異世界の食事は朝&夕の二食が普通だが、我が家では昼にも軽く食べる習慣だ。いずれはラテン系の様に、昼食メインにしても良いな。
この辺はザビル辺境伯家も同じらしく、ヒルデガルドが資料室にやって来て、ランチに誘われた。昼になると、騎士団事務所のロビーに軽食が並ぶ。ザビルの町のレストランがランチボックスを持ち込み、@20ナールで全量を騎士団が買い取った上で、騎士団の関係者が自由に持っていくそうだ。
「私達は”福利厚生”と呼んでるわ。軽食を持ち込んでいるレストランには、『騎士団御用達』の名乗りを許可してるから、美味しい上に、間違いなく原価ギリギリでの納品なの。ベルガーは『Win-Winの関係』って言ってたわ。ただね、ご主人様とベルガーの両方がOKを出さないと並べられないし、原価の制限が厳しいでしょ。あの二人、変な所に拘りがあるから大変なのよ。」
変な拘りって『安い・早い・美味い』のファストフードの意味か? 食道楽も貴族の嗜みだと思うが、これは少し違う。
ベルガーが会議室を押さえ、予め全種類のランチボックスを取り置きしてくれた。皆で分けて味見したが、これを無料かあ。流石に自慢するだけあって、全て美味だ。ベルガーとヒルデガルドも、勝手に好きな軽食を取って、勝手に食べている。彼らも、大貴族の一族郎党なのに変わってるな。
「ご主人様、ヒルデガルドお姉様って剣鉈も鋭いんですよ。抜き方を見てくれて、参考にしたら、前より一呼吸早く抜けるようになりました! 辺境伯当主の一番奴隷になった人が大先輩なんて、ヒルデガルドお姉様とお茶ができて、感激です!」
あら、ヴァニーユが取り込まれちまった。ヒルデガルド”お姉様”とか言ってるぞ。まあ、息を吐くように調略してこそ大貴族だ。目くじら立てても、どっち道、やられるよな。
「アルフリーダ、お土産を渡して説明してあげて。」
「ベルガー様、ヒルデガルドさん、本日は石鹸1ダースに加え、『保湿剤を半ダース』お持ちしました。保湿剤はグリセリンと言いまして、石鹸の製造過程で副産物として採れるのですが、乾燥を防いで肌の”ピチピチ”を保ちます。お風呂上がりに薄く塗り延ばして使って下さい。ザビルの辺りは乾燥した気候ですから、特に効果が高いと思います。」
「ヒルデガルドさん、ちょっと内密のお話が・・。」
(グリセリンは、忘れずに乳首にも塗って下さいね。みずみずしい乳首になります。あと、少し甘い味がしますから、グリセリンを塗った乳首は殿方の吸い付きが良くなるんです。)
ヒルデガルドが満面の笑みを浮かべ、ベルガーが、”あっちゃぁ”って顔になった。楽しんで頂いて何よりです。
「アルフリーダ殿、昨日頂いたメモの通りに『気化式二重ポット冷蔵庫』の素材は用意した。今日は、台所を任せている者共を呼び集めているので、別室で、よろしくご指導願えるかのう。ヒルデガルド、当家の者がアルフリーダ殿に失礼があってはならん。一緒に行って、目を光らせてくれ。」
「イリス、ソフィア、ヴァニーユ、時間が惜しいので書庫での調査を続けて。ソフィアは、ヴァニーユの面倒を見といてね。今更、護衛は必要無いよ。」
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さて、会議室に残ったのは、2人だけだ。
「失礼な言い方ですが、マモル殿は頭が切れますのお。私がマモル殿の歳の頃は、女と魔法にしか興味がなかった。本当は、見た目より歳なのですかな?」
「いやいや、しがない21歳の自由民です。多少知識に飢えていますが、未熟者なので、周りの者には迷惑をかけっぱなしですよ。それに私も、女は大好物ですね。」
「いかがです、マモル殿には辺境伯家の庇護下に入れとは言いません。このまま、お互いに、良い関係構築する努力をしませんか?」
「そう言われては断るにも一苦労ですし、流石にベルガー殿は百戦錬磨だ。私の性格も見透かされてますね。しかし大貴族家が、一介の自由民にそのような事を言って、権威に傷が付きませんか?」
「マモル殿に褒められるのは、この上なく嬉しいですな。なに、ザビル辺境伯家は”変わり者”としても名高いですから、今更、この程度のことで傷つく権威はありませんよ。マモル殿とは、五分の関係が最も望ましいと、当主の了解も得ています。」
「う〜、更にダメ押しですか。しかし、困りましたね、私は小心者なのです。辺境伯家と五分の関係など、御家中の方々からどう思われるか、心労で倒れてしまうかもしれません。そうだ、手前どもから、カール・フォン・ザビル辺境伯様とベルガー・フォン・ザビル殿に、貢ぎ物を差し出しましょう。そうですね、私の勝手な予測ですが、かなりの確率でエルフ領の冬小麦は不作になりますよ。ずっと雲空で太陽が出ていませんので、日照不足です。海では、アサリの成長も20日以上遅れている事を確認していますが、小麦への影響はアサリより大きいでしょう。」
「辺境伯家との関係でなく、あくまで個人的な友誼に止めるという事ですか。それに、エルフ領の小麦の情報を聴いてしまった。大きな餌ですなぁ・・。これは、長生きするしかないようです。」
「ご理解いただき、ありがとうございます。少々心苦しいのですが、未来は不確実ですから、しがらみは、最小限にしておきたいのです。なにはともあれ、小麦の備蓄はコッソリ増やしておくのが、上策でしょう。」
まあ、この辺りが落とし所だろう。欲を出して、”ちゃぶ台返し”でもされたら目も当てられん。相手がバケモノ揃いなのを忘れちゃ駄目だ。
「しかしマモル殿、これだけ距離が離れていると、連絡を取る手段に困りますなぁ。どうです、ザビルの町にも別宅を構えては。」
「ベルガー殿の提案は魅力的ですが、我が家の女性の半分は、拠点としているベイル郊外の小さな村の出身なのです。別宅の話など出したら、反乱が起きかねません。しかし、連絡手段の件は課題ですね。何か考えましょう。」
帝都 → ドホナ → シュポワール → ドブロー → サボージャ → アイエナ → ザビル → ペルマスク → カッシーム
「商人が移動する場合、冒険者ギルドでフィールドウォークを乗り継ぎ、1都市ずつ進んでいくのでしょう。しかし荷物は重いですが、手紙なら1人の冒険者で結構な通数を鞄で運べます。そこで、辺境伯家の息のかかった冒険者ギルドに『私書箱』を置いて、手紙を受け取れる仕組みはどうでしょう? 情報のやり取りが、圧倒的な低コストで可能になるのは、商人なら見逃さない筈です。しかし、手紙ですから信頼性が重要になりますね。その辺の冒険者じゃ信用出来ませんが、裏切った冒険者は確実に始末されると誰もが思う家なら・・。『郵便』と呼ぶのが適当でしょうか、膨大な儲けにもなる気がします。」
「なるほど。当家はカッシームとは友好関係にありますし、サボージャとアイエナの貴族家へは膨大な貸付金が有ります。マモル殿の情報で、シュポワールの貴族家にも貸しを作れるでしょう。いやいや、貸付金の弁済の代わりに、冒険者ギルドの経営権で払ってもらうのが楽かもしれん。いやはや、マモル殿との話は楽しいですなぁ。」
「では、将来シュポワールの冒険者ギルドに私書箱を置けたら、アイデア料として1つ頂戴しますね。シュポワールでしたら近いので、頻繁に見に行けますから。」
最後に、次回の予定は、辺境伯家の家紋が入った石鹸の型枠を受け取りに、5日後の『春の45日』に会うことで合意する。当面の連絡手段としては、帝都のスークで買い物しているのを、ザビルの町での買い物に変更する。時々来る、ザビルの冒険者ギルドへの伝言でやり取りする事にした。
「マモル殿は、ザビルまでダイレクトに飛べるのですか?」
「いえいえベルガー殿、まだまだ修行中の身です。ただ体質なのか、フィールドウォークは得意なんですよ。」
怪しい適当トークに聞こえてるだろうが、3人連れのワープだったらMPは十分足りるので、ザビルの町が買物圏内なのは本当だよね。
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さて、そろそろ帰るか。ベルガーに「そろそろお暇しましょう」と伝えると、ベルガーの部下がアルフリーダ、イリス、ソフィア、ヴァニーユを呼びに行ってくれた。
「マモル様、また”直ぐに”来てね。困った事があったら言うのよ。大抵の事は、ベルガーがなんとかするから。」
当然、騎士団の建物内は遮蔽セメントで作ってるだろうから、フィールドウォークは使えないだろう。ここでワープしちゃったら、言い訳の術がない。街並みの散策とか適当なことを言い、冒険者ギルドまで歩くことにする。
今日の夕食は、朝買ったアサリをパスタに和える。帰りはドブローを中継して、パスタとマカロニを手に持てるだけ買って帰るか。小麦の買い注文も出したいけど、こっちは明日レストランの奥さんにお願いしようかな。問屋が知り合いだと言ってたから、目立たずコッソリ買えるだろ。まあ保管倉庫が無いから、金貨5枚分ぐらいしか買わないけど。
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【辺境伯側の会話】
「ベルガー、マモル殿はどうだった?」
「外交で、この20年は無敗を自負していましたが、今日は実質的に負けですね。辺境伯家とではなく、親方様と私、二人との個人的な友誼を結ぶことで合意しました。連れていた猫人族の娘も繁殖の奴隷なのが、我々二人との共通点ですな。」
「ベルガー、どっちにしろ仲良くするって事でしょ。それって何が違うの?」
「マモル殿は、我々の子供達や家中の者が何か言ってきても、友達じゃないから相手にしないと言ってるのだ。まあ、ヒルデガルドだけは微妙な線だろうな。」
「じゃあ、友達になれば良いじゃない。何を難しく考えてるのよ。」
「ふふ、ベルガーが負けたとは、これはマモル殿の価値が益々上がったのう。ふむ、ここはヒルデガルドをマモル殿達の応接役にするか。」
「私もそれが最善の手札かと。マモル殿は言うに及ばず、アルフリーダ・ソフィア・イリス3名の腹心奴隷も賢いですからな。天然のヒルデガルドなら、別の土俵で戦えるでしょう。」
「ベルガー、よく分からないけど天然って何よ? めちゃくちゃ良い人達だし、友達になるのなんて簡単じゃない。」
「あと驚くべきことに、マモル殿は北のエルフ領まで情報収集の網を広げてますぞ。彼は、エルフ領の冬小麦が不作になるのを確信しています。わざわざ、この情報を”貢ぎ物”だと言って伝えられました。」
「ほう、マモル殿は”貢ぎ物”と言ったか。それは我々に『小麦を買っとけ』と言ってるのだな。」
「ええ、この話には乗るつもりで、東方のカッシームから小麦を買えるだけ集めさせます。輸入注文を出す商人には、国境付近の密輸団に対する大規模軍事行動の準備、とでも言っておきましょう。」
「ふむ、なら余の役割は、密輸団の麻薬や人身売買に対して激怒する演技だな。しかし、小麦の不作がエルフ領だけなら儲かるが、帝国全土まで及んだらどうする? 食糧危機になるぞ。」
「その場合、流民が発生し寄ってくるでしょうな。もし大規模に押し寄せれば、我々がカッシームからの輸入で多少の備蓄を作ったところで、焼石に水です。領内でパンを焼いて、直接配給するぐらいしか出来ませんよ。まあ帝国政府や他の貴族家からの供出要請があれば、小麦とライ麦を1対3で交換してあげます。パンの量が増えますからな。」
「そうだな。追い返した場所に食料がなければ、流民はしつこく来るわな。貧乏な騎士団や盗賊は、この時とばかりに流民を襲うだろうしのぅ。騎士には”インテリジェンスカード操作”のスキルがあるから、組織的な略奪なら、盗賊に落ちても即座に騎士に戻ってしまう。強盗騎士とは、よく言ったものよ。」
「うちの騎士団は、末端まで潤っている上に、ヒルデガルドが睨みを利かせる『飴と鞭』が機能しておりますから、間違っても略奪など起こしますまい。それゆえ流民も、我が騎士団には保護を求めてくるでしょう。厄介なことです。」
「ところでヒルデガルド、『気化式二重ポット冷蔵庫』はどうだった?」
「それが不思議なんだけど、台所に携わる人達は、アルフリーダさんの「水瓶の付近ってヒンヤリしてるでしょ。」で納得しちゃったの。これなら、いくつでも作れるって大喜びだったわ。台所に携わる人達は、気化熱って理解したみたいなのよ。料理人のアイテムボックスに入らない食材の賞味期間が延びるって言ってるわ。」
「さらに興味深いのは、マモル殿から貰った『郵便』なる行政組織の提案です。まだ完全に理解できてませんが、上手くやれば、情報を制する可能性がある壮大な話になるかもしれません。マモル殿は、間違い無く普通の冒険者じゃありませんな。何が何でも、他の貴族家に渡してはなりませんぞ。」
「ふーむ、ヒルデガルド、他の貴族どもにマモル殿を取られるなよ。」
「分かったわ、ご主人様。任せといて!」
【マモル側の会話】
「辺境伯家の書庫に入れて良かったな。多少のお喋りと引き換えに、かなりの情報を得られた。」
「あの、ソフィアには、ご主人様の目的が分からないです。ご主人様って、面倒なのは嫌いですよね。」
「辺境伯領では、人が余っている様子だからね。それなら、ザビルの町で奴隷を買えば喜ばれるかも。お金も落とすことにもなるしね。」
「え、まだ性奴隷を増やすんですか?」
「いや、ソマーラの村人が持ってる技術って、農業分野だけじゃん。建築とか手工業とか鍛冶屋とか、奴隷として技術ごと買っちゃおうかと以前から思ってたんだ。ちなみに、女性の大工っているの?」
「ええ、大抵の場合、冒険者と盗賊以外の職業は女性の方が多いですよ。」
「そういう事ですか、アルフリーダは分かりました。人が多くて食料問題を抱えた辺境伯領は、小麦不足の影響を受け易いですよね。この夏は、普段なら出てこない『技術を持った奴隷』が買える可能性があるって事ですか。確かに、ベイルの奴隷商館にいた奴隷は、ほとんどが、性奴隷か戦闘奴隷でしたものね。」
「そうだね、アルフリーダ。それに急に穀物値段が上がっても、貨幣は急に増えてないから、お金が足りなくて他の何かの値段が下がるんだ。今度の場合、奴隷落ちする家人が増える事もあって、下がるのは奴隷価格だと思うよ。別に奴隷買うのにザビルに拘る必要も無いんだけど、ベイルの奴隷商館は奴隷の持つ技術の把握が下手なんだよ。だから、新しい伝手も用意しようと思ってるんだ。」
「ご主人様、錬金術師の情報ですけど、イリスは、あれも取引に使っちゃった方が良いと思います。ガラス製造で取得条件を満たすなら、錬金術師を持ってる人は存在してるけど”転職してないだけ”ですよね。」
「そうなんだけど、錬金術師の存在に気付くとしたら、エレーヌの神殿で転職した時だよね。普段、迷宮に入ってない職人が、急に思い立って”わざわざ”エレーヌの神殿に行くのは、極めて稀な確率だろう。だから、焦る必要はないと思うよ。ミチオ君も錬金術師は認識していたけど、それから少なくとも100年、人々は錬金術師を知らないんだもん。」
「あと、以前から研究してた『装備品のアクセサリー』ですが、騎士団の書庫で資料を読み込んで、やっとレシピまで辿り着きました。『ウエストチェーン』と呼ばれる女性専用の装備品なんですけど、失われた技術になった理由もわかりました。素材として『金貨7枚+銅貨1枚』が必要で、高い上に、採算が合わないんです。」
「アルフリーダ、金貨・銀貨・銅貨を1枚ずつ出して。」
何度見ても、アルフリーダの胸の谷間から皮袋が出てくるのは神秘的だ。
貨幣の直径は、金貨<銀貨<銅貨の順に1割程度ずつ大きくなる。金貨の直径を1とすると、銅貨の直径は1*1.1*1.1=1.21、体積は1.21*1.21=1.4641倍か。一般的な金貨を22金とすると、金比率は22/24=91.67%、金貨7枚+銅貨1枚の合金だと91.67%*7/8.4641=75.85% これって18金じゃん。荒々で、金75%&銀10%&銅15%の合金って何だろ?
「イリスが言ってる『ウエストチェーン』って、ピンクっぽい色してない?」
「えぇ、ご主人様は『ウエストチェーン』を見た事あるんですか? 文献上でしか存在を知りませんが、色は『ローズゴールド』って書いてあります。」
「いや、計算上、そんな感じかなって思っただけ。金貨って、アイテムボックスに入る迷宮のドロップ品だから、鍛冶師の素材になるんだろう。『ウエストチェーン』は、どんな装備品なの?」
「それが、敏捷を1〜2割高める程度らしく、体感が難しいので評価も微妙なんです。なので、素材の値段との釣り合いが全く取れてませんから、この辺が失われた技術になった理由だと思われます。素材だけで金貨7枚ですからね、鍛冶師や商人の儲けを乗せたら商品になりません。そりゃ、誰も作りませんよ。」
「なるほど。でも『ウエストチェーン』で敏捷が何割か高まるんだったら、繁殖で素の身体能力が高いヴァニーユに向いてるし、(空き)スロットが複数付く可能性もあるね。よし、実験してみよう。アルフリーダ、貫頭衣を脱いで。ボディークリップをイリスの胸に付け替えるよ。もし(空き)スロットが付かなくても、安いスキル結晶を融合させれば素材の金貨に戻るんだから、大したリスクは無いね。」
イリスの胸にアルフリーダのボディークリップを付け、ダルマティカを着せる。せっかくアルフリーダが全裸なので『対面座位で跨って』と誘ったら、満足げに抱きつかれた。
「ご褒美はイリスが貰おうと思ったのに、アルフリーダさんに先を越されちゃいました。それじゃ、防具製造の鍛冶やります。万が一、金貨が分解しちゃったら、ごめんなさい!」
金貨7枚&銅貨1枚を握り締めた、イリスの両手が光り輝く。
鑑定!
アクセサリー:ウエストチェーン(空き)(空き)(空き)
「イリス、よくやった! (空き)スロットが3つも付いてる。画期的な成果だよ。ヴァニーユ、早速、ウエストチェーンを付けてみて!」
ヴァニーユも全裸になり、腰に”ローズゴールドの鎖”を装着して嬉しそうに披露している。似合うな。鍛冶師が作る装備品だから、装着すると勝手にピッタリの長さに変化するので、お腹が大きくなっても使える。ユリアにも『ウエストチェーン』を贈ろう。確かにコスパは微妙だが、素材の入手難易度は高くない。金貨さえ潤沢なら量産に向いている。
イリスが新しい装備品『ウエストチェーン』を再開発した。これだけでも、騎士団の書庫に入った甲斐があったわ。もう少し稼がなきゃな。
春の40日 夕方