確率の見える世界 〜あの子とエッチできる確率は○○%!?〜 作:tomoki/名和朋樹
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【2023年6月29日】
ぬるぬると滑るように湿っているクロッチ部分を横にずらすと、隠された秘密の場所が眼前に露わになった。
見られたという認識からか、脚を少しだけ閉じようとする抵抗があったものの、ほんの少し力を込めれば開かれた。
ひくひくとわずかに動いている粘膜が俺の興奮を焚きつけてくる。
彼女が痛いことに少しトラウマじみたものがあるということを理解しつつ、俺の心臓の高まりとの折衷案を脳はフル回転で考えている。
まずはゆっくりと指を入れて確実にほぐしていこうとする。
「指入れるよ」
そう断りを入れて、まずは中指をゆっくりと、しかし確実に彩音ちゃんの奥へと入れていく。
俺の脳味噌は彼女が気持ちよさそうに快がる展開を想像していた。
でもその想像は簡単に打ち崩された。
「おにいさんやめてっ!いたい。いたいのっ!!」
さっきまでのリラックスした雰囲気はどこへいったのか、彩音ちゃんは取り乱したように足をバタバタと動かして暴れる。
そして両手で俺の右手をがっちりと押さえ、俺の手を拒絶し外に押し出そうとする。
「あやねちゃんだいじょうぶ?」
「いやっ!いたい。おにいさんいたいよ」
俺は急いで指を引き抜いた。
『あやねちゃんが1分以内にイク確率』は―0%―だと……。
あんなに少しずつ雰囲気作っていって、しっかりと彩音ちゃんを濡らしてってやったのに、指1本だけであれだけ痛がってしまうのか?
「おにいさん……っ。ごめんなさい……」
急に痛がったことに罪悪感を抱いているような暗い雰囲気の彩音ちゃんの表情に、心拍数が急上昇してくる。
あんなに堂々と痛くはさせないなんて見栄を切っておきながらこのざま……。
「あやねちゃんが謝ることじゃないよ。もう一回やってみようか」
今度はさらに丁寧にキスから初めて、今度はクンニまでして、たっぷりと彩音ちゃんを溶かしたところでまたチャレンジしてみよう。
指1本で痛がるなんて考えられないくらいにしっかりとほぐして、今度こそ痛みを感じないさせないようにしよう。
――――などと思っていたのだが。
「おにいさん……。やっぱりだめです……」
結果は散々なものだった。
目をぎゅっと瞑って、痛みを我慢しようとしても指の第二関節すらも入れることができなかった。
あれほどまで懇切丁寧に自分の持てる限界をぶつけたのにうまくいかないのはなぜか。
その原因は2回目に指を入れたところではっきりと分かった。
彩音ちゃんの膣口は異常なほどに狭かった。
とはいってもしっかりと濡れているので無理やり入れてしまえば指が全く入らないほどではない。
多分俺の息子をねじ込もうと思えばできないことはない気がする。
赤ちゃんが通ってくる道なのだから、それ相応の伸縮性はあるはず。
ただ今の彩音ちゃんは身体が出来上がっていないのか、大きな抵抗を無視して突っ込むことで感じる痛みというのは想像を絶する。
男の俺には全くわからない話なのだが、それはその表情から理解できる。
それに無理矢理挿れることが出来るということは、優しさのかけらもない奴なら何も考えずに突っ込んでしまえるということ。
おそらく彩音ちゃんの彼氏も……。
「おにいさん……。今日もダメだった……。こんなに気持ちよかったのに……」
彩音ちゃんの目には涙が浮かんでいた。
これは単純に痛みから来る涙か、それとも一筋の希望が打ち崩されたことに対する絶望か。
俺としてはふがいなさを感じていた。
濡れているというのは間違いないし、クリトリスや乳首では感じているのは身体の反応を観察すれば演技でもないことは容易にわかる。
感度がそれなりに良さそうなのが容易にわかるからこそ、この膣口の狭さというのがかなりもったいない。
彼女には快楽を受け入れられる下地はあるはずなのに。
どうにかして彼女の膣口を広げられないかと考える。
「あやねちゃんは彼氏との時もこんな感じなの?」
「そうです……」
「でもこんなに痛いのにどうやって」
「彼氏とする時は全力で歯を食いしばって出来る限り表情に出さないようにしてました……。肉を引き裂かれるような痛みはあったのに……彼氏は挿れてるとき気持ちよさそうだし、あの人のこと好きではあるので……」
彼氏のことを思い、自分の嫌なことは心の底に押し込める。
それが顔を歪める激痛であったとしても。
こんなにも彩音ちゃんが我慢してまで寄り添っているのに、のうのうと自分の快楽だけを求めているその彼氏に強い憤りを覚える。
「そんな彼氏別れてしまえよ。あやねちゃんはこんなにも苦しんでるのに彼女のことを大切にしない男なんて」
「うん……。私ももう我慢できないの。変に抵抗しないのをいいのにガンガン腰振ってくるし痛いし、初めてしてからデートもほとんどしてくれなくなってきたし。だから他の男の子なら違うのかなぁって思ってたんですけど。でも……」
実際には彼氏のせいではなく、自分の身体の方に問題がありそうなのに気づいてしまった。
自分の身体にコンプレックスを抱くことは全ての人にあることだろう。
例えば、身長・体重・顔・男子なら息子の大きさ・女子なら胸の大きさなどなど。
気になる部分は考えれば考えるほどにどんどん思いつき、いくらでも存在する。
ただそれは根本的には日常生活的には問題にならない。
身長が170行かなくても何不自由なく生活できる。
でもこの問題はそれとは違う。
これからの人生において、エッチというのは恋愛的要素に密接に関わり、生物としての本能的行為でもある。
それが正常に行えないというのは……。
彼女が何か絶望混じりの呆然とした表情をしているのは、その問題に何十年と関わっていくことになりかねない当事者としては当然なのかもしれない。
「でもその……おにいさんはものすごく上手で気持ちよかったです」
「ありがとう。でも、俺が下手くそだったからこうなってるわけでさ」
「違います!おにいさんは私のためにすごく優しくしてくれて……、ちゃんと準備してくれたのにできなかった私がいけないんです……」
「あやねちゃん……」
彼女の言葉に嘘はないように見える。
しかしこのままでは痛い思いをさせるだけで終わってしまう……。
なにかいい案はないか?
俺が一瞬考えた間も、彩音ちゃんは申し訳なさそうに俺の顔を見つめてきている。
俺は咄嗟にあること閃いた。
能力を使って痛みを感じさせないようにすればいいのか。
『俺によって痛みを感じる確率』を下げてしまえば。
そして俺にはあまり使ってこなかったとあるこの能力の仕様について思い当たる節があった。
それは確率は操作すると、そのタイミングでだけ効果を発揮する時もあれば、永続的に効果を発揮する時があるということだった。
『1日以内に妊娠する確率』を例に挙げてみると、まずは何でもないときに『1日以内に妊娠する確率』を見てその数字を操作する。
―0%―にしてしまえば、使われた相手は1日の間妊娠することは無くなる。
――――のだが、何故かそれが永続的に継続してしまう。
常に『これから1日以内に妊娠する可能性が無くなっている』状態になっているため、何をどうやっても妊娠することはない。
この状態は自分が操作している確率をリセットするまで継続しているようだ。
俺はこれを今まで関係を持ってきていた3人には使っていた。
これを『痛みが走る確率』に置き換えれば、この問題は簡単に解決できるのかもしれない。
それにこの方法は確率が小さい時に操作することで、操作できないほどに大きい時に適用させることができる利点がある。
彩音ちゃんの場合、挿れる直前に『痛みが走る確率』を下げたところでその確率は―100%―に近いだろう。
その確率を下げようとしたところで17%しか下げられない。
でも平常時に確率操作してしまえば、その数字が17%以下なら『痛みが走る確率』を―0%―にできる。
永続的に世界を捻じ曲げていく圧倒的チート技。
それ故に使いたくない仕様でもある。
ちょっとの時間そもそも人気のない場所に人が寄りつかないようにするくらいなら、全くもって問題ないだろう。
それと妊娠しないというのは現状の彼女たちの年齢であれば、圧倒的マジョリティであるから問題はほとんどない。
ただそれに対して痛みというのはそう簡単に消していいものではない。
痛みというのは時として、自らの身体の危険信号として扱われている。
痛みを完全に消すというのは、何かの大問題が起こったときにそれに気づくことができなくなってしまう。
痛みをないがしろにしてしまえば、何かの拍子で大怪我をしてしまうことだってある。
それに痛覚は、他人から触れられる感覚の中でも最も強い情報源でもある。
だから俺に取ってこの能力はあくまでも最後の手段であり、最後の最後まで使うことをためらう代物であった。
俺はこの能力をリスクを取ってでも使うべきなのか、否か。
力を持っているが故に、俺の心を締め付け悩ませる。
「あやねちゃん。もし今の痛みが消せるとしたらどうする?」
決めかねた俺はぽろっと口から言葉がこぼれ、彩音ちゃんに意見を求める。
「えっ?」
彩音ちゃんはキョトンとしたような表情を俺の方に見せてくる。
「もしもの話だよ。今の痛みを消すことができるとしたらさ、どうする?」
彩音ちゃんはじっと自分の股の間を見つめている。
急に言われたその言葉に戸惑いながら、軽く右手でその股の間を触り、感覚を確かめていた。
その行為にはエロさは何もなく、ただ今の自分の秘部から感じる痛みを再確認しているようだった。
「本当に消えるなら……消えるなら私でも気持ちいいエッチできますか?」
「うん。絶対できる。俺を信じてくれ。痛みに耐えながらやるエッチはもうおさらばしよう」
彩音ちゃんはほんの少し考えるような仕草を見せた後、決心したように答えた。
「おにいさん……この痛みが無くなるなら……、お願いしたいです……」
「わかった」
彩音ちゃんの期待したような顔を見たら簡単に決心がついた。
俺はリスクを背負ってでも前に進む方を選ぶ。
目を瞑り、少し集中して秘めた能力を呼び覚ます。
『1分以内に彩音ちゃんに痛みが走る確率』
今は彩音ちゃんが痛みを感じるような行動を何もしていないから―1%―であった。
そして―1%―と表示された数字の下にある下矢印を押すようにイメージすることでその数字が―0%―に変わる。
これで彼女が痛みを感じることは絶対に無くなった。
「もう一度あやねちゃんきもちよくなろっか」
少し時間が空いたことで冷えた身体をもう一度呼び起こすように、彼女の鮮やかなピンク色のびらびらと、少し湿った魅惑的な入り口にキスをする。
焦らず、ゆっくり。
痛みを感じなくなると、今度は本当に危ない時に気付けなくなる。
下手に彼女の身体を傷つけることのないようにほぐしていく。
脳が快楽を傍受できるような雰囲気を作り出していく。
そして時間としては10分近く、彼女の愛液の味を確かめつつ、全身を大切に撫であげることで、また彼女の腰がビクン、ビクンと大きく跳ねる。
これでもう一度身体の準備ができたようだ。
「よし。ここまできたら大丈夫だと思う。じゃあ指入れるよ」
彩音ちゃんの身体は条件反射なのか、全身に力が入ってがちがちになっている。
そんな彼女の気持ちを少しでも和らげるために、右手をとり恋人繋ぎをする。
「落ち着いて息を吸ってリラックスして」
中指に彩音ちゃんの愛液を十分に纏わらせ、いざ狭く閉ざされた膣の入り口へ。
狭く指の外周全体から抵抗を感じる中、ゆっくりと秘部の奥へと手を進める。
俺の能力によって痛みは感じないはずだとわかっているのに、さっきまでの痛がりぶりを見ているだけにこの瞬間は緊張する。
「おにいさん!いたいっ!いたっ…………あぁっ、あれっ……いたくない……かも。おにいさん!いたくない!ぜんぜんいたくないよ!」
一瞬痛がるそぶりを見せたが、それがただの条件反射だったことに気づき、さっきまで存在していた異常な痛みがどこかに霧散していたのが分かると、大きな声をあげ俺に全力で伝えてくる。
俺の中指は全てすっぽりと彩音ちゃんのおまんこの中に飲み込まれていた。
遂に到達した狭い膣口の奥も狭く、俺の指をぎゅうぎゅうに締め付けてくる。
「ほら見て。全部入り切ったよ。あやねちゃんは痛くない?」
「いたくないっ。いたくないのはじめて……よかった。よかったよぉぉぉ~。もう一生痛くないエッチできないかと思ってたぁぁぁ~、おにいさん……おにいさんありがとう」
嬉しさのあまり今にも大号泣しそうなくらいに顔をくしゃくしゃにして、俺のもとに身体を寄せてくる。
彼女がいかにこれで悩んでいたのかがわかる。
膣口が狭いがために大きな痛みを感じてしまい、普通のエッチすらもままならないし、彼氏はそのことに向き合うことはしない。
たぶん自分ですることすらもできなかったのではないだろうか。
一人でどれだけ悩んできたのだろう。
嬉しさのあまり抱きついてきた彼女の身体の温かさを感じながらそう思いを馳せる。
彼女はこれまで痛いエッチしかしたことがなかった。
だからこそここまでこのたった一つの歩みだけで喜びを爆発しているのだ。
でも俺は本当ならその先の方が得意な範囲だ。
痛みに耐えるだけで、おまんこの中でイクことなんて絶対にあり得なかったはず。
なら俺が本当の気持ちよくて身も心も満たされるようなエッチを教えてあげよう。
「あやねちゃん」
「おにいさんどうしたの?」
「嬉しいのはわかるけど、まだ指入れただけだからね。もっと気持ちいいエッチの本番はここからだよ」
彩音ちゃんの本当の初体験はここからだ。
もう一度、今度こそ本領を発揮させてもらおう。
『あやねちゃんが1分以内にイク確率』は?