「これがわしのカリモノじゃよ。このカリを使ってそなたの裂け目を消すのじゃ」
「おお、なんと素晴らしい。姫さま以外にそんなことができるとは」
「さあ、愛弟子よ、その裂け目をわしによく見せるのじゃ」
サダリは、少しも疑うことなく、己の秘裂を師範に見せつけるように腰を浮かす。それはちょうどいい体勢だった。師範はサダリの上に乗り、肉棒をそこに目掛けて、一気に押し込む。
「はあぁぁぁんっ♡」
ズブリ、じゅぶぶと、サダリの秘所に、師範の肉棒がスムーズに収まる。
ぴっちりと銜え込み、きゅうきゅうと締め付けていた。
明らかに初めてという具合ではない。それはサダリの表情からも汲み取れる。
「どうじゃ? 裂け目の具合は?」
「す、すごい、です♡ 頭が、頭が真っ白に……何もかも消えてしまいそう♡」
異常としか思えないこの状況下で、サダリはただただ師範の肉棒を受け入れる。
全身を震わせる快楽と、ずっぷずっぷと繰り出されるピストンに吐息も漏れる。
おそらくは、これまでも幾度となくしてきたことなのだろう。
サダリ自身には記憶のないことなのかもしれないが。
「くくっ……、もうおぬしの体も、そして頭の中も、全部わしのものじゃ」
年甲斐もなく師範はサダリに腰を打ち付ける。醜悪なケダモノのように。
だが、それでもサダリは師範を拒もうともしない。
「今日で全部終わらせてやろう。スンゴイのをくれてやる! さあ、受け取れ!」
「あはあぁぁぁ……っ♡ き、消えてくぅぅう♡」
びゅっく、びゅるびゅる。
思い切り腰を押し込むようにして、今度はサダリの中にぶちまける。
少しの間は絶頂に身体を震わせていたが、何処か様子がおかしかった。
すると、サダリの瞳がスゥーっと光を失うみたいに無感情に成り果てる。
次第に、人形のようにくったりと力なく崩れる。
コポコポと秘所から白くドロリと濁った液体を溢れさせながら……。
「――記憶を封じさせてもらったぞ。これでおぬしはなにも覚えていない」
それだけいうと、師範はこれまでないくらい不敵に笑い、顔を歪ませた。
どんな力なのかは定かではないが、師範の催眠術によって完成させられたのだ。
じわじわ思考や常識を改変させられ、犯されていたことさえも自覚できないまま、淫らなことを当たり前と思うにまで至り、とうとう記憶さえも封じ込められた。
青い髪を振り乱し、ごろんと転がる彼女はもう、何者でもない。
もう、サダリはハイラル王家に仕える臣下のサダリではなくなったのだ。
「くっくっく……、これからまた楽しみじゃのう、愛弟子よ」
そう言って、師範はサダリの額に手を当て、不思議な力を送り込む――……。
※
※ ※
※ ※ ※
カカリコ村の外れにある洞穴の中。何やら楽しそうな声が聞こえていた。
「にゃぁん♡ にゃああんっ♡」
見ると、猫のような衣装を着た青い髪の女が、男の足下にすり寄っていた。
まるで発情期を迎えているみたいに官能的な態度で。
「ほっほっほ、可愛らしい猫じゃな。おぬしは一体何者じゃ?」
「にゃあ~ん♡ 私はご主人様のペットですにゃあ♡」
尻尾をヒクヒクと動かしながら猫の女が答える。
その奇妙な尻尾の根元は、尻の中に埋没していた。
「ゼルダという名に聞き覚えはあるか?」
「誰ですにゃ? 知らないのにゃ」
それだけ聞いて、男は満足そうにまた笑みを浮かべる。
猫の服を着て、猫になりきったその女は、かつてハイラル城に仕えていたサダリ大臣だったが、もう見る影もない。
何故そのような衣装を身に着けているのかといえば、ちょうどたまたま師範がカカリコ村の店で売っていたのを見かけたからに他ならない。
面白いオモチャになるとしか考えてなかったことだろう。
自分好みに猫の服も改造し、尻尾もアナルプラグ仕様に作り変えるほどだ。
「まったく、困り果てた猫だ。かつての仕えるべき姫の名すら忘れてしまうとは」
ニヤニヤとサングラス越しに師範が笑みに顔を歪ませる。ここまで明確に口にしたところで、今のサダリにはその言葉の意味すら理解することができない。
そのように認識すら書き換えられてしまっていたから。
「ごろにゃあぁん♡ ご主人様ぁ♡ 私を可愛がってくださいにゃあ♡」
本当に猫みたく振る舞い、床の上におなかを見せて転がりだす。
大臣と呼ばれていた頃を知っている者が見たら卒倒してしまいそうな無様な姿だ。
師範がじゃれつくサダリを相手にしている最中、それを物欲しそうに眺める男が傍らに立っていた。
「師範、俺にも遊ばせてくれませんか?」
サダリが来る前からねむり道場の門下生をしていた男だ。見るからに頼りなく、見るからにだらしない肉体の小太りな体形は、情けなさを強調するかのよう。
「まったく……おぬしは直ぐに無茶なことをするからのう。それで前にこいつの催眠を解きかけたのをもう忘れたか」
少しの嫌悪と、呆れた感情を剝き出しに言う。
図星を突かれて未熟な門下生はガックリと肩を落とす。
「まあ、既にこいつの頭は完璧にパーになっておる。もう無茶をしようと元に戻ることはないじゃろうな」
「じゃ、じゃあ……使わせてもらえるんですね」
この門下生の辞書に反省の文字はないのだろうか。師範も溜め息をついてしまう。
「これはわしのものじゃからな。好きなようにしてもいいが、壊すでないぞ」
「ふふふ、分かってますよ師範。たまには俺を信用してくださいよ」
心底信用にならない口ぶりで、門下生が下品に笑って見せる。気色悪い笑みを目の当たりにして、師範も頭痛を覚えたようにやれやれと頭を押さえる。
こんな不出来な弟子を手放さないのも、ねむり道場の門下生が少ないからということも挙げられるが、もう一つの理由もあった。
「さあ、サダリちゃん。俺と一緒に遊ぼう」
「にゃあぁぁん♡」
門下生がすり寄ってくるサダリの頭をそっと撫でる。ただじゃれているだけではない。その手を通して、何か気を送っていた。
次第に、サダリはうとうととし始めると、とろんとそのまま寝入ってしまう。
「見事なものじゃ。わしがこの領域に達するまで二十年を要したというのに」
感心するように言う。ねむり道場の秘技ともいうべき眠りの極意だ。
眠らせるという技術だけに限って言えば、門下生も捨てたものではないだろう。
「うひひ、それじゃ一緒に眠ろうか」
「ふにゅぅぅ♡」
寝入るサダリを傍らに、門下生が寄り添う。すると、サダリの表情が眠ったまま恍惚としていく。
見る見るうちにその表情は淫らに蕩けていく。一体どんな夢を見ているのか。
気付けば、門下生の男も眠りに就いていた。
そう、これもねむり修行の応用だ。
二人は、夢の世界へと旅立っていくのだった――……。
※ ※ ※
「――んぁぁ♡ おまんこぉ、もっとぉぉ♡ はっひぃぃ♡ おちんぽ様、くだしゃぃぃ♡」
何処とも分からない、あいまいな空間の中。青髪の女性が裸体を晒し、自らの秘裂を大きくくぱぁと押し広げては、ねだるようにヒクヒクと見せつける。
「くふふ、ヌゥルヌゥルの裂け目だ。どうにかしてあげないといけないねぇ」
門下生が、下を脱ぐと、丸太のような剛直が姿を現す。そんなものがどのようにして収容されていたのかなど考える必要もない。
何故ならここは夢の世界なのだから。
極太のソレが、サダリの秘所にあてがわれ、たやすく、一気に飲み込まれる。
腹が肉棒に押し出されて玉のようにボコボコに膨れ上がるが、そういう生き物であるかのように、突かれた分だけ絶頂が繰り返される。
ズゥン、ズゥン、ぐっちゅ、にっちゅ。人間の許容量をはるかに超えたピストンを、全部快楽として受け取る。苦痛など微塵もない、快感だけのスイッチ。
「おごぉ♡ おなか、やぶけちゃ♡ ああぁぁ♡ すごい、しゅご、おまんこいっぱい♡ おちんぽ様、おちんぽ様ぁ♡」
目を明滅とさせながら、絶頂を繰り返しながら、終わらない快楽の波に流されて、サダリは身体をずっと震わせる。水鉄砲のような潮を吹き、腹の中は肉棒で埋め尽くされる。
現実ではありえないような、体が粘土かゴムのように変幻自在に変形しては、快楽に適したものに変えられていく。それはただ夢の中だけのものではない。
ここにあるのは心そのもの。ソレが快楽に埋め尽くされるということは、即ちソレが現実の心に反映されていく。
人格も、経験も、その全てをぐちゃぐちゃにされて、快楽だけのものになる。
「はひぃぃ♡ あ、あぁぁ♡ からだが、おまんこに、なってくぅぅ♡ 私の、からだが、どんどん、おかしくなってっちゃうぅぅ♡」
サダリの肉体が、その言葉通りに、もう何とも言えない形になり、溶け出す。
心の反映である肉体は、繰り返されたねむり修行の中で、脆いものと化していた。
「あはは、サダリちゃん、もうこれじゃあただのオナホにしかならないよ」
門下生の男は笑いながら言う。実際、目の前のその姿は肉棒を銜え込むことしかできない、絶頂人形でしかない。
自我を失っているというべきか。快楽に目覚めているというべきか。
夢の中で心ごと加工されたサダリにはもう、ソレしか残っていない状態だ。
「ほら、もっと味わいなよ。こんなの、現実じゃ味わえないんだから」
門下生は愉快そうに笑うが、もうサダリは取り返しのつかないところまできている。
触れるだけでもイキ狂い、話しかけられるだけでも悶え、視界に映るもの全てが卑猥なものにしか見えず、全てが壊れてしまったといってもいいだろう。
「あひひぃ♡ わ、わらひの、か、からだがぁ、あひぃ♡ も、もう、ぜんぶ、とけて……♡ だ、だめぇ♡ ぜんぶ、じぇんぶ、なくなっちゃうのぉぉ♡」
封じられた記憶が取り戻されることはもう決してない。
サダリの頭にあることは、いやらしいことだけで埋め尽くされ、まともな思考すらできない有様。
例え本人に全ての真実を打ち明けたところでそれを考え、理解するほどの知能も残っていない。
こうして、二人のペットに成り果てたサダリは、自分が何者なのかも忘れ、今、目の前にある淫らでただれた日常を満喫するのだった――……。
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