【完結後オマケ】お隣の天使様を変態紳士がいつの間にか堕天使にしてしまった件 作:麒麟人間
「周って彼女とか作らないのか?」
学校の放課後、友人の樹が話しかけてきた。
「俺の性格で出来ると思ってるのか」
「うーん、周は性格っていうか、性癖が問題かな」
「ほっとけ」
特別変態性癖を持ち合わせているとは思わないが、普通の女子はエロに対してオープンすぎる周から離れていくだろう。
「彼女はいいぞ? 周も彼女作ってダブルデートとか乱交セックスとかしようぜ」
「するわけないだろ。なんで自分の彼女が他の男に抱かれてるのを見ないといけないんだ」
周に寝取られ属性はない。人の彼女に手を出そうという気もない。
それに、今彼女なんて作って、部屋で真昼と鉢合わせたらと思うと問題しかない。
「大体、それだと俺と千歳とセックスすることになるけど、お前的に問題じゃないのか」
「俺は周なら気にしないよ。ちぃも多分ノリノリなんじゃないかな」
「いっくん帰ろー。あれ、何の話?」
「げ」
話の渦中である千歳まで寄ってきた。
「いやー周の彼女と四人で乱交セックスしようぜって話」
「周、恋人いるの!?」
「いや、しないしいねぇわ」
「なぁんだ。私は全然アリだと思うけどなー」
(俺も大概だが、こいつらの貞操観念はどうなってるんだ)
この間の一件以降、真昼は夜まで周の部屋にいることが多くなった。
時々ムラムラくると、何も言わずオナニーを始め、真昼も周のオナニーを見ながらこっそりとオナニーをする。
ただし、お互いにその事に言及することもなく、直接触れることもなく、互いをオカズに相互オナニーをするだけの奇妙な関係が続いた。
「はぁ、はぁっ、イくっ!」
「……んっ、ふぅ、んんんっ!」
今日もほとんど無言のまま、相互オナニーに励む。真昼はこの時間のことをどう思っているのだろうか。
「……では、私は家に帰りますね」
「おう」
身だしなみを整えて、隣の部屋に戻ろうとする真昼から、ぽろっと何かが落ちた。
「おい椎名、何か落としたぞ。これは……学生証か?」
「ああ、すみません」
学生証の入ったケースを返し、真昼が部屋を出ていくのを確認すると、周は見てしまった学生証の内容を思い出して頭を抱えた。
「あいつの誕生日、四日後じゃないか」
そして真昼の誕生日当日、周はいつも通りに部屋で過ごす真昼を見てそわそわしていた。
樹や千歳にアドバイスを貰ったりして、なんとかいろいろ揃えてみたが、女の子にプレゼントなんてしたことが無かったから、これで正しいのかわからない。
「…………」
真昼は自分の誕生日だというのに、全く変わった様子はない。いつも通り本を読んで(今は普通の本)リラックスしている。
意を決して、真昼の隣に座る。
周の方からこんなに近づくことはあまりないので、真昼は驚いた様子で顔を上げた。
「その、これやる」
そっけない風を装ってプレゼントの入った紙袋を真昼の膝の上に置く。
真昼はこれが何かわからずに不思議そうな顔で周を見つめている。
「えっと、これは?」
「今日、誕生日なんだろ?」
「そうですけど……教えた覚えはないんですが」
「この間学生証落としただろ。たまたま見えたんだよ」
真昼はなるほど、と一応の納得はしてくれたが、紙袋を見て困ったような顔をした。
「別に、誕生日なんて気にしなくてよかったんですよ。祝ってもらったことなんてなかったですし」
ふっ、と諦めたような顔を浮かべる。真昼は家族の話になると時折こういう表情をする。
家庭環境に問題があるのは薄々感じてはいたが、誕生日すら祝われていないとは……。
「まあ、普段のお礼だと思って受け取ってくれ。世話になりっ放しだと俺の気が引けるから」
こっちも押し付けすぎにならないように軽い調子で渡す。真昼にはその方が受け取りやすいだろう。
「……えっ、と。開けても、いいのでしょうか?」
「ああ」
おずおずといった様子でプレゼントを紙袋に入った包装から取り出す。
「ハンドクリーム……」
「いつも家事させてるから肌荒れやすいだろ。お前は実用性重視っぽいし」
「そう、ですね。ありがとうございます」
真昼は目を丸くしている。それほど自分のことを理解されていると思っていなかったのだろう。
「あの、こっちも開けてみますね」
「あ、ああ」
もう一つの、大きな箱を開封する。出来ればこっちは自分の家に帰ってから開けてほしかった。
「わぁ……」
中にあったのは、抱きしめるのに丁度いいサイズのくまのぬいぐるみだ。
「これは?」
「まあおまけみたいなもんだ」
「おまけ?」
真昼はじっとくまのぬいぐるみを見つめている。周は段々恥ずかしさで耐えきれなくなってしまった。
「や、やっぱ椎名はこんなの要らないよな。悪い、こっちで処分しておくよ」
いたたまれずに返してもらおうとしたが、真昼は自分の胸に抱え込んでそれを拒否した。
「だ、ダメですっ! 要らないとは言っていません! ……その、ありがとうございます」
「お、おう」
「大切に、しますね」
ふわりとあどけない笑顔を浮かべる真昼。その笑顔は、いつも接している周ですらその笑顔には胸が高鳴ってしまった。
「あれ? まだ何か入っていますね」
紙袋の底に、もう一つ小さな箱が入っていたのを取り出した。
「それが今回の本命だ」
「こんなに沢山……こんなに頂くのは申し訳ない気がします」
「気にするな、俺があげたくてあげてるだけだ」
真昼が箱を開ける。中には、ピンクの楕円形の物体と、そのリモコンがあった。
「えっ……と、これはなんですか?」
「ローターだ」
「ろっ!」
真昼もその名前くらいは知っていたようだ。そう、ご存知女性用アダルトグッズである。
「な、なんてものを渡すんですか、藤宮さんの変態!」
顔を真っ赤にして怒り出す。これは真昼のお気に召さなかったようだ。
「オナニーで更なる快感を求めるのは男女問わずだ。椎名もこういうものを持っていても損はないぞ?」
「さっきまでの感動を返してください」
ひとしきり罵られた。解せぬ。
「…………はぁ。で、どうやって使うんですか、これ?」
やはり、なんだかんだ言って興味はあったようだ。
ムスッとしているが、顔は赤いままだ。
「ああ、これはこっちのリモコンで操作するんだ」
リモコンのスイッチで「弱」を押すと、ローターがブルブルと振動し始めた。
「きゃっ!?」
「これを体の敏感な場所に当てるんだ。後は大体わかるだろ?」
振動したままのローターを渡そうとしたが、真昼はそれを突き返した。
「あの、自分で使うのはまだ少し怖いので……藤宮さんが私に使ってみてくれませんか」
「は?」
とんでもないことを言い出した。ローターを使うとなると、どうしたって肌に直接触れることになる。
「いいのか?」
「…………」
真昼は、答える代わりにソファーにもたれるようにして体を委ねた。どうやらOKということらしい。
「じゃあ、いくぞ」
最初は、あまり刺激の強くなさそうな左腕に当ててみる。少しずつ慣らさないと体によくないだろう。
「んんっ!」
それでも真昼には刺激が強かったようで、ビクンと体が震えた。真昼自身も、つい出てしまった声を隠すように口を手で覆っていた。
「悪い、強かったか?」
「い、いえ、大丈夫です。続けてください」
今度はゆっくりと肘の辺りから当てていく。真昼は少しだけピクリと反応したが、大丈夫そうなので少しずつ上になぞっていく。
「んっ、ふぅ、はっんんっ」
二の腕、肩、首と上がってから、鎖骨のあたりに下ろしていく。そうなると当然その次は——
「……いいんだな?」
「…………」
真っ赤な顔を逸らしながら、僅かに首が縦に動く。
それを確認してから、ローターがとうとう胸元に辿り着く。
「んんっ! あっ、んあああっ!!」
まだ膨らみの端の辺りだというのに、それでも性感帯となれば明らかに反応が変わった。
「……一旦止めるか?」
「んんっ、いえっ……気にせずに、一思いにやってください!」
まるでトドメでもさされるような台詞だが、確かに反応する度に一々止めていたらキリがない。ここは心を鬼にして一気に進めていこう。
「あっ! ん、いやっ、はぁんっ」
乳房の外側だけでもこんな反応だ。このまま中心までいけばどうなってしまうのだろうか。
真昼の艶かしい姿に生唾を飲み込む。とっくに完全勃起状態だが、今は真昼のことだけに集中する。
だが、胸の膨らみにローターを沿わせていっても、反応は悪くなってきた。
「……んっ、ふっ、んん」
「椎名? 気持ちよくないか?」
「あ、いえ。その、少しだけ待ってください」
真昼はそう言うと、背中に手を回した。そしてパチンという音と共に、服の下からブラジャーが引き抜かれた。
「あの……ブラ越しではあまり振動がわからなくて……これで大丈夫ですので、お願いします」
「あ、ああ」
視線はつい外されたブラと、シャツ一枚の下に隠されている突起に注がれる。
(椎名……乳首が勃ってる)
シャツ越しでも一目でわかるほど、ツンと盛り上がっている。もう既にかなり興奮しているのだろう。
ついじっと突起を見つめてしまったが、真昼はそれを気にするどころか、心なしか胸を強調するように背筋を逸らした。
改めて、ローターをその胸に近づけていく。さっきと同じように、胸の外側から中心に向かう。
(さっきとは柔らかさが全然違う! これがおっぱいの柔らかさか……)
ブラの上からとは、ローター越しでも伝わってくる弾力が全く違った。
「プリンのような感触」という喩えが初めて理解できた。
そして、とうとうローターが胸の頂点、真昼の乳首に触れた。
「んあっ!? ふぁああっ、あっ、んっ、んああっ!」
明らかに反応が変わった。だがもうこのまま止めることなく攻めたてていく。
「ひぐっ! はっ、んんんっ、はぁううぅんんん!」
呼吸が乱れて苦しそうな喘ぎ声をあげて小刻みにのけ反る。ずっと左胸ばかり刺激していたので、右胸にもローターを当てる。
「はぅ、んんんっ、あんっ! あっあっ、んん、やっ、も、もう……イっっっ!!」
ビクンビクンと大きく痙攣する。ソファーにはシミが広がっていった。
(まさか……乳首だけでイったのか?)
真昼は息を荒くして疲れ果てている。これ以上はやめておくべきだろう。
「椎名、大丈夫か? 今日はこのくらいで――」
――やめておこう、そう言おうとして真昼の顔を覗き込むと、周の言葉はそれ以上続かなくなってしまった。
「んっ、はぁ……はぁ……藤宮さん?」
真っ赤に染め上がってしまっている白い肌、艶かしい呼吸、トロンと垂れた瞳、汗で張り付いた髪。
周の中で何かが切れた音がした。
「……ローターを使う場所って、まだあるよな」
「えっ、藤宮さっ、きゃっ!?」
真昼のスカートを捲り上げる。ブラとお揃いの下着はグショグショで、その中身がうっすら透けて見えそうだ。
「イメージ通りの可愛いパンツだな」
「やっ、藤宮さん!? 急に何を……?」
真昼は俺の腕を掴んで抵抗しようとするが、絶頂したばかりで全く力が入っておらず、されるがままになっている。
その手を無視して、ローターを太ももに触れさせる。
「あっ、やっ! そこはダメですっ、藤宮さんっ!」
「そんなこと言って、さっきまで積極的だったじゃないか。本当はもっと気持ちよくなりたいんだろ?」
「そ、そんな……っ! んあっ、そんな、こと、ありませ……ふぁぁっ!」
ローターを滑らせていき、ついに真昼の股間部へと辿り着く。
「やあっ! そこはっ、ダメですっ、さっきイったばかりで、か、感じすぎてしまいますっ、あんっ、んんっ、だめぇっ!」
ローターで下着越しに真昼のおまんこの縁をなぞる。だが敢えてなかなか中心は刺激せず、ジワジワと焦らしていく。
体に力が入らない真昼は、刺激から逃れようと前のめりになってしまい、倒れそうなところを周が支える。
「おっと」
真昼の顔が周の肩に乗っかり、ほとんど抱き合うような形になっている。耳元から聞こえる真昼の喘ぎ声に、周の嗜虐心も高まる。
「んっ、あっ、うんんっ、私、もうっ……んっ……? ふ、藤宮さん?」
「どうした?」
わざと素知らぬふりをする。その後も真昼が絶頂しようとする度にローターを離したり、おまんこから離れた場所を刺激したりして、適度な快感だけを与えていく。
「あ、あの……藤宮さん」
「なんだ? して欲しいことがあるならはっきりと言ってくれ」
「そんなっ、意地悪しないで、くださいっ」
ここで、真昼もようやく周の意図を理解した。だが羞恥心が邪魔をして、素直におねだりなどできなかった。
それでも周は、何度も焦らし続けて、絶頂寸前で寸止めを繰り返していく。
(ああっ、またっ、もう少し、あと少しおまんこを刺激してくれればイけるのにっ!)
しばらく焦らされ続けた真昼の頭の中は、もう絶頂することでいっぱいになっていた。
「ああっ、ぐすっ、藤宮さん……もうっ、お願いします。ローターで、私の、おまんこを……イかせて下さいっ!」
「よく言えたな、いい子だ」
周は、最後にリモコンで設定を「中」に変更して、下着越しに存在を主張していたクリトリスに触れさせた。
「ああっ! かっ、こひゅ、はっ、ああああああああっ!!」
あまりの刺激に過呼吸のようになりながら激しい絶頂を迎える真昼。下着越しでも愛液が噴き出し、周の手を汚していく。
「はっ、はぁっ、はぁっ!」
くたりと周にもたれかかる真昼は、今度こそ身動きできないほど疲れ果ててしまったようだ。
そっとソファーに寝かせてあげる頃には、周の頭は冷静さを取り戻していた。
(やっ…………やっちまったーーーーーーーー!!!)
「たいっへん……申し訳ありませんでした!」
真昼の体力が回復してから、周は床に頭を擦り付けて土下座をしていた。
真昼はツーンと「私、怒ってます」というポーズでさっきから口も聞いてくれない。
それも仕方がないだろう、「YES、HENTAI。NO、タッチ」を心掛けていたのに、真昼からの信頼を裏切り、好き勝手体を弄ばれたのだ。
強姦未遂で訴えられてもおかしくはない。
「……襲わないって言ってたのに」
「うぐっ!」
やっと口を開いてはくれたが、やはりお冠のようだ。世話になっているお返しにこれでは、恩を仇で返すも同然だから非難されるのも仕方がないだろう。
「本当に悪かった。椎名を見てたらつい抑えが効かなくなってしまった。俺にできることならなんでもするから、今回のことは許して欲しい」
なるべく偽ることなく、素直な気持ちを伝える。軽蔑されても仕方がないが、これで椎名と疎遠になるのは嫌だった。
「……なんでもって言いましたね?」
「……え?」
「今、なんでもって言いましたよね?」
「あ、ああ。俺にできることなら、だけど」
テンプレなネットスラングのようなやり取りだが、恐らく真昼は知らずに言っているのだろう。あまり無茶な要求はしてこないとは思うが、やってしまったことがことだけに、少し怖い。
「わかりました。では今回のことはそれで手を打ちましょう。……もう怒っていないので頭を上げてください」
「い、いいのか?」
「その、とても恥ずかしかったので全く怒っていないといえば嘘になりますが……私にも落ち度はありますし。それに……気持ちよかったのは事実ですし」
最後は小声になっていたが、真昼の声は通りやすいので、しっかりと耳に届いていた。
「と、とにかく、お願いは考えておくので、覚悟しておいてくださいね!」
「ああ、わかった」
なにはともあれ。真昼と疎遠にならずに済んで良かったと、心から安心した周だった。
周が暴走したのが悪いですが、真昼は内心ちょっと誘ってました
開発レベル
名前:椎名真昼
絶頂27回
オナニーレベル3
露出レベル4(周に下着を見られる、服越しに乳首を見せつける)
性癖:露出 匂いフェチ