね。逆にパーティさえ組んでいれば、自分が迷宮に居なくても、探索者には経験値が入って来ます。なので、夜間だけパーティを組んで迷宮に運ぶ、探索者のアルバイトがあるんです。探索者は経験値が入ってきて、パーティに入れてもらう人はパーティ効果を得られますから、ウインウインなんです。何らかの事情でパーティを組めない、ソロかツインの人が主な利用者です。今は、昨日の夕方に送り込んだ階層まで、迎えに行く時間帯ですね。」

 

「エゲリアも、似たような話を聞いた事があります。お金持ちは、5人パーティを2組雇い、自分は迷宮に入らずに、24時間経験値を集めるんだそうです。雇い主はドロップ品の分配対象外な上に、5人パーティには契約料が入りますから、割りが良いって聞きました。」

 

クーラタルは迷宮は、ミチオ君の頃より”迷宮関連ビジネス”が発達したようだ。誰も損してないから、自然発生的なビジネスなんだろう。

 

・クーラタルの迷宮の入場券・・・・銀貨1枚

・クーラタルの迷宮地図(パピルス)・銀貨10枚

・クーラタルの迷宮地図(羊皮紙)。・金貨1枚

 

迷宮入口横のチケット売り場で、入場券2枚と迷宮地図(パピルス)を買う。

 

「イリス、迷宮地図(パピルス)を渡しておく。少しこの辺で待っててくれ。屋台で果物でも買って食べてて。ソフィア、一緒に迷宮に入場しよう。」

 

ソフィアは伯爵家にいた時、クーラタルの35階層まで入ってると言うので、当面は好きな階層に跳べる。これだけでも、かなり便利だ。家から6人でワープしてもMPに余裕があるぐらいには、レベルも上がった。しばらくはクーラタルの迷宮も利用しよう。

 

入場券で迷宮に入ったが、混んでるな。ソフィアには、とりあえず2〜15階層まで順々に連れて行ってもらう。ダンジョンウォークで跳ぶ先は、各階層の待機部屋にしよう。

 

「ソフィア、やはり、クーラタルの迷宮は人が多いね。ボス部屋に入るのに並んでるし。」

 

「えーと、10階層のボスがパーンで、全体魔法攻撃が主体なんです。パーンは、詠唱中断の武器か、詠唱遅延の武器を複数用意しないと厳しいですから、この辺から人が少なくなりますね。続く11階層も、グリーンキャタピラーが糸を吐く魔物ですから、不人気ですね。」

 

15階層の待機部屋まで到達した後、1階層入口まで戻り、クーラタルの迷宮の外に出る。広場は、さっきより人が増えたな。

 

「ご主人様〜。」

 

いつものように、フレイヤが見つけて飛んできた。何を検知してるんだろう? 迷宮前広場のベンチの一つを、イリス・ユリア・エゲリアが占有している。林檎を買って食べたらしく、一つ残してくれていた。アイテムボックスからコボルトナイフを出し、林檎を四つ切りにして皮を剥いて食べると、何故か、女性達に注目されてしまった。何が良くないことしたのか?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

クーラタルの13階層までワープで戻る。まあ、今組める最強戦力のパーティで、かつ魔物の弱点魔法の組み合わせも良いのなら、13階層でも危ない事は無いだろう。

 

「フレイヤ、他の冒険者は多い感じかな?」

 

「う〜ん、4組かな。あ、たった今、突き当たりの左で魔物が湧いてる、行きましょう!」

 

13階層のフライトラップ2匹と、12階層のサレセニア2匹、計4匹だが両方とも火魔法が弱点だ。

 

「ファイヤーストーム!」

予めフレイヤが魔物を発見してるので、ほぼ最大射程で撃てている。

 

「ファイヤーストーム!」

 

2発目を撃ち終わると、エゲリア・ユリアが飛び出した。イリスは「仕方ないなぁ」といった顔をし、後に続く。ソフィアは、「え、早い!」と言いつつイリスの後に続くが、既にソフィアの分の魔物は無かった。

 

【マモル】 革の帽子・鎧・手袋

武器 :ダマスカスステッキ(空き)

足装備:駿馬の硬革靴(移動力増強)

アクセサリー:聖銀のミサンガ(空き)(空き)

5ジョブ(15) キャラクター再設定(1) 詠唱短縮(1)

獲得経験値二十倍(63) 必要経験値十分の一(31)

パーティ項目解除(1) MP回復速度三倍(7)

鑑定(1) ワープ(1) 合計121

探索者Lv23:体力(小上昇)

魔法使いLv23:知力(小上昇) MP(微上昇)

英雄Lv12:腕力HP体力MP知力精神器用敏捷(中上昇)

色魔Lv15:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)

神官Lv16:MP(小上昇) 知力(微上昇)

 

【イリス】 革の鎧

武器 :槌(空き)     

頭装備:革の帽子(空き)

腕装備:鋼鉄のガントレット(空き)(空き)(空き)

足装備:皮のサイハイブーツ(空き)

アクセサリー:指輪(空き)(空き)

鍛冶師Lv12:腕力(中上昇) 体力(小上昇)

 

【フレイヤ】木の盾 硬革の鎧 硬革の手袋

武器 :強権のダガー(詠唱中断)

頭装備:ダマスカス鋼の鉢金(空き)(空き)(空き)(空き)

足装備:革のサイハイブーツ(空き)

アクセサリー:ボディークリップ(空き)(空き)(空き)

闘兎Lv11:器用(中上昇) 敏捷(小上昇) HP(小上昇)

 

【エゲリア】革の帽子 革のサイハイブーツ

武器 :鋼鉄の剣(空き)

胴装備:革の鎧(空き)(空き) 

腕装備:革のミトン(空き)(空き)

アクセサリー:指輪(空き)(空き)

淫乱Lv10:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)

 

【ユリア】 革の帽子

武器 :鋼鉄の剣(空き)(空き)

胴装備:革の鎧(空き)

腕装備:革のミトン(空き)

足装備:革のサイハイブーツ(空き)

アクセサリー:イアリング(空き)(空き)(空き)

淫乱Lv9:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)

 

【ソフィア】レイピア 鉄の盾 革の帽子・鎧・手袋

足装備:駿馬の革サイハイブーツ(移動力増強)(回避力二倍)

アクセサリー:頑強の指輪(物理ダメージ削減)(空き)

探索者Lv39:体力(小上昇)

 

ドロップアイテムで、付子と遠志が二枚ずつ入手できた。これで滋養丸(HP)と強壮丸(MP)が、薬草採取士のスキルで作れる。もう少し集めよう。強壮丸(MP小回復)は自分で使えば良いし、滋養丸(HP小回復)は『迷宮の淑女』商会で売れば良いし。

 

フレイヤが、魔物を続けて5組ほど見つけ、最後の1組にはグリーンキャタピラー1匹が混じっている。

 

「皆、次は魔法3発撃ってから突撃だよ。最後まで残るのはグリーンキャタピラーだから、囲って袋叩きね。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

1発目を最大射程で撃てれば、魔物と接触するまでに、魔法3発撃ち込む時間がギリギリある。お嬢様達が相手にするのはグリーンキャタピラー1匹だから、囲ってしまえば13階層でも全く問題無かった。

 

「ご主人様、ソフィアの想像より魔法の火力が強くて、この階層では楽勝すぎで、勿体無いです。一気に16階層まで上がりませんか? 魔物が最大5匹出ますが、魔法戦闘なら組み合わせが良いので問題無いと思います。風魔法が弱点の魔物が、三連続で出て来る階層なんです。」

 

・16階層 ビッチバタフライ 弱点=風魔法 耐性=火魔法 

・15階層 グラスビー 弱点=風魔法 毒持ち

・14階層 ハットバット 弱点=風魔法 水魔法 土魔法

 

イリスもエゲリアも、大きく頷いてるな。

 

「なるほど、弱点魔法が揃ってるなら、16階層でも今と大差無いな。仮に13階層のフライトラップが出て来ても、1匹だろうから問題無い。うん、実験的に16階層で戦ってみよう。皆、魔法何発で魔物が消えるか分からないから、最初は突撃しちゃ駄目だからね!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「入り組み惑う迷宮の、勇士導く糸玉の、ダンジョンウォーク!」

 

ソフィアが16階層まで連れて来てくれた。早速、フレイヤがピクピクして辺りの感触を探っているようだ。

 

「ご主人様、他のパーティは3組です。もうすぐ、通路の正面から魔物が出て来ます!」

 

「ビッチバタフライ、グラスビー、ハットバットは、飛ぶ魔物ですから動きが速いです。最前列には私ソフィアとフレイヤ、中段にエゲリアとユリア、後衛にイリスとご主人様の布陣が良いと思います。フレイヤ、飛ぶ魔物と戦闘する時は、盾で”いなして”、地面に叩き落としましょう。落とした所を、中段のエゲリアとユリアが剣で刺します。後衛の魔法使いに突っ込んで来る魔物は、イリスが叩き落として下さい。」

 

「素晴らしい、皆、ソフィアの戦術案の通りに動こう。で、ダマスカスステッキで殴っても良いかな?」

 

「いえ、イリスの邪魔になります。ご主人様は、魔法を撃つのに専念して下さい。」

 

「来ます!」

 

「何も考えずに、ブリーズストーム!」

 

相手は、グラスビー3匹とビッチバタフライ2匹だ。ソフィアは小技が上手いな。少しずつ後退して距離を稼ごうとしてる。

 

そうだろうとは思っていたが、ブリーズストーム3発で魔物は煙にならない。ソフィアとフレイヤが近接戦闘に突入した。フレイヤは『瞬発力上昇』を発動したな。完全に、グラスビーより動きが速いじゃん。ソフィアもフレイヤも、難なくグラスビーを地面に叩き落とすな。

 

「4発目の、ブリーズストーム!」

 

魔物がワラワラ煙に変わる。最後尾のビッチバタフライだけが残ってるが、フレイヤが強権のダガーで刺すと煙に変わった。

 

「16階層の魔物は、弱点魔法4発+物理攻撃1〜2発だね。うーん、せめて魔法3発で倒したいな。イリス、どうしよう?」

 

「今回は、イリスの出番は全く有りませんでした。グラスビーの方が、ラピッドラビットより遅いので問題ありません。欲求不満なので、次は私が最前列です!」

 

「いやいや、そういう意味じゃなくて、フレイヤは大変だった?」

 

「ご主人様、おかわりが欲しいです。これ、楽しいですよ!」

 

「エゲリアはどうだった?」

 

「正直、中段で良かったです。最前列は無理ですね。魔物のスピードに反応する自信が有りません。あ、ユリアは受精してるので、最前列は絶対に駄目ですよ。」

 

「無理無理、ユリアには見えてないもん。落ちたの叩くのしか出来ないよ。」

 

「じゃあ、ソフィアとイリスがポジション交代ね。イリス、ソフィアみたいにジリジリ後退しながら迎撃するんだよ。」

 

「ご主人様、大丈夫ですよ。ソフィアさんの戦術は後ろからジックリ見ましたもの。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「**********。」

「#######。」

 

イリスとフレイヤが、索敵モードに入り、また良く分からない言語でコミュニケーションしてる。

 

「ソフィア、あれ、何て言ってるのか分かる?」

 

「文法はブラヒム語で、ドワーフ語とバーナ語の単語が混ざってます。人間語の単語も少し使ってますね。時々、文法がバーナ語に変わってます。」

 

チャンポンだとは思ってたが、やはりそうだったんだ。そのうち独自言語になりそうだな。

 

「ご主人様、良いのが来そうです。5匹ですね。もうちょっと前進した所の丁字路で迎え撃ちましょう!」

 

「ご主人様、フレイヤの合図で魔法を撃ってね。5、4、3、2、1、今!」

 

「また何も考えずに、ブリーズストーム!」

 

これって、最大射程の目測が雑だったってことか? さっきより2m弱先でヒットしてる気が・・。

 

「ご主人様、あと2発魔法を撃ったら、すぐ丁字路に入って下さい。そこ行き止まりですから、後ろから襲われる心配が無いです。」

 

3発目のブリーズストームを撃ち終わり、ユリア・エゲリア・ソフィアと、行き止まりの丁字路の奥に逃げ込む。あれ、イリスとフレイヤは丁字路にいるけど大丈夫なのかな? と思ったら、フレイヤがハットバットの突撃をダガーで弾き、方向を変え、壁にぶち当ててる。イリスは槌で、グラスビーの突撃を打ち返してるんじゃないか? イリスとフレイヤも丁字路を曲がってこっちに来た。

 

「ご主人様、丁字路から距離がありませんから、ここなら魔物も大したスピードは出ません。落ち着いて魔法を撃てますから、安心ですね。」

 

4発目のブリーズストームを撃つと同時に、イリスとフレイヤが突撃して行った。魔法を受けて動きが止まった残り2匹のビッチバタフライに、それぞれ1撃入れて、殲滅終了したっぽい。う〜ん、完全に固定砲台の役しか無かった。

 

「ご主人様ぁ、楽しかったね。あいつら真っ直ぐ来るから、ラピッドラビットより単純だよ。」

 

「フレイヤは、あの魔物のスピードが見えてるの?」

 

「見えないよ。来てるのを、感じるんだよ。」

 

「兎人族のフレイヤは良いとして、イリスは何で見えてるんだ?」

 

「え、こっちに向かって体当たりしてくるんですから、タイミングだけです。今回は槌の芯で引っ張ったので、気持ち良かったですね。」

 

あ〜、イリスの武器は槌だから、剣術じゃなくてバッティングみたいな感じかぁ。あれ、イリスには銀貨10枚で買ったクーラタルの迷宮地図を渡したが、16階層に入るのは完全に予定外だよな。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

その後も16階層を探索し、グラスビーが落とす『蜜蝋』が20個貯まった所で、近くにあった小部屋に入る。

 

「ソフィア、16階層は少し大変だね。疲れてない?」

 

「ご主人様、色々おかしいですよ。今日、誰も魔物の攻撃を受けてないですよね。最後の方は、ソフィア・エゲリア・ユリアの3人は何もしてません。16階層にしては異常に戦闘時間が短いですし、普通、迷宮ってもっと大変な所なんですよ。」

 

「そうなんだ。1回に魔法4発撃ってるから、本当はもう少し減らしたいんだけどね。まあ、そろそろ帰って朝食にしようか。」

 

帰りは、迷宮の小部屋から直接ワープで家の外壁まで跳べる。もう、クーラタルの迷宮の入場料を払う事は無いだろう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「アルフリーダ、ただいま。新しいドロップ品が手に入ったよ。」

 

手洗いの後、フレイヤの乳首からボディークリップを外し、朝食を食べながら、クーラタル12〜16階層の話しをアルフリーダにする。

 

「滋養丸(HP小回復)と蜜蝋は、いくらでも欲しいです。アルフリーダも、蜜蝋からローソクを作りますね。」

 

「ご主人様、革製品の手入れには、パームオイルより蜜蝋の方が適しています。使い方はソフィアが教えますので、全面的に切り替えましょう。」

 

 

朝食を取ったのち、食後のお茶を飲みながら、6ジョブを取得して薬草採取士のジョブを付けた。生薬生成のスキルで、付子1個から滋養丸(HP小回復)3個が作れる。毒消し丸ならリーフ1枚から10個作れるから、滋養丸(HP)は3倍以上のコストだな。フライトラップがドロップする遠志から作る強壮丸(MP小回復)は、全部自分のアイテムボックスに入れておこう。MP切れの心配が減るのは有り難い。

 

「ご主人様、早速、告知を貼り出しちゃいますね。」

 

【告知】『迷宮の淑女』商会

兎(詠唱遅延)のスキル結晶5,000ナールで買取!

ウサギの毛皮10枚でミサンガ1個プレゼント!

 

<野菜やウサギの毛皮で交換可能品>

(*枚)は必要なウサギの毛皮の枚数

・糸(1枚)

・皮(1枚)

・押し麦250g(1枚)

・オリーブオイル(1枚)

・コボルトナイフ(1枚)

・コーラルゼラチン(1枚)

・コボルトソルト2個(1枚)

・皮の靴(2枚)

・皮の帽子(2枚)

・皮のミトン(2枚)

・ヤギの糸(2枚)

・毒消し丸(2枚)

・絹の糸(3枚)

・ペッパー(3枚)

・コボルトスクロース(3枚)

・コボルトフラワー(4枚)

・ミサンガ(1枚)←new!

・蜜蝋(2枚)  ←new!

・シェルパウダー(2枚)←new!

・滋養丸=傷薬(3枚)←new!

 

「そう言えば、『迷宮の淑女』商会の集客はどうだい?」

 

「ソマーラの村で生き残った成人男性のうち、農夫ジョブを持つ男は7人いますが、迷宮でウサギの毛皮を採るのにハマってますね。農作業の空き時間は全て、ソマーラの迷宮1階層に入ってるらしいです。ウサギの毛皮の在庫も100枚以上集まってます。そろそろ、畜力動力を追加導入しないと、農作業が回らなくなるかも知れませんね。」

 

「どうして、農夫ジョブの人の、やる気スイッチが入ったの?」

 

「ソマーラの村では、ウサギの毛皮が、通貨と同等に通用する様になりました。『迷宮の淑女』商会で決済可能ですからね。ここまでは想定してたんですが、アルフリーダは村人には売る物が無いと舐めてました。ところが、未亡人達がウサギの毛皮10枚でも抱ける様になっちゃって・・。腕力(小上昇)の効果を持ってる農夫ジョブの男にとっては、人参がぶら下がった状態なんです。」

 

「ユリア、これは困ったこと? それとも問題無いの?」

 

「全く問題無いです。未亡人は『迷宮の淑女』商会で物資を入手可能になるし、農夫の男は未亡人を抱けるんですから、WinWinですね。そもそも、未亡人が子供を育てるのは大変ですから。むしろ、未亡人達でダンピング合戦が起きないよう、ウサギの毛皮10枚を1回の公定価格として定めましょう。」




春の24日 午前
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