※この作品はR-18です。

迷宮資源で奴隷娘とハーレムを   作:prime67

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春の25日 昼


48.揚げ物好き

アルフリーダが、”桜エビのかき揚げ”を揚げまくろうと、キッチンで準備を始め出した。

 

「ご主人様、揚げ物が食べ放題なんて、凄い贅沢ですよね。うふふ、女って、揚げ物好きなんですよ。」

 

キッチンの片隅で、“カボチャ”らしき食材と、”菜の花”らしき食材も発見した。もう”桜エビ”とは関係無く天麩羅にしてみたら、普通に好評かもな。アルフリーダは”カボチャ”の天麩羅が気に入ってる様だし、ソマーラの村には溜め池があるから、蓮根も作れるんじゃないか? 

 

少し揚げて、つまみ食いさせてもらう。“桜エビと新玉ねぎのかき揚げ”が美味なのは良いとして、クレソンの天ぷらは大人味だった。アスパラの揚げ物も大人味だ。次は、千切りの人参とネギが大量に用意されてる。桜エビとかき揚げにするのか? テーブルに、薄切りパンも出して来た。勝手に揚げ物を挟んで食べろってことだろう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

図書館のロビーに、一人で跳ぶ。

 

ロビーの、空いた長椅子に座って少し待つと、カウンターの奥からイリスが出て来た。デポジットの金貨の、返却手続きをしてたのかな。

 

「お待たせしました、ご主人様。」

 

「いや、本当に今来たばかり。それより、ちょっとイリスに見て欲しい。ボーデの街の防具屋で、新しい装備品を買ったんだ。」

 

アイテムボックスから、『硬革のカチューシャ』を取り出し、イリスに手渡して見てもらう。

 

「カチューシャですね。素材は硬革です。冒険者には人気が無い装備品なのに、よく売ってましたね。あっ、ボーデの防具屋という事は、エルフ女性への需要で置いてるんだ。なるほど、アルフリーダさんが『帽子は耳が隠れて合わない』から、カチューシャを買ったんですね。」

 

「うん、ウチでは、兎人族用の頭装備のイメージかな。それで、冒険者にカチューシャは不人気って、コスパの問題?」

 

「と言うより、冒険者の好みじゃないって言うか、カチューシャって強そうに見えないですよね。女性専用装備だし、女官っぽいのが嫌なんだと思います。エルフ女性に好まれる装備なのも、他の種族の女性からはマイナスポイントですね。」

 

なんか、色々微妙な問題があるようだが、面倒そうだから無視だな。

 

「そうなんだ。あと、商人ギルドで、コボルトのスキル結晶も三つ入手した。昼休憩の後、融合をやろう!」

 

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イリスを伴い帰宅すると、バットに山盛りの揚げ物が目に入った。

 

昼の軽食の筈だけど・・、揚げまくったなぁ。ユリアとフレイヤとエマ・ミラ・ノラは、桜エビの掻き揚げや野菜の天麩羅を、ガツガツ食べる。ソフィアの食べ方は、揚げ物でも上品だな。アルフリーダも、席に着いて掻き揚げを食べるが、塩を付けて食べる姿が優雅だ。色々、お腹いっぱいにしてしまった。お茶を出してもらおう。

 

「アルフリーダ、美味しかったよ。商人ギルドで得た情報の件は、今晩、ゆっくり検討しようね。フレイヤは、ブラヒム語の勉強が進んだ?」

 

「ソフィアに、ブラヒム語の字を教えてもらっている。フレイヤは、ブラヒム語の読み書きも出来るようになるよ。」

 

「ユリアとエゲリアは、どうだった?」

 

「はい、旦那様がドブローで入手した生姜・にんにく・山芋ですが、それぞれ、エマ・ミラ・ノラの実家に委託生産させる方向で話が纏まりました。ソマーラの村でも貧しい小作なので、委託料として、毎月定期収入を与える形にしています。エマ・ミラ・ノラを『迷宮の淑女』商会で雇用してますから、手を抜くことは無いと思います。まあ委託生産と言っても、菜園の片隅に植えとくだけですから、委託料は、月にそれぞれ銀貨1枚です。初めての作物ですが、似たような野菜もあるし、何とかなるでしょう。」

 

エマ・ミラ・ノラが、真剣な顔で首を縦に振ってる。本人達にしたら大問題だろうが、自給できたら良いな程度で、本格生産じゃないから大丈夫だよ。

 

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「イリスは、図書館で何か情報を見つけた?」

 

「はい、新しく、盾の防具作成のイメージを学びました。『木の盾』なら、材料の『板』は自分達で取れますから、量産可能です。あと、どうやら、盾にも芋虫のスキル結晶が融合できるようです。イリスとソフィアのアクセサリーは貴重ですから、盾を”身代わり”の装備にしてはどうでしょう?」

 

「イリス、偉いぞ! ソフィアの『頑強の指輪』の(空き)スロットは、残り一つなんだ。これにハチのスキル結晶を融合するとして、”身代わり”をどうしようかと悩んでいた。(空き)スロットのある盾を入手して、芋虫のスキル結晶を融合すれば問題解決だ。フレイヤのボディークリップも、(空き)が三つもある貴重品だからね。”身代わり”は盾に付けよう。」

 

「旦那様、ダガーも木の盾も、自分達で量産可能です。これで、剣じゃ重すぎる村の女達にも、武器を与えられます。村民皆兵に、また一歩前進です!」

 

「そうだねユリア、村の戦力増強になる。あとイリス、商人ギルドで、コボルトのスキル結晶を3個入手できた。これは、何と融合すべきだろう?」

 

「まずは、”吸精のダマスカスステッキ(MP吸収)”を作るべきだと思います。ご主人様は、MPの残量を気にして、”やりくり”されてるように見えます。現状、魔法の火力自体は、大きく不足してるとは思いませんし。」

 

「そうだね、”MP吸収”できる装備があれば、魔法を出し惜しみする必要が無くなるから、迷宮探索の効率は上がるよ。」

 

「二つ目として、遠くない将来、また、ウサギのスキル結晶は取れる筈です。ユリアの剣に融合する為、コボルトのスキル結晶も取っておきましょう。」

 

「それもそうだね。詠唱中断は、前衛全員の武器に付けるのが理想だしね。」

 

「最後の1つは、迷う所です。現状、防御力も攻撃力も致命的に不足してる訳ではありません。ただ、狩場の階層が上がった時にどうなるか、判断不能です。攻撃力に振るなら、ヤギのスキル結晶で知力2倍、防御力に振るなら、スライムのスキル結晶で『物理ダメージ削減』でしょう。」

 

コボルトのスキル結晶は、極端に入手困難って訳じゃないから、積極的に使わなきゃ勿体無い。水源を増やす目的で水触剣にするか、盗賊との対人戦も意識して『物理ダメージ削減』を付けるか、フレイヤの『状態異常耐性ダウン』を活かし『麻痺』を付けるか、確かに悩むな。

 

「それでは、コボルトのスキル結晶の三つ目は、スライムのスキル結晶に融合しよう。盗賊が跋扈(ばっこ)する不確実性の高い世の中なら、対人戦にも有効なスキルから振ってく方が有用だろう。フレイヤの、空きスロットが3つ付いたボディークリップに融合しようか。あれは一生物の装備品だから、ほぼ確実に、売る事も無いだろうし。

 

「そうですね。では順番に、ダマスカスステッキから融合しますね。」

 

イリスが、”はさみ式食虫植物”のスキル結晶を取り出したので、アイテムボックスから、コボルトのスキル結晶と、ダマスカスステッキ(空き)を取り出して。イリスに手渡す。

 

「では、やります! 今ぞ来ませる御心の、言祝ぐ蔭の天地の、スキル結晶融合!」

 

鑑定!

武器:吸精のダマスカスステッキ(MP吸収)

 

「よし、今回も融合成功だ。『吸精のダマスカスステッキ』に名前が変わってる。16階層で経験値稼ぎしながら、『吸精のダマスカスステッキ』の運用を検討しなきゃね。」

 

ミチオ君はデュランダルを積極的に使っていたが、出し入れするのが面倒だし、BP64が惜しいし、デュランダルはあまり人に見られたくないんだよなぁ。こういうの『戦闘スタイルの違い』ってやつなのかな?

 

次に、スライムのスキル結晶をアイテムボックスから出した。フレイヤのボディークリップと、コボルトのスキル結晶も渡し、3つがイリスの両手で包み込まれる。

 

「次、行きます! 今ぞ来ませる御心の、言祝ぐ蔭の天地の、スキル結晶融合!」

 

鑑定!

アクセサリー:頑強のボディークリップ(物理ダメージ削減)(空き)(空き)

 

「よし、『頑強のボディークリップ』になってる。成功だ。おいで、フレイヤ。胸に付けるよ。」

 

手に取った感じ、今までと全く変わってない。フレイヤの乳首を軽く吸って立たせ、ボディークリップを装着する。

 

「あと、フレイヤ、新しく『硬革のカチューシャ』って装備品を入手したんだ。『ダマスカス鋼の鉢金』より防御力は落ちるけど、遥かに軽い頭装備なんだ。ちょっと、被ってみて。」

 

兎耳にカチューシャとは、此は如何に(こはいかに)とも思うが、フレイヤがほぼ被弾しない現状だ。ならば、防御力が落ちるデメリットより、軽さのメリットを優先するのも悪くない。

 

「ご主人様、軽いし、可愛いです。ありがとうございます!」

 

「フレイヤが気に入ってくれて良かった。じゃあ、『ダマスカス鋼の鉢金』はイリスの装備品にしよう。イリスはドワーフだから、多少重い装備品でも、支障が出難い種族特性だしね。硬革の手袋はエゲリア、硬革の鎧はユリアと交換して。これでもフレイヤの防御力は、『物理ダメージ削減』のスキル結晶の効果で、昨日より高いはずだよ。」

 

「はい、ご主人様。イリスが今被ってる革の帽子には、(空き)が一つ付いてますから、エゲリアに回しますね。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「それじゃ皆、午後の迷宮はクーラタルに経験値稼ぎに行こう。」

 

クーラタルの16階層で出て来るのは、風魔法が弱点の魔物が殆どで、魔法戦闘主体の我々に取っては、極めて有利だ。魔物は最大5匹出てくるものの、空を飛んでいるのが多いので通路で詰まる事も少なく、程よく後列にまで突撃してきてくれる。ダマスカスステッキにMP吸収が付いたので、殴れば、MP回復するチャンスが向こうから来る。魔法をガンガン使っても、MP不足に陥り難いのも良い。

 

【マモル】 革の帽子・鎧・手袋

武器 :吸精のダマスカスステッキ(MP吸収)

足装備:駿馬の硬革靴(移動力増強)

アクセサリー:聖銀のミサンガ(空き)(空き)

5ジョブ(15) キャラクター再設定(1) 詠唱短縮(1)

獲得経験値二十倍(63) 必要経験値十分の一(31)

MP回復速度三倍(7) 鑑定(1) ワープ(1)

敏捷上昇(3) 合計123

探索者Lv25:体力(小上昇)

魔法使いLv24:知力(小上昇) MP(微上昇)

英雄Lv13:腕力HP体力MP知力精神器用敏捷(中上昇)

色魔Lv16:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)

神官Lv20:MP(小上昇) 知力(微上昇)

 

【イリス】 革の鎧

武器 :槌(空き)     

頭装備:ダマスカス鋼の鉢金(空き)(空き)(空き)(空き)

腕装備:鋼鉄のガントレット(空き)(空き)(空き)

足装備:皮のサイハイブーツ(空き)

アクセサリー:指輪(空き)(空き)

鍛冶師Lv13:腕力(中上昇) 体力(小上昇)

 

【フレイヤ】 木の盾

武器 :強権のダガー(詠唱中断)

頭装備:硬革のカチューシャ(空き)

胴装備:革の鎧(空き)

腕装備:革のミトン(空き)(空き)

足装備:革のサイハイブーツ(空き)

アクセサリー:頑強のボディークリップ(物理ダメージ削減)(空き)(空き)

闘兎Lv12:器用(中上昇) 敏捷(小上昇) HP(小上昇)

 

【エゲリア】革のサイハイブーツ 硬革の手袋

武器 :強権の鋼鉄剣(詠唱中断)

頭装備:革の帽子(空き)

胴装備:革の鎧(空き)(空き) 

アクセサリー:指輪(空き)(空き)

淫乱Lv11:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)

 

【ユリア】 革の帽子 硬革の鎧

武器 :鋼鉄の剣(空き)(空き)

腕装備:革のミトン(空き)

足装備:革のサイハイブーツ(空き)

アクセサリー:イアリング(空き)(空き)(空き)

淫乱Lv10:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)

 

 

「皆、問題無く戦えてる階層ではあるけど、グラスビーの毒と、グリーンキャタピラーの糸には気を付けようね!」

 

風の全体攻撃魔法ブリーズストーム4発で、ビッチバタフライ・グラスビー・ハットバットは煙に変わっている。1回分のリキャストタイムの短縮目的で、オーバーホエルミングも併用するが、発動中に、吸精のダマスカスステッキで、魔物を地面に叩き落とせるのも大きい。吸精でMPも多少回復するし、一石三鳥の使える戦術を発見したっぽい。

 

魔物は地面に落ちてしまえば、エゲリアかユリアに捕まって滅多刺しにされる。イリスは、魔物が飛んで来るのを槌で打ち返してるし、フレイヤは、何故か魔物の動きを読み切り、手玉に取っている。当面は、これで行けるな。

 

「フレイヤ、16階層の魔物の攻撃って、攻撃を避けやすいの?」

 

「ブンブン言いながら飛んで来るから、目を瞑っていても分かるよ。フライトラップだけ、音がしないから目で見るの!」

 

しかし、1時間半ほど探索した時、事故が起こった。

 

グラスビーを、ダマスカスステッキで殴り落としたのだが、何かの拍子で毒が入ってしまった。結構キツくて、クラクラして膝をつく。何とか我慢して、アイテムボックスから『毒消し丸』を取り出し、水無しで飲み込む。クラスビーの毒は、予め想定している事態でもあったし、落ち着いてれば対処できるな。でもこれ、覚悟してなかったら無理だわ。

 

「いや〜、失敗した。グラスビーの毒を受けちゃったよ。クラクラして凄く辛かったけど、『毒消し丸』を飲んだら回復した。念の為、フレイヤ・ユリア・エゲリアにも、あと一粒ずつ渡しとくね。とりあえず、皮袋にでも入れといて。あと、ちょっと休憩。」

 

「ご主人様、状態異常を受けた時は、なるべく叫んで下さい。前衛からは、後ろが見えませんから。後で、『口移し』で薬を呑ませる練習もしておきましょう。男だけのパーティだと、躊躇して死んじゃう事も珍しくありませんが、私達のパーティなら安心ですね。」

 

念の為、全体手当もかけておこう。

 

それにしても、異世界の『毒』はキツいし、速攻で動けなくなる。これって、毒針は、盗賊との集団戦でも使えるんじゃないの? ローマ投石兵の決戦兵器は鉛弾だったけど、弓や騎兵が無い異世界の対人戦なら、毒針を投げ付けるで、ある程度なら突撃が止まらないか? 盾持ちや、帽子〜靴まで装備品が揃ってる相手には効かなそうだが、盗賊は、帽子や手袋が無い軽装備が多かった。

 

弓が無い世界だから、投擲戦術も発達しなかったんだろうけど、毒針には好都合だよなぁ。そもそも、投げ付けるのは難しい技術じゃないから、最小限の訓練で村人が戦力化する。毒針を投げ返されたって、『毒消し丸』の保有量が多い方が勝つよね。案外、ユリアの目指す村民皆兵と、相性が良い戦術かもしれない。メモって覚えとかなきゃ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

夕方まで、クーラタルの16階層で経験値稼ぎを続けている。

 

魔法使いにとって美味しい階層だけあって、時々、他のパーティの姿を見る。ボス戦の扉はいつも開いてるが、通路の魔物で経験値稼ぎをしてるパーティは複数いる。考える事に大差無いようだ。見掛けるのは、大抵は6人パーティだな。

 

「イリス、16階層に5人パーティで入ってるの、我々ぐらいだね。」

 

「ご主人様、あれって多分、一般の冒険者じゃありませんよ。魔法使いがいるから、クーラタルの16階層は美味しいんです。魔法使いのジョブは、子供の頃に『自爆玉』の不発を使って獲得しますから、普通は、貴族の子弟じゃないと魔法使いにはなれません。6人パーティは、どっかの騎士団だと思いますね。冒険者にしては、装備が揃ってますし。」

 

「なるほどな。なら、騎士団のパーティとは出会わない様に探索した方が、面倒にならないかな。イリス・フレイヤ、宜しくね!」

 

「「了解です、ご主人様!」」

 

正直、そろそろ飽きてきたし、ドロップ品もほとんど蜜蝋なので、もう有り余っている。蜜蝋から蝋燭を作るのは簡単だが、それこそ家内制手工業で効率が悪い。異世界なら、奴隷を使った工場制手工業が合理的なんだろうが、自家消費程度で工場造る訳にもなぁ。

 

それでも、この階層の効率は凄まじく良く、半日、固定砲台でブリーズストームを撃ち続けた結果、魔法3発で飛行系の魔物が煙に消えるまでに強化できた。レベル上昇で、魔法の威力が上がった結果だろう。

 

「旦那様、だいぶ魔法の威力が上がってますね。17階層に行っちゃいませんか?」

 

「エゲリア、そう思わないでも無いんだが、せっかく、美味しく安全にレベル上げできてるんで、迷ってるんだ。」

 

「イリスも、17階層に上げるべきだと思います。買ってもらった、クーラタルの迷宮地図に載ってましたが、17階層の魔物はマーブリームです。16階層ほどじゃありませんが、17階層の組み合わせも、十分美味しいと思います。」

 

・17階層 マーブリーム 弱点=土魔法

・16階層 ビッチバタフライ 弱点=風魔法 耐性=火魔法 

・15階層 グラスビー 弱点=風魔法 毒持ち

・14階層 ハットバット 弱点=風魔法 水魔法 土魔法

う〜ん、17階層と14階層の魔物が、土魔法が弱点か。例外的に、17階層のマーブリームの出て来る数が少なかった場合にのみ、風魔法を撃つ感じか。13階層以下の魔物が出て来るのは稀だから、サンドストーム4発撃って、残った1〜2匹に、ブリーズボールかブリーズストームを撃ち込む。全て魔法戦闘でやるイメージだな。

 

「17階層で出て来る魔物も、全て弱点魔法があるね。それにマーブリームのドロップ品で『白身』が落ちるのも良い。何たって、玉子があればフィッシュフライが作れる。でもなぁ、マーブリームは水魔法で攻撃してくるから、詠唱中断の武器2本で足りるかな?」

 

「フレイヤが、鋭敏のスキルで刺しまくります。フィッシュフライは一度だけ食べたことがあって、凄く美味しい食べ物です!」

 

100年前、ミチオ君から伝来したフィッシュフライは、定着したようだ。フレイヤが食べたいっぽいね。

 

「ユリアは、フィッシュフライなんて高級料理、食べたこと無いです。妊婦は栄養をつけなきゃならないので、フィッシュフライが食べてみたいです!」

 

いやいや、まだ着床したばっかりの受精卵だろ。

 

「16階層のボス戦もやってみたいよね。よし、突破して17階層に上がろうか。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ビッチバタフライのボスは、マダムバタフライだ。

 

ボス戦でもブリーズストームを撃って、お付きの方の魔物から、吸精のダマスカスステッキで殴りまくる。ボス魔物のマダムバタフライは、フレイヤ・エゲリア・ユリアの3人で囲って、地上に叩き落とした後は袋叩きだ。お付きのビッチバタフライは問題無いのだが、17階層のボスになるマダムバタフライは、吸精のダマスカスステッキで殴りまくっても、なかなか煙にならない。戦闘時間が長くなってしまった。あまり良くないな。

 

「ごめん、もう一度マダムバタフライと戦って良いかな? MPを全回復させときたいんだ。」

 

16階層の待機部屋まで戻って、やり直しする。5ジョブのまま、神官を戦士に入れ替え、ラッシュも使うつもりだ。

 

「フレイヤ、戦闘時間が長くなったので、マダムバタフライには毒針も使って。イリスは、今回もビッチバタフライを抑えて。」

 

ブリーズストームは2発撃ち、ビッチバタフライから、ラッシュで殴りまくる。戦闘時間は先程より少し短くなって、MPも減った感覚は無い。中階層のボス戦は、ラッシュを使う戦術が有効っぽいが、神官の回復を切ってるのに一抹の不安がある。6ジョブを常用するほどBPは無いし、どうしよう?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

17階層に上がり、フレイヤに魔物を探してもらう。

 

「フレイヤ、数が少なそうな団体って、判別できる?」

 

「う〜ん、よく分からない。飛ばないのは右手、飛ぶのは左手にいます。」

 

「じゃあ、右手の魔物が17階層のマーブリームだな。そっちと戦ってみよう。」

 

イリスとフレイヤを先頭に、右手の通路を進む。戦士のジョブは神官に戻しておこう。出会ったのは、マーブリーム3匹の団体でラッキーだ。

 

「フレイヤ、エゲリア、マーブリームは水を吐いて攻撃して来るから、距離を詰めて、魔法陣が出たらキャンセルして!」

 

サンドストーム3発では煙にならなかったが、マーブリームは、お嬢様達にとって攻撃を当てやすい魔物のようだ。魔物が3匹なら、フレイヤ、エゲリアの二人で魔法のキャンセルは間に合ってるな。また、後衛からの砲台が仕事になったな。

 

ドロップ品の”白身”が三つ落ちている。

 

「ご主人様、昨日の16階層と同じ様な戦闘時間ですね。クーラタルは、17階層でも十分やれると思います。」

 

イリスとフレイヤに、比較的”飛ぶ”魔物が少ない団体を案内してもらう。17階層でも、16階層と同じ位に、他のパーティを見掛ける。イリスは、「どっかの騎士団だろう」と言っていたので、見かける度に鑑定しているが、魔法使いと騎士が必ずパーティにいるな。

 

20個”白身”が溜まった所で、少し早いが、今日の迷宮探索は終了する。今日は、1階層まで移動して、クーラタルの迷宮の入口から退出した。




春の25日 夕方
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