イレーネ・サンダース
年齢:24歳
身長:150cm以下
元USEC隊員。研究所襲撃時の主力メンバーだった。しかし司令部からの民間人に対する攻撃命令に嫌悪感を持ち、任務より私情を優先して部隊を離脱。その後いろいろあって逞しく「女」を使ってタルコフ市を渡り歩いている。
小柄な体格ながら気性が荒く、敵と認めた相手には容赦がない。非常に高い身体能力を有しており、射撃技術も確かなものがあることから、周囲の男に負ける気がない。容赦のなさはこの辺り由来。
45口径信者。
十代前半の頃から体格が変わっていない。
身長は伸びていないし胸の大きさも別に目立つものじゃない。あぁ12か13の頃のクラスメイトよりはいくらか大きかったかな。あれから成長したわけじゃないから、グラマーな女を見ると〝ないものねだり〟をしてしまう。
でもアタシはアタシ。
それ以外の何者でもないし、アタシの価値はアタシが決めている。
アタシを抱くことが出来る男は、アタシが
故郷の酒場で口説いてきた男も、基地の食堂で声をかけてきた男も、そしてこの終わってる街でよだれを垂らしながら隠語を叫ぶ男も、等しくアタシは品定めをしている。
良い男と、良い取引にはアタシも色を付けてあげる。
気に入らなければ45口径を脳みそにプレゼントするだけ。単純でわかりやすい世界だよ。
この街でまともな女は生き残ることが出来ない。
人を殺せる女と、殺すことに罪悪感を抱かない女と、そもそも女と見られていない女しか人間でいることはできない。
たぶん〝人間じゃない〟女はどこかで飼われているのかもしれないけど、封鎖されて数か月たった今はそんな存在も耳にしない。死んだんじゃないかな。
そうなると、途端にアタシの価値は上がってくる。
抱ける女、話せる女、元気のいい女はそれだけで値打ちがある。
寄ってくる男?
大きく分けると二種類かな。
アタシを支配しようとする男と、アタシと取引をしようとする男。
アタシが相手にするのは後者だよ。そう、あんたといっしょ。あんたはアタシと取引をして、こうやって今夜から一週間の寝床を貸してくれた。対価としてアタシは
気に入った? ふふ、遠慮しないでよ。アタシもあんたを気に入ったんだ。初心なところとか、そそるよ。
○
……ん? なに。
アタシの身の上話はもういいって? そうだね。アタシもしゃべりつかれた。そろそろ別の話もしたいな。とりあえず脱いでよ。
ベットにいるのにそんな恰好じゃあね?
…………へぇ。
やっぱロシア人て大きいんだ。
ん? あぁいや体もだけど、そこも、ね?
最初は優しくしてよ。さっきはあんなこと言ったけど、もう一か月くらいしてないんだ。見たらわかると思うけど、無理やりされたら痛いんだよね。そういうのが好きって男もいたけど、
わかったって?
どうかな。あんたのそ……あ、結構大きいんだね。慣らしてよ、ほんとに。ゆっくりね。
○
ふ……うぅ……うん、いいよ。
上手いね。彼女いたの?
へぇ、故郷の村に? モスクワに行って、それでタルコフにね。今の指、よかったよ。彼女も喜んでんじゃない?
あぁ、もう会えないかもって。そんな悲しいこと言わないのよ。アタシで練習していいからさ。帰ったらさっきの指使い、やってあげたら。
それで? 他の女に挿れるのは、彼女に申し訳ないとかある?
今なら入るよ。ほら。
ね? 入りそうでしょ?
でも、あんたのはやっぱちょっと怖いからさ、ゆっくりお願いね。彼女とアタシはどっちが大きいの?
そう、やっぱり彼女のほうがね。まぁ慣らせばあんまり変わらないよ。今はアタシのここも……あ、まって指はもう……イッ……!
……ふー……ふぅー……。
うまいね、ほんとに。
もうほぐれてるでしょ? いいよ。きて。いれてよ。彼女のことなんか今は──ぅあ。
あぁ──……う……。
ゆっく…………うぁ……はいって……。
え……まだ半分……?
ちょっと、まって、一回、止め────うぐぅぅぅ!
あ……うぁ……あぁ…………。入った……?
ゆっくりって言ったじゃん。もう……ちょっと、待ってよね。やっぱおっきくて……馴染むまで、すこし。
…………ふぅ、いいよ。動いて。あんまり激しくしないでね。それは後から。
あ……く……んあ。
はぁ……あぅ……あ、あぁ、うぅ……ぅあ────。
○
久しぶりだったけど、よかったよ。うまいねあんた。あの指、ちょっと好きになっちゃった。またやってよ。
でもそっちはちょっと大きいからさ、全部入れないで。奥の方が痛くなっちゃった。アタシほら、ここ、手前側が好きなんだよ。
え? 指でここを? いや……いいけど、一回イッたらちょっと休ませてよ?
あんまりひどいことされたら、アタシも何するかわからないからね。
今日から一週間よろしくね。
その先? さぁ、どうだろうね。お互い生きてたら考えてあげてもいいよ。
○
やっと終わった。もう敵はいないかな。
彼は……あぁ、死んじゃったか。
あんたを殺したUSECの人間はアタシが殺しておいたよ。あの世で感謝してよね。
ロシア人とのセックスは初めてだったし、噂じゃ乱暴でひどいもんだって聞いてたけど、あんたは違ったね。
良いテクだったよ。嫌いじゃない。
こんなクソみたいな街の中で出会ってなかったら、毎週末あんたの所に通うくらいには気持ちよかった。誇っていいよ。
じゃあね。あの世で新しい彼女見つけなね。