「あ、そうだ……はい正人」
ある日の休日、二人ソファーに座ってテレビを見ていると
リアは思い出したように鞄から雑誌を取り出しこちらに見せてくる
開かれたページには付箋を貼ってあり、指の差す先を見てみると
そこにはよく知った女性の姿
「これってリアだよね?」
「ふふっ、正解」
以前のデートでマネキンの着ていたような大人っぽい服に身を包み
優しい笑みを浮かべるリア。雑誌のモデルとして恥ずかしくないその容姿を
こうして多くの人に知ってもらえたと思うと夫として誇らしく気持ちになる
「すごいな、本当に……」
自分にあまり自信を持てない事もあり、嬉しく思う反面
少しだけリアを遠い存在に思ってしまう
「正人、褒めてるのに難しい顔してるよ。また考え事?」
「あ……ごめん」
そう反射的に謝ると、リアは何も言わずに身体を寄せてくる
そうしてしばらくの間、テレビの音だけ流れていく
「自分じゃ釣り合わない、ってまた考えちゃった?」
「……うん」
「寝取られ性癖もだけど、正人は色々考え過ぎだよ。あたしなんて全然考えてないよ
……あ、正人を好きなのは本当だけどね!相手と釣り合う~っていうのは考えない
寝取られプレイもそう、セックスは楽しいけど私の夫は正人なんだから」
こちらに体重を軽くかけ、優しい口調で話すリア
本人はお調子者だから、なんておどけて言うけど容姿だけでなく性格だって
人に好かれる。そんなリアだからどうしても平凡な自分と比べてしまって
落ち込む事も多いけど、その度にリアはこうして僕を慰めてくれる
『メンタル弱いのに寝取らせ性癖だなんて、困った旦那様ね』
と、冗談交じりに呆れられるのもセットだけど
そんな気遣いに、よりリアを愛おしく思うようにもなった
「……それでさ、今回の企画の担当をしてる村田さん……あたしはムラさんって
呼んでるんだけど、下着ブランドのモデルもやって欲しいってお願いされちゃった」
リアを見ると、変わらず優しい笑顔のまま
……これはリアからの提案だ。明辰くんと関係を解消した事もあって寝取らせ相手は居ない
けれどリアから見れば僕はまた寝取られを求めているように見えていて
それに対して僕は完全には否定できないでいる
引き受けるかどうかを僕に任せている、嫌だと言えばリアはその通りにしてくれるだろう
「えっと、下着モデルって言うのは、そのままの意味……?」
「うん、ブランドで扱っている下着を着て撮影するって形
ムラさんから、心配なら旦那さん同伴でも良いってOKは貰ってる」
そんなリアの手際の良さもあり
「……それじゃ、やってみるのも良いんじゃないかな?」
リアを見て、夫としてその提案を受けることにした
「いやぁ~撮影引き受けてくれて嬉しいよリアちゃん、旦那さんも今日はよろしく
お願いします」
撮影当日、撮影スタジオで待ち合わせした村田さんは笑顔でそう言うと
紙袋をリアに手渡す、どうやら差し入れのお菓子らしい
「わぁ~ありがとうムラさん、やる気出ちゃった」
「出しちゃって出しちゃって!それじゃ行こうか」
楽しそうに話す二人の後を追って予約したスタジオに入って行く
モデルでもないのに緊張してしまっている僕をよそに
リアは慣れたように更衣室へと入って行く、本当にリアは物怖じしない性格だ
「ははっ、旦那さんリラックスしてください。それと撮影をOKしてくれて
ありがとうございます」
そう言って笑顔を見せる村田さん、リアから聞いていた通り中年くらいの年齢で
分かりやすいメタボ体型。昔はほっそりしていたらしいけど多忙で太ったらしい
「いえ、リアも雑誌に掲載してもらえると喜んでいましたから」
「ほぉ、それならよかった。私も今日の撮影をとても楽しみにしていましたから」
浮かれた様子で本格的なカメラを荷物から取り出し準備をしていく村田さん
リアの話によると、本来は専門のカメラマンを使うらしいけど
リアの下着姿を撮影したいと権力を使って村田さん自身で撮影をする事に決めたらしい
そのため、今日の撮影現場に居るのは僕たち夫婦と村田さんの3人だけだ
「おまたせ~」
着替え終わり、ひらひらと手を振ってバスタオル一枚の姿で戻ってくるリア
そして、同じく準備を終えた村田さんの合図で撮影を始めると
リアはバスタオルを脱いで下着姿を僕たちの前に晒す
大人向けのブランドらしく、大人っぽいリアに良く似合う大胆な下着だ
「エロ可愛いでしょ~」
くるりとその場で回るリアを見てドキッとさせられる
……後ろはTバックでお尻を丸出しにしていた
(大人っぽい下着とは聞いてたけど……)
下着姿は見慣れているけどTバックは初めだ、しかも自分以外にもそれを見ていると
思うとモヤモヤとした気持ちにさせられる
「リアちゃん、良いよ良いよ~」
下着姿のリアを褒めつつ、シャッターを切っていく村田さん
手持無沙汰の僕は、モデルとカメラマンと言う関係の二人を見守るだけ
慣れたように次々とポーズを決めるリアは、本当にモデルみたいだ
(それに……)
普段着ている下着も大人っぽいけど、それよりもさらに攻めたTバックの下着姿は
扇情的で、撮影中だと言うのに軽く勃起させられてしまう
「ねぇムラさん、ちょっと良い?」
ムラムラとした気持ちと戦っていると、リアは撮影を止めてこちらへと近づく
「二人とも服を着たままじゃこっちもあまり乗れないし、今日の撮影は私たちだけでしょ?
だからそっちも服を脱いで雰囲気を盛り上げてくれない?」
いたずらっぽいリアの表情に困惑している僕をよそに、ムラさんは笑って答えると
服を脱いでパンツ一枚になった
「正人も、ほらほら~」
リアに流されるまま僕も服を脱がされ、パンツ一枚の格好にさせられる
全裸じゃなくて良かったと内心思っていると
「今日は下着姿だから、そっちも下着姿って事で、ね?」
と、リアは笑った
「それにしても……ふふっ、二人ともちょっと勃起してる」
満足そうな様子で頷くと、ベッドへと乗りお尻をこちらに向けてフリフリと振るリア
そんな姿を見せられて、今度こそしっかり勃起してしまった
「ねねリアちゃん、仕事用の撮影は終わったしプライベートな奴も撮影して良い?」
「もちろん良いですよ。正人もスマホで撮影してみる?」
リアからOKを貰ってかなり近くで撮影し始める村田さん
その様子を見て、僕も何となくリアに言われるままスマホを片手に
お尻をこちらに向けるリアを撮影する
結婚してそれなりに経つけど、考えてみればこういう写真を撮影する機会は無かった
……まぁ、僕はそんな性格じゃないからというのもあるけど
「ねぇ正人、今はプライベート撮影だし、お触りもOK……っていうのはどう?」
「え、えっと……」
話を振られて迷っていると、村田さんもこちらを見ている事に気づく
どうやら二人とも僕に判断を任せてくれているらしい
(……そうだよな、今日はただの撮影ってだけじゃなく、寝取られプレイって言う
側面もあるんだ)
その事を思い出し
「……うん、リアも嫌じゃなければ良いと思う」
「りょうーかい、ムラさん、正人もOKだって」
「ありがとうございます!」
そう答えれば、ムラさんは嬉しそうに片手をリアのお尻に伸ばし
触りつつ撮影も続ける
「ムラさん触り方エロ~い、普段からセクハラしてない?」
「これでも普段は真面目にやってるからね、今は旦那さんからもOK貰ってるから」
と、軽口を言い合い楽しそうにじゃれあう二人
「ねぇ正人、ムラさん片手で撮影しづらそうだし代わりにカメラマンやってくれない?
そのスマホで良いからさ」
そう言ってこちらを見るリア、今この場を支配しているのはまさにリアだ
肉食的な笑みを見せるリアにそう指示されてしまったら
「う、うん。分かった」
草食動物の僕はそう答えるしかない
「今日は下着撮影のお仕事だから、ボディタッチまで。だからそんな不安そうにしないで」
一度ベッドから降り、こちらへと歩いてくると
リアは佇む僕を優しく抱きしめてキスをしてくれる
安心させるように抱きしめる手に力を込めて、しばらくの間唇を重ねてくれる
そのお陰で安心するともに勃起したチンポは跳ると、何度もリアの太ももを叩いた
「ふふっ、おチンポに催促されちゃってるから、行くね?
……帰ったら、いっぱいエッチしようね」
最後に軽くキスをすると、ベッドで待つ村田さんの元に戻っていく
そして、両手でリアの身体を楽しそうに触るムラさんと
甘い声をもらしつつ楽しそうに笑うリア
下着姿で笑う二人の、肉食獣同士のじゃれあいを
僕は勃起したチンポを何度も震えさせながら撮影を続けた……