確率の見える世界 〜あの子とエッチできる確率は○○%!?〜 作:tomoki/名和朋樹
【2023年7月23日】
「いやここラブホじゃないですか。なんか薄々そんな気はしてましたけど」
カフェを出てからほんの数分、2人並んで歩いた先にあったのはいつもの駅前のラブホだった。
もう一軒というワードから、何か食べたいスイーツでもあったのかなとか思っていたのもつかの間、そういうお店の並ぶ通りから少し離れた方向に向かったときに察してしまった。
「最初からそのつもりよ。そもそもそのために来てるんだから。ほら服もかわいいでしょ」
ゆうり先輩はその場で少し屈むようにしてスラッと空いた胸元を見せつけてきた。
首元から見える紫のブラジャーとその双丘を強調するかのような姿勢に視線が吸い寄せられる。
初めて話したときもこんなことされたっけ。
ここぞのタイミングでそういう誘惑してくるのずるいんだよ。
俺男子高校生だから、なんだかんだでやっぱり慣れてないの。
「どう?興奮した?」
「ずるいですね先輩。興奮しないわけないじゃないですか」
「前まではいろんな人にやってきたけど、もうこんなことあつし君の為にしかしないんだからね。それにあと少しの間に堪能させてもらうんだから。ほら手出して」
ゆうり先輩と手を繋いでラブホテルに入る。
毎週のように違う女の子と来ていることに、少しの恥ずかしさを覚えながらホテルの入り口で料金を支払い、部屋の鍵を受け取る。
その鍵で部屋に入ると突然、俺はベッドに押し倒される形になった。
ゆっくりシャワーでも浴びてからと思っていたところだったので、完全に虚を突かれた。
「先輩、今日早くないですか?」
「しょうがないでしょ。もうあつし君と別れなきゃと思うと我慢できないんだから。こんないい男高校の間じゃ出会えないだろうし、今のうちに向こう2年分くらいは貯金作っとかないと」
「貯金って……」
いつになく責めっ気の強い先輩に驚きながらも、そんな様子を至近距離から見ているだけでだいぶ情欲を掻き立てられてしまうのは仕方がないと思うのだ。
俺の上に跨ったまま、シャツを脱ぎ始めるゆうり先輩。
ホテルの淡い照明の中に晒される彼女の裸体と妖艶な雰囲気を醸し出すブラとを見て生唾を飲み込んだ。
もう何度も見てきたはずの光景であるが、それでも見るたびに見惚れてしまうし興奮してしまう自分がいるのも事実である。
そんな熱視線をこちらに浴びせられていることに気が付いたのか彼女は笑みを浮かべて言った。
「久しぶりにこういうのもいいね。今日は私が責めるから」
ゆうり先輩が俺の両手首をガッチリと掴んできたかと思えば顔を近づけてくる。
生々しい舌の感触を感じたかと思うと肉厚な舌がこちらの口内に侵入してきたのである。
「んちゅ……っ♡ふっ♡ちゅ、ん……っ♡はぁ……んぅ……んっ」
まるでマシュマロのような柔らかい唇が何度もくっついたり離れたりを繰り返しながら、こちらの口を舐めまわす姿はどこか背徳感があって癖になるし、責めてばっかの自分にとっては新鮮だった。
もちろん両手首を離そうと思えば離せるけれど、ここはひとつなされるがまま彼女に委ねてみようと思う。
それに大人の魅力をこれでもかと言わんばかりに見せつけてくる先輩の姿は圧倒的だった。
寝取り趣味があった先輩にしてみれば、男の好きな行動をするのは研究範囲内というとこなのか。
彼女は口を離して胸元を寄せてできた谷間に唾液の橋が垂れていく。
「どう?こういうの好きでしょ?」
その谷間に落ちた唾液を掬うようにして口に持っていってぺろりと舐める。
そんな姿を見て興奮しない男はいないだろう。
俺の股間はギンギンになり、それを察知したかのように先輩が手でなぞるものだからなおさらに。
「ふふふっ、いつも冷静で優しい君が興奮してくれてるのが嬉しいな」
「そりゃあ興奮しますよ。ここまでエロいゆうり先輩、めちゃくちゃレアですし」
「他の男ならこんなことしなくてもイチコロなのになぁ。今の内メロメロにさせて後から後悔させるんだから」
ゆうり先輩のその表情は普段の小悪魔的なそれとは違い、まさにサキュバスとでも言うべきか完全に目の前の獲物を喰らうという獰猛な雰囲気で満ちていた。
「ほらブラのホック取ってよ。見たいでしょ?」
ゆうり先輩は俺の手をそのまま背中に回し、ホックを外すように促してくる。
「ほんとずるいなぁ先輩。ここまで来て外さないわけにはいかないじゃん」
ブラを取り去りあらわになった巨大な胸は圧巻であった。
ちゃんと目の前で見ると大きすぎる果実。
ゆうり先輩の白い肌と大きな胸に映える紫のブラジャーもそれはそれで良かったが、やはりピンクの乳首の方が股間に来る。
そんな興奮を煽るような行動に、理性の限界だった俺は我慢できずにそのたわわな果実に触れる。
「んっ……もういきなりはだめよ」
両手でそのたわわな果実を揉みしだき一通り堪能した後、ゆっくりと顔を下に動かしていき大きな胸の谷間に顔を埋めた。
そのまま息を吸い込んで彼女の甘い香りを堪能した後、柔肌を舐めまわすように舌を這わせる。
俺だって、身体をまぐわせるのは残り数回しかないであろうゆうり先輩の全てを味わい尽くしたい、そんな欲求で頭が支配されていたのだ。
新しい彼女を作ろうとしてるのにね。
こんなにも魅力的な女の子を結果的に捨てたことになるのに対する未練なのかもしれないけれど。
そんな俺をゆうり先輩は嬉しそうに目を細めて見つめてくるからたまらない。
まるでこれが彼女の望んでいたこと、そんな感じである。
ひとしきりおっぱいを舐め尽くした後、ゆうり先輩は身体を起こして膝立ちになる。
「あつし君こっちおいで」
手招きされて顔を近づけると彼女は俺の股間を優しく撫でてきた。
そしていきなりパンツを下げると、対面騎乗位の形で押し倒された。
「今日は私が動くからね。勝手に暴発しないでよ」
ゆうり先輩はこちらの一物に狙いを定めるように腰を落とす。
そして、容赦なく俺のモノを奥まで一気に呑み込んだ。
「ぁ、おっきぃいっ♡」
目を瞑りながらゆうり先輩は上下に身体を揺すり始める。
柔らかなおっぱいもゆさゆさと揺れ動き、視覚的な興奮度合いがやばい。
そんなゆうり先輩は勝ち誇ったような笑みでこちらを見下ろすと、少し体を反らして更に大きな胸を揺らしながら上下に動かし始めたのだった。
「どう?気持ちいい?」
「中がうねって気持ちいい」
ゆうり先輩の胸の破壊力もすごいけど、それ以上に中の感触もかなり良い感じだった。
1か月の間に何度も何度も使い込んだ秘所は自分専用のような形になっていてフィット感が強く、腰を上下させる度に絶妙に肉棒を締め上げてくるのだ。
それだけでなく、中の感触自体もこちらのモノの形を完全に覚えており、カリの出っ張っている部分をちょうど包み込んでくるような形になっているのだからたまったものではない。
「あ゛ぁ♡……っん、あふ……ぅ」
しばらく上下に揺すられているとゆうり先輩が動きを変えた。
後ろに手を付き背中を大きく逸らして、当たる角度を調整しながら膣の最奥部を押しつけてきているような感じである。
気持ちいいポイントを自分から当てに行っている。
股を大きく開いているから、首を少し曲げれば結合部が丸見えとなり、くちゅくちゅと音を立てながらおまんこの中に息子が吸い込まれていく様を見て興奮する。
「先輩のおまんこ丸見えですよ?」
「見ないでぇっっ♡♡んぁっ♡あっ♡あぁんっ♡♡」
先輩は口ではそう言うものの、手は後ろに付いているから隠せるわけでもなく、気持ち良くなっているのに今更止めることもできずに自ら腰を動かしている。
俺はそんな様子の先輩を眺めていると、漏れ出るような嬌声を上げながら、大きく身体を跳ねさせた。
「もうイッちゃいそぉ……っ♡はぁんっ♡♡あぁあっ、ああぁあッ♡」
おまんこからスポッと息子が抜けて、荒い息をしながら先輩はそのまま倒れ込んだ。
なかなか気持ちよさそうに余韻に浸っている先輩。
俺としても珍しく息子が下向きになってたから結構気持ちよかったけれど、こっちはまだ全然動いてもいないし、もちろん射精してはいない。
そろそろされるがままも終わりにしようかな。
ちょっと強気な先輩も良いけど、やっぱりイキまくって恥ずかしがってる先輩の方が見たいしね。
「先輩。何勝手にイってるんですか?自分まだまだいけるんですけど」
「ちょっとだけ休ませて。今イッたばかりだから……」
「珍しく主導権握ろうって思ってもダメ。ほら
俺が横向きに寝転がっている前に先輩のことを呼んで、背面側位の形で挿入した。
まぁここまでは時々するけれど、今回は折角騎乗位で腰反らして挿れるのが好きな先輩のために
「ゆうり少し腰浮かせて」
「えっ?」
先輩の身体を少し持ち上げて、身体を捻って仰向けになった自分の身体の上に重ねるようにした。
こうすることで、背面騎乗位から身体同士が密着するような形である、鐘木反りになった。
さっきまでと同様に、身体を大きく反らしているため先輩のGスポットには直接当たる角度で、尚且つ女性側は動きにくいが、男性側は突き上げやすい形になっている。
それに脚は必ず開くことになるので、逆側からは結合部が丸見え。
なんかスマホかなんかで撮っておきたかったね……。絶対エロい。
「これはちょっと恥ずかしい……」
ゆうり先輩は照れたようなそぶりを見せるが、その声は期待に満ちていた。
まだピストンをしていないというのにゆうり先輩の中は熱くうねりながらぎゅっと肉棒全体を締め付けてくる。
「ここ気持ちいいとこ当たってるでしょ」
わずかに膝を曲げて突っつくだけでぴくぴくと身体が反応している。
「んんっ……そこやばい……かも♡もう我慢できない」
「全く仕方ないなぁ。少し激しくするよ?」
俺はそう言って容赦なく下から突き上げ始めた。
「いきなりはげしっ♡♡あ゛ぁっ♡これ、すごいぃぃいぃッ♡♡♡」
先輩は手を後ろについてブリッジしていたが、気づけば身体を支えられなくなり腕が曲がって腰も落ち始める。
それでも俺は容赦なく、突き出した尻めがけて何度も腰を打ち付けた。
「も、もうだめえぇっ♡♡らめぇっ……イッくううぅぅううぅッ♡♡」
その声と同時に腰がはね上がり、その反動で身体が俺の上からベッドへとずり落ちていった。
ちょうど耳が真横に来たので耳元で囁く。
「ゆうりはまだまだできるもんね?」
「も、ぉ……っむりだよぉぉおおっっ♡これやばいっ♡♡きもちよさすぎるっ♡♡」
それでも止めずに突き続け、異常なほどに腰を捻らせたゆうり先輩を攻め立て続けるのだった。
目線の端に見える先輩の左乳がぶるんぶるん震え、手はベッドシーツを破るんじゃないかと思うくらいに引っ張っている。
ただ身体は正直なもので、Gスポットを責められるたびに膣がきゅんきゅん締まりこちらの肉棒を悦ばせようとしてくるし、ピストンをすれば愛液が糸を引いて離れないためピストンの度に2人の間で卑猥な音を奏でるのである。
それでいて全身をビクビク痙攣させてよだれまで垂らしながら快楽に溺れる姿は非常に淫猥だった。
今度は俺も絶頂を迎えるため動きを早くする。
「そろそろ一発目出すぞ」
「うあ゛あぁあぁああ♡♡♡いっ、いぐっ♡♡ぉ……おくッ……にぃ、ちょうだいぃっ♡♡♡♡」
俺はラストスパートをすべくペースをあげて突き続ける。
そしてついにその時が来た。
2人でほぼ同時に果てて大きな波のような快楽の波が全身を駆け巡った。
その中で子宮の中に精液を注ぎ込むべく腰を思いっきり前に突き出すと、熱いものが放たれる感覚と共に肉棒が締め付けられるのを感じた。
あの後結局5回も出してしまい、流石に絶賛賢者タイム中の俺は、ゆうり先輩と一緒にお風呂に浸かっている。
横を見れば、水面におっぱいが浮かんでいるような気がしなくもないのだが、この辺はいったん考えないようにする。
そして幾ばくか冷静になった俺の頭では、どうしてこんなにも魅力的な女の子が横にいるのにもかかわらず、それを手放すような真似をしようとしているのか、少しばかりの嫌悪感を抱いている。
「なんでゆうり先輩とも、千春ちゃんとも、彩音ちゃんとも関係を切らないといけないんだろう……」
「それはあつし君が決めたことでしょうに」
そう言われて、心の声が漏れていたことに気づく。
焦って横を向くとおもむろに抱きしめられた。
柔らかいおっぱいに顔が埋まり、先輩の心臓の鼓動が聞こえているようなそんな気がした。
「最初からそう決めてたんでしょ。ならそのまま押し通しなさい。一番好きなんでしょ、その子のことが」
人生の中で一番好きな女の子は誰?という問いの答えはずっと変わらぬまま。
だからといって他の女の子が嫌いと言う訳でもなく、みんなそれぞれにいいところがあって好き。
嫌いになることなんて無い。
だからこそこの決断は重く、そして辛い。
「それに今日あつし君にちゃんと決めてほしかったのは、千春のため」
「千春のため……」
「妹のまりなちゃんは置いといて、私と彩音ちゃんは恋愛的な好きじゃなくてどちらかと言えば友好的な好きでしょ?もちろん告白されたらノータイムでOKだけどね。でもね千春ちゃんだけは違う。あれは本気の恋愛の好きよ。私にはあつし君が好きそうな服の相談されたり、化粧の相談されたりしてるの。千春とちゃんと話してほしいの」
今日話している相手がゆうり先輩だったから、なんとなくゆうり先輩との関係性で考えていた。
それでも結構辛くて嫌なのに、千春ちゃんは……。
この1か月のことを思い出す。
付き合ってないと言いながら、その思い出一つ一つはカップルそのもの。
これを今更……。
振るなんてことは出来ない。
「でもちゃんと振らないとダメ。そうじゃないと千春が可哀想。まだ告白するまでに時間あるんでしょ、ちゃんと彼女に向き合ってあげてね」
千春とちゃんと向き合う。
今の自分は向き合える気がしなかった。
逃げ道のない暗闇の中に居るようだった。
「大丈夫。大丈夫。あつし君の本心でしっかりぶつかれば千春もきっとわかってくれるよ。それにもし告白が失敗して、ダメだったら帰ってきても良いんだからね。あつし君ならいつでもウェルカムだから」
他に好きな子がいる俺のことを応援して背中を押してくれる彼女は本当に優しくて強く、そして暖かい。
「でも失敗することなんて無いんだもんね……」
条件が整えば―100%―の確率で成功する告白。
先輩は心のどこかで失敗してくれた方が、という考えは持っているのかもしれないけれど、そのわずかな希望を打ち砕くこの能力は如何に残酷で救いようがないのか。
ひっそりと流していたように見えた先輩の涙は見てみぬふりをする。
そして自分がその残酷で救いようのないことをしていることに絶望する。
この能力に対する精神的代償は途方もなく大きい。