※この作品はR-18です。

【完結後オマケ】お隣の天使様を変態紳士がいつの間にか堕天使にしてしまった件   作:麒麟人間

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今回が実質大ラスです
ホワイトデーに合わせるためにタイミング調整しました
さ、サボりすぎてた訳じゃないよ、きっと


天使様とホワイトデー(生セックス)

「ちょっと遅くなってしまったかな……」

 

 今日はとうとうホワイトデー当日。

 期末テストで目標の順位に届かなかったショックも相まって、長い間真昼に冷たい態度を取ってしまっていた。

 告白うんぬんは一旦置いておいて、まずはバレンタインのお返しと、最近の態度を謝って一からやり直そう。

 そう思って、お返しは少しらしくない物を選んでしまった。

 安物ではあるが、キザったらしくないだろうかと心配になる。

 

「喜んでくれるといいんだが……」

 

 真昼ならどんな物でも喜んでくれそうだが、それでも好きな女の子には最高に喜んで欲しいのが男という生き物だ。

 今から反応が怖くもあり楽しくもある。

 

「……ん?」

 

 マンションの自分の部屋があるフロアに着いた時、人の声が聞こえた。

 話している片方は、見慣れた亜麻色の髪の少女、真昼だ。

 そしてもう一人、こちらは見慣れないが遠目にもわかるほど、かなりの美人だ。

 なんとなく顔つきが真昼に似ている。恐らく真昼の母親だろう。

 だが、真昼と違い表情は険しく、眉間に寄った皺は普段から強張った表情をしていることが窺える。

 

「ほんと、可愛げのない子ね。あなたを見ているとあの人を思い出してイライラするわ」

 

 およそ母親が子供にかける言葉とは思えないような台詞を吐き捨てる。

 

「高卒なんて世間体が悪いし、大学までは仕方なく面倒見るしかないと思っていたけど……気味が悪くて仕方がないわ」

 

 心底から毛嫌いしているのが伝わってくるほど冷え切った声だ。

 そんな心ない言葉を投げつけられている真昼は、顔を伏せて何も反応を返さない。

 これが真昼の日常だったのだとしたら、反応を返さないことこそが自分の心を守る唯一の方法だったのかもしれない。

 

「何か言ったらどうなの? 本当に何を考えてるのかわからないところまであの人そっくりね!」

「きゃっ!?」

 

 腕を掴み取られた真昼がバランスを崩す。その拍子に、鞄に付けていたキーケースが外れて床に落ちる。

 

「……鍵? この部屋のじゃないわよね。一体どこの」

「触らないで!」

 

 拾い上げようとした母親を跳ね除け、さっと拾ったキーケースを大事そうに胸に抱き寄せる。

 

「……その反応、まさか男? 呆れた、散々親に面倒かけさせておいて、自分は男の部屋に転がり込んでたってわけ?」

「…………」

「どうせあなたみたいな可愛げのない能面女を本気で好いてくる男なんていないわよ。どうせ身体で誑かしたんでしょ? 飽きたらすぐに捨てられるわよ」

「彼はそんな人じゃありません!」

 

 自分のことは何を言われても無反応だった真昼が声を荒げる。それに気をよくしたのか、母親は更に言葉を続ける。

 

「どうかしら? あなたみたいな女、いるだけで人に迷惑をかけるだけなんだから、愛想尽かされるに決まってるわよ」

「そ、そんな……ことっ」

 

 咄嗟に言い返せずに言葉に詰まる。真昼の脳裏に、周への嫌がらせの件が思い浮かぶ。真昼と一緒にいなければ周がこんな目に遭う必要はなかったのではないか。その思いが言葉を詰まらせていた。

 

「心当たりがあるみたいね? ……やっぱり、あなたなんて産むんじゃなかったわ」

 

「――――っ!!」

 

 声にならない悲痛な叫びが、陰に隠れていた周にまで届いた。

 家庭のことには口出しできないし、真昼本人も見られたくないだろうと思って隠れていたが、これ以上は限界だった。

 聞きたくないと蹲って耳を塞ぐ真昼の姿を見て、周はようやくわかった。

 真昼と一緒にいるために努力したり、周りの評価を気にしたり。

 そんなことは真昼と一緒にいるための決意とは何の関係もなかった。

 周はただ、「何があっても絶対に真昼の手を離さない」という、それだけの覚悟があれば充分だったのだ。

 その瞬間、足を踏み出していた。もう迷うことなんて何もなかった。

 

 

「あなたに必要なくても、俺には真昼が必要なんです」

 

 

 

 ――真昼視点――

 

「あ、まね、くん? ……どうして」

 

 まさか見られているとは思わなかった。一番見られたくない相手に見られていたことに混乱する。

 それに、一番会わせたくない相手でもあった。

 

「……あなたがコレの男? へぇ」

 

 周くんを品定めするように、ジロジロと舐め回すような視線を送る母――椎名小夜。

 

「ごめん、真昼。盗み見するのは良くないと思ったけど、これ以上は我慢できなかった」

「でも、私はもう、その人の言う通り、周くんの隣にいる資格は……」

 

 周の気持ちは嬉しいが、仮にも家族の問題に周を巻き込むのは嫌だった。ただでさえ周の負担になっているのに、これ以上重荷を背負わせることになるなんて耐えられない。

 

「ちょっと、私を無視しないでくれるかしら? これは私たちの問題。部外者のあなたが口を挟むことじゃないわよ」

「わかってます。今の俺は真昼にとってただの他人。人の家庭のことに口を出す権利はありません」

 

 周の殊勝な態度に「わかっているならいいのよ」と気をよくする小夜。

 真昼は「ただの他人」という言葉に胸が痛んだ。

 そうだ。「ただの他人」の周に、これ以上迷惑をかけるわけにはいかない。

 ここで真昼から離れてしまえば、もう周が嫌がらせされることも、小夜に目をつけられることもない。

 

 だから――。

 

「だから――」

「えっ?」

 

 急で何が起こったのかわからなかった。

 このまま去っていくと思っていた周に、強く抱きしめられていた。

 

「あ、周くん?」

「――だから、俺と家族になろう、真昼」

「なっ」

 

 何を言われたのか、理解するのに時間がかかった。

 

「え、あ、あの……周くん!?」

「ごめん、こんな流れで渡すことになると思わなくて、大して高価ってわけじゃないけど」

 

 周は持っていた袋から小さな箱を取り出した。

 その箱は、誰でも一目で中身がわかる形をしていた。

 周は真昼の前に跪き、その箱の蓋を開けた。

 

「俺と……結婚してください」

 

 箱の中に入っている指輪を掲げ、真っ赤な顔でそう告げた。

 

 

「…………………………………………ふぇ?」

 

 頭が追いつかない。今さっき別れる覚悟をしたばかりなのに、いやそもそも正式に付き合っていたわけでもないが、これ以上一緒にいられないと覚悟したはずが、何故目の前で指輪を掲げているのか。しかも今、結婚と聞こえた。結婚しようと、家族になろうと。聞き間違え? そんなわけはない、ハッキリと聞こえた。結婚、結婚!?? 混乱して何が何だか――

 

「ちょ、ちょっと、何を勝手に! 大体、高校生のくせに結婚だなんて……」

「もちろん、まだ籍を入れるには年齢が足りないので、一旦婚約という形になると思いますが、自立したらすぐにでも結婚したいと思います」

 

 小夜に対しては、あくまで淡々と告げる周。それでも、真昼に向き直った時には優しい顔を向けてくれる。

 

「といっても、真昼の返事次第なんだが……」

「……私なんかで、いいんですか?」

「真昼なんかじゃない、真昼じゃなきゃダメなんだ。知ってるだろ? 俺は真昼がいないとまともに生活もできないんだ。それにもう胃袋を掴まれてるから、真昼の手料理なしじゃ飢え死にしてしまう」

「クスッ、なんですかそれ。とてもプロポーズの言葉とは思えませんよ」

 

 肩をすくめておどけてみせる周のおかげで、やっと頭の整理ができた。

 

「ンンッ、改めてもう一度言う。真昼、愛してる、俺と結婚してくれ」

 

 

「――――はいっ!」

 

 満面の笑みを浮かべたつもりだけれど、ちゃんと笑えているだろうか。

 涙で視界が滲んで、周の顔もよく見えない。だから、よく見えるように顔を近づいていく。

 

(ああ、これならよく見えます)

 

 0距離の周の瞳に映った真昼の顔は、とても幸せそうだった。

 

 

 

 

 ――周視点――

 

 物語のように、二人は幸せなキスをしてハッピーエンド、とはいかず現実はまだ片付けなければならない問題が山積みだ。

 

「それで、いつまで茶番を続けるのかしら?」

 

 真昼の母親は怒りを通り越して呆れの目でこちらを見ていた。

 

「親の許可なしで勝手に結婚だの婚約だのと……そんな勝手が許されると思っているのかしら?」

「婚約には法的な制限はありませんよ。それに、成人してしまえば結婚にも親の許可は必要なくなります」

 

 法律に詳しいわけではないからうろ覚えだったが、それで通じたのか忌々しそうにこちらを睨みつけてきた。

 

「……屁理屈を。その子とお似合いの可愛げのない子どもね。まあいいわ、よく考えれば私にとっても損じゃない話だものね。大学まで待たずしてその子から解放されると思えば清々するわ」

「……なら、いいんですね?」

「ええ、好きにしなさい。そんな子でいいのならね」

「一生手放さないと約束しますよ」

 

 周の腕の中の真昼を抱きしめる腕に少し力が入る。

 それに応じるように抱き返される感触が心地よかった。

 

「ふん……精々愛想を尽かされないことね」

 

 真昼に向けて捨て台詞のようなものを残して、真昼の母親は去っていった。

 

「……行ったな。大丈夫だったか、真昼?」

「ええ、あの人の言動はいつものことでしたから。それより……さっきの言葉は、その」

「言っとくがその場しのぎとかじゃなく本心だぞ」

「でも、私のせいで周くんが……」

 

 どうやら、何故か嫌がらせの件は知っていたらしい。隠していたつもりだったが、周が塞ぎ込んでいた間、真昼にも心配をかけさせてしまっていたらしい。

 

「もう、そんなことはいいんだ。最初から周りの視線なんて関係なかったんだ。俺はただ真昼と一緒にいたい。真昼の隣に立つ資格なんて、それだけで良かったんだ」

「周くん……」

「それでも信用できないなら……んっ」

「あ、ん……ふっ」

「ん、ちゅ……れぉ」

「ふ、ん……んは、ぴちゅ……れろ」

 

 想いを込めてキスをする。

 軽いキスだけに留めておこうと思ったが、気持ちが膨れ上がって舌まで絡めて濃厚なキスになっていく。

 

「ん、はぁ……あ、周くん、ここ外ですよ」

「そう、だな。中に入ろうか」

 

 玄関先でいつまでもキスしていたら近所迷惑になってしまう。

 もつれ合うように玄関に入った瞬間、お互い待ちきれずに再び唇を貪りあう。

 

「はぁ……真昼っ、んっ、ぢゅ……んちゅ」

「ん、あっ……んんっ、ふあっ、ん、はぁ……」

「真昼……」

「んんっ、はい……周くんの好きに触れてください……んあっ」

 

 服越しに真昼の胸を揉みしだく。久しぶりに触れた真昼の感触で理性が飛んで、頭の中が真昼のことでいっぱいになる。

 考えてみれば、テスト期間に入ってからほとんどひと月近く真昼と触れ合っていなかった。

 いろいろあったから性欲を感じている暇もなかったとはいえ、自覚した途端に一気に溜まっていたものが込み上げてきた。

 

「はぁ……はぁ……真昼、真昼を抱きたい」

「周くん……こんなに硬くなってます……私も、周くんのが欲しいです」

 

 ほとんど服を剥ぐようにお互いを脱がしていき、ベッドに向かう。

 ベッドにたどり着いた頃には、もう真昼の下着以外は全て床に落ちていた。

 ブラも外す手間すら惜しんで、指を直接滑り込ませる。

 

「んんっ、もっと、もっと強く……してくださいっ」

 

 いつもならもっと優しく触れるのだが、今はそんな余裕すらないし、真昼も激しくされることを求めている。

 

「周くんの、ここ……すごく大きい……」

「うっ……真昼のおまんこも、もう洪水みたいになってるぞ。パンツ越しなのにビショビショじゃないか」

「あうっ……だって、嬉しいことがいっぱいで、気持ちが溢れて、止まらないんです。だからもう……挿入()れて、ください」

 

 お互い前戯などしなくても準備ができている。

 むしろ今は一刻も早く溜め込んだ想いを真昼の中に解き放ちたくて仕方がなかった。

 

「……いいか?」

「はい……来て、周くん」

 

 いつもならゴムを用意するところだが、今日ばかりは直接真昼と繋がりたかった。

 真昼も同じ気持ちだったようで、急かすように周を受け入れた。

 

「ん、んんんっ……あっ、んっ、はぁっ」

「うっ、挿入()れただけで、すぐ射精()そうだ……」

 

 ゴムといっても超極薄の皮一つでそれほど変わるのかと思っていたが、直接感じる真昼の膣内(なか)は段違いに気持ちよくて、油断するとすぐにでもイってしまいそうになる。

 

「あ、周くんの、んんっ、いつもより、すごく熱くて、大きいです……んあっ、私も、こんなの我慢できません、あっ、あっ、気持ち、良すぎてっ」

「うあっ、真昼っ、そんなに締め付けたら……」

 

 身体の繋がり以上に、心まで一つに溶け合ったような快感に包まれる。

 真昼の膣内が、周から搾り取ろうとするように蠢く。それらが今までより直接感じるおかげで、溜まりに溜まった欲望が限界を迎える。

 

「はむっ、ぺろ、ぢゅぷ、ぢゅる……」

「ああっ、周くん、そんな、おっぱいそんなに強くしたら……」

 

 一人で先に絶頂しそうになるのを紛らわそうと、真昼の胸にむしゃぶりつく。

 真昼の全てを味わい尽くしたかった。

 

「真昼っ、俺、もうイくっ!」

「わ、私も、もうイきますっ! 周くん、キス、キスしながら一緒にイきましょう!」

「ああ、ん、ちゅ……ん、はぁ、んぢゅる……ぢゅ……」

「はぁ、はっ、ん、れぉ、ん、んああっ、もう、イッ……んあああああああっ!」

「う、うあっ……」

 

 真昼の膣内に大量の精液が流し込まれる。間違いなく、今までで一番の量が出た。

 収まりきらなかった精液が真昼のおまんこから溢れ出し、お尻まで垂れていく。

 

「ふ、はああぁ、ふううぅ」

「ん、はぁ……はぁ……いっぱい、出ましたね」

「今までで、一番気持ちよかったよ」

 

 いつもなら一回では済まないところだったけど、今日は全て出し尽くしてしまったように体が重くてこれ以上続けられそうにない。

 

「……もし出来ちゃったら、どうしましょうか?」

「もしそうなったら、父さんたちに頭下げに行くしかないな。まあ母さんなら『よくやった!』って言いそうだけど」

「ふふ、そうかもしれませんね」

 

 今日だろうとこの先だろうと、真昼に子供が出来たら当然責任は取るし、絶対に幸せにする。

 それが、俺が真昼の隣にいると決めた覚悟なのだから。

 

「あ、そうだ。真昼、手を出してくれないか?」

「え?」

「あ、いや、こっちの方で」

 

 何事かわからずに、右手を出してきた真昼に首を振り、左手を取る。

 

「あっ……!」

「こっち、だろ?」

 

 さっき渡しそびれていた指輪を、真昼の()()()()()に嵌める。

 真昼は、その指輪をじっと見て固まっている。

 

「ずっと、気になっていたんだ。真昼の家族って言葉への嫌悪感が。真昼の母親を見て、これまでの家族との関係は俺にはどうにも出来そうにないけど、これからのことなら……」

「っ、周くんっ……!」

「これからは真昼の中の家族って言葉を、良い思い出でいっぱいにしてみせる。だから、一緒に幸せになろう」

「はい……はいっ!」

 

 涙が溢れて止まらなくなっている真昼を抱きしめる。

 今日この日から、二人は『家族』になった。




はい、というわけで、二人は付き合わうの通り越して結婚しました
最初は普通に付き合う予定だったんですけど、「早く結婚しろ」というコメントが多くて「じゃあ結婚させた方が面白くね?」と思ってこうなりました
後はエピローグを残すのみとなります

最後の開発レベル
名前:椎名真昼
絶頂100回
オナニーレベル9
露出レベル11
性癖 露出 匂いフェチ M ぶっかけられ キス
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