確率の見える世界 〜あの子とエッチできる確率は○○%!?〜 作:tomoki/名和朋樹
【2023年7月29日】
彩音ちゃんが部屋を後にした後、きょう2回目の休息を迎えていた。
性欲はまだ大丈夫。
だけれどメンタル的なダメージは相当大きい。
他者から好意を向けられること自体俺の人生の中で数少ないのに、それを俺から振るという行為は想像以上に俺にダメージを与えていて、罪悪感に打ちひしがれていた。
この4人。いや妹のまりなは少し違うけれども、3人は好意を向けさせるように仕向けたところもある。
そしてそれが一番顕著に表れているのが千春だった。
千春のことをもう一度しっかりと振らないといけないということ。
その上で、『能力』を100%にするために抱かないといけないということ。
流石に憂鬱にならざるを得ない。
気づかないうちに顔に手を当て、目を抑えてしまっている自分がいた。
こみ上げてくる思いを必死に押し殺していた。
そんな時、不意に部屋の扉が開いた。
そこにはいつもの笑顔ではなく、今にも泣きそうな千春の姿があった。
そんな彼女の表情を見るだけで心が痛くなってしまう。
部屋に入り込んでくるなり無言でベッドへ腰かけた千春は俯き、涙をこぼし始めた。
そんな彼女を前に、俺はゆっくり背中を摩ることしかできなかった。
泣いている姿を見ているだけで胸が苦しくなる。
そんな姿を見ている事が出来なくて千春から目を背けてしまった時、不意に服の裾が引っ張られる感覚がした。
見てみると千春の小ぶりで力の入らない手が俺の服を摘まんでいたのだ。
そして千春は今にも消え入りそうな震える声で話し出す。
「本当に……別れなきゃいけないの?」
その震えた声が俺の心に深く刺さる。
俺の脳裏にはさやかの顔と、千春の顔が交互に浮かび上がる。
さやかのことは好き。
だけど俺の人生において過去の人になっているというのもまた事実。
あえて絡みにいかなければ、忘れ去っていても問題なかった。
そんな彼女を置いて、今この瞬間に千春を選ぶことだってできる。
けれど、もう遅すぎた。
自分の本来の目的のため、すべての状況は整ってしまっていた。
もうここから後戻りなんて選択肢は俺には選べない。
「ごめん……」
俺は泣いている千春の身体を優しく抱きしめた。
堪えていた涙が溢れ出てきた。
「俺が泣いちゃいけないってのはわかってる。けど……ごめん。俺は千春のことが好き。大好き。大好きだけど……俺はさやかのことが一番大切で好きなんだ」
その俺の言葉を聞くと千春も俺の背中に手を回してくる。
そして彼女はゆっくりと口を開いた。
「わかってるよ……あーくんが本当に好きなのは幼馴染の子だって。あーくんのことを知る度に、その子のことが好きなんだなぁって伝わってきたからさ」
彼女は顔を上げ、腕で涙を拭きとり真っ直ぐに視線を向けてくる。
「だからその子のこと幸せにしてあげてね」
千春の優しい言葉が俺の胸に染み込んでいくと同時に、また罪悪感が重くのしかかってくる。
いつもの優しい笑顔だったけれど、目じりには涙が浮かび、その笑顔が無理に作られていたものだってことくらい簡単にわかる。
「ごめん……本当にごめん……」
「謝らないでよあーくん。最初からこうなることだって覚悟していたから」
彼女は俺の両手をぎゅっと掴んでくる。
その手は小さく震えていて今にも壊れてしまいそうな儚さをまとっていた。
「まだ私のこと好きで居てくれるうちに……最後に一度だけ愛して。それで終わりにするね」
彼女の瞳は揺れ動いていた。
辛いのはきっと千春だ。
そんな千春に俺は何もしてやれない。
「わかった」
俺の口から出た言葉はたったそれだけ。
そんな短い返事だったけれど、千春は満足したように微笑むと目を瞑った。
彼女の唇にそっと触れるだけのキスをする。
触れ合った唇からは彼女の暖かさが伝わってきて、それがどうしようもなく愛おしかった。
舌が混ざり合った。
甘い味がした。
しょっぱい味もした。
俺らは涙を流していた。
けれど笑ってもいた。
自分が今どんな感情なのかわからなかった。
けれど好きという感情は確かにそこにあった。
ゆっくりと千春の着ていた服を脱がしていく。
少しずつ肌色が露わになるその過程の一秒一秒を、コマ送りのように記憶していった。
生まれたままの姿になった千春は恥ずかしそうに顔を赤らめる。
そんな様子に軽く笑みを浮かべた後、俺も自分の服を脱いだ。
お互い生まれたままの姿で抱きしめあう。
柔らかい彼女の身体が俺を包み、より千春の温もりを感じられた。
「千春……好きだ」
「うん……私もあーくんのこと大好き」
もう何回目かも分からない愛の囁きを交わす。
この関係が偽りのものでは無かったことを確かめるように。
そっとたわわに実ったその果実を揉みしだく。
「んっ……」
甘い吐息が千春の口から漏れる。
それだけで興奮が高まり、下半身が熱を帯びてくる。
彼女の胸に顔を近づけると、ぷっくりと腫れ上がった薄桃色の突起に口を近づける。
そして口に含み舌で転がしながらもう片方の胸を手で包み込むようにして揉む。
「あっ♡……んんぁっっ♡」
俺の動きに合わせて艶やかな声が上がり始める。
甘い囁き。快楽を求める喘ぎ声。
それはとても甘美な響きで俺の興奮を高める。
「んっ……ぁっ……んぅっ♡」
ゆっくり、ゆっくりと焦らすように撫でるように手を動かしているとじれったそうに身をよじる千春の姿が目に映る。
それが可愛くてついついいじわるしたくなってしまう。
胸を揉みしだく力を強めたり、突起を軽く摘まんでみると面白いくらいに身体が反応する。
「ひゃっ♡……ぁぅんっ!」
甘噛みするとさらに声が高くなる。
俺としてみるまでそういうことに興味のなかった千春は、見る見るうちにえっちな身体になってしまった。
そんな彼女に俺で染め上げてしまったという征服感を得てしまうのは仕方のないことだろう。
関係は途切れても、彼女の身体にその証は永遠に残ることになる。
千春の身体はピクッと小刻みに痙攣を繰り返し、太ももがもじもじと動く。
右手を這わせるように彼女の大事なところへと向かわせていく。
そしてその割れ目に沿って指を動かしなぞっていく。
ヌルっとした液が指に絡みついてくるのがわかった。
千春の一番大事なところは既に準備万端だったようで、膣の入口はヒクついているのが見えるほどだった。
そんな入口に中指をあてがい優しく掻き回すように動かしていく。
「やぁっ♡……ぁぅっ、んぅっ♡♡」
千春の口から漏れる喘ぎ声は甘くとろけきっていた。
指で刺激を与える度にその甘い声はさらに高く大きくなっていく。
ここも
「ああぁっ♡♡あぅ♡はぁっ……♡」
ここも
「だ、だめぇっ……そこぉ♡♡」
ここも
「ふぅっ♡……んんっ♡♡はぅっ♡」
すべて俺だけが知っている千春の弱い部分。
そこを重点的に責め立てると面白いくらいに身体をくねらせて反応する。
もう何度も身体を重ねたことで知り尽くした千春の弱いところを執拗に、しかし優しく愛撫する。
「やぁっ♡……ああぁっ♡♡あぁぅん♡っっ!!」
もっとこの愛らしい千春の声が聴きたい。
上の膣壁を擦る様にしながらGスポットを徹底的に刺激していくと、千春の体はどんどんと快楽に染まり始めていて息遣いが荒くなっていくのがわかる。
「あぅっ♡……んんぅ♡……あぁっ♡」
そして俺は千春の一番弱い部分を中指で激しく叩いた。
「っっぅうああぁあ♡♡♡♡」
瞬間、ビクンッと彼女の体が跳ねるように痙攣し、甲高い嬌声を上げながら絶頂を迎えた。
その絶頂を味わうかのように身体を反り返らせピクピクと痙攣を繰り返す。
全身に汗を浮かべ、快楽に支配される表情の千春はあまりにも可愛らしくて思わず見惚れてしまうほどだった。
そんな状態の彼女に追い打ちをかけるように、今度は指の腹でゆっくりと膣壁を擦っていく。
「ぁぅ♡……んぅっ♡……ぁっ♡」
絶頂の余韻が抜けきっていない千春は、身をよじらせながらその快楽に耐えるかのように腰を揺らす。
愛液が溢れ出してくるその割れ目はどんどんと潤いを増していき、淫靡な水音が大きくなっていく。
そんな様子に興奮を抑えきれなくなった俺は、千春の股へと顔を埋める。
そして愛液を舐めとるように舌を動かしながら吸い上げていく。
「っや♡……ぁぅっっ!!♡♡♡」
急に刺激が変わったことに驚いたのか、一瞬腰が跳ね上がる。
だがそんなことはお構いなしに吸い付くように唇を動かす。
すると次から次へと蜜があふれ出てくる。
「だ、だめぇぇ……きもひよすぎて……おかしくなっちゃうぅぅ♡」
そんな千春の言葉などお構いなしに舐め続ける。
時折、舌を尖らせて膣内へと侵入させて刺激を加えるとまた違った反応を見せてくれる。
「やぁぁっ♡……あっ♡あぁぁっ♡♡だ、だめぇぇ♡♡♡」
彼女の腰を両手でしっかりと掴み逃げられないように固定する。
そしてもっと強く、奥まで届くように舌を動かしながら刺激を与えていく。
「っや……♡♡あっ……くん♡だめぇ……♡♡ああぁぅぅんっ♡♡♡♡♡」
千春はまたもや絶頂を迎えたらしく大きくのけぞりガクガクと痙攣を繰り返した。
しかしそれでも俺は止まることなく舌を動かし刺激を与え続ける。
「やぁっ!……っあぁっ♡……だ、だめぇっ♡……っぅんんっ♡♡♡♡」
俺が千春から顔を離したころには、彼女はもう息も絶え絶えで蕩けた顔をしていた。
そんな様子に思わず股間が熱くなってしまう。
もう俺のモノはパンパンに膨れ上がっていて我慢の限界を迎えていた。
「はぁっ♡はぁ……あぅっ」
そんな俺のモノを見た千春はごくりと喉を鳴らし視線を送ってくる。
「千春、いい?」
そう尋ねると彼女は小さくコクンと頷いた。
もうこれで俺は千春と最後のセックスをすることになる。
俺は痛いくらいに勃起したモノを彼女の割れ目へとあてがう。
そしてゆっくりと腰を前に進めていった。
「っやぁぁ……♡♡あぁっっ♡♡♡」
狭い膣を押し広げていくように俺のモノが入っていく。
ゆっくりと挿れているにも関わらず千春の膣壁はきつく絡みついてきて、広さが俺の肉棒に完全にぴったりだった。
そして奥まで到達する。
子宮の入り口に俺の亀頭がこつんと当たった。
「お゛っ……♡♡っ゙……♡」
そんな刺激だけで千春はまた軽く絶頂してしまったようで、膣全体がキュッと締まり軽く痙攣する。
落ち着くまで少し待ってあげようと思い彼女の髪を優しく撫でていく。
けれどそんな些細な刺激でも快感を感じてしまうのか、時折身体をピクッと反応させる。
「ぁあ゙……ん゛っ♡……っぁぅん゙♡」
呼吸が整ってきた千春は潤んだ瞳で見つめてきた。
そんな視線にドキッと胸が高鳴る。
そして千春が口を開く。
「最後だから……一生忘れられないくらいいっぱい気持ちよくして?」
それは俺がずっと待ち望んでいた言葉だった。
「っ!千春っっ!!」
俺はそう叫ぶと、一気に腰を強く叩きつけた。
「っ゙ぁぅあ゙あ゙ぁっっっ♡♡♡♡」
瞬間、彼女は大きな喘ぎ声を上げながら身体を仰け反らせた。
そんな反応にさらに興奮を高め腰を動かしていく。
「好きだ!千春のこと大好きだ!」
「あーくんっ♡だいすきっ♡♡♡♡あ゙ーく……ん゙ぅッ♡♡お゛……っ♡♡あ゛っ゙♡」
激しい抽挿を繰り返す度に結合部から愛液が飛び散りシーツを汚していく。
膣のヒダが亀頭や竿を刺激してくるその快感にどんどん加速していく。
そして千春の一番弱い部分であるGスポットを先端で擦る様に刺激する。
「っ゙ぁ゙ぅ♡♡そこ……ぉっ♡♡♡♡んあ゛ぁあ♡♡♡♡ふかぃ゛い゛♡♡ず、ずっとイって、りゅ゙……ッ♡♡」
彼女は全身をがくがくと震わせ、もはやまともに言葉を発することもできないほどに乱れてしまっていた。
さらに激しいストロークを繰り返すとその度に絶頂を迎えているようだった。
「ぅあ゙ッ♡はげひっ♡♡……ん゙ぁぁっ♡♡♡♡あ゙ぁ゛っっ♡♡♡♡……ゃらぁ゙ッ♡♡♡おかぃ゛くなっりゅぅぅぅ゙♡♡♡♡」
そう言いながらも千春は俺を離すまいと膣全体で強く締め上げてきて、俺のモノを離そうとしなかった。
子宮を押し潰すような勢いで激しく責め立て、さらにGスポットを刺激するように抉っていく。
俺が開発し千春のすべてをさらけ出したこの身体。
すべてを覚えている。
どこをどうすればどう感じるか、すべて知っている。
「あ゛ーくんのおち、んぽぉきもち、いっ♡♡ふかぃ゛い゛♡♡♡♡あちゅいぃ、のぉ゛ッ♡♡♡きもひ、♡イイっ♡♡おぐ♡♡すごひぃいいぃぃ♡♡」
千春の口からはだらしなく涎が垂れていて、その瞳は完全に焦点があっていなかった。
「あっ♡♡♡あ゙っ♡♡イッ♡♡またイクぅ゙ッ♡♡♡♡」
激しい責め立てに千春は限界を超え快楽に溺れた姿を晒してしまっていた。
でも今日で千春に一生分刻み込む。
俺の全てを覚えさせて、一生忘れられないようにしてやるんだ。
「ちはるっ!一生忘れるなよ!俺の、おれのちはるっっ!!」
「あっ♡あ゙ぁっっ♡♡♡♡はぁ゛ぁ♡♡わ、わすれない゙っ♡ぜったぃにぃぃ♡♡♡おっ♡♡んぉ゙ぉっ♡♡♡」
彼女の身体を抱きしめながらラストスパートをかける。
膣全体を圧迫するようにピストンを激しくする。
千春の弱点を重点的に責め立てる。
「っあ゙♡♡あっ゙♡♡♡はぁっ♡んぁああぁあ♡♡イ゙ぐぅぅっっ♡♡♡♡あ゙ぁあぁ゛っっッ♡♡♡♡♡♡♡」
絶頂を迎えた千春の膣内が痙攣し、俺のモノを圧迫する。
もう限界だった。
今日何度目かも分からない射精感が一気に押し寄せてくる。
そして千春の奥に打ち付けるように俺は射精した。
ビュルルッと勢いよく吐き出される精液は止まるところを知らず、千春の膣の中を染め上げていく。
「っあ゙ぁあ゙あぁ゙ッ♡♡♡あつぃ♡せーえきいっぱいでてぅ♡♡♡♡あ゛ぁっっ♡♡♡♡♡♡♡」
その刺激でまた絶頂を迎えてしまったようで、千春は全身を痙攣させながら身体を仰け反らせていた。
そして長い長い吐精が終わりを迎えると、俺はゆっくりと引き抜いた。
「あ♡……んぅ♡♡」
栓を失った彼女の割れ目からは大量の精液が流れ出してきていた。
「なぁ。俺のこと一生忘れるな、なんて言ったけどさ、ほかに好きな人ができたら忘れてくれよ。千春には幸せになってほしい。なんかわがままでごめん。けど、約束してくれ。俺はずっと千春の幸せを願ってるから」
「もうあーくんの……ばかっ!こんなに身体も心も気づかないうちにあーくん色に染められちゃったのに忘れられるわけないでしょ!」
「うぐ……ごめん」
「でもありがとう。私のことこんなに愛してくれて。幸せだったよ」
そう言い終えると彼女は俺に抱きつき胸に顔を埋めてきた。
「本当にありがとう、あーくん。大好きだったよ……」
多分無意識に放ったであろう過去形の言葉に胸が張り裂けそうになるほど苦しくなる。
その痛みを誤魔化すかのように強く千春を抱きしめた。
絶対に忘れない。
この幸せだった日を、初めて身体を重ね合わせた日のことを、そして彼女のことを。
「じゃああーくん。私たちは先に帰るね」
「明日のおにいさんの告白こっそり見に行くからねー」
「ここで言ったらこっそりになってないじゃないか」
「あちゃー」
手を額に当てて白々しい反応をする彩音ちゃん。
それを見ながら微笑んでる千春とゆうり先輩。
俺たちは3人とお別れするために玄関に集まっていた。
「彩音ちゃん。千春。ゆうり先輩。今まで俺のわがままに付き合ってくれて本当にありがとう。俺がどんなにみんなに助けてもらったか……」
「助けてもらったのは私たちの方よ。私だって自暴自棄になってたところを救ってもらったし、2人だってそう。決してあつし君のわがままなんかじゃない。私たちは私たちの意思でついていったんだよ。だからそんなふうに言わないで」
「そうだよ。今まで本当に楽しかった。おにいさんとも、3人とも一緒に過ごせて楽しかったよ!」
「……俺もみんなと一緒に居れてほんとに良かった」
「何そんなにしんみりしてるのよ。別にもう二度と会えなくなるわけじゃないんだよ?」
「そうだよな」
「あーくんとは私同じクラスだしね。これからも友達としてよろしくね」
千春は満面の笑みを浮かべていた。
それを見ると思わず顔が緩みそうになる。
……ダメだ、まだ泣くな俺。
そう思っていたのに……涙はどんどん溢れてきて止まりそうになかった。
それは彩音ちゃんもゆうり先輩も千春もそうだったようで目尻には涙が溜まっていた。
やがてこらえきれなくなったように泣き崩れてしまった3人を俺は優しく包み込むように抱きしめる。
俺は絶対にこの思い出を忘れない。
そう胸に刻み込み、彼女たちを抱きしめ続けた。
どのくらい経っただろう、気がつくと3人とも泣き止んでいてお互いに恥ずかしそうに笑っていた。
そんな様子がとても愛おしくて思わず笑みがこぼれる。
そして俺はこの3人が大好きなんだと改めて実感した。
「じゃあそろそろ帰ろっか!」
彩音ちゃんの一声で3人は荷物を持って立ち上がった。
そして玄関で靴を履いている彼女たちの後ろ姿を目に焼き付けていた。
「じゃあね!おにいさん」
「あーくん。おやすみなさい」
「あつし君。またね」
3人はそれぞれに言葉をかけてくれた。
そしてすっかり暗くなった外へと歩き始めた。
その後ろ姿はいつもより大人びていて、もうこの娘たちとの時間は終わりなのだということを突きつけてくるようだった。
けれどこれが本来あるべき姿なのではないかとも思う。
もう彼女たちは自分たちの道に進んでいるのだ。
そして俺も……。