「ご主人様、おはようございます。あの、ベットで抱いている性奴隷より早起きなのは、時々にして下さいね。特にガッツリ奴隷教育を受けているソフィアとヴァニーユは、ご主人様の後に起きると、至らない奴隷だと感じちゃうんです。イリスやアルフリーダには、そういうの無いんですけどね。」
「イリス、ありがとう。全く気付かなかったよ。やっぱり、朝立ちを咥えられて起こされるのを、待つべきなのかな?」
「いえ、性奴隷が乳首を舐められて起きるのなら、矜持に触れないみたいですよ。イリスも、ご主人様に朝イチで乳首を吸われたら、凄く嬉しいです。」
イリスの乳と尻肉を揉んでいると我慢できなくなってきたが、四つん這いで尻を持ち上げ、膣穴を提供してくれる。
「ご主人様、朝立ちを突っ込んじゃって下さい。イリスは一番奴隷ですから、乱暴に突かれても耐えますよ。」
結局、朝からイリスの中に出し、一緒にシャワーまで楽しんだ。イリスも買った時より、胸と尻が少しだけ成長してる気もする。強く抱きしめると小さなイリスは壊れそうな気分だが、揉み潰れる美乳の感触が楽しい。唇を食べるキスで再び興奮し、尻肉を揉んで、イリスの身体にに押し付けた息子から2発目が放たれる。
「うふ、射精する時のピクピクが堪らないです。イリスは、ご主人様の一番奴隷になれて幸せです。あ、お掃除しますね。」
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早朝の迷宮に、今日も33階層に飛ぶ。
正直、魔物の攻撃の直撃を受けることは少ない。全体回復魔法も1日1回程度しか使っておらず、防御力が不足してる感じはしない。それでも、防御力が上がるデメリットは皆無だから、コツコツ防具が充実してくのは喜ばしい。
小まめにレベルチェックしながら魔物を倒していると、1時間弱で、Lv50の文字が目に飛び込む。
「ノラ、やったよ、魔法使いがLv50に上がった。なので、魔道士のジョブが解放された!」
喜びのあまり、思わず、横を歩いているノラを抱き締めてしまった。少し不味いな。順番に、イリス・フレイヤ・エゲリア・ソフィアも抱き締める。
「ご主人様、おめでとうございます。魔道士なんて、騎士団でもトップパーティにしか居ないです。これで、迷宮討伐も見えて来ましたね。」
「皆んな、興奮しちゃった。ありがとう、イリス。ちょっと近くの小部屋に寄って小休憩にしよう。魔道士用に、落ち着いて設定を調整したいんだ。」
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「フレイヤ、少し膝の上に座っててくれる?」
フレイヤは、何故か鎧を外しシャツも脱いで、躊躇なくボディークリップを付けた乳を露出し、膝の上に座る。家の外だけど、他の娘達も全く驚いてない。乳出しは、別に恥ずかしく無いらしい。昭和の頃の日本と同じだな。
神官Lv40をファーストジョブにした場合、BPは40+99-1=138まで使えるのだが、獲得経験値二十倍(63) +必要経験値二十分の一(63)+5thジョブ(15)は、どう工夫しても無理だ。経験値獲得効率化か、有効ジョブ数のどちらかを犠牲にする必要がある。
かなり悩んだが、結論として、経験値の獲得効率を犠牲にする。どっち道、この2〜3日は最適解を見つける実験をする事になる。BPに余裕が無いのは、やり難いよな。一通りの戦術や設定が実験が煮詰まったら、また考えよう。
魔法使い:知力(小上昇) MP(微上昇)
魔道士:知力(中上昇) MP(小上昇) 精神(微上昇) 体力(微上昇)
魔道士の効果は、魔法使いに比べ圧倒的だ。火水風土は下級魔法から中級魔法に進化して、新たに、雷と氷の下級魔法も使えるようになった。が、新たな魔法の名前が混乱しそうだ。これを肌感覚で使えるまで習熟するには、時間が掛かりそうだな。
ファイヤー → バーン
ウォーター → アクア
ブリーズ → ウィンド
サンド → ダート
新規(氷):アイスボール・アイスストーム・アイスウォール
新規(雷):サンダーボール・サンダーストーム・サンダーウォール
じっと固まってるフレイヤの乳を揉みながら、思考を巡らせる。
「旦那様、フレイヤが乳イキして震えちゃってます。他の乳に変えませんか?」
「あ、ノラ、ごめん。つい集中しちゃった。とりあえず設定を調整したから、朝食までの時間、少し戦闘して試してみたい。フレイヤは、帰ったら入れようね。」
【マモル】 硬革の手袋
武器 :吸精のダマスカスステッキ(MP吸収)
頭装備:身代わりの硬革帽子(身代わり)
胴装備:ダルマティカ(空き)
足装備:駿馬の硬革靴(移動力増強)
アクセサリー:ひもろぎの聖銀ミサンガ(知力二倍)(ダメージ逓増)
6ジョブ(31) キャラクター再設定(1) 詠唱省略(3)
獲得経験値二十倍(63) 必要経験値十分の一(31)
ワープ(1) メテオクラッシュ(1) MP回復速度三倍(7)
合計138
神官Lv40:MP(小上昇) 知力(微上昇)
英雄Lv36:腕力HP体力MP知力精神器用敏捷(中上昇)
探索者Lv31:体力(小上昇)
遊び人Lv29:知力(中上昇)
賞金稼ぎLv1:器用(小上昇) 腕力(微上昇) MP(微上昇)
魔道士Lv1:知力(中上昇) MP(小上昇) 精神(微上昇) 体力(微上昇)
【イリス】 革のサイハイブーツ
武器 :強権の槌(詠唱中断)or全麻の槌(麻痺添加)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)(空き)
腕装備:竜革の手袋(空き)(空き)
胴装備:ダマスカス鋼のプレートメイル(空き)(空き)(空き)(空き)
アクセサリー:いかりの指輪(攻撃力五倍)(ダメージ逓増)
鍛冶師Lv27:腕力(中上昇) 体力(小上昇) 器用(小上昇)
【フレイヤ】硬革の鎧
武器 :強権のダガー(詠唱中断)
盾 :木の盾 (空き)
頭装備:硬革のカチューシャ(空き)
腕装備:竜革の手袋(空き)(空き)(空き)(空き)
足装備:革のサイハイブーツ(空き)
アクセサリー:頑強のボディークリップ(物理ダメージ削減)(ダメージ逓増)(空き)
闘兎Lv27:器用(中上昇) 敏捷(小上昇) HP(小上昇)
【エゲリア】
武器 :強権の鋼鉄剣(詠唱中断)(麻痺添加)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)(空き)(空き)(空き)
腕装備:鋼鉄のガントレット(空き)(空き)(空き)
胴装備:硬革の鎧(空き)
足装備:駿馬の竜革のサイハイブーツ(移動力増強)(回避力二倍)
アクセサリー:増撃の指輪(ダメージ逓増)(空き)
淫乱Lv27:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)
【ソフィア】 硬革の鎧
武器 :激情のレイピア(攻撃力二倍)(麻痺添加)(詠唱中断)
盾 :身代わりの鉄盾(身代わり)
頭装備:ダマスカス鋼の鉢金(空き)(空き)(空き)(空き)
腕装備:硬革の手袋(空き)(空き)
足装備:駿馬の革サイハイブーツ(移動力増強)(回避力二倍)
アクセサリー:頑強の指輪(物理ダメージ削減)(ダメージ逓増)
探索者Lv44:体力(小上昇)
【ノラ】 硬革の鎧
武器 :強権のダマスカス槍(詠唱中断)(麻痺添加)(空き)(空き)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)
腕装備:竜革の手袋(空き)
足装備:頑強の竜革サイハイブーツ(物理ダメージ削減)(空き)(空き)
アクセサリー:増撃のイアリング(ダメージ逓増)(空き)(空き)
錬金術師Lv26:知力(小上昇) 器用(微上昇)
この先、装備品で魔法を強化するとしたら聖槍だが、入手困難なのが現状だ。それゆえ、今回の魔道士の取得での強化は、大きなマイルストーンになっている。
遊び人で魔法を連発しても、MP量が増える訳じゃ無いから、1日に撃てる魔法の総数は増えてない。だが、魔道士の中級魔法で一発の魔法の威力が上がっても、MPの使用量が劇的に増えた感じはしない。と言うことは、1日で撃てる魔法攻撃力の総量が上がってる。ならば、魔道士の中級魔法は積極的に撃った方が得だ。
魔法使い&魔道士&遊び人での魔法3連射は、メテオクラッシュ&魔法使い&遊び人の3連射よりは威力が劣るが、MP的には使い易かった。しかし、これ以上は魔法使いを育てる意味が無いので、戦略的には悪手だろう。メテオクラッシュ&魔道士&遊び人の3連射は凄まじい威力だが、オーバーキルだしMP消費の激しさでも使い勝手に難がある。魔法3連射は、今後は奥の手として確保しとく程度に止めよう。
それとは別に、34階層に移動して実験を続けると、意外な戦術が有効だった。
アイスウォール!
突撃して来るラピッドラビットは、急に止まれない。頭から氷の壁に突っ込んで、半死半生になる。一種の自爆だな。遊び人にもアイスウォールをセットしたので、苦労して戦わなくても2匹を無力化できた。
「ご主人様、やはり34階層は狩場として素晴らしいです。最大6匹の魔物のうち、最初にラピッドラビット2匹が無力化ですよ。残り魔物4匹だけなら、イリス達が殴り倒すか麻痺にして始末します。ご主人様は、グミスライムが混ざってた時だけ、全体攻撃魔法のバーンストームを撃ち込んで下さい。」
「ご主人様、魔道士のアイスウォールを使った戦術って、フレイヤは初めて見ました。これって、36階層に出現する筈のハチノスでも使えるのでは? 牛の魔物は直線的に突撃して曲がれませんから、きっとラピッドラビットと同じで、頭から氷の壁に激突しますよ。」
「おお、そうかも。フレイヤも、”状態異常耐性ダウン”を掛ける魔物が4匹以下になるなら、手間が軽減できるね。メテオクラッシュを使わなくても34階層が楽勝になったし、しばらくは狩場にして、魔道士の完熟訓練をするよ。」
新たな戦術の目処が付いた所で、時間切れだ。今日は帝都の高級服屋に納品に行く日だし、朝食に帰るとするか。
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帰宅して石鹸で手を洗うと、フレイヤのボディークリップを外すのが習慣だが、「ご主人様ぁ、約束ぅ〜、いきなり入れて良いよ。」と、願ってくる。
既に自分から全裸に脱いでるフレイヤを抱えベットまで運ぶが、股の間から汁が垂れてるな。何故かアルフリーダもやって来て、貫頭衣を脱ぎ出した。
「ご主人様は親子丼が大好きですから、ご一緒しますね。サクッとフレイヤに入れちゃて下さい。もうすぐ、朝食ができますから。」
フレイヤを正常位で股を開かせ、前戯無しで挿入する。全く抵抗無く入ったし、ガンガン腰を振っても大丈夫そうだ。アルフリーダが、フレイヤの乳を揉み始めた。ボディークリップは付けたままだ。
「フレイヤ、このまま鋭敏を発動しなさい。」
「うん。う、うぁぁ、駄目、ああぁ、ご主人様ぁ、止めてぇ、これヤバい〜」
「ご主人様、思いっきり激しくお願いします。フレイヤも兎人族の女ですから、30分はイキっぱなしで締まりますよ。」
結局、10分も持たずに出してしまったが、フレイヤは股を広げたまま意識朦朧で横たわっている。アルフリーダのお掃除フェラが、とろける気持ち良さだ。
「ご主人様、ダイニングに戻り朝食にしましょう。フレイヤには、後から食べさせますから大丈夫です。でも、あれくらいで限界なんて、あの子、もっと開発しなきゃ駄目ですね。」
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朝食には、白身で作った”南蛮漬け”が出て来た。
少し気温が上がって来たし、サッパリした揚げ物は食欲をそそる。幸いにも、ウチには酸っぱい物が嫌いな娘はいないから、大量の南蛮漬けがガツガツ消費されている。マヨネーズもそうだが、油と酸味は悪魔合体だと思う。
「ご主人様、白身の在庫が心許なくなりました。今朝も40枚揚げたのですが、ほとんど残りそうにありません。皆、油で揚げた白身は大好きですから。」
「ヴァニーユ、了解だ。白身は20階層のマーブリームで、土魔法が弱点だったよね。後でサクッと狩りに行っとくよ。」
「ご主人様、今日は帝都の高級服屋に、ウサギの毛皮と肉を納品に行く日ですよ。」
「そうだね、アルフリーダ、忘れてないよ。お得意様は大事にしなくちゃね。」
「ご主人様、帝都に行くなら、34階層以降で新たに出現するボス魔物の情報収集に、今日は図書館に行っておきたいです。」
「ソフィア、お願いするよ。イリスも一緒に図書館に行く? 鍛冶師の研究も重要だよね。」
「旦那様は魔道士のジョブが取れて、アイスウォールを出したって聞きました。”たらい”を何個か買って欲しいです。夏は、冷やした飲み物が至高の贅沢って聞いた事があります。」
「ユリア、それは良いね。帝都のスーク(常設市場)で調達しよう。」
「旦那様、魔道士のバーンウォールとアクアウォールなら、今までよりお湯張りが楽なのではありませんか? 実験してみましょうよ。」
「エゲリア、魔法使いの時は、露天風呂を一杯にするのにウォーターウォールが5〜6回は必要だった。アクアウォールだと2〜3回で済むかもしれない。面倒が減るのは良い事だね。」
今日もやる事が沢山あって気が滅入る。
早くソフィアを冒険者にしないと、手が回らなくなりそうだ。
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イリス・ソフィア・アルフリーダ・ヴァニーユ・エゲリアの5人とパーティを組み、ウサギの毛皮と肉をアイテムボックスに入れ準備する。イリスとソフィアは、筆記用具とパピルスのノートを鞄に入れてるな。
「イリス、ソフィア、入館の保証金は@金貨1枚づつだったね。ソフィアに渡しておくから、アイテムボックスに入れといて。お小遣いを別に@銀貨5枚づつ渡しておくよ。図書館に1日だから、飲食とか好きに使って。」
初めに、帝都の図書館のロビーにワープし、イリスとソフィアをパーティ編成から解除する。
「結構、人が多いな。夕方に迎えに来るから、それまで二人で自由行動ね。」
「「了解です、ご主人様!」」
イリスとソフィアが入場するのを見送り、図書館のロビーから直接、高級服屋の裏口の壁にワープで移動する。
初老の店員が出てくる前に、既に顔馴染みの女性店員と挨拶し、トレーにウサギの肉を30枚出し、女性店員は早速肉を木箱に分け入れて店外に出て行く。次に、カウンターの上にウサギの毛皮を100枚出したのを、別の女性店員が10枚づつ紐で結えてチェックする。
「マモル様、おはようございます。昨日、久しぶりにベルガー様にご来店いただきまして、ご注文を頂きました。何でも、明日から臨時の諸侯会議が招集されたそうです。とすると、帝国全土から貴族の方々が参集なされますから、またパーティ需要でウサギ肉の引き合いが・・。次回の納品は、多めに持って来て頂けませんでしょうか?」
「それでは、5日後の納品では、ウサギ肉は50個用意いたしましょう。しかしベルガー殿も、ザビルの町から帝都まで出張とは、大変ですね。よく働く御仁だ。」
初老の男性店員と世間話をしている間に、アルフリーダが精算書と代金を受け取り、今日の納品は終了だ。
ウサギの毛皮 100枚 @25ナール=2,500ナール
ウサギの肉 30枚 @160ナール=4,800ナール
合計: 7,300ナール
「エゲリア、次は、スーク(常設市場)だったよね。」
「はい、”たらい”に氷と塩を入れて、飲み物や果物を冷やしたいんです。」
「ヴァニーユ、氷冷式の冷蔵箱って売ってないの?」
「氷箱って大した量が入らないし、あまり冷えないし、正直イマイチなんです。氷を冷蔵箱の大きさに毎日ノコギリで切るのも面倒ですよ。それよりも、台所の横に氷室を作っちゃいましょうよ。氷室の中で魔導師がアイスウォールを発動すると、氷は真夏でも10日は持ちます。」
そりゃそうか。氷箱って、木箱の内側に熱伝導用の金属板貼った程度で、断熱材が無いものな。頑張って断熱しようとすれば、石綿になるから危ないわ。氷室とかの構造物なら、分厚い土蔵とかモルタルの壁を断熱に使える。飲み物や果物を冷やすなら、”たらい”に砕いた氷と塩なんだろう。
そもそも元の世界では、水の比熱が空気の4倍大きいから冷媒には水だった。この世界と元の世界で物理法則が同じなのか、暇になったら実験してみたいな。
桶屋は、複数の店舗がスークに店を構えていて、職人が桶の修理をしている店頭には、多種多様なサイズの木桶が並んでいる。手桶で30ナール、洗濯用の大きめのタライでも100ナールと、かなり安い。いくら製造直販だとしても、バグってる価格と言って良い。この値段でしか売れないのでは、生活はキツ過ぎるだろうな。
アルフリーダ・ヴァニーユ・エゲリアの相談の結果、風呂で使う小さな手桶を4つ・冷却用の中ぐらいのタライ・洗濯用の大きめなタライ、3種類の桶を買い増しすることになった。そのくらいの数なら、4人で抱えてワープで帰れる。
「ご主人様、早速、果物を冷やしてみますから、アイスウォールの氷を出して下さい。」
帰宅するやいなや、アルフリーダがアイアンステッキを手に、タライを使ってみると言っている。ただ、アイスウォールを砕くには少し攻撃力が弱くて、氷壁を粉々に砕くまでには至らない。エマ・ミラ・ノラも、順番にアイアンステッキでアイスウォールを叩いて、少しづつ氷を砕いている。3人とも、小さな塊を口に入れ幸せそうだ。
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次は、昼までソマーラの20階層でマーブリームを狩り、白身を集めつつ魔導師の検証作業だ。
イリス・ソフィアは図書館に行っているので、フレイヤ・エゲリア・ユリア・ミラ・ノラの5人をパーティに招待する。ユリアは孕んでいるので、自分の右隣に置いておこう。
サンダーストーム!
サンダーストーム!
20階層で雷の全体攻撃魔法サンダーストームを2発撃つと、最大5匹の魔物のうち概ね2匹が麻痺になる感じだ。麻痺添加と同じ様に、低階層の魔物ほど麻痺になり易いのか? 20階層のマーブリームと19階層のハットバットは土魔法が共通の弱点だが、ダートストームを撃つのとどちらが有利なんだろう? この辺は、まだまだ検証が必要だ。
「旦那様、ユリアが前に出ますから、フレイヤには”状態異常耐性ダウン”の詠唱に専念させてみましょう。”状態異常耐性ダウン”がサンダーストームの麻痺にも有効なら、恐ろしく楽になりますよ。検証すべきです。」
「そうだけど、ユリアは孕んでるんだから、回避優先で慎重にね。」
「大丈夫です。ユリアも26階層まで入ってたんですから、20階層の魔物ごときの攻撃には当たりません。それに、あの頃より、淫乱のレベルも上がってますよね。」
結局、最初のサンダーストーム2連射で麻痺にならなかった魔物に、フレイヤが”状態異常耐性ダウン”を掛けると、次の2連射で残り3匹もほぼ麻痺になる。
「旦那様、”状態異常耐性ダウン”はサンダーストームにも効果がありますね。34階層以降は弱点魔法が無い魔物ばかりですから、フレイヤの”状態異常耐性ダウン”と旦那様のサンダーストームの組み合わせがベストになりませんか?」
「エゲリアの言う通りかもね。次は、壁魔法のサンダーウォールの実験をしてみよう。」
何度か試してみたが、全体攻撃魔法より、同じ雷でも壁魔法に魔物が当たった方が、若干だが麻痺になる確率が高い。通路いっぱいに密集してる魔物にはサンダーウォールも良さそうだが、こちらからの攻撃も出来なくなる。使い道が難しいが、魔物数が少ないボス戦の最初の一撃に使うのも良いかな。
次に“賞金稼ぎ”を”暗殺者”に入れ替え、サンダーストームとの組み合わせを検証してみる。
「ご主人様、なんか、麻痺が出る確率が上がってない? 時々、魔物3匹が麻痺になるよ。何かやった?」
「フレイヤは気づいたか、偉いぞ。暗殺者ジョブを付けてみたんだけど、暗殺者が持ってるパッシブスキルの”状態異常確率アップ”は、サンダーストームの麻痺にも影響してるのが確認できたよ。これにフレイヤの”状態異常耐性ダウン”も組み合わせれば、高階層に出る魔物にも有効かもね。」
白身も十分集まったので、午前中の迷宮を終了して、昼食に帰った。
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昼食はハラミ肉とバラ肉の焼肉だったが、アルフリーダは白ワインも冷やしていたので、1杯だけ頂いている。
「ヴァニーユ、この冷たいスープは凄く美味しい。これって作るの大変だったんじゃない?」
「ガスパチョって言って、トマト・きゅうり・パプリカ・玉ねぎ・セロリなんかを”ひたすら”微塵切りにして、オリーブオイルとワインビネガーと塩で味を整えています。庶民でも作りますが、冷やすのは夏の貴族料理ですね。」
確かガスパチョって、パンを入れるor入れない、野菜をすりつぶすor微塵切り、とかの宗教論争になる要注意の冷製スープだった。目玉焼きに何をかけるかと同じような感じだ。ヴァニーユは、パンを入れないand微塵切りの流派らしい。アルフリーダも異論無く美味しそうに食べてるし、我が家のガスパチョの流派はこれになるんだな。
食後のデザートで、冷たい飲み物と果物も堪能した。冷やせると、食生活も豊になる。夏になったらカキ氷も作ろう。
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午後の迷宮は、ミラは村の事務所と『迷宮の淑女』商会の仕事があるので抜け、代わりにヴァニーユがパーティに加わる。ユリアも根本的には脳筋タイプの村娘だし、村運営より迷宮探索の方が楽しいっぽい。まあ、アルフリーダがバリバリの文官タイプで、エマとミラを使って大抵の事はこなすんだよな。
「ヴァニーユ、まだ海女のレベルも低いし孕んでるんだから、くれぐれも慎重にね。ユリアの真似して前に出なくていいからね。」
「え、でもマーブリームですよ。海人には”対水生強化”のスキルがあるので平気です。というか、水性魔物で海女が後ろに控えるなんて、あり得ないですよ。」
幼い頃から奴隷教育を受けているヴァニーユは、あり得ないって思考になるらしい。普通にマーブリームに突撃して行く。まあ、最高性能を目指し品種改良された繁殖の奴隷だ。我が家でヴァニーユは身体能力が特に高いし、大丈夫だと思いたい。
氷魔法と雷魔法の実験はここまでにして、次は中級魔法になった火魔法の検証だ。遊び人には、バーンストームをセットする。
11階層に移動するし戦ってみるが、コボルトのみならず、弱点魔法が無いグリーンキャタピラーも、バーンストーム2連射で煙に消える。
13階層のラブシュラブもバーンストーム2連射で煙になったが、火魔法に耐性がある12階層のクラムシェルだけは残る。しかしクラムシェルは水性魔物だから、ヴァニーユが嬉しそうに倒すので、これはこれで問題ない。
15階層のロートルトロールも火魔法が弱点だ。2連射で煙になったが、水魔法が弱点の14階層のピッグホックは残る。ただ、HPギリギリで残ってる感じで、女の娘達が物理攻撃を1〜2発当てると煙に変わる。ほぼノーリスクだが、歩き回り流石に疲れて来たので、小部屋で休憩にした。MP回復速度二十倍をセットする小技も使う。
「旦那様、ドロップ品がザクザク取れます。魔導師の火魔法って、魔法使いの倍ぐらいの威力じゃないですか?」
「そんな感じだね、ノラ。コボルトソルト・シェルパウダー・板・豚バラ肉、この辺はいくらあっても無駄にならないから、良かったわ。ユリアとヴァニーユは疲れてない?」
「ユリアもヴァニーユも、もうほとんど悪阻(つわり)とか来ないですし、大丈夫です。あと10日位したら、また、旦那様のを咥えますからね。あ、今はノラに咥えさせましょうか?」
ノラには風呂で咥えてもらう約束にし、休憩の間に、遊び人にセットする魔法をウィンドストームに変更しておく。17〜19階層に出現する魔物は、風の弱点魔法が3連続する。中級全体魔法の2連射で、魔物が煙に消える限界を知っておきたい。
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「じゃあ、次は17階層に行くよ。ウィンドストームの2連射でビッチバタフライは煙に消えるかもしれないけど、16階層のケトルマーメードは確実に残る。水性魔物だから、ヴァニーユがお願いね。」
17階層のビッチバタフライもウィンドストームの2連射で煙になったが、16階層以上は最大魔物数5匹だし、風が弱点じゃない魔物が2匹程度残る。
18階層に移動するとグラスビーが出て来るが、ここもウィンドストームの2連射で撃破できている。残る魔物の数が減るので、むしろ17階層より楽かな。
しかし19階層に上がると、風魔法が弱点でもウィンドストームの2連射では撃破できず、ハットバットを主に全ての魔物が残った。女の娘達の物理攻撃1〜2発で煙に変わるから脅威という程ではないが、ここが現時点での境目だ。
「これで、魔法の実験は一旦終了かな。魔導師もレベルが低いうちは上がるのも早いだろうから、近いうちに19階層までは魔法2連射で撃破できるようになるな。さて、イリスとソフィアを迎えに行くのには少し時間がある。どうしようか?」
「ご主人様、18階層のボス周回をしようよ。キラービーのレアドロップ品って蜂蜜でしょ。冷たいレモネードが飲み放題になるよ。」
「おお、フレイヤは賢いな。そうしよう。でも皆んな、キラービーは毒持ちだから気を付けてね。念の為、印籠に毒消しが入ってるか確認して!」
18階層の待機部屋に、久しぶりにダンジョンウォークで移動してみる。まあ、ワープでの移動と何も変わらない。
「最初のウィンドストームの2連射で、お付きの魔物は消える筈だ。事実上、ボス1匹の討伐だから、いつもの様に袋叩きで殲滅しよう。」
フレイヤは”状態異常耐性ダウン”が必要無いものだから、最初から”瞬発力上昇”を唱えて先頭で突撃している。闘兎のレベルが上がってるせいか、駿馬の竜革のサイハイブーツを履いたエゲリアに劣らない速度だ。次にヴァニーユが続くが、この3人と、ユリア・ノラとの間では瞬発力の差が大きいな。
蜂蜜は、オリーブオイルと同じような袋に入っている。5袋ほど確保してから帰宅し、1袋をザビルの町で買ったガラス瓶に移し替え、皆で使おう。元の世界だと、蜂蜜には多少の殺菌効果があって、抗生物質が無い時代は傷口の感染予防にも使ってた記憶がある。この世界の蜂蜜も同じなんだろうか?
そろそろ、図書館にイリスとソフィアを迎えに行く頃だ。本日の迷宮は、この辺で切り上げる。
春の55日 夕方