今朝は、リビングでエマ・ミラが交互に咥えるが、最後はソフィアが飲んでくれた。フェラの上達は咥えた回数だし、14歳の二人はまだまだ拙い。
今日は、早朝の迷宮で37階層の突破を目指したい。
魔法使いのブリーズストーム!、遊び人のサンダーストーム、魔道士のサンダーストーム、ご主人様は魔法3連射を放つ移動砲台がお仕事だ。
37階層の魔物はスパイススパイダーで、大きな蜘蛛なのだが何故かペッパーを落とす。しかし1匹につき数粒なので、4階層のボス戦では収量が非常に悪かった。さらに、この世界ではペッパーミルも未発明なので、他のスパイスと同様にすり鉢でゴリゴリ潰して使っている。鉄から鋼鉄を作る知識も失われたほど退化した冶金水準なので、ペッパーミルは単純な構造なものの、この世界で作るのは相当に難易度が高い。ちょっと無理かな。
【マモル】 硬革の手袋
武器:吸精のダマスカスステッキ(MP吸収)
頭装備:身代わりの硬革帽子(身代わり)
胴装備:ダルマティカ(空き)
足装備:駿馬の硬革靴(移動力増強)
アクセサリー:ひもろぎの聖銀ミサンガ(知力二倍)(ダメージ逓増)
5ジョブ(15) キャラクター再設定(1) 詠唱省略(3)
獲得経験値二十倍(63) 必要経験値二十分の一(63)
MP回復速度二倍(3) ワープ(1) 鑑定(1)
合計150
魔法使いLv52:知力(小上昇) MP(微上昇)
英雄Lv39:腕力HP体力MP知力精神器用敏捷(中上昇)
遊び人Lv33:知力(中上昇)
魔道士Lv14:知力(中上昇) MP(小上昇) 精神(微上昇) 体力(微上昇)
賞金稼ぎLv13:器用(小上昇) 腕力(微上昇) MP(微上昇)
【イリス】 革のサイハイブーツ
武器:強権の槌(詠唱中断)or全麻の槌(麻痺添加)orスリング
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)(空き)
腕装備:竜革の手袋(空き)(空き)
胴装備:ダマスカス鋼のプレートメイル(空き)(空き)(空き)(空き)
アクセサリー:いかりの指輪(攻撃力五倍)(ダメージ逓増)
鍛冶師Lv29:腕力(中上昇) 体力(小上昇) 器用(小上昇)
【フレイヤ】硬革の鎧
武器:強権のダガー(詠唱中断)orスリング(空き)
盾 :木の盾 (空き)
頭装備:硬革のカチューシャ(空き)
腕装備:竜革の手袋(空き)(空き)(空き)(空き)
足装備:革のサイハイブーツ(空き)
アクセサリー:頑強のボディークリップ(物理ダメージ削減)(ダメージ逓増)(空き)
闘兎Lv29:器用(中上昇) 敏捷(小上昇) HP(小上昇)
【エゲリア】
武器:全麻のダマスカス剣(麻痺添加)(詠唱中断)(空き)(空き)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)(空き)(空き)(空き)
腕装備:鋼鉄のガントレット(空き)(空き)(空き)
胴装備:硬革の鎧(空き)
足装備:駿馬の竜革のサイハイブーツ(移動力増強)(回避力二倍)
アクセサリー:増撃の指輪(ダメージ逓増)(空き)
淫乱Lv29:精神(中上昇) 知力(小上昇) MP(小上昇)
【ソフィア】 硬革の鎧
武器:激情のレイピア(攻撃力二倍)(麻痺添加)(詠唱中断)
盾 :身代わりの鉄盾(身代わり)
頭装備:ダマスカス鋼の鉢金(空き)(空き)(空き)(空き)
腕装備:硬革の手袋(空き)(空き)
足装備:駿馬の革サイハイブーツ(移動力増強)(回避力二倍)
アクセサリー:頑強の指輪(物理ダメージ削減)(ダメージ逓増)
探索者Lv45:体力(小上昇)
【ノラ】 硬革の鎧
武器:強権のダマスカス槍(詠唱中断)(麻痺添加)(空き)(空き)
頭装備:竜革のカチューシャ(空き)
腕装備:竜革の手袋(空き)
足装備:頑強の竜革サイハイブーツ(物理ダメージ削減)(移動力増強)(空き)
アクセサリー:増撃のイアリング(ダメージ逓増)(空き)(空き)
錬金術師Lv30:知力(小上昇) 器用(微上昇)
「ノラは特にサイハイブーツが似合うけど、新しく付けた”移動力増強”のスキルはどう?」
「これ、凄く早く動けます。突撃するスピードだけなら、フレイヤにだって負ける気がしません。今までより多く、槍で魔物を叩けると思います。」
そろそろ切り上げようかと思った頃、ボス部屋を見つける。今日はベイルのレストランでパンを焼く日だから、キリも良いし、ここまでだな。ボス部屋の突破は朝食後だ。
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イリス・ソフィア・エゲリアを伴い、野菜を入れた木箱を持って、ベイルのレストランにワープする。
「奥さん、おはよう。パンを取りに来たよ。野菜の他に今日はハラミ肉もあるから、一枚置いて行くね。」
「マモル様、ありがとう。凄く助かるわ。それでね、奥のテーブルでマモル様にお客さんが待ってるの。オリビエの細君よ。」
そう言えば、3日前のパン焼きの日に、奥さんには奴隷購入の件をダメ元で相談してた。「任せて!」とか言ってのを、すっかり忘れていた。
「初めまして、マモル様、主人がとんだ無礼な取引をしまして申し訳ありません。私、オリビエの妻のナタリーと申します。普段、商館はオリビエに任せ、私は奴隷の仕入れに専念してますの。この度は私の目が届かぬばかりに、お得意様を失うところを奥さんに声を掛けて頂きました。」
鑑定!
奴隷商人Lv46:ナタリー 女 49歳 人間族 身代わりのミサンガ
村人Lv4:アフロディア 女 17歳 エルフ
「マモル様、奴隷商館のオーナーはナタリーで、オリビエは婿養子なの。こんな早い時間には誰も食べに来ないから、ここで商談しちゃって大丈夫よ。それでね、オリビエったら商品に手を出してたの。ナタリーがキッチリ怒っておいたから、取引を続けてあげて。」
「まあ、親密取引先の奥さんの紹介なら、改めてアフロディアの商談をいたしましょう。しかしナタリーさん、6日前とは外部環境が変化してしまっているのです。帝都西方の盗賊の件は聞いていますか?」
「ええ、もちろん。その件で臨時の諸侯会議が開かれてるとまでは聞いております。」
「昨日の情報ですが、盗賊は『スパルタクス団』と名乗っており、全エルフ最高代表者会議が組織した騎士団が、討伐に向かうことに決しました。戦闘奴隷の需要は跳ね上がりますが、非戦闘奴隷、それもエルフの非戦闘奴隷は軍資金調達の為の換金売りが出ると思いますよ。」
「ああ、なんて事なの、あの穀潰しは何時も不良在庫を作って・・。マモル様、お願いします、アフロディアを引き取ってもらえないかしら。17歳のエルフ娘だけど、村人ジョブの非処女で鞭で打たれた傷だらけ、13万ナールでも高いわよ。諸侯会議の情報も貰ったし、マモル様には10万ナールで引き取って頂けたら嬉しいわ。それに、今後はオリビエを外して私がマモル様の専属担当もやりますから、損はさせないわ。」
「そうだね、アフロディアの10万ナールは少し安い感じかな。でもなぁ、ケチの付いた取引だしな・・。う〜ん、どうしよう、ここは、親密取引先の奥さんの顔を立てるべきか。宜しいでしょうナタリーさん、10万ナールで貰うとします。イリス、予備費から金貨10枚、お支払いして。」
人間族の30歳で脚に故障のあるソフィアは、元一番奴隷といえ15万ナールだった。アフロディアの鞭で打たれた傷だらけの身体だと、エルフとはいえ性奴隷として勧めるのには無理がある。17歳の10万ナールはお得だが、英雄ジョブを持ってこその掘り出し物だ。アフロディアの意思は関係無いんだろうが、縋る様な目で見つめられてるな。
「ありがとね、マモル様。恩に着るわ。」
「ナタリーさん、余計な独り言ですが、スパルタクス団が供給元の奴隷の転売品は、扱うのを避けた方が無難ですね。諸侯会議の議題になるくらいの盗賊ネタで、貴族の思惑が渦巻いてるからから、巻き込まれると面倒です。あと、スパルタクス団から仕入れてる奴隷商人の噂があったら、情報を買いますよ。多分、帝都の奴隷商人が怪しいと思うんだけどな。もちろん、情報源がナタリーさんってのは間違い無く秘匿するので、迷惑は掛けません。」
「マモル様、何言ってんの、情報料なんて不要よ。今日の商談でお聞きした情報だけで、値千金の価値があるわ。下手を打ったら商館が潰れてますもの。ナタリーにお任せ下さい。この情勢だと情報交換に奴隷商人が集まるから、帝都の奴隷商人ギルドでキッチリ探りを入れとくわ。また3日後の同じ時間、パンを焼く日に会いましょう。」
「悪いね、お願いしますよ。」
「じゃあ、マモル様もアフロディアも、左手を出して。奴隷契約をしちゃうわね。」
「あ、ごめん、ちょっとトイレに行って来る。奥さん、トイレ借りるよ。」
危なかった、奴隷契約するなんて想定してなかったから、ファーストジョブが魔法使いのままだ。探索者に変更しとかないと、一介の自由民が魔法使いなんて変だからな。
「お待たせ、ナタリーさん。あと悪いけど、面倒なのでアフロディアの遺言も最初から死後相続にしてくれないかな。ウチの奴隷は皆、一番奴隷のイリスに死後相続させることにしてるんだ。」
左腕を前に出すと、奴隷商人のナタリーが呪文を詠唱し、インテリジェンスカードが飛び出して来る。アフロディアも同様だ。
「これで奴隷契約が終了しました。マモル様、インテリジェンスカードをご確認ください。」
物部守:男 21歳 探索者 自由民
所有奴隷:イリス(死後解放) アルフリーダ(死後相続) フレイヤ(死後相続) ソフィア(死後相続) ヴァニーユ(死後相続) アフロディア(死後相続)
「これでマモル様は、アフロディアの所有者になりました。所有者には、奴隷に住まいと食事を与え、また税金を支払う義務がございます。これらの義務を放棄したり、奴隷を著しく不当に扱った場合、契約が破棄されることもあります。」
「ありがとうナタリーさん、確かに、アフロディアが所有奴隷になっていることを確認した。アフロディアも、インテリジェンスカードを見て確認して。」
「え、ご主人様って21歳の若さなのに、奴隷が私で6人目? それに苗字持ち?」
「イリス、お願い。」
「はい、ご主人様。アフロディア、私は一番奴隷のイリスよ。私達の家は、ベイルの町から3時間ほど郊外の村なの。これから帰って朝食だから、その時に詳しいお話しをしましょう。」
「ご主人様、パンも焼けましたので、持ち帰る物資は木箱に入れてあります。」
「ありがとう、ソフィア。じゃあ、ナタリーさん、奥さん、また3日後に。」
店から出て、アフロディアをパーティに招待する。彼女も手ぶらで裸足だな。
「え、あ、入ります!」
レストランの外壁に黒いワープゲートを出し、エゲリアがアフロディアの手を引いて移動する。当然ながら、探索者のご主人様がフィールドウォークの黒いドアを出すのは不自然だが、エゲリアが何やら囁き、強引に黒いドアに連れ込んだ。毎度の事だ。
【ナタリーと奥さんの友達会話】
「何あれ、マモル様って若いのに大物じゃない。諸侯会議の情報持ってたわよ。あんた、マモル様に親密取引先って認定されてたけど、どうやって取り入ったの? 身体使った?」
「マモル様には、あざとい女の手法が気に入られてるけど、彼にハニートラップなんて効かないわよ。性奴隷と愛人が揃って守ってるもの。それと、マモル様は普通に誠実な取引を重視するだけなのに、ナタリーの旦那は奴隷を5人も買ったお得意様に吹っ掛けたんでしょ。印象最悪よね。あんなの、別れちゃいなさいよ。」
「あれでも、昔はカッコ良い男だったのよ。そんな事より、あんたのお陰でマモル様との縁は首の皮一枚で残ったわ。ありがとうね。」
「誠意は、言葉より行動で示して欲しいわ。それより、マモル様が望んでる情報が入手できなかったら、奴隷商館なんて他にも沢山あるんだから今度こそ捨てられるわよ。『スパルタクス団』って言ってたわよね。ここは多少のお金は使ってでも頑張りなさい。勝ち馬に先行投資できる機会なんて、滅多に来ないわよ。」
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パンを買いに行った筈なのに、6日前に購入を見送ったエルフ少女と巡り合うことが出来た。
「ただいま、奴隷を買って来たよ。名前はアフロディア、彼女の足を拭くからタライに水をお願い。あと、彼女の分の朝食も用意してあげて。」
「「「了解です、ご主人様。」」」
「え、ご主人様の奴隷って6人じゃ・・。それに、ご主人様って探索者でしたよね?」
「アフロディア、そこの丸椅子に座ってて。悪いけど、最初に足を洗わせてもらうよ。我が家は土足厳禁なんだ。」
「え、ご主人様が奴隷の足なんて洗わないで下さい、自分でやりますから。」
「アフロディア、ご主人様は奴隷の身体を洗うのがお好きなのです。ご主人様に身を任せなさい。我が家では当然の事なのです。」
「はい・・。」
アフロディアは、鞭で打たれた跡が痛々しいな。僧侶にジョブを変えて”手当て”を掛ける。真新しい鞭の傷は癒えるが、以前に受けた鞭跡が残るな。しかし、奴隷商人のオリビエは変態趣味だったのか。他人の性癖に興味は無いが、商品に手を出す奴は駄目だわ。あれ? 足を洗われるのって恥ずかしいのか? アフロディアの顔が赤くなってる。
「ミラ、物置にある革の靴(空き)(空き)を玄関に出しておいて。とりあえず、アフロディアの靴にしよう。それと、朝食を食べたら、アフロディアの服や下着を買わなきゃね。帝都のスークに行って、買い物かな。あと、アフロディアの首輪は外しちゃって。」
「かしこまりました、旦那様。」
「え、あ、はい。ありがとうございます、ご主人様。」
さて、朝食の準備が出来たようだ。朝食にはハラミ肉が焼かれ、具沢山の野菜スープが入った皿が運ばれる。テーブルの上には、まだ暖かい白パンが山盛りだ。アルフリーダとヴァニーユが帰って来たら、椅子が足りない。買わなきゃな。
「イリス様、この食事は何かのお祝いなんでしょうか?」
「アフロディア、ここでは名前は呼び捨てにするの。マモル様に対しては、奴隷は『ご主人様』って呼んで、愛人は『旦那様』って呼ぶのよ。我が家は1日3食で、今日は焼き立てパンだから少し豪華ね。パンは食べ放題だから、遠慮せず取ってね。」
「あの、お皿に肉が乗ってるんですが、奴隷も肉を食べて良いのでしょうか? それに奴隷も白パンを食べるのでしょうか?」
「むしろ、肉は食べなきゃ駄目。私達は性奴隷なんだから、ご主人様に喜ばれる抱き心地の良い身体になるの。アフロディアは17歳だから、まだ身長も伸ばせるし、お尻や胸も大きく出来るわ。それと、我が家では全員同じパンを食べるの。ご主人様と奴隷も、同じ食事よ。」
朝食中もアフロディアは緊張した様子だったが、歳が近いフレイヤ達に任せておこう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
食後は、アフロディアをシャワーに入れ、髪の毛と身体を石鹸で洗わせる。シャワーも石鹸も初めてだそうゆえ、エマが一緒にシャワーに入って教えている。金髪碧眼の美形だし、磨けば相当な美人になるだろう。
「エゲリア、アフロディアは英雄を持ってるし、魔法使いが取れる可能性も残っている。彼女のジョブはどうしよう? 総合力では英雄ジョブの一択なんだが、英雄は、初代皇帝がエレーヌの神殿で得た伝説のジョブと聞いてるんだよね。」
「旦那様、初代皇帝パーティが成し遂げたクーラタルの迷宮九十一階層の最高到達記録は、英雄ジョブにより可能になった伝説的な偉業として広く知られています。ですから、仮にアフロディアのジョブが英雄だとバレたら、大騒ぎになるのは間違いありません。まず確実に拉致られますよ。」
やっぱり、バレたら危ないよな。
「ご主人様、英雄はご主人様が一緒の時だけにして、普段は他のジョブにしとけば良いんじゃない? ご主人様はパーティメンバーのジョブを変えられるから、バレそうになっても対応出来るし。」
「なるほど、フレイヤは賢いな。アフロディアがシャワーから出たら、少しだけ迷宮に入って実験してみよう。フレイヤも一緒に来てね。」
アフロディアは自爆玉を飲んでる可能性もあるから、結論は村人Lv5以上まで上げてみた後だ。
「ソフィア、確かアフロディアの母君は魔法使いだって言ってたよね。なのに剣術を娘のアフロディアに教えてたってのが、解らないんだけど。」
「パーティメンバーが6人なら、魔法使いは後衛で魔法に専念させます。でも乱戦や少人数パーティなら、普通に物理攻撃する魔法使いもいますよ。それに剣術は、ジョブに付随するスキルじゃなく純粋に技術です。貴族家によっては、護身用として子供に教育しとくケースもありますが、珍しいですね。」
“戦争の少ない世界”を選択したから、対人戦用技術の優先度は低いんだろう。人類の生存権を少しづつ削ってるのは迷宮だしな。
「そうなんだ。うちも、剣術の修行を取り入れた方が良いのかな?」
「う〜ん、ソフィアも、ブルーノ伯爵様の護衛の為に剣術を習いました。でも正直、剣術って対魔物戦では”やっとけば多少有利”程度で、基本的に対人戦用の技術なんです。うちは、ヴァニーユが対人戦のスペシャリストで技術を持ってますが、迷宮戦闘で特段に秀でてるって訳じゃありませんよね。ただ何事も経験は有用ですし『スパルタクス団』の件もありますから、若いフレイヤ・エマ・ミラ・ノラの4人には少し剣術をやらせましょう。ソフィアとヴァニーユで教えますよ。」
「じゃあ明日から暫く、午前中は剣術修行の時間に当てようか。ソフィアとヴァニーユも、人に教える経験は自分の技術向上に役立つしね。アフロディアには、その時間に迷宮でのパーティ戦術を教えるよ。」
剣術が使える魔法使いって、魔剣士とでも言うのかな?
「ご主人様、シャワーと石鹸を使わせてもらって、ありがとうございます。」
お、売られてた時の粗末な貫頭衣じゃなく、ノラの服を貸してるのか。
「うん、アフロディアは美形だね。これから少しだけ一緒に迷宮に入るけど、アフロディアに戦闘はさせないから安心して。ソフィア、余ってる防具を見繕ってくれる?」
おお、美形と言われた瞬間に、アフロディアの顔が真っ赤になってく。セクハラとか概念すら無い世界だし、暫く楽しめそうだ。
「ご主人様、アフロディアはシャワーで洗いましたし、せっかく買ったのでサクッと味見しちゃいます?」
アフロディアは、金髪碧眼・長身スリム・色白美形で、長く尖ったエルフ耳の少女だ。ソフィアが何か言っていて、確かに美味しいそうではある。ただ今は、魔法使いジョブの確認が先だな。
「旦那様、英雄ジョブを試すのは、アフロディアが慣れた後の方が安心です。ご主人様に突かれまくったら、離れられなくなりますから。もしアフロディアがイキ難い女だったら、精力増強*2の凶悪なのを入れちゃいましょう。エゲリアも手伝いますよ。」
エゲリアが鬼畜な事を言ってるが、とりあえず無視しよう。
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朝食後の迷宮での実験には、ソフィア・フレイヤ・エゲリア・ノラの4人が同行することになった。アフロディアも入れて6人パーティだ。イリスは、37階層の迷宮地図を書き上げる。
「19階層なら、魔法の3連射で魔物は掃討される筈だから安心だよね。アフロディアは戦おうとしちゃ駄目だよ。自分と最後列だ。魔物が残っても、イリス達が始末するからね。」
ブリーズストーム!
ウィンドストーム!
ウィンドストーム!
風魔法が弱点の魔物3連続する階層で、想定通り1斉射で魔物は煙に消え、フレイヤが蜜蝋を拾っている。設定を調整し、パーティジョブ設定を開く。
アフロディア:村人Lv5 英雄Lv1 探索者Lv1 魔法使いLv1
「おめでとう、アフロディア。魔法使いのジョブが取れてる。お母さんは、自爆玉を飲ませてくれてたんだね。」
「今の魔法は何です? 無詠唱? え、私が魔法使い?」
「アフロディア、ジョブを魔法使いに変えた。ブリーズボールと念じてみて、頭の中に詠唱呪文が浮かんでくるから。」
「ええ、これ、お母さんが言ってたのと同じです。2回も魔法使いギルドに連れて行かれて転職出来なかったのに・・。え、何で?」
「ソフィア〜、お願い。」
「アフロディア、この程度で驚いていては、この家ではやっていけないの。おいおい順番に説明するから、待っててね。一番大事なのは『内密』にする事よ。私達全員の生命線だから、外では注意するのよ。」
「ご主人様、ありがとうございます! アフロディアは拷問されても口を割りませんから!」
「アフロディア、まだ魔法は撃っちゃ駄目だよ。MPが枯渇して気持ち悪くなるからね。」
「ご主人様、この後、お買い物に行くんでしょ。23階層に行って生薬の素材を集めようよ。アフロディアはご主人様の横でじっとしてれば大丈夫だよ。ノラのメッキも掛けてるし。」
フレイヤが資金の事を考えている。商家の生まれだから不思議じゃないが、どんだけ買い込む気なんだ? いや、諸侯会議で『スパルタクス団』討伐が決まったから、生薬の流通在庫なんて蒸発する。稼ぎ時かもしれない。
「なるほど、気付かなかった。フレイヤは賢いな。23階層は、火が弱点魔物の魔物が3連続する階層だし、狩りまくろう!」
ファイヤーストーム!
バーンストーム!
バーンストーム!
魔法3連射の後、イリス・ソフィア・フレイヤ・ノラが突撃し、次々と魔物が煙に変わっていく。MPを回復する暇がないな。アフロディアの傍を離れるわけには行かないし、狩りまくるとは言ったものの、ほどほどにして生薬生成するMPが残ってるうちに帰宅するか。
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女の娘達がお出かけの準備をしてる間、麻黄1つから万能丸2粒を生薬生成する地道な作業をやる。アフロディアにも万能丸を1粒飲ませた。全身が鞭で打たれた傷だらけだから、気休めかもしれないが、少しでも傷が残らないようにしたい。
「アフロディアは旦那様に買われて幸せよ。性的倒錯者の貴族に買われると2~3年でボロボロになって捨てられるって聞くけど、旦那様が鞭で打った事は一度も無いの。あと旦那様は、性奴隷や愛人が小綺麗でいるのを好まれるから、服や下着は遠慮せずに買うのよ。汚れたパンツなんか履いてたら恥ずかしいと思いなさい。トイレの後には、股も小まめに洗うのが我が家の女の習慣ね。」
ユリアが何か言ってるが、とりあえず万能丸を25粒、お買い物には十分な資金になるだろう。ワープで帝都のスーク(常設市場)まで2往復する。
アフロディアの服とは別に、一人一着、夏服を買うよう言っておいた。古着屋で好きに服などを選ばせるが、まだまだ先は長そうだ。どっちの服が良いかとか聞かれると面倒なので、探索者ギルドに行くと言い訳し、古着屋から逃げ出す。
が、「旦那様、単独行動は控えて下さい。」と、エゲリアが後ろから追って来た。ご主人様に自由行動は無いらしい。昨日から連日で、エゲリアとデートだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「やあジャンヌ、ご機嫌よう。一種類だけだが生薬を持って来た。25粒あると思うよ。」
「マモル様、来てくれたのね。うちの探索者ギルドも冒険者ギルドも生薬は全て在庫切れで、このままじゃ冒険者達が暴動を起こしかねないの。助かるわ。」
ジャンヌの目の前の買取トレーに、皮袋に入れた万能丸をコロコロと出した。
「万能丸ね、極度の品不足だから今日だけは@120ナールで買うわ。ちなみにマモル様って万金丹は作れないの?」
万能薬って、万能丸→万金丹→エリクシールの順だったな。薬草採取士のレベル上げはやってないが、遊び人のスキルを生薬生成に入れ替えれば、作れるかもしれない。でもなぁ、価格を引き上げようと買い占めやってる人がいるんんだろ。揉めるのもなぁ。どう答えよ?
「大丈夫よ。どっち道、ベテランの顔見知りに売る量しか無いでしょ。入手先をバラして自分の首を絞める愚か者じゃ、ベテランと呼ばれる年まで生き残って無いわ。あ、これ今日の買取代金ね。」
万能丸:@120ナール*25=3,000ナール
「まあ、試してみるよ。期待しないで待っててくれ。ところで、帝都の西方に盗賊狩りに行った冒険者達が、帰って来ないんだって?」
「ああ、それって誤報よ。盗賊って『スパルタクス団』のことでしょ。冒険者は、危ないと思ったら速攻で逃げるのが長生きの秘訣だもの。騎士団じゃないんだから、玉砕するまで戦うなんて有り得ないわ。でも、盗賊狩りを得意にしてるベテランが、『スパルタクス団は割に合わない』って嘆いてた。大した報奨金が期待できない末端の盗賊でも、盗賊のバンダナを被ってて身体能力が強化されてるですって。生き残って帝都で冒険者をやってる連中は目敏いから、もう誰も行かないわね。」
ビンゴ! アルフリーダの推測が当たりっぽい。やはり、盗賊のバンダナを大量供給してる奴がいるな。
「ジャンヌは凄く役にたつな、参考になった、ありがとう。」
「ふふん、受付嬢は祖母の代からの筋金入りなのよね。マモル様、4代目を孕みたいから種付けしてね。割と本気なのよ。」
万能丸の売却代金が乗ったトレーから、チップとして銀貨1枚をジャンヌに渡す。エゲリアは良い顔をしないが、残り29枚を皮袋に入れリュックの中に仕舞い込む。貨幣は重いよね、と言う事にしておこう。
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古着屋に戻ると、エゲリアの夏服はユリアが何着がキープしていて、エゲリアはさして迷わずチョイスした。程なく、アフロディアの服も決まった様子だ。ソフィアがお会計をしている。
「ご主人様、服を大量に買いましたので、荷物になります。イリスとエマ・ミラ・ノラは先に帰りますので、送って下さい。」
スークの入り口にある、フィールドウォーク用の壁まで移動し、先にイリス達を家まで送り届けた。フレイヤが待っててくれてるので蜻蛉返りし、ユリア・エゲリア・アフロディアを探して貰う。
雑貨や肌着の調達に、アフロディアは、ユリアとエゲリアに連れて行かれていたが、鋭敏を発動したフレイヤは不思議と存在を感じ取れる。3人と合流した店は肌着屋で、帝都でも売ってる下着もカボチャパンツだった。
この世界では、未だにブラジャーは見た事が無い。アルフリーダの巨大な乳も、装備品の身体にフィットする鎧で支えている。フレイヤとヴァニーユはそこそこ乳が大きいし、既製品が無いのならブラジャー制作すべきだろうか?
現代社会デザインなど『カッコイイ』の価値観が違い過ぎて売れる訳がないが、機能性の話なら通じると思うけどなぁ。 ミチオ君がブラジャーを作らなかったとは考え難いけど、何で存在しないんだろ?
アフロディアの下着や靴下を買って、とりあえず今日の買い物は終了だ。ブラジャーの件は、またも将来の課題に先送りする。
春の59日 昼