【R18】冴えないエロゲの作り方(イラスト付き) 作:きりぼー
いつもの公園。夕暮れの街並みが背景に見える。今日は春というよりは初夏のような陽気だったせいで英梨々はキャミソールにミニスカ姿で露出が多い。日が暮れてから急に春らしい寒さになったため、英梨々が手で腕をさすっている。
美智留、詩羽先輩、出海ちゃんの3人を攻略した。残りは恵だけである。正直恵ルートの攻略が何なのかはわからない。先の3人のようにセックスで頑張ればいいのだろうか?
「加藤はワンチャン無理かな?」
俺は3番目の選択肢を決定する。もう他は攻略済で選ぶことはできないから分岐のようで確定だった。
「ふーん。あんたほんとに加藤さんのこと好きなのね」
「ああ加藤のことは好きだよ。一目惚れしたのも事実だ。けど・・・」
「いいわよ、あたしのことなんて気をつかわなくて。あなたはあなたの恋をがんばりなさいよ」
「だから、すべては英梨々ルートのためで」
「はいはい、いいわけいいわけ。じゃあね」
「本当なんだぞ?俺は英梨々ルートに進みたくて・・・」
英梨々が後ろふりかえらずに坂道を上って帰っていった。少し逃げるように早足なのがどうにも胸が苦しい。
だがあと1人だ。ラスボスの出海ちゃんは余裕をもって攻略した。恵とは過去世ですんぜんまでいったし段階を踏めば攻略できるだろう。
そしたらロードしてここに戻ってこれる。
※ ※ ※
信じられないぐらい最難関だった。まずもって恵が俺と仲良くしてくれない。英梨々が恵と仲良くなって、美智留のコンサートや美術展や夏のコミュケなどに誘って、なんとか微妙な三角関係になり、俺と恵をくっつけようとしてくれている。
英梨々だって俺のことを好きだと思うのだけど、こういうところが優しすぎるというか、ポンコツすぎるというか・・・
だが、俺はこれが普通の人生でなくてエロゲ主人公である以上は心を凍てつかせて対応する。
学園祭の準備の頃から恵とは徐々打ち解けた。
それから冬コミに向けてミニゲームを一緒に作ったころから急速に仲良くなり。クリスマスや正月も別の理由もつけて一緒に過ごした。2月義理チョコを無事にもらうまで仲が回復すると、かつてのエロゲ主人公であったことをだいぶ忘れてしまった。
好感度-1のままのはずだが、実際のところはよくわからない。恵はあんまり大きく笑うような子ではなかったが機嫌のいい時と悪い時はわかりやすい。ポーカーフェイスでも見分けがつくようになった。
3年生に進学して受験勉強を一緒に頑張った。英梨々は美大への推薦入試が決まったらしく呑気に漫画などを描きながら過ごしている。
受験前の寒い冬になると、俺と恵はなんだから寄りそうように体の一部をくっつけて過ごした。2人の関係は曖昧で恋人ではなかったけど、どっちも口に出さなくても好きだとわかった。
恵と初めてエッチしたのは同じ大学に進学してからだった。
「安芸くんさ。今更こんなこときくのもなんだけど・・・」
「どうした?」
「わたしたちって付き合ってるのかな」
「俺はそのつもりだけど・・・」
「普通、そういうのって愛の告白というか、関係性をもっとはっきりさせるんじゃないのかな」
「恵。好きだ!付き合ってください!」
「うん。よろしくね」
「あっ・・・これでいいんだ」
「うん今更けどねー」
そういうと珍しく恵がにっこりと笑った。笑うととてもかわいい。蕩ける。こんな子がお嫁さんなら一生腰振ってられるだろうな。
恵が付き合うことにこだわったのは合コンの誘いがあったかららしい。確かに大学生だし合コンは俺も気にはなっている。とはいえ恵がいる以上は俺には無縁だと思っていた。
「ゲーム作りの参考になると思うんだけど」
「どんな体験も大事だからなぁ」
「それでね安芸くん。一緒に参加してみない?」
「合コンに?」
「うん。お互いに知らないふりして」
「うーん・・・それはいいけど、メンバー集めるの大変だけど」
「そこはほら、わたしの嫌いなあの人に頼めばなんとかしてくれると思う」
嫌いとはっきり口にした上で利用するあたりが恵の恐ろしさだ。そういうわけで俺は事情を話して波島伊織に合コンのセッティングをお願いした。
「そういうことならかまないさ。倫也君」
「悪いな、このお礼は必ず」
「いいさ。ゲーム作りも続けるんだろう?」
「ああ一応頑張ってみる」
「じゃ決まったら連絡する」
こうして俺と恵は他人のふりをして合コンに参加した。男女ともに5人だった。伊織がさすがの才能で楽しく盛り上げていく。その上で酒が入って酔っていても変に下ネタにはしらずに上品なのも良かった。
恵が誰か他の男と話すたびにすごく不快な気分になった。それから他の女の子に声をかけられても困ってしまった。ついつい笑顔で答えてしまう。すると恵の目からはハイライトが消えた。怒っているのが伝わる。
こうなると合コン楽しむというほどではなく、俺は伊織に合図を送って途中で抜け出した。金額はあとで清算する。
俺が店から出て少し離れた本屋で時間をつぶすと、やがて恵も店から出てきた。
「お疲れ」
「おつかれさま」
「なんかしどかったな」
「うん」
「楽しかった?」
「倫也くんは?」
「楽しくなかった」
「わたしも」
それからくすくすと笑った。
大学生になり一年目。初夏の新緑の美しい季節だ。
「少し歩こ」
「そうだな」
それから繁華街を少し歩いた。時刻はまだ20時を回ったところだった。酒が少しはいってい体火照っている。
「わたしたち恋人なんだよね」
「そうだな」
「恋人らしいこと何もしてないよね」
「・・・そうだな」
「わたしが悪いのかな?」
「いや、俺が臆病なだけだと思う」
「じゃあ・・・男をみせてもらうかなぁ」
俺は何も考えずに歩いていた。恵は何かを考えて歩いていたのかもしれない。
目の前にはラブホが建っていた。休憩は3時間7800円とお高めだった。2時間のところも多いみたいだから3時間ならこれぐらいなんだろうか。相場はよくわからない。
「いいの?」
「うん」
ラブホに初めて入った。パネルで部屋が選べるみたいだ。最安値の7800円は黒くなっていた。
「安い部屋はなかったな」
恵は返事をせずに一番上のパネルを押した。お値段がなんと1万越えの12800円。それだけあったらいろいろできる・・・
恵は気にしていない様子だった。
鍵を取り出してエレベータへと向かう。
※ ※ ※
仰向けになって天井をぼんやりと見つめていた。
そういえば高校生の頃にチントレとかいって鍛えていたことを思い出した。妄想の中で美智留や詩羽先輩とエッチした。英梨々とはうまく妄想できなかった。あいつはなんていうか子供っぽい・・・いや神聖で近寄り難いところがあった。性的なことが一切タブーというか・・・
シャワールームをみるとガラスばりだった。ブラインドが降りてないので中が丸見えだ。
俺が先にはいり、今は恵が浴びている。
俺はそれをちらちらと盗み見をする。恵とこれからエッチするわけだが無事にできるかドキドキする。
なんか初めての時は勃たないなんて事もきく。俺はベッドで仰向けになりながらバスローブの下のちんこを確認した。恵の体をみたというのにふにゃりとして頼りがない。
やがてドライヤーの音がする。
すげぇ緊張する。高校時代は白昼夢のようなものをよく見ていた。美智留で童貞を卒業し、詩羽先輩と変態プレーを楽しみ、出海ちゃんはセフレだった。
チントレをもっとやっていれば自信がついたのだろうか。
恵が出てきた。バスローブを纏っている。
「倫也くん、もう少し暗くしてもらっていい?」
俺はベッドの上で光を調節する。音楽もここでは変えられる。なんとなくロンマチックなクラシックを選んでおいた。ベタだろうか。
恵がベッドの上に上がってきた。
「倫也くんすごく緊張しているでしょ」
「うん・・・」
「わたしはそうでもないかも」
「こういう時は女の方が度胸があるのかもな」
「どうしよう・・・する?」
「する!」
俺は起き上がった。それからはぎこちなく恵のバスローブをの紐を緩めた。恵も俺のバスローブを緩める。
俺がキスしようと顔を近づけると、「ダメ」といって断られた。
「ごめんね倫也くん。キスは・・・ほら、ファーストキスは観覧車の中って決めていたから!」
「そうか・・・残念だな」
「でも・・・おっぱいならキスしてもいいよ」
「まじで!?」
「するんだよね?」
「・・・する」
バスローブを脱がせると恵はピンク色の下着姿だった。なんだか遠い昔に見たようなきがするのは気のせいだろうか。たくさんの妄想して現実と区別がつかなくなっている気がする。
「もう・・・倫也くんは裸なの」
「どうしていいかよくわからなかった」
「だよねぇ」
ブラの上から恵のおっぱいを触った。柔らかい。薄いブラの生地で触ると乳首の位置がわかった。指を侵入させて乳首をつまんでみる。
「あん・・・」という甘い声が漏れた。
恵の声は少し澄んだ高い声で耳に心地いい。くすぐったい感じがする。喧嘩した時に謝る時や、何か頼みごとをする時は耳もとで囁かれる。俺はそういう時はNOなんて絶対にいえない。
「キスしたい・・・」
「わたしもしたいけど・・・ダメ」
「なら・・・乳首にキスするぞ」
「・・・うん」
「手を上にあげてくれ・・・」
「こうかな」
恵がポーズをとった。
【画像32 恵のブラ】
手を頭の上げると、鎖骨や脇の曲線も美しかった。恵がこんな困ったような表情をするとは思わなかった。頬も赤く染まっている。
俺は顔を恵の胸に押し付けると恵が後ろに倒れた。
ブラを上からめくって乳首を見た。それは絵に描いたようなピンク色なんかじゃなかった。オレンジがかった肌色だ。ぷっくらと膨れていておいしそうだ。
「乳首ならいいんだよな」
「もう確認しなくていいから・・・」
俺は恵の左乳首にキスをした。「あっ」という声が恵から漏れる。
乳首は柔らかく、それでいて張りがある、舌で乳房に抑えつけてもツンと心地よく跳ね返った。舌先でコロコロと転がすように愛撫していくと、恵からはいい声が漏れた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
俺の息が荒くなる。ブラの後ろに手を回してホックを外した。ぽよよんと見事なおっぱいが弾んでいた。
今は重力にしたがってぺっとりと広がっているがそれでも乳首のあたりはツンと上をむいている。
もうどうしていいかもわからず、両手でわしづかみにして、両方の乳首を交互に舐めたり、吸ったりした。
「そんなに慌てないで」
「・・・おう」
童貞のようにがっついてしまった。まぁ童貞だからしょうがない。美智留や詩羽先輩とたくさんセックスしたのは高校時代の妄想だったのだろう。今じゃ記憶の遠い昔話だ。
慌てないように乳房をゆっくりと揉み、乳首をこねて、恵の喘ぐカワイイ声や反応をみながら優しく愛撫を続けていく。
「い・・・いれたい」
「うん」
おっぱいを触っているだけでこんなにセックスしたくなるなんて思わなかった。本当は下半身だって愛撫しないといけないと思う。
俺は起き上がった。恵の両足を開いた。淡いピンクの下着は薄く空けている部分があり、クロッチ部分が以外は肌が透けてみえる。
これは今日の勝負下着なのかもしれない。俺は普段どんな下着を身に着けているのかもしらなかった。なんだかずっとプラトニックな恋愛関係を続けてきた。
よくもまぁ2年も我慢したものだ。まぁ1年ぐらいは仲良くなるために時間を費やしたが・・・
両手をパンティーのすそに手をかけた。あれ?順番はどうだったか。下着の上から愛撫するんだっけ?ここ触っていいんだっけ・・・
でも、今は見たい。
ゆっくりと下着を下ろしていった。間違っていたら恵が指摘してくれるだろう。
恵は腰を浮かせて下着が脱げやすいようにしてくれた。俺はそれをゆっくりと美しい脚から抜いた。
「キレイだ・・・」
「あんまり見ないで」
恵が両手で顔を隠している。こういう仕草があざとい感じで可愛いと思う。普段はクールに振舞っているだけにギャップもある。
うっすらと陰毛が生えていて、少し茶色の陰毛がくるくるとカールしている。俺はそれを少しつまんでふわふわと触った。
縦筋があり、そこに指を這わせていく。ぬっちょりとすでに濡れていた。指を離すとつぅーと透明の糸が引いている。
「すげぇ・・・」
両手で足を大きく広げた。M字開脚になるとぱっくりとマ〇コが丸見えになった。指で広げると中のピンク色の部分がハッキリと見える。ヒクヒクと小陰唇のビラビラが動いていて、ときどきキュッと腰が動いた。
指を舐めてから、クリトリスの突起を優しく触った。まだ包皮に包まれてはいるがすでに充血して膨らんでいるのがわかる。
「ああん・・・」
恵は体を横にねじってくねらした。顔は手で隠してるままだ。足を閉じて俺の手をはさんだ。
「恵。顔がみたい」
指を開いてそこから俺の方を覗いている。
手首を持って恵の顔から手を離した。顔が真っ赤で目が潤んでいる。
「怖い?」
「ううん」
恵は少女のようだ。合コンの時の対応も、普段も充分に大人のような振舞いをするだけにビックリするぐらい違う。
右手の中指でクリトリスを押し付けゆっくりとさするように触った。
「はぁん・・・」
恵は目を閉じて顔を反らせた。「はぁ・・・」と深いため息をはいた。
リズミカルに刺激を続けると、だんだんと喘ぎ声も可愛くなってきた。指がぐっちょりと濡れていく。少し下の割れ目を触るとぐちょぐちょといっていいほど粘液が溢れ出ていた。
どれくらい愛撫を続ければいいのかわからない。中指の第一関節だけを膣内に挿入すると
「ダメ・・・・」
と恵が懇願するようにいった。
「こうするんじゃなかったっけ・・・」
「初めてだから・・・指はいやかな」
「ごめん」
中に入らないように入口付近とクリトリスをいじった。次々に溢れるような愛液のおかげで触りやすい。
「俺・・・いれたい」
「うん」
「ふぅ・・・」
大きく息を吐きながら姿勢を整える。両手は恵の膝の上に置き角度を調整する。亀頭の先を性器に押し付けようとしたが・・・
「あれ・・・」
ふにゃりとしている。
「どうしたの?」
「ごめん。緊張してて・・・」
恵が上半身を起こした。それから手で触って確認している。
「あのさ倫也くん・・・横になってくれる?」
俺はベッドに横になった。幸い大きなベッドでどう横になっても大丈夫だ。
「目を閉じてて」
俺は言われるがままに目を閉じた。攻守逆転だ。
恵がもどもぞと動いているのがわかる。それから両手で俺のちんこを握った。右手は陰茎で左手は支えるように睾丸をもっている。それから・・・
「えっ・・・」
俺は思わず下を見た。恵が咥えている。
「ちゅっ」とキスするように亀頭に触れたあと、ぱっくりと口に含んだのだ。もっとも俺のちんこはまだ半勃ちぐらいで口に含むにはちょうどいい大きさかもしれない。
それからレロレロと舐めたり、ときどき咥えたり、シコシコと手で刺激したりした。俺の臆病なチンコはすっかりと自信を取り戻した。
「んぐっ・・・」でかくなると恵は口に含むのがしんどそうだった。
「はぁはぁ・・・恵それぐらいで・・・出ちゃう・・・」
「あっ、ごめんね」
恵が口からちんちんを外して、俺を見つめた。目線があってしまう。
「倫也くん・・・目は閉じてっていったよね!?」
「ミテナイヨ・・・」
「もう・・・」
そういいながら俺の上に跨いだ。恵の縦筋を俺の裏筋に当てて、ゆっくりと腰を振っている。
「くぅ・・・恵っ・・・」
「そろそろいれよっか」
恵は俺のちんこを右手でもって角度を変えると、ぬるぬるのマ〇コにくっつけて、ゆっくりと腰を落としていった。
「くぅうぅぅぅ・・・」という呻き声が上がった。
「はぁ・・・はぁ・・・やべぇ・・・気持ちいい」
もう暴発しそうだった。まだぜんぜん動いていないのに・・・
両手を伸ばして恵のおっぱいを下から支えるように揉んだ。指で乳首をつまんでくりくりといじる。
「くふぅ・・・ううん・・・」
恵が俺の上に座るような形になった。完全に奥まで挿入している。ただちんこは緊張死しすぎていて俺はよくわからない。
「はいった・・・」
確認するように呟いた。
「はいったよ~倫也くん!」
「お・・・おうっ!?」
「はぁ・・・いたい」
「いたいのかよっ!?」
「うん・・・でも、そんなに悪い気分じゃないよ」
「俺はもうイキそうなんだけどな・・・」
「うん。いつでもいいよ」
「ゴム・・・つけてなかったよな」
「そんなこと気にしないで」
恵がゆっくりと腰を浮かしていった。これがやばい。
前進に電気が走るような快感だった。俺がちんこの一部になってしまったかのようだ。カリ首が恵の膣内の圧力にひっかかって、少し動くたびに全身を締め付けられているような感じがした。
「ふぅ・・・」
みると先っちょだけが恵の中に入っている。
「倫也くん気持ちいい?」
「もう出るかも・・・」
「うん」
すとんっと、腰を素早く落とした。一気に奥まで挿入された。その感覚がやばかった。
「あっ、ごめん出る!」
ぜんぜん持たなかった。三こすり半どころか、一回半だった。
どぴゅっと音がなったわけじゃないけれど、大量の射精が続いている。そのたびに得も言われぬ快楽が脳が蕩ける感じがした。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」
「温かいのが広がってる」
恵は満足そうに微笑んだ。
それから俺の上から動く気配がない。
こうして俺は恵によって童貞を卒業した。
このあと恵はチンコを抜かないまま再び動いた。やがて勃起がはじまると仰向けになって体位を変えた。今度は正常位で射精した。そして抜かないように言われて、そのまましばらくじっと抱き合って、三度目のセックスを抜かずに開始した。
俺達はずっと我慢していたので、お互いを貪るようにくっついたまま、あっという間に過ぎていく3時間をベッド上で挿入したまま過ごした。
※ ※ ※
恵とのセックスは節度があった。あまり毎日するということはなかった。大学生の時に作った同人ゲームがプチヒットしてダウンロード数を稼ぐと、俺は学生にしてはプチセレブになった。
それで恵と相談して小さいアパートを借りて同棲を開始した。
毎日エッチがしたいけど、恵は我慢して週に3回ぐらいしかしなかった。
2人してセックスに没頭するとだんだんと上手になって、時々は大きな声を出したいのかホテルや旅行先でセックスにいそしんだ。
どのエッチも満足度がいつも高くて、俺は幸福感に包まれていた。
大学を卒業すると恵はゲーム会社に就職した。俺も就職しようとしたけど、「倫也くんはゲームを作って」といって俺が就職するのに反対した。
だから俺は必死にゲームを作った。恵もそれを手伝ってくれた。
3年がたってようやくヒット作が出ると、俺は会社を設立して社長になった。恵は副社長だ。
その時にプロポーズをした。恵は喜んで受けてくれた。
結婚式の段取りは恵に全部任せて、俺は仕事に追われるように毎日忙しく働いた。
自分でゲームを企画し、自分でプログラムも書き、ほうぼうの関係者に頭を下げ、雇ったスタッフの機嫌をとりながら働いてもらった。
結婚式当日と言われるまで俺は気が付かないほど仕事だけに没頭していた。
結婚式には懐かしい仲間も集まった。英梨々だけは招待状を出したけど欠席だった。なんでも海外で英梨々の美術展が重なってしまい無理だったらしい。できれば一日だけでも日本に戻ってくるつもりだったらしいがやはり当日は来なかった。
式がはじまり、神父らしき人が「~時も、~時も誓いますか?」と言われて、俺は「誓います」と答えた。
恵も同じように質問されたが「誓いません」と答えた。
俺は耳を疑った。周りがざわつきはじめた。
「倫也くん。いままでありがとうね」
「えっ・・・どういうこと?」
「そろそろ長い長い夢から覚めないと」
そういって両手で顔のヴェールをあげた。
「キスしよっか」
「いいの?」
「うん」
どういうわけか恵はずっとキスを拒んでいた。
だからこのキスは順番が逆かもしれないけど、俺と恵のファーストキスだ。
「愛してる」
俺はそういって恵にキスをした。ずっと昔から知っているような懐かしさがあった。妄想の中で何度もキスをしたからかな?
「わたしも。バイバイ安芸くん・・・英梨々を幸せにね」
恵!?
俺は声を出そうと思ったけど、頭がふらふらとして意識が遠のいてしまった。いったい何が起こったのか俺にはわからなかった。
(続く)