【R18】冴えないエロゲの作り方(イラスト付き) 作:きりぼー
重い腰をあげて病院にいったら一ヵ月の通院と点滴……
あんまり回復しない上に副作用で他も悪くなる
ということで2ヵ月ぐらい何も書けない状況
この作品は完成しているから、投稿前に誤字を修正するぐらいだけど
月日のたつのが早くてびびる。
何かがおかしい。
出海ちゃんとのフェライベントが終り、俺は敗退した。もしかして勝敗で分岐が変ったのかもしれないが、好感度が思っていたのと違う変動をした。
恵-1 これはしょうがない
英梨々+2 なんと英梨々の好感度が上がっている
出海-1 そしてあろうことか出海ちゃんとの好感度が下がっているのだ。
あの時の分岐内容を思い出す。出海ちゃんと勝負するすか、勝負をしないで出海ちゃんと付き合うか。そんな感じの分岐だった。②を選べばそのまま好感度が+1されたのはわかる。あるいは特殊イベントで一気に+2になったかもしれないが、それはもう知りようもない。
しかし、フェラまでしてもらって、次回の予約すらあるのに好感度が下がるのは解せなかった。バランスとして英梨々の好感度が上がったは良かったが、どういう経緯なのかいまいちよくわからない。
そういうわけで、夏休みに俺の部屋にプラモデルを作るに来ている英梨々に相談してみることにした。
今日は塗装もするので英梨々はすでに汚れてもいいデニムのオーバーオールを着ている。あちこちがすでに様々な塗料で汚れている一品ものだ。
【画像24 英梨々オーバーオール】
「なぁ英梨々。最近、俺との関係でいい事なんかあったか?」
「別にないわよ」
「だよな・・・」
「なんで・・・?」
「いや・・・あのな・・・出海ちゃんとその・・・」
「ああ、フェラであっさり負けた話?」
「なんで知ってるんだよ!?」
「だって、勝ち誇った波島出海から連絡あったもの」
「なんて?」
「『倫也先輩は早漏なんですね~w』って」
「おいっ!」
「倫也、1分もたなかったんでしょ」
「一応・・・1分24秒だったと思う」
「それ重要?」
「重要だろ・・・秒殺じゃないからな」
「まぁどうでもいいけど」
「そういうのって、嫉妬するもんじゃねーの?」
「誰が何を?」
「お前が俺に」
「なんで?」
「なんでって、俺は一応英梨々に告白したわけで・・・彼氏候補だし・・・」
「別に付き合ってないし、だいたい倫也が童貞のくせにあんな女の罠にかかるのが悪いのよ」
「理解があるな」
「理解なんてないわよ。あんたが女に対してぜんぜん免疫がないってことでしょ」
「確かにそうともいえるな」
英梨々はプラモデルは最初に枠を全部外すタイプだ。
だいたい作り慣れたガングム系なので部品がわからなくなることもない。パチリパチリをニッパーで無心に切っていた。
「それであんた二戦目もするんだってね」
「リベンジマッチな」
「とかいいつつ、フェラしてもらいたいだけなんでしょ」
「ちがうから・・・負けたら出海ちゃんと付き合うって話だったからさ」
「ふーん。もう関係ないんじゃないかしら?」
「どういうこと?」
「だって、早漏倫也って煽ってくるぐらいだし、きっと早漏ちんぽに興味ないのよ」
「ちんぽとかいうなよ・・・」
「あらやだ、封建的」
パチリ、パチリ。
英梨々が切っている間、俺は説明書を読みながらカラーを集めたり、新聞紙を引いたり、本来は食器乾燥機用のもの流用した塗装乾燥機を準備する。
わかったことは、好感度が下がったのは俺が早くイキすぎてしまったことが原因のようだ。
「で、なんでそれで英梨々が嬉しいんだ?」
「嬉しくなんてないわよ。ただ倫也かわいい~wって思っただけで」
「くっ・・・」
「そりゃ、童貞がちんぽしゃぶられたら一分もたないのも当然よね」
「自信あったんだけどな」
「どこに自信の根拠があるのよ」
「・・・ふむ。手でするよりも、口でする方が刺激が弱いっていうだろ?」
「単純な刺激ならそうかもしれないわね」
「だから・・・大丈夫かなぁ~って」
「無謀ね」
「でも、これでフェラ経験者になったわけだし、準備さえすればリベンジ果たせるだろ?」
「準備って?」
「準備は準備だよ・・・」
考えてもみなかった。今のフェラ経験値1の俺が再度出海ちゃんのフェラを受けて10分も耐えられるとは思えない。
「あんた、何も考えてないでしょ」
「・・・考えてなかったな。でも夏休みの最終日だし、それまでにはなんとかなるだろ?」
「知らないけど」
「いやいや、そこは英梨々。協力をしてだな・・・」
「協力って?」
「・・・」
「・・・」
「フェラ・・・とか・・・」
「あんたバカなの?人をそんな風に性処理道具にしないでくれるかしら」
「いやいや、でも、それしか方法がないだろ?」
「そうかしら」
英梨々が全部外し終わったので、やすりを持って1つ1つのパーツを削ってケバをとって整えていく。手先が起用なのでテンポよく数をこなしていった。このように同じ作業だけを集中することで短時間にクオリティーの高い物ができあがる。
「俺・・・てっきり英梨々が協力してくれるものだとばかり・・・」
「なんであたしがあんたのオナニーの手伝いしなきゃならないのよ」
「彼氏候補として・・・」
「あんた怒るわよ?」
そりゃ、そうだよな・・・
「幼馴染的にできることとかないか?」
「例えば?」
「えっと・・・こう刺激に慣れさせるために・・・裸になるとか」
「バカなの?死ぬの?」
「・・・」
「たった一回のフェラでずいぶんと煩悩にまみれているみたいだけど、あんたなんて女の子と手もつないだことないような童貞でしょ」
「手ぐらいつないだことあるぞ」
「どうせ、あたしか、氷堂美智留ぐらいでしょ」
「そうだけど」
「あっ、美智留ならあんたの望み通りに助けてくれるんじゃないかしら?」
「・・・あのな・・・」
ふむ、確かに美智留は性的に疎いところがある。きっとセックスも恋愛というよりはスポーツのように捉えるタイプだろう。
スキンシップもよくするし、子供の頃はよく風呂にも入った。
それに何度か死に戻りする時も、おっぱい触っても怒らなかったし、童貞卒業モードで騎乗位であと少しのところまで発展した。
「ふむ・・・美智留か」
「あんた、ほんと誰でもいいのね」
「俺は英梨々のために戦っているんだから」
「はいはい。ワロスワロス」
「くっ・・・」
この脳内分岐みたいな訳の分からないことがなければ、俺だってなんとか誤魔化して出海ちゃんと距離をとるのに・・・
その時だ、その脳内分岐が出てきた。
① 頼む、俺の相手は英梨々がいいんだよ協力してくれ。
② わかった、英梨々のために絶対勝ちたいから美智留に頼んでみる。
くっ・・・どっちも英梨々分岐のようにみえる。そういえば美智留が分岐に出てくるのは初めてだな。この場合は美智留も攻略対象で好感度が上がるのだろうか?だとすると英梨々ルートは①の可能性が高いが、どうもセクハラ的でごり押しの気がする。
英梨々とは付き合ってもいないし、チューだってまだなのだから、やはりいきなり性的な関係に発展するのは無理があるだろう。英梨々分岐とみせかけて、好感度が下がるかもしれない。
それに美智留の名前を出したのは英梨々だ。
勝負事には勝たなければならない。
「わかった。英梨々のために絶対勝ちたいから美智留に頼んでみる」
恵-1
英梨々+1
美智留+1
出海-1
即座にそれが誤答だとわかった。だがもう手遅れだ。それに英梨々の好感度は下がったがまだ+を維持している。英梨々もけっこう悩んでいるのかもしれない。
「・・・はぁ・・・あんたってサイテーよね」
「俺、英梨々のため・・・いや、俺が英梨々の正規ルートに進むためにも絶対に勝つからさ」
「ああ、あんたエロゲ主人公ごっこしているんだっけ?」
「ごっこじゃなくて、まじだから」
「はいはい。いんじゃないかしらー、若い頃の浮気の1つや2つしておいた方が大人になって遊びに目覚めるよりもいいっていうし」
「人聞きの悪い・・・浮気じゃないから・・・」
「そうよねー、付き合ってもないもの」
英梨々がやすりを置いた。
「帰る」
すくっと立ち上がって壁にかけてあったポシェットを手に持った。
「いや待ってくれ・・・怒るなよ」
「怒ってないわよ!ここで氷堂美智留とエッチなことするんでしょ!邪魔になるから帰るだけよ」
「怒ってるじゃん・・・」
扉を開けて、ドタドタと英梨々が降りて行った。
「そりゃ・・・怒るよな・・・」と独り言を呟く
エロゲ主人公もままならない。すべては英梨々のためなのに・・・
「あんた!やる以上は勝ちなさいよね!バカ!」
うーん。許可が出たんだろうか。
(続く)
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