【完結後オマケ】お隣の天使様を変態紳士がいつの間にか堕天使にしてしまった件 作:麒麟人間
体調不良により時間がかかりました
まだ不調が続いているので、ちょっとペース落ちるかもです
「年越し蕎麦です、どうぞ」
「おおー、豪華な年越し蕎麦だな」
「たまにはこういうのもいいでしょう」
海老やカボチャの天ぷらなどがたっぷり乗った蕎麦は、実家で食べるよりも明らかに豪華だった。
今日は大晦日。いつもなら実家に顔を出しに帰省するところだが、真昼は帰る予定がないということで、周も残ることにした。
一人にさせて寂しげな顔をさせたくはなかったし、なにより周自身が真昼ともっと一緒にいたいと思ったからだ。
そうして迎えた大晦日当日は、真昼はおせち作り、周は大掃除とてんてこ舞いだったが、なんとか片付けて、こうしてゆったりと年越しを迎えることができた。
「それにしても、色々あった一年だったなぁ」
「それはそうでしょうね。特に周くんは一人暮らしを始めた年なわけですし」
思い起こせば、最近は真昼には生活面でお世話になりっぱなしだった。もうそれまでのように一人での生活なんて出来る気がしない。
「私にとっても、大変な一年でしたね。家事などは慣れているので問題ありませんでしたが……やはり一人というのは、心が張り詰めてしまうものですね」
確かに、初めて会った頃の真昼は笑顔という仮面を被って、窮屈そうだった。周に対しては素の自分を出していたみたいだったが、それも半分は警戒が残ってツンツンしていた気がする。
「前と比べたら表情柔らかくなったよな、お前。それも、エロいことに興味持ったおかげか……」
前は清廉潔白、完全無欠の天使様だった真昼が、エロ本一つからこうも堕天してしまうとは……だがいい影響もあったようで安心した。
「ち、違いますよ。私が変わったと言うのなら、周くんのせいですからね」
「だから、俺がエロ本勧めたからだろ?」
「違いますっ、周くんのばか……」
拗ねてぷいっ、とそっぽを向く真昼。頬を膨らませたこんな表情も、以前は見ることができなかった。
ついおかしくなって、真昼の頭に手を乗せる。
「……なんですか?」
「いや、なんとなくな。嫌か?」
「…………嫌じゃない、ですけど。なんだか子供扱いしてません?」
「してないしてない」
頭をぐしゃぐしゃと撫でる。髪が乱れて不満げだが、真昼も満更ではなさそうだった。
「そろそろ年が明けますね」
「もうそんな時間か」
一日中ドタバタしていたせいで、あまり深夜という感覚じゃなかったが、スマホで時間を確認するとちょうど日付が変わるところだった。
「明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いしますね」
「明けましておめでとう。よろしくお願いするのは俺ばっかりな気がするけどな」
なにせ、真昼がいないとまともな生活が送れないのだ。ほとんどおんぶに抱っこな状態である。
「あ、挨拶のメッセージが来てますね。ちょっと返しますね」
「俺もだ。そうするか」
送り先は予想通りというか、限られているので予想するまでもなく両親と樹、千歳からだった。
志保子からはやたらテンションの高い、ほとんど真昼とのことばかりを揶揄する内容だったが、父親――修斗からは新年の挨拶と、近いうちに周の家に訪れるという連絡が来ていた。
「年が明けて落ち着いたら、親が家に来たいって言ってる。真昼に挨拶したいらしい」
「私に、ですか? でも家族団欒のお邪魔では?」
「父さんには世話になってる恩人って説明してあるから、親としては一度お礼を言っておきたいそうだ。むしろ居てくれないと困る」
「わかりました。そういうことでしたら」
志保子に任せておくと、勝手に彼女だ嫁だと尾ひれが付いてしまいそうなので、そこはキッチリ否定しておいた。
「悪いな、母さんがうるさくするから気は進まないだろうが、少しだけ我慢してくれ」
「いえ、私志保子さん結構好きですよ。よくメッセージのやり取りしてます」
「お前、ほんといつの間にか母さんと仲良くなってるよな」
別に他愛無い話題なら問題ないのだが、周が小さい頃の写真を送ったり、黒歴史エピソードを真昼に吹き込んだりするのは本当にやめてほしい。
「まあ、そんなわけだから、当日は頼むな……真昼?」
返事がないと思って振り返る前に、ポテッ、と肩にのしかかる重り。同時に、ふわりと漂う甘い香り。
見れば、真昼の頭が肩に寄りかかっていた。当の本人は目を閉じて、くうくうと規則正しい寝息を立てている。
理由はわかる。今日はずっと忙しかったし、いつも夜更かしなどしない真昼が、日付が変わるまで起きていたのだから寝落ちしてしまってもおかしくはない。
問題は、現状をどうするかである。
「おい、真昼、真昼っ……全然起きないな」
軽く揺すりながら声をかけても全く起きない。完全に熟睡しているようだ。
無理矢理起こすのは可哀想だし、寝かせておいてあげたいが、このままここに寝かせておくわけにはいかない。
「……部屋まで運ぶか」
真昼の部屋の鍵をまさぐって勝手に部屋に入るわけにもいかないから、自ずと選択肢は限られる。
周のベッドに寝かせて、自分は掛け布団でも持ってきてソファーに寝ればいい。
「よっ、と」
真昼の足に手を回し体を持ち上げる。羽のように軽いとは言わないが、普段同じ物を食べてるとは思えないほど軽かった。
なるべく揺らさないように寝室に運び込み、慎重にベッドに寝かせる。
女の子を自分のベッドに寝かせるなんて気が気じゃないのに、真昼はそんなことはつゆ知らず、穏やかな寝顔を見せている。
「ったく、人の気も知らないで」
一瞬本気で襲ってやろうとも思ったし、多分、真昼なら目が覚めても受け入れてくれそうな気がする。だがそれでも、信頼してこんな無防備な姿を晒してくれているのを裏切るのは違う気がした。
「これくらいなら許されるかな?」
真昼の前髪をかき上げる。サラサラな髪の奥にあるおでこに、軽く口付ける。
「……何してるんだ俺は。さっさと離れるか」
今更ながら恥ずかしくなってきた。これ以上寝顔を見ていると、本気で変な気を起こしてしまいそうだから離れようとする。
しかし、周の服の袖に引っかかりがあった。真昼が袖を掴んでいたのだ。
「ぁっ……あまね、くん?」
「あ、悪い、起こしてしまったか? いいから今日はそのまま寝てろ」
真昼は虚ろな目で周を見ている。多分、半分意識が戻っただけで、まだ寝ぼけているのだろう。この様子なら、おでこにキスしたのは気づいていなさそうだ。
「……あまねくんは、どうするんですか?」
「俺はリビングのソファーででも寝るよ。一晩くらいなら大丈夫だろ」
そう言って立ちあがろうとしたが、真昼は袖を掴んだまま離してくれない。
「だめです。また、かぜひいちゃいます。あまねくんは、わたしがみておかないと、だから――」
「えっ、おいっ!?」
寝ぼけていると思えない力で引っ張られ、バランスを崩してしまう。ベッドに引き寄せられたすぐ先には、真昼の顔があった。
(改めて見ても、綺麗な顔、してるよな)
すぐ目の前にある、寝ぼけ顔の真昼に見惚れてしまう。普段の凛とした表情もいいが、こういう珍しい表情を見れたことにも一抹の嬉しさを感じる。
「これで……いっしょに、ねれます……」
ほとんど抱き合うような体勢でベッドに引き摺り込まれる。真昼はそのまま眠ってしまい、背中に回された手は周を離してくれない。
仕方なく布団の中に潜り込む。目の前には真昼の顔、体中には密着した柔らかな感触。
(こんなの、寝れるわけねぇ……)
今日は忙しくてヌいていないこともあり、ムラムラして勃起が収まらない。
だが流石にこの状況でオナニーするわけにもいかず、悶々とした時間だけが流れる。
(堪えろ、堪えるんだ……心を無にしてとにかく寝てしまえば……)
結局、周が眠れたのは深夜二時を過ぎてからだった。
――真昼視点――
「んっ……きゃっ!?」
寝返りをしようとして、違和感に目が覚める。目の前に周の顔があることに驚き、悲鳴をあげそうになるのを堪える。
周囲を見渡して状況を把握する。壁の時計を見ると、時刻は深夜四時過ぎ、場所は周の寝室。真っ暗だが、何度か入ったことはあるからすぐにわかった。
(そういえば、少しだけ記憶があります……)
うっすらと覚えているのは、新年が明けて、メッセージのやり取りをしている間に寝てしまったこと、その後おそらく周が寝室に運んでくれたこと、そして……。
「あんなの……ズルいですよ」
自分のおでこに手を当てる。何時間も経っているはずなのに、その部分だけまだ熱を持っているように感じられた。
別に寝ぼけたフリをしていたわけじゃない。あの時は本当に意識がはっきりしていなくて、ベッドに降ろされた時に少しだけ目が覚めかけた。
でもその後の、周からのおでこにキスで、フワフワと幸せな気分だけが募り、離れたくないという感情だけが暴走して、周をベッドに引き摺り込んでしまった。
「周くんは、この状況でも手を出してこないんですね」
これでも、一応自分のルックスには自信があるし、男性にモテている自覚もある。その上、周はエッチだから、目の前で女の子が無防備に寝ていれば悪戯の一つや二つしてもおかしくないのに、何もされた形跡がない。
むしろどこか我慢しているような、苦しげな寝顔だ。
「くすっ、変なところで紳士的なんですから……」
エッチなことを色々してきても、寝ている隙に襲うのは周の良心が許さなかったらしい。律儀な周につい笑みを浮かべてしまう。
「ううん……」
「んっ……あっ?」
寝ている周が身じろぎした時、下半身が更に密着する形になってしまった。そして、その時周の固くなっているモノが真昼の太ももに触れた。
(周くんも興奮してる? でも男の人は寝ている時に生理現象で大きくなってしまうというのも聞いたことがあります。それに、今日は忙しくてエッチなことしてる時間もありませんでしたし、毎日発散しないと溜まってしまうものらしいですし……)
グルグルと考えが巡る。混乱して、そっと周のソコに触れてみる。
ズボンの中で、今にもはち切れそうに勃起しているのがわかる。
「周くん……苦しそう」
もし、真昼のせいでこうなっているのならなんとかしてあげたいが、寝ている状態では激しく動かすことはできない。
足を動かすと、太ももがちょうど周のモノに擦れる。その刺激で周が反応を示す。
「うぅ……んん」
「気持ちいい……んでしょうか? ならこれを続ければ」
こすこす、と太ももを擦り付けて周のおちんちんに刺激を与えていく。その動きを続けていくと、真昼の方にも変化が現れた。
「んっ、これ……なんだか、私の方までっ、気持ちよくなってきちゃいますっ」
何度も擦り付けている内に、真昼の性感も刺激され、身体が昂ってくる。
「はぁ……はぁ……うっ!」
「あっ……えっ!?」
突然、周がびくっ、と体を跳ねさせる。そして、じわりと温かい感触が太ももに広がっていく。
「あっ、もしかして、イッた……のでしょうか?」
太ももに感じる周のおちんちんは硬さを失い、周の寝顔は、先ほどまでより穏やかになっている気がする。
「良かった……でも……」
まだ昂っている自分の身体が取り残されてしまった。この疼きをどうにかしないと、今度は真昼がうなされてしまいそうだ。
「うう……周くん……?」
切なくてつい声をかけてしまう。起こすつもりはないが、この状況で一人で慰めるのはとても寂しく感じてしまう。
「はぁ……はぁ……ううぅ、周くん、周くぅん……んっ、はむっ……ちゅぱっ」
自分の指を咥えながら、もう片方の手でパンツをずらして股間をまさぐる。しかし、どれだけ弄ろうと、身体の昂りに比べて心は満たされないままだった。
「周くん……ごめんなさい。手だけでも、貸してください……」
寝ている周の手をそっと掴む。触れただけなのに、一人でオナニーしているよりも心が満たされていく。
その手を股間に当てがい、先ほどと同じように動かしていく。
「あっ……んんっ! 周くんの指、男の人のゴツゴツした指が、んふぅ、私のおまんこっ……撫で回してる……はあ……自分の指とっ、全然違う……」
自然と大きくなってくる声をなるべく抑えながら、周の指を使ったオナニーは続いていく。
「んんっ……もう、パンツ、邪魔ですっ……」
やや乱暴にパンツを脱ぎ捨てる。疼いた身体は、もっと強い刺激を欲していた。それでも周を起こしてしまわないように、慎重に手を動かしていく。
「んんっ、ふっ……んあっ……いいです、周くん……私、もうっ……んんっ!」
指の先を少しだけ、おまんこの中に入れる。指の第一関節がぬぷ、と真昼の膣内に入ってくる。
「あっ、これ、すごいっ……あっ、ダメっ、イっちゃう! んんっ、あはぁっ!」
小刻みに指を抽送し、絶頂感が高まる。その最後の最後に、指が中でピクリと動き真昼のお腹側をなぞり上げた。
「んぁっ!? んんんっ、んんーーーっ!」
小さく絶頂し、ビクビクと身体が跳ねる。咄嗟に口を塞ぎ、大声だけは抑えたが、おまんこは愛液を噴き出し、周の手を濡らしていった。
「ふぅーっ、ふぅーっ……周くん、起きてない……ですよね?」
最後の動きに周が起きてしまったのかと思ったが、こんなことをしたにも関わらず、まだ穏やかな顔で眠ったままのようだった。
なんだか釈然とせず、頭を周の体にこつん、と預ける。
「大体、周くんはズルいです。おでこにキスしたり、私と一緒に寝ているのに全然気にした様子もないなんて。これじゃ、私だけ一方的にドキドキしてるみたいじゃないですか……」
周の穏やかな寝顔に腹が立って、軽く頬をつねる。少し苦しそうな顔になったことで、ちょっとだけ溜飲が下がった。
「もう、しょうがないからこれで許してあげます。お返し、ですからね?」
ちゅっ、と周のおでこに口付ける。おでことはいえ、人に口付けなんてしたのは初めてで、少し照れくさかった。
「おやすみなさい、周くん」
ちょうど眠気がやってきたので、穏やかな気持ちのまま、眠気に身を委ねて再び眠りに落ちた。
――周視点――
「――はっ!?」
まずい、そう感じて目が覚めた。
見渡せば、空はもう明るくなってきている時間帯だった。隣には真昼の綺麗な寝顔、恐らく昨日から寝たままなのだろう。
何がまずいのか? それはさっきまで見ていた夢が原因だった。
とんでもなくエロい夢だった。それも、相手は真昼で、オナニーしながら迫ってきたり、周のチンコを扱いてきたり、いつも以上に積極的な真昼の夢だった。
恐る恐るズボンの中を覗き込むと、パンツが精液で固まってカピカピになってしまっていた。
「嘘だろ……いくら溜まってたからって、真昼が横で寝てるのに夢精なんて……」
いや、むしろ横で寝ているせいかもしれないが、こんな情けない状態を真昼に見られるわけにはいかない。
真昼が起きてしまわないように、そおーっと布団から抜け出そうとする。
しかし、足に何かが絡まって一緒に引っ張られてしまった。
「うん? なんだこれ……え?」
布団の中から出てきたのは、
周→勝手に触れない
真昼→チンコ触る
周→こんな状況でオナニーなんか出来ない
真昼→周の手でオナニーする
うん、真昼の方が変態なの証明されましたね
開発レベル
名前:椎名真昼
絶頂59回
オナニーレベル8(周の手でオナニー)
露出レベル9
性癖 露出 匂いフェチ M ぶっかけられ