確率の見える世界 〜あの子とエッチできる確率は○○%!?〜 作:tomoki/名和朋樹
【2023年7月25日】
「あーくん……もう一回しよ?」
脚をM字にして大きく開きこちらを誘惑してくる。
俺の精液を垂れ流す膣口はもう準備万端と言った様子でパクパクとひくついていて妖艶だった。
もう目の前の美少女を犯すことしか考えられなくなった俺はすっかり硬さを取り戻したそれを押し入れる。
「くっそ。ずるい。まだまだやるぞ」
「っふ、ぎたぁあああぁあっ♡♡」
再び熱くうねる膣壁を押しのけるように奥へと進む。
ぐちゅぐちゅと精液をかき混ぜながら激しく腰を動かしていく。
そして彼女の上に覆いかぶさって顔をこちらに向けさせて唇を奪う。
「ん゙ぁっ♡やばっ……ッ♡♡キスしながらするのすきぃっ♡」
俺のモノを受け入れている結合部も口も上から下まで全てに俺が浸食しているかのような感覚になる。
もうすっかりとろとろな膣は俺のものにフィットしていて気持ちよすぎるのだ。
「1回出して余裕あるし、こんなエロい千春には容赦しないからな」
「あ゙っぁ♡♡はいぃっ♡ごういんなあーくんしゅきぃ♡♡♡♡大好きぃっ♡♡♡」
耳元でそんな告白をされると更に興奮は強くなってピストン運動のスピードも早まってしまう。
そんな俺の首に腕を回して抱きついてくる千春が愛おしくなりキスをすると彼女は幸せそうな表情を浮かべる。
もうお互いの汗で湿った肌が密着している。
キスの合間に漏れる二人の嬌声とピストンの度にぶつかり合う音が部屋中に響き渡る。
何度も何度も絶頂させて、射精した頃には自分でも訳が分からないほどに心地よかった。
「ん゙っっ♡ぅあ゛ぁああっ♡♡♡♡」
ビュルッという音と共に彼女の中へ何度目かの射精をする。
流石にもう精液の勢いは無くなっていた。
汗や涎、精液に愛液と体液でぐちゃぐちゃになった彼女の顔から首、肩にかけて優しく手を這わせる。
そんな手にさえ敏感に反応しビクッと身体を震わせて反応する彼女が愛おしい。
するとその手に手を重ねてきてまるで俺を感じているかのように手を動かす彼女に愛おしさがこみ上げてきた俺はたまらずキスをする。
それに応えるように舌を絡ませてくる彼女の情熱的なキスは本当に可愛らしいものだ。
この何時間というセックスの余韻を味わうようなねっとりとしたキスを終えてお互いを見る。
「そろそろまりなが帰ってくるかも」
「もうちょっとだけキスしよ」
「しょうがないな。ちょっとだけね」
もうそろそろやめないといけないとは思いつつも、お互いにお互いを求め合うようなキスで脳がとろけてしまうのではないかと思うくらい気持ちよくなってしまう。
でも流石にいつまでもこうしてる訳にもいかないので、千春をゆっくりと起き上がらせシャワーを浴びに行く。
浴室でいちゃいちゃしつつも、しっかりと全身のありとあらゆる液体を流した後リビングに戻るといつの間にか2人の女の子がいた。
「ほらね。千春居たでしょ。部活さぼって何やってんのよ」
「何ってあーくんといちゃいちゃですけど?」
「もう。おにいちゃん独り占めとかずるいじゃん。まりなともエッチして」
まりなとゆうり先輩が帰ってきていた。
ゆうり先輩はちゃんと部活に出ていたようだ。
「ちょっと休ませてくれ。流石に休憩しないと無理」
「ちっ」
「ちっ、ってなんだ。まりなだけなんだぞ、毎日エッチしてるのは。少しは自重しろ」
「これは同じ家に住む特権だからね」
「その特権もあと数日だけって約束しただろうが。1か月毎日やってたから感覚バグってきてたけど、そもそも兄妹で1回でもしたらダメなんだから。これを機に近親相姦はやめる。いいね?」
俺はここで兄妹の歪な関係にも終止符を打つことを決めた。
昨日このことを伝えた時まりなは露骨に不機嫌になって、晩御飯を作ってもらえなかったのだけれど、こればっかりは仕方がないので甘んじて受け入れる。
それと彩音ちゃんにも昨日のうちに、この関係をもうすぐやめることを伝えておいた。
伝えた時彼女は、
「やっぱそうですよねー。ゆうり先輩ともそろそろ覚悟しといたほうが良いかもねって話してましたし。ちょっと寂しいけど、おにいさんのこと応援します」
と言葉にはしていたが、別れ際悲しそうな顔は隠しきれていなかった。
正直俺も割り切ったつもりだったが、いざそんな顔をされるとキツイのも事実だ。
けれどもこれは最初から決めていたこと。
彼女たちの思いも乗せて、俺はこれからの人生を歩まなければならないのだ。
「2人の様子を見る限り、あつし君は千春とちゃんと話したのね。振っちゃったんだ千春のこと」
如何にも俺を悪者みたいな言い方するが、背中を押したのはあなたでしょうが。
いやまぁ悪者ではあるかもしれないけど。
「私はあーくんのことまだ諦めて無いけどね」
千春に後ろから思いっきり抱きつかれた。
バスタオル越しにおっぱいが当たる感触があるが、状況が状況だけに気まずい。
「で?それでそのさやかちゃんだったっけ?幼馴染の子とはいつどこで告白するのよ。まさか『能力』に感けてノープランってことは無いでしょうね?」
その言葉の裏には、女の子に告白する時くらいちゃんとしてほしいという願望が見え隠れしていた。
そういえばゆうり先輩が中学の時付き合ってた彼氏からはメッセージアプリで告られたって言ってた気がするな。当てつけか?
「ちゃんと考えてますよ。時間は30日の日曜日。場所は松崎公園のつもりです」
「高校生で公園は微妙じゃない?もっと夜景が見える展望台とかの方がいいんじゃないの。満天の星空の元、綺麗な夜景が見える中で告られたらロマンチックで絶対忘れられないよ」
それ絶対ゆうり先輩の妄想だよね。
そもそも恋人が夜景をバックに告白ってそんなドラマみたいなシチュエーション現実にあるん?
「先輩。違いますよ。おにいちゃんはさやかちゃんにあの公園で告って振られたんですよ。あの日おにいちゃんのこと気になって付いていってこっそり見てたんですけど――――」
「まりな、悪夢の話はそこまでだ。いちいち黒歴史を喋るな」
今でも思い出すあの時のこと。
『私彼氏いるから。あと、あんた童貞でしょ。それに顔はカッコ悪いしモテないしキモイし隣居られると邪魔。私の彼氏に何一つ勝ってないから。目障り。私の前に二度と姿を現さないで。そもそも、私と付き合える
何度も何度も反復した言葉を綺麗そのままにひっくり返すために同じ場所を選ぶ。
「でもさやかちゃんにはどうやって伝えるの?おにいちゃん連絡先ブロックされてるじゃん」
「それはこの前向こうの母親経由で伝えてくれるように言ってある。伝えてOKだったらこっちにも連絡くれるって」
その時俺のスマホの通知が鳴った。
まりなの話を遮り通知を確認すると、一通のメッセージが送られてきていた。
――――さやかのお母さん
さやかに確認したら30日公園行くって。
やっとね。って言ってニヤニヤしてたから絶対行けるよ。
告白頑張ってね!
p.s.ラブレターの中身勝手に見てごめんね。
タイミングばっちしだけど、向こうの母親に娘へのラブレターの中身見られるとかはっず。
ある意味黒歴史だなこれ。会うたびに弄られそう。
「おにいちゃん顔赤いよ。あとにやにやしてる顔キモイよ」
「あれはエッチなこと考えてるか、エッチなこと考えてるかの2択だな」
「実質1択じゃねぇか。それに今連絡来たけどさやか来るって。これでとりあえず告白自体は出来そうだな、って千春。目が怖いよ」
眉間に皺を寄せ、歯を食いしばって睨みつけてくる千春。
「やばいあと5日で堕とさないと」ってぼやいていて、殺す以外の何でもしてきそうで怖すぎる。
そんな彼女に触れるとまずいと思ったのか、完全に無視してゆうり先輩が話を続ける。
「じゃあ後は服装とか?せっかく告白するならかっこいい服来ていった方が良くない?」
「まぁ確かに。それに『能力』使わなくてもうまくいくんだったらそれが一番だよなぁ」
自分の中でさやかに告白するにあたって、『能力』を使うのは最終手段だと思ってはいる。
まずは自分の想いを本気で伝えたうえで、その想いを受け取ってほしい。
ダメなら確率を弄ればいいだけで。
使わずして告白を成功させることを考えるのであれば、先輩の言う通りちょっとくらいおめかししていったほうが良いだろう。
「でもどんな服が良いんだろうね。あんまり服装とか考えたことなかったから難しいなぁ」
1人未だに睨みを利かせてくる人からは目を背け、先輩とまりなと3人でいろんなサイトの情報を見ながら服装についてあれやこれや話し合うこと30分。
「いやわからん。サイトごとに言ってることが違いすぎるし、先輩とまりなは妄想を押し付けてくるだけだし。どうするかなぁ」
「えー白Tシャツにダメージジーンズ履いてピアスとネックレスじゃらじゃらで告白してるおにいちゃん見たかったなぁ」
「どこのヤンキーだよそれ。誰が得するんだよ」
「まりなに決まってるじゃん。おにいちゃんの黒歴史として一生の弱みを握ろうかなぁって思って」
まりなが白目剥きながらにやにやしながらそんなことを言ってくる。
こいつのことだからこれをネタに夜のお誘いでもしようと考えてたんじゃなかろうな。
晩御飯抜きを乗り切った俺にもそれはきつい。
「だから真昼間の公園で告白なら長袖ジャケットに革靴って決まってるんだって」
ゆうり先輩は今夏だということをわかっているのだろうか。
長袖ジャケットとか殺す気か?
「お前ら適当過ぎる。こっちはまともに考えてるっていうのにさぁ」
「じゃあさぁこういう案はどう?私たちとはまた別で流行のファッションに詳しい同じ高校生に聞くってのは?」
先輩の意見は確かに。
それに同じ高校生ならさやかともある程度感覚は近いだろうし、流行にも敏感。
下手に年齢差がある人よりも相談はしやすそう。
ただ、明確な問題点が一つ。
「まぁ確かにその案は結構いいな。けどなぁそんなファッションに詳しい人なんて身の回りにはいないぞ?」
「確かに。私の友達も流行に詳しいってわけじゃないし。この意見も難しそう」
そんな奴友達にはいない。
まぁ千春なら……結構……信頼……だめだ。ちょこちょこチラ見してるけど視線が怖い。
一旦ここには触れないでおいてだな……、うーん難しいな。
「あーーーー!居る!」
「まりなどうした?急に」
まりなの方を見るとスマホを高速でフリックしていた。
そしてある画面を表示すると俺の方に向けて見せてきた。
「ほらほらこの学校に1人居るじゃん。この子!“れーにゃん”」
画面に映っていたのは一人の高校生アイドルだった。
7人組アイドルグループ『Rainbow♥Magic』のセンターを務める高校3年生。
圧倒的な歌唱力とダンスを武器に、今ネット上で人気がじわじわと高まっている注目アイドルだったっけ。
「そういえばこの学校には芸能活動してるやつが何故かいるって噂なら聞いたことあったけど、この子のことだったのか」
「おにいちゃん知らなかったの!?れーにゃんがこの高校に居たの知らなかったとかありえないわー」
まりなは、お前は本当にこの高校に通ってるのか?って目をしていた。
知らなかったし興味ないから仕方ないだろ。
それにまりなが好きなのは男性アイドルの方じゃなかったのかよ。
「先輩は知ってたんですか?」
「もちろん。1年前くらいにネットでバズったときに学校中ものすごいことなってたんだから」
すいませんね。今年の入学生で。
「いやでもなぁ、そんな人がわざわざ俺の告白の為の服装コーディネートなんてするわけないだろ。そのレベルは逆に無理」
「おにいちゃん何言ってるの?」
まりなは口を開けて、理解できないというような表情で見つめてくるのだが、その意図が全くわからない。
芸能人に近づくなんてこと出来るわけねぇだろうが。
「簡単だよ。おにいちゃんが持ってるその『能力』を使えばいいだけじゃん!人ひとりくらい操るの簡単でしょ?」
「あ」
すっかり忘れていた。
俺にはものすごい『能力』が使えるということに。