春の50日〜51日の二日間は、ソマーラの迷宮探索に集中した。
ドライブドラゴンが出る30階層で、イリスとフレイヤが魔物部屋を発見した時は、背筋が凍りついた。もし彼女達2人が居ないパーティだったら、ドライブドラゴンが数十匹いる魔物部屋に入っちゃってる可能性がある。全滅してたかもな。
30階層を突破した後も、31階層・32階層の魔物にはドライブドラゴンが普通に混じり、最大魔物数も32階層から6匹に増えた。それに、32階層のグミスライムは物理攻撃への耐性持ちだ。以前より、急に迷宮探索の難易度が高くなった感触がある。
野菜とウサギの肉の納品と、オーダー服の受け取りは、予定通り消化している。露天風呂にも水を溜めて、昨晩から水漏れチェック中だ。今日は、早朝の迷宮をやったら、昼間は外出の日だな。
この世界には宗教が存在せず、奴隷制と一夫多妻制が根付き、ポリコレも『何それ?』って社会だから、当然“朝チュン”や”夜明けのコーヒー”は存在しない。最近では、朝立ちを咥えられるより、股がって膣で搾り取られる事も増えた。
目の前では、アルフリーダが朝立ちの上に乗り、腰を前後に振っている。
アルフリーダの中に出してスッキリした頃には、女の娘達も目覚めていて、ヴァニーユに手を取られシャワーに行く。お湯を作り、身体を流していると、ヴァニーユが手でシゴき始めてくれた。手技はヴァニーユが群を抜いて上手で、最後は、息子をヴァニーユのお腹に押し付けて射精するのが好みだ。どうやらハニトラ対策とか言い出した頃から、女の娘達は、朝に2発抜くルーチンにしたっぽい。
「ご主人様、あと少しでカメリアオイルが入手出来ますから、ヴァニーユの『侍女の嗜み』を楽しめますね。ユリアにも教えて、妊婦二人で奉仕します。二人がかりの『侍女の嗜み』は”二輪車”って言うんですけど、初代皇帝も”二輪車”が大好きだったと伝承されてるんですよ。」
初代皇帝って一体? 雄略天皇なんかも、日本書紀に『童女(少女)の女官に一晩で七発出した。」と書かれちゃってるし、君主の絶倫が後世まで伝承されるのは同じっぽい。
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朝のシャワーの後、リビングで朝のお茶を飲んでいると、貫頭衣のイリスが膝に乗ってきた。
「ご主人様、竜革が貯まってきました。頭装備なら竜革1枚で防具製造できますから、更新しちゃいませんか? 帽子じゃなくて、竜革のカチューシャを幾つか作ろうと思うんです。防具製造のレシピも簡単ですし、カチューシャなら迷宮の外でも着けられますから、将来的に”身代わり”の装備品にするのに向いてます。」
「なるほど、新しく作るんだったら、帽子よりカチューシャの方が良いかもね。イリスもドワーフの種族特性で耳が長いから、帽子より向いてるかもしれないな。」
「では、ご主人様、ボディークリップをイリスに装着して下さい。連続で作りますから、眩しいですよ。」
イリスは、ご主人様の膝の上で貫頭衣を脱ぎ、全裸になる。形の良い乳房を揉み、立たせた乳首にボディークリップを装着して、ダルマティカを着せ準備完了だ。膝の上のイリスの両手から、眩い光が次々に発せられ、カチューシャが製造されていく。おいおい、何個作るんだ?
鑑定!
竜革のカチューシャ
竜革のカチューシャ(空き)(空き)(空き)(空き)
竜革のカチューシャ
竜革のカチューシャ
竜革のカチューシャ(空き)
竜革のカチューシャ
竜革のカチューシャ(空き)(空き)
「ふ〜、朝イチでも7個が限界ですね。これ以上は、MPが底をついて気持ち悪くなっちゃいそうです。」
「イリス、7個中3個に(空き)スロットが付いた。43%って、一般的な融合の成功率を大きく超えてるよね。ボディクリップとダルマティカを装着すると、(空き)スロットが付く確率が上がるのは確定かな。しかし、世の中の鍛冶師は、この事に何で気付かなかったんだろう?」
「ご主人様、魔法使い用の装備品をドワーフに装着させるなんて発想、普通ありませんよ。あと、ボディークリップは相当に珍しいアクセサリーです。多分、ミスリルスレッドを素材に作ったんでしょうけど、失われた技術かもしれませんね。」
「将来的に、イリスはボディークリップを作れそう?」
「う〜ん、どうでしょう。ミスリル素材の装備品ですし、現時点では作れる気がしません。鍛冶師の上位職である隻眼であれば、ミスリル素材を扱えると聞いた事はありますけど、隻眼自体が滅多にいないので・・。」
「まあ、将来イリスを隻眼にするのは決定事項だから、おいおい研究しよう。竜革のカチューシャは、(空き)スロット4つ・2つ・1つが計3個、(空き)スロット無しが4個だ。誰に装備させよう?」
「とりあえず、フレイヤとソフィアは盾に”身代わり”を付けますので、イリス・エゲリア・ノラが、(空き)スロットのあるカチューシャを装備します。ノラのダマスカス鋼の鉢金は、ソフィアの装備に回しましょう。(空き)スロット無しは、セカンダリーパーティに回します。」
ソフィアは一番レベルが高いが、ボス魔物の正面を担当するもんな。防御力は、ダマスカス鋼の鉢金>竜革のカチューシャだから、イリスの判断は妥当だろう。オマケで、ご主人様の”硬革の帽子”も、エゲリアが被っていた(空き)スロット付きに変更できる。最近は砲台役がメインだし、これに”身代わり”を付ければ十分だな。
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早朝の迷宮は、ソマーラの32階層のボス戦、ゼリースライムから始める。
【マモル】 硬革の手袋
武器 :吸精のダマスカスステッキ(MP吸収)
頭装備:硬革の帽子(空き)
胴装備:ダルマティカ(空き)
足装備:駿馬の硬革靴(移動力増強)
アクセサリー:ひもろぎの聖銀ミサンガ(知力二倍)(ダメージ逓増)
5ジョブ(15) キャラクター再設定(1) 詠唱短縮(1)
獲得経験値二十倍(63) 必要経験値二十分の一(63)
ワープ(1) 鑑定(1) 合計145
魔法使いLv47:知力(小上昇) MP(微上昇)
遊び人Lv22:知力(中上昇)
英雄Lv33:腕力HP体力MP知力精神器用敏捷(中上昇)
神官Lv37:MP(小上昇) 知力(微上昇)
色魔Lv28:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)
【イリス】硬革の手袋 革のサイハイブーツ
武器 :強権の槌(詠唱中断)or全麻の槌(麻痺添加)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)(空き)
胴装備:ダマスカス鋼のプレートメイル(空き)(空き)(空き)(空き)
アクセサリー:いかりの指輪(攻撃力五倍)(ダメージ逓増)
鍛冶師Lv26:腕力(中上昇) 体力(小上昇) 器用(小上昇)
【フレイヤ】硬革の鎧・手袋
武器 :強権のダガー(詠唱中断)
頭装備:硬革のカチューシャ(空き)
盾 :木の盾 (空き)
足装備:革のサイハイブーツ(空き)
アクセサリー:頑強のボディークリップ(物理ダメージ削減)(ダメージ逓増)(空き)
闘兎Lv25:器用(中上昇) 敏捷(小上昇) HP(小上昇)
【エゲリア】
武器 :強権の鋼鉄剣(詠唱中断)(麻痺添加)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)(空き)(空き)(空き)
胴装備:硬革の鎧(空き)
腕装備:鋼鉄のガントレット(空き)(空き)(空き)
足装備:駿馬の竜革のサイハイブーツ(移動力増強)(回避力二倍)
アクセサリー:増撃の指輪(ダメージ逓増)(空き)
淫乱Lv25:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)
【ソフィア】 硬革の鎧
武器 :激情のレイピア(攻撃力二倍)(麻痺添加)(空き)
盾 :身代わりの鉄盾(身代わり)
頭装備:ダマスカス鋼の鉢金(空き)(空き)(空き)(空き)
腕装備:硬革の手袋(空き)(空き)
足装備:駿馬の革サイハイブーツ(移動力増強)(回避力二倍)
アクセサリー:頑強の指輪(物理ダメージ削減)(ダメージ逓増)
探索者Lv43:体力(小上昇)
【ノラ】 硬革の鎧・手袋
武器 :強権のダマスカス槍(詠唱中断)(麻痺添加)(空き)(空き)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)
足装備:頑強の竜革サイハイブーツ(物理ダメージ削減)(空き)(空き)
アクセサリー:増撃のイアリング(ダメージ逓増)(空き)(空き)
錬金術師Lv23:知力(小上昇) 器用(微上昇)
珍しく、ボス魔物のゼリースライムと、お付きでグミスライムとドライブドラゴンが出てきた。ゼリースライムとグミスライムは物理攻撃耐性があるものの、魔法攻撃で普通に倒せる。ドライブドラゴンは、最初からイリス・エゲリア・ノラの3人で囲って麻痺にしよう。オーバーホエルミングも併用し、事実上の全体攻撃魔法4連射を撃ち込む。ドライブドラゴンとゼリースライムには、フレイヤに毒針を投げといてもらう。
スライムは物理攻撃で倒し難いが、相手からの攻撃も弱い。程なく、ドライブドラゴンが麻痺になり、大勢が決した。
「ご主人様、次の33階層のケープカープですが、火の弱点魔法は32階層のスライムと重なります! これって、お宝階層ですね。」
「ソフィア、最大魔物数が6匹で全体攻撃魔法が有利なら、レベル上げの効率が良いね。しばらくは、33階層を狩場にしよう。ケープカープはドロップ品も良いし、麦の不作に備えてスライムスターチの備蓄も欲しいし、ドライブドラゴンも1匹混じる程度なら、逆に竜革が獲れるのが美味しいよ。」
33階層 ケープカープ 弱点:火
32階層 グミスライム 弱点:火水風【物理耐性】
31階層 タルタートル 弱点:土
30階層 ドライブドラゴン【魔法耐性】
29階層 ブラックフロッグ 弱点:火
「この魔物の組み合わせなら、イリスの武器は、強権の槌(詠唱中断)の方を出すのが良さそうですね。”麻痺添加”の武器は、タルタートルとドライブドラゴンに当てるべきですから、ソフィア・エゲリア・ノラの3人で十分です。」
ハイペースで33階層の探索を進める。近頃は、戦術を女の娘達にお任せ状態だ。
「ご主人様、やりました、アイテムボックスが1つ増えましたよ!」
「おめでとう、ソフィア。これで探索者Lv44だ。前回上がったのが”春の45日”だから、7日ぶりか。また冒険者が近づいたね。伯爵家での迷宮探索は、34階層まで入ってたんだっけ?」
「そうですけど、当時よりレベルが5つも上がってるし、装備品だってワンクラス以上良い物を使わせてもらってます。それに、ご主人様のパーティは戦闘時間が極端に短いですから、現時点でも44階層までなら魔物の正面をやるのに全く不安はありません。多分ですけど、50階層までやれると思います。」
いやいや、危ないのは嫌だぞ。34〜44階層は、弱点魔法が無い魔物が続くんだから。
その後、朝食の時間まで2時間程度、ハイペースで迷宮探索を続ける。ケープカープから”肝”を大量に入手したので、セカンダリーパーティに任せる仕事も増えた。
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朝食には、大皿に盛られた竜皮料理が何種類かテーブルに並べられている。ほぼ、鶏皮料理と同じ手法なのだが、ヴァニーユの口調だと、この世界では素材的に高級料理に分類されるらしい。竜皮は高価なので、普通はスープのダシに少量入れる程度だそうだ。確かに味的には『竜皮>鶏皮』で旨味が強いのだが、こんな大量に食べられるのだろうか?
朝食後、イリスの感触ではMPは半分回復してるとのことで、革装備を一式、鍛治師の修行も兼ね防具製造させる。隻眼の取得条件は不明だが、念の為、様々な種類の鍛冶製造を経験させとくべきだろう。
「ご主人様、帝都の防具屋に売りに行くんですよね。その間、イリスは32階層の迷宮地図を書き上げておきますね。以前ソフィアが使ってた鉄の盾と、アルフリーダが使ってたアイアンステッキも、売っちゃいましょう。売却する品は、ご主人様のアイテムボックスに入れてもらえますか?」
「アルフリーダ達は、露天風呂の準備をしときます。太陽の下で裸になるなんて、楽しみですね。」
「それじゃソフィア達は、10階層でホワイトキャタピラーのボス周回をやってます。護衛は誰にしましょうか?」
「ヴァニーユが裁縫ができるから、今日は帝都で布地を買おうかと思うんだ。ヴァニーユは服とか作れるの?」
「う〜ん、普段着程度なら作れますけど、流行とか知りませんから、ご主人様の服は店で買うべきかと思います。」
「この前、帝都の高級服屋でシャツを作ってもらったじゃん。デザインは、あれをコピーすれば良いよ。女の娘達にも順番にスカートとか作ってあげて。裁縫道具も、欲しい物があれば買うよ。エプロンとシーツも作ってほしいな。」
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先ずは、帝都の武器屋まで、ヴァニーユを連れて飛ぶ。
「おはようございます、ご主人。今日は防具を売りに来たのですが、防具屋もご主人の経営と聞いていたので、こちらの店舗にお邪魔しました。新品の革装備一式と中古の鉄の盾なんですが、大丈夫でしょうか?」
「いえいえ、防具も査定するのは私ですから全く問題ありませんよ。両方とも売れ筋の装備品ですから、大歓迎です。ほう、そちらの猫人族のお嬢さんが、某貴族家の繁殖奴隷出身ですな。なるほど、流石に剣鉈の装備が板に付いてます。立ち姿も美しい、引き締まった身体だ。良い買い物をしましたなぁ。」
完全にヴァニーユを値踏みしたな。まあ商人だし当然か。今回も、奥の事務所でアイテムボックスから装備品を取り出し、武器屋の主人が入念にチェックするのも同じだ。前回来た時より店内の在庫が少し減った感じだから、売れてるんだろう。
「ほう、新品の革装備は、以前に連れていらした、ドワーフのお嬢さんが修行で作ったのですな。若いのに、どれも良い仕上がりです。いずれ、名のある鍛冶師になるでしょう。」
「え、装備品とは、鍛冶師によって品質に差が出る物なのですか?」
「そうですな、本質的には、職人の手作業と変わりません。職人は手を動かすのですが、鍛冶師はイメージで装備品を作っていると言われています。この革装備の作り手は、防具の機能を細部までしっかりイメージできてますよ。アイアンステッキは同じ作り手ですが、鉄の盾は別人の作ですな。」
「ご主人の推察の通りです。いやはや”プロの目利き”とは凄いですね。勉強になりました。」
革の帽子:100ナール
革の鎧 :800ナール
革の手袋:150ナール
革の靴 :150ナール
鉄の盾 :600ナール
アイアンステッキ:1,000ナール
小計:2,800ナール
割増: 500ナール
合計:3,300ナール
「新品の革防具一式は、高品質品としてセット販売しますので、500ナール割増で買い取ります。合計3,300ナールの買取金額でいかがでしょう? 帝都なら、高品質品には少々高くても買い手が付きますからな。今後とも、ぜひ当店に卸して頂きたい。」
「ええ、その値段で異存ありません。いや〜、長いお付き合いになりそうだ。」
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武器屋の外壁から、スーク(常設市場)の入り口にある壁までワープで移動し、ヴァニーユと二人で散策する。
「ご主人様、革は23〜33階層のドロップ品なのに、新品の革防具一式で1,700ナールにしかならないんですね。毎日1組のペースで作っても、年に60万ナール程度です。人頭税も考慮すると、鍛冶師だけで食べていくには厳しい金額ですね。」
「ヴァニーユも、そう思ったか。鍛冶師はソロで2階層以上に行けないし、探索者との2人パーティでも12階層前後が限界じゃん。それに12階層以上は、魔法使いのいるパーティが、魔物の弱点を魔法攻撃できるから圧倒的に有利だよね。5〜6人のパーティを組んで23階層以上で革素材を採取するのと、11階層以下でミノやコボルトを狩って皮防具やダガーを作ってるの、金銭的には大差無いかもしれない。ドワーフが鍛冶師ジョブを目指さなくなったって、気持ち分かるわ。」
「ドワーフの奴隷って見聞きするのは少ないですけど、自由民6人でパーティを組んじゃったら、@10万*6人=60万ナール/年の人頭税で、革装備を売った程度の収入じゃ払えませんよ。どうしても戦闘奴隷を買ってパーティを組む必要がありますけど、低階層の収入だと生活するだけで一杯一杯で、奴隷購入資金を貯めるの相当にキツいです。鍛冶師って、大変だったんですね。」
「そうだよなぁ。魔法使いの奴隷なんて100万ナール以上するから、事実上買えない。故に鍛治師のパーティって、23階層あたりの魔物が鍛冶素材を落とす迷宮に入ってるのがベストかな。もしくは、1階層でミノが出る迷宮にソロで入るのが、収益的には一番良いかもね。鍛冶師の上位ジョブの隻眼が、国宝級に珍しい訳だわ。」
ヴァニーユが路地を進んでいくのだが、問屋っぽい雰囲気の地区にスコスコ進んでいく。バンコクの卸売マーケットのような雰囲気の区域だ。この手の店って、バイヤーとかの領域だろ?
「あ、ご主人様、ありました。男爵家で使う布地は、この店で買ってました。」
ヴァニーユに案内された店は、小売店と言うより、テキスタイルとか言われている問屋っぽい。決して、三井越後屋や大丸屋のような華やかな小売店舗じゃない。ベイルの定期市で古着を買い、仕立て直して着るのも普通だったし、この世界では服の大量生産は先の話だろうな。ローズ・ベルタンのような”仕立て屋”も、利潤を持っていくだろう。元の世界だと、確か、ミシンを発明すると”焼き討ち”に合うんだったな。注意しなきゃ。
どうやら、ユザ◯ヤみたいにm単位で買うんじゃなく、反物の状態で買うっぽい。家内制手工業の布だから、そんなに長いの作れないしな。確か、1反=3丈=30尺で、1尺=約30cmだけど、呉服屋の尺貫法は何故か異なる単位系で1.25倍するから、1反=30cm*30*1.25=11メートル25センチ。この世界の反物も似たような長さだろ。
「ご主人様、白い綿の布を買って、シーツとエプロンを作ります。イリス達のスカートも返り血で汚れちゃいましたから、青の布で作りますね。あと、裁縫道具も買いたいです。」
綿布って、1反=銀貨15枚=1,500ナールなんだな。10m巻きと仮定すると1m=150ナール、他の物価に比べ布は高い。しかし、動力織機が無いにしては安いよね。これって、糸が迷宮低階層のドロップ品で、織りが奴隷労働で工場制手工業やってんじゃないの。う〜ん、確か、織り機を改良して生産性3倍にしたら襲われたって、世界史の教科書に載ってたの思い出した。気を付けなきゃ。
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2反の綿布を買い帰宅するが、イリス以外は出払っていた。
イリスを留守番に残し、ヴァニーユと露天風呂に行ってみると、エマとミラが作業をしている。造作工事の後片付けをし、入浴出来るよう綺麗にしてたみたいだ。木箱に、桶と石鹸と手拭いも入れて来てるな。
「エマ・ミラ、お疲れ。もうコンクリも固まって水漏れも大丈夫だ。水を抜いて、お湯を張ってみよう。」
うん、排水管の栓を抜けば、水も南斜面に抜ける。
詠唱短縮(1) → 詠唱省略(3) に変更し、ファイヤーウォールとウォーターウォールを同時に湯船の上で発動する。計算上、0.72トンの湯が落ちる。同時に壁を重ねて発動する繊細な魔法制御なので、かなり神経を使う作業なのはしょうがない。これを5回程やれば、お湯張りは終了だ。少し”ぬるい”が、追い焚きは”火炎剣”でやってもらおう。
「旦那様、これが露天風呂ですか。エマは、こんなに沢山のお湯は初めて見ました。」
「今日は曇りだから良いけど、晴れだと陽に焼けるよね。次は、湯船に日陰を作る壁を作らないとね。エマ・ミラ・ヴァニーユ、先に3人で入っていて。ソフィア達を迷宮から回収してくる。湯船に入る前に、軽く体を流すんだよ。」
10階層の待機部屋にワープすると、丁度、フレイヤ・エゲリア・ソフィア・ノラの4人が小休憩している。
「あれ、ご主人様、どうしたの? まだ昼食には少し早いよ。」
「試しに、お湯を露天風呂に張ってみたんで、皆を迎えに来た。お風呂に入ってみようよ。細かい改良点とか、指摘してほしいし。」
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4人をワープで玄関まで連れてきて、装備品を脱がし、そのまま露天風呂までワープする。
あれ? 先に入浴してる筈のエマ・ミラ・ヴァニーユだが、服を脱いだ状態で戸惑っているのか?
「お湯で、肩から股間とお尻の穴を軽く流したら、湯船に入って良いんだよ。少し温まったら、石鹸で体を洗うのが順番だね。あと、お湯が汚れちゃうから、湯船の中で挿入するのは禁止ね。」
エマとヴァニーユを左右に侍らせ湯船に浸かり、ミラを背後から抱える。これぞハーレム、やっとここまで来た。
「あの、旦那様、ミラの背中に硬くて熱いのが当たるんですけど、どうするのが良いのでしょう?」
「そのまま、気にせず寄りかかって。ミラの身体で興奮してるだけだから。」
裸になったフレイヤ・エゲリア・ソフィア・ノラも浴槽にやって来る。腰だけなら、ノラも美味しそうなんだよな。8人全員が湯船に入ると湯が溢れそうなので、ミラから順番に身体を洗う事にする。お風呂の最初だし、全員の身体を洗おう。順番は、幼い身体の順にしようかな。ミラ→エマ→ソフィア→ノラ→フレイヤ→エゲリア→ヴァニーユで、順に7人の身体を石鹸で洗う。ご主人様はヴァニーユとエゲリアが洗ってくれ、最後にサクッと手で抜いてくれた。
イリス・アルフリーダ・ユリアも、歩いて風呂までやって来る。
「丁度良い、イリスの身体から洗うね。」
イリス→ユリア→アルフリーダの順かな。11人の身体を洗い、女の娘達は自分で洗髪も始めている。お湯が全く足りないわ。もう2回、ファイヤーウォールとウォーターウォールを同時に発動し、湯船に給湯だ。
「ご主人様、お湯がここまで使い放題なんて、大貴族や大商家並の贅沢じゃないですか? 開放感溢れる屋外の浴槽なんて、聞いた事がありませんから、それ以上かも。」
ソフィアを抱き寄せながら、まったり入浴しているが、彼女も露天風呂を気に入ったっぽい。浴槽の縁に座らせ股を開かせると、ソフィアの中身は丸見えで、栗や膣穴を舐め易い。
「ご主人様ぁ、ソフィアはイキましたから、エマ・ミラも舐めてあげて下さい。処女でも栗イキなら出来ますから、ガンガン開発して、早く処女を破りましょうよ。」
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風呂からの帰りは、全員裸のままでワープを2往復する。
せっかく風呂に入ったので、ベッドで、アルフリーダの身体を楽しまなきゃ。シックスナインで1発出し、次に足を肩に乗せた屈曲位でカンガン突いている所で、『昼食の準備が出来た』とフレイヤが呼びに来た。ピストンの動きを早め、イキ締まるアルフリーダの”ミミズ千匹”の中に、2発目を出す。
「アルフリーダ、最後は、思わす乱暴に突いちゃったけど、キツくなかった?」
「シックスナインで舐められた後、身動き出来ない屈曲位で入れられるの、アルフリーダは最高に感じちゃって、今のは凄い深イキが来ました。次はフレイヤも混ぜて、親子丼で入れちゃいましょう。ああ、アルフリーダは幸せですぅ。」
フレイヤに、シャワー室で汗と股間を流してもらってから、ダイニングテーブルに向かう。フレイヤによると、今日のランチはモロクタウルスのドロップ品の”バラ”肉を焼いたそうだ。要はカルビだな。ガッツリ、脂ギッシュな昼食だ。
昼食後、お茶をしながら、少しミーティングをしておく。
「アルフリーダ、ソフィア、イリス、”温泉”って知らない? お湯が地面から湧き出てくる場所のことを示す言葉なんだけど。」
残念ながら全員?状態で、火山は知ってるものの温泉は誰も知らない。というか、ブラヒム語の”温泉”に相当する単語そのものが、バーナ語・人間語・ドワーフ語には存在しないらしい。この辺りに温泉が存在する可能性は、極めて低いな。
「イリス、革の防具一式は、高品質品割増が500ナール付いて、1,700ナールの売却価格だったよ。」
「う〜ん、その程度でしたかぁ。やっぱり、オークションに出せる装備品じゃないと、儲けとしては物足りないですね。」
「何か、スキル結晶を大量に入手する方法って、無いのかな?」
「ご主人様、33階層で魔物は一周して、34階層からは、以前のボス魔物が通路に出ます。更に、ボス部屋には上位のボス魔物だけ2匹出ますから、相性が良い魔物なら、ボス周回の効率が格段に良くなります。」
「ソフィアが言ってるのは、魔法の火力を活かせボス周回可能な魔物が、34階層以降では最適って意味か。ソマーラの迷宮だと、38階層のアリ・44階層のコボルト・46階層の灌木・49階層の人魚の4つだな。コボルトはともかく、アリのスキル結晶を買う必要は無さそうだね。」
アリのスキル結晶を融合すると、”毒牙”の武器が作れる。適当な武器に融合して売却すれば、資金化できるな。対人戦用に、イリスとフレイヤには融合させた武器を作ろう。
春の52日 昼