※この作品はR-18です。

【完結後オマケ】お隣の天使様を変態紳士がいつの間にか堕天使にしてしまった件   作:麒麟人間

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真昼視点から


志保子来襲 天使様、周の寝室で…(パンツオナニー)

『あーまね』

 

 それは、玄関のドアの向こうから聞こえてきた。

 チャイムが鳴った時は、宅配の人かと思ったが、どうやら事情が違いそうだ。

 

「あの……藤宮さん? 宅配ではないのですか?」

 

 玄関に向かった周に問いかける。周の様子もどこかおかしかった。

 

「いや……母さんだ」

「……え、お母様?」

 

 確か荷物が届くという話になっていたはずだ。

 

「多分俺がちゃんと生活出来ているか確認しに来たんだろう……取り繕えないようにわざわざ騙し討ちまでして」

「ああ……」

 

 それは、親としては心配になるのも頷ける。以前の周は食事も即席ラーメンや栄養ゼリーなどばかりだし、部屋の中も足の踏み場がないくらい散らかっていた。

 とても一人暮らし出来ていると言える状態ではなかった。

 

「それで納得されるのも複雑だが、今はいい。とりあえず椎名のことをなんとかしないと……」

 

 周は真昼をどうにか見られないようにと思考を働かせているようだ。

 それはそうだろう。真昼のような可愛げのない女が、大事な息子の部屋に居たら親としてはいい気はしないだろう。

 

「椎名、俺の寝室に隠れててくれないか?」

「えっ!?」

 

 周の寝室、掃除している時にも何度か入りはしたが、真昼一人で入るのは初めてだ。

 

「俺がなんとかして母さんを外に出す。だから椎名は、その隙に帰っておいてくれ」

 

 そう言って、真昼に何かを手渡してくる。

 

「あの、これは……」

「合鍵だ。悪いけど、頼んだぞ」

 

 合鍵。そんな大事な物を、周は当たり前のように託してきた。

 真昼にとって、合鍵を渡されるほど信頼されているという事実は、「この場所にいてもいい」と認められているようで、胸の中に暖かな感情が広がる。

 これが何かはわからなくても、今はこの信頼を裏切るわけにはいかない。

 

「わかりました」

 

 合鍵をしっかりと握りしめて、周の寝室に入る。

 その少し後に、陽気な女性の声が聞こえた。多分周の母親の声だろう。

 しばらく時間を潰して、ほとぼりが冷めたら合鍵を使って部屋に帰る。

 とはいうものの、その間することもなく、手持ち無沙汰だ。

 部屋を見回すと、散らかっているとまではいかなくても、雑に脱ぎ散らかした衣類が散見される。

 ついでなので、ちゃんと畳んでおこうとする。

 

「っ! これは……」

 

 トランクス型の男性用下着。つまり、周のパンツである。

 今まで、下着の洗濯などは周に任せて、なるべく触れないように気を付けていた。

 だが、今は周が母親の対応で忙しい。周の作戦通りに外に連れ出すなら、部屋に入ってくることもないだろう。

 

「藤宮さん、こんなところに散らかして……」

 

 誰に言うでもなく、片付ける(てい)でパンツを拾う。

 どう見ても、脱ぎ捨てた後の状態のパンツだ。頭ではダメだと思いつつ、真昼の手は裏腹に動いてしまう。

 

「すぅぅ……はぁぁ」

 

 パンツの股間部の匂いを思いきり嗅ぐ。肺の中が周の匂いで満たされていく。

 ついさっきまで、周のおちんちんをオナホールでしごいていたことを思い出す。

 周は射精して発散できていたが、真昼は下着を見られて軽い絶頂こそしたものの、体への刺激はなく、昂りが燻ったままだった。

 

「はぁぁ、すんすん……藤宮さんだけ、ズルイです。私は、まだ満足出来てないのに……すぅぅ」

 

 思いのままに匂いを堪能する。真昼に自覚は無いが、匂いフェチの傾向があった。

 

「くんくん……なんだか、もっとエッチな匂いがするような……」

 

 よく考えれば、周の精液を手で受け止めてから、ティッシュで軽く拭いただけで、しっかり洗っていない。

 突然志保子が訪れたおかげで、まだ真昼の手は精液の匂いが染み付いていた。

 

「これっ、すごいっ! 今、こんなの嗅いでしまったら……もう、我慢できませんっ!」

 

 周のパンツと精液の匂いで我慢が限界に達し、自分の股間に手を伸ばしてしまう。

 

「うんんっ、はぁああああっ!」

 

 ずっと自分で弄るのを我慢していたせいで、いつも以上に敏感になってしまっていた。

 触っただけで軽い絶頂を迎え、視界がチカチカするのを堪えて愛撫を続ける。

 

「はぁ、あん、んんっ、すんすん、はぁぁぁ」

 

 すぐに立っていられなくなり、周のベッドに倒れ込む。体中が周の匂いで満たされ、途端に愛液が溢れ出す。

 

「ああっ、ん、はぁっ、気持ち、いいっ! いつもと、全然違いますっ」

 

 普段は、周のオナニーを見ながらこっそりするか、部屋で想像だけをオカズにオナニーするしかなかった。

 ここまで興奮していて、自由にオナニーが出来る環境は初めてだった。

 

「んっ、もう……下着の上からじゃ、物足りませんっ」

 

 普段は下着の上から触るだけでも絶頂を迎えていたが、今はそれだけではどこか物足りなさを感じてしまう。

 やや乱暴気味に下着をずり下ろし、直接秘部に触れる。

 

「はっ、ああんっ! 刺激っ、強すぎてぇ! こんなのっ、すぐにイってしまっ、しまいますっ!」

 

 敏感な真昼には、直接触れた快感は強すぎるくらいだったが、今はそれでも足りないとばかりに、自らを指で慰める。

 

「お、おま、んこ……感じすぎちゃっ、てぇ! ダメっ、もう……イっちゃ……ふぅっ!?」

 

 指がついクリトリスをカリッと引っ掻いてしまう。その瞬間、今までで一番の衝撃が身体中を駆け巡った。

 

「ふあっ、あああああああっ!!」

 

 プシプシッと小刻みに潮を吹いて絶頂する。ガクガクと体が痙攣し、意識が遠のいていく。

 

「ふぁ、はぁ……藤宮、さん……」

 

 汚してしまった部屋を片付けないと、と思いながら、真昼の意識は完全に落ちてしまった。

 

 

 

 ――周視点――

 

 真昼を寝室に隠れてもらって、後は来訪した母親をなんとかするだけ。

 しかし、それが容易でないことは、息子の周がよく理解していた。

 憂鬱な気分を堪えて、玄関のドアを開ける。

 

「あ、やっと出てきた。遅かったじゃない、元気にしてた? 周」

「いきなり来るからだろ。十分元気だから帰ってもらっていいか?」

「まー久しぶりの母親に向かってなんて事言うの。あ、もしかしてオナニーでもしてた?」

「母さん、ここ玄関先だから! とりあえず入ってくれ」

 

 渋々ながらも、中に招き入れる。ここで話していると、ご近所さんにあらぬ噂が広がってしまいかねない。

 

「へー、どんな生活してるのかと思ったら、意外にちゃんとやってるじゃない」

 

 片付いた部屋や、冷蔵庫の中身を確認しながら感心する母――志保子。

 ほとんど椎名の功績だが、椎名の存在がバレるとどうなるのか想像がついてしまうため、ここは敢えて乗っかっていく。

 

「まあな、俺だって一人暮らしすればやる事はやるさ」

「家じゃ自分の部屋の片付けもできなかった周がねぇ。立派になったのね」

 

 演技過剰にヨヨヨ、と嘘泣きする志保子。

 

「あ、でもオナニーばっかりしてるのは変わらないみたいね」

「なっ!?」

 

 一応、真昼との情事の痕跡が残らないように、軽く片付けておいたはずなのに、部屋に入った瞬間に看破された。

 

「周ったら、こんなに濃い匂いが籠ってるのに換気もしてないなんて、これで誤魔化せると思ったのかしら?」

(くっ、急いでいたあまり、そこまで気が回らなかった!)

「でも、周の匂い以外にも、別の匂いがするのよねぇ……周、彼女でもできた?」

(なんでそこまでわかるんだよ……)

「俺に彼女なんて出来るわけないだろ。芳香剤か何かの匂いだと思うぞ」

「ふーん……?」

 

 どこか不思議そうにしながらも、一応は納得してくれた。だが、このまま家にいるのは危険だと判断して、当初の予定通り、外に連れ出すことにした。

 

「なぁ、部屋も見たことだし、久しぶりに母さんの得意料理が食べたいんだ、ダメかな?」

「まあっ! 周がそんなこと言ってくれるなんて嬉しいわぁ。早速準備するわね。あ、でも冷蔵庫に材料がなかったわね」

「近くのスーパーに案内するから、一緒に買いに行こうか」

「そうね。……ふふっ、それにしても、母さんの料理が食べたいだなんて、実はホームシックだったりするのしら?」

「そんなわけないだろ、久しぶりに食べたくなっただけだよ」

 

 嬉しそうにしている志保子を騙すのは少し心苦しいが、これで後は、外にいる間に椎名に家に帰ってもらうだけだ。

 そう思って、志保子と共に玄関に向かっている最中だった。

 

『ふあっ、あああああああっ!!』

 

 寝室の前を通り過ぎる瞬間、中から女性の嬌声が響いた。

 

「…………周?」

「いや、多分空耳だ。早く外に行こう」

「周」

「……はい」

 

 この状況を誤魔化せるはずもなく、寝室に入られてしまうことになった。

 

(何やってるんだよ、椎名……)

 

「失礼するわねー?」

 

 寝室のドアを開ける志保子。その中には、当然ながら真昼がいた。

 だが、何故か(・・・)着衣は乱れ、パンツは片足しか通っておらず、辺りは濡れそぼち、部屋中から濃い女の匂いが立ち込めている。

 しかも肝心の真昼は、そんな状況にも関わらず俺のパンツらしきものを抱きしめながら、天使の寝顔で眠りこけている。

 

「……母さん、これはだな」

「周…………まさか、無理矢理っ!?」

 

 なんとか誤解を解こうとする寸前、更に危険な方向へ誤解されてしまった。確かに、

 

「違っ、っていうかさっきの声聞こえてたから、大体わかるだろ」

「そうねぇ、状況から察するに、周が連れ込んだ彼女を見られたくなくて部屋に隠れてもらっていたけど、彼女さんが周のパンツを見つけてついオナニーしちゃった、ってところかしらね?」

 

 周も状況を把握しきれていないのに、何故か志保子の説が有力な気がする。

 

「多分そんなところだが、こいつは彼女じゃない。誤解しないでくれ」

「周のベッドルームで、周のパンツでオナニーするくらいの仲なのに、誤解も何もないんじゃない?」

 

 それはその通りだが、周と真昼の関係は説明しづらい。

 当然付き合ってはいないし、セフレというには直接の肉体関係もなく、お互い性欲が溜まったらお互いをオカズにオナニーしたりするだけの関係だ。

 もちろん、真昼のことが好きか嫌いかで言えば好きだ。

 それに、周のようにエロに対してオープンでも引かない女性なんて、他にいないかもしれない。

 

「それにしても、周にこんな可愛い彼女ができるなんて感動だわ!」

「だから、彼女じゃないって……」

 

 いつものことながら、テンションが上がるとこっちの話を全く聞いてくれない。

 

「ん……んん」

「あら、目が覚めたかしら?」

 

 眠っていた真昼の目がうっすらと開き、しぱしぱと瞬きする。知らない人が目の前にいて混乱しているようだ。

 

「おはよう、彼女さん。気分はどうかしら?」

「え? えっと……っ! きゃあ!」

 

 ようやく自分がどんな状態か認識したようだ。すぐに着衣を整えて弁明する。

 

「あ、あの、これは違うんです。藤宮さんの服が散らかっていたので、畳んでおこうと、その……」

 

 しどろもどろに言い訳をしているが、この状況では誤魔化せるはずもなく、段々声が萎んでいく。

 

「うんうん、それで、つい周のパンツでオナニーしちゃったのね。若いっていいわねぇ」

「なっ、〜〜〜っ!」

 

 うんうん、と頷く志保子と恥ずかしさのあまり言葉を失う真昼。まさに周にとって地獄絵図だった。

 

「……誰か、なんとかしてくれ」

 

 その後、いろいろ引っ掻き回すだけ引っ掻き回した志保子が満足するまで、周と真昼はおもちゃにされ続けるのだった。

 

 

 

「それじゃ、これ以上お邪魔しちゃ悪いし、私はそろそろ帰るわね」

「ようやくか……さっさと帰ってくれ」

 

 散々遊び倒されて、周はすっかり疲れ果ててしまった。

 

「あっ、ねえ真昼ちゃん?」

 

 すすす、と真昼に近づいて何事かを囁く。

 

「周ってば、オナニーばっかりでエッチだけど、基本的には紳士だし、見た目は悪くないからいい買い物したわよ」

「え……っと」

「あんなにエッチなのに女性経験ないから、真昼ちゃんの好きなように開発しちゃっていいからね」

「もう帰れ! 大体、俺がこんなになったのは誰のせいだよ……」

「それじゃ、また遊びに来るからね!」

 

 言いたいだけ言って、ようやく本当に帰った。

 

「まるで嵐が来たみたいだ」

「疲れました……」

「悪いな、あんな母さんの相手させちゃって」

 

 本音で謝ったつもりだが、真昼はくす、と笑みを漏らした。

 

「いえ、楽しそうな家族で、羨ましかったくらいですよ」

「そうか? 過保護で過干渉だし、いろいろ常識外れな親だと思うぞ」

 

 なにせ、周がエロにオープン、いやむしろ『秘め事』という意識が薄いのは、どう考えても両親のせいだからだ。

 

「それでも、ですよ。いいなぁ……真昼ちゃん、なんて名前で呼ばれたの、いつぶりかなぁ」

 

 真昼はどこか遠くを見ながら、そう呟いた。

 真昼の家庭環境があまり良くないだろうというのは、これまでも言葉の端々から伺えた。

 だが、名前も呼ばれないほど劣悪な環境だとは思わなかった。

 

「真昼」

 

 思わず、そう口に出していた。

 真昼は、なんと呼ばれたかわからないような顔で、こちらに振り返る。遠くを見ていた視線は、今は隣に座る周を見ていた。

 

「真昼」

 

 今度は、自ら意識して、しっかりと発音する。

 

「あの……?」

 

 怪訝そうに眉を顰める。いきなりいつもと違う呼び方をされて、困惑しているのだろう。

 

「真昼」

 

 三度目。周の方も、真昼をじっと見つめる。

 数秒の後、真昼は周が何を求めているのか理解した。

 

「あ……周……くん」

「ああ」

 

 真昼に名前で呼ばれるのもくすぐったいが、ぐっとこらえて、なんでもないような顔をする。

 

「名前で呼ぶくらい、大したことじゃないだろ」

「そう……ですね」

 

 しばらく、二人とも無言でむず痒い空気が流れる。

 

「……周くん」

 

 改めて真昼に名前を呼ばれて、思わず胸が高鳴る。

 

「外では、秘密ですからね」

 

 しーっ、と指を口元に当て、優しい微笑を浮かべる真昼を直視できず、思わずそっぽを向いてしまう。

 

「……おう」

 

 無愛想に返事を返すのが、今の周の精一杯だった。

 

 

 

 ――真昼視点――

 

 その後夕食も済ませ、今日はお互いこれ以上何もする気が起きず、普通に部屋に帰ってきた。

 

「ふう……今日は流石に疲れました」

 

 思えば、周をオナホールで扱いたり、周の部屋でオナニーしたり、志保子と会ったり、忙しい一日だった。

 恥ずかしいこともいろいろあった気がするが、真昼の心の中は暖かい気持ちでいっぱいだった。

 

「周……くん」

 

 成り行きでお互いを名前で呼ぶことになったが、真昼にはそれが何より嬉しかった。

 

「周くん」

 

 最初はお互いに関心がないからこそ対等に接することができる相手だと思った。

 それは周がエッチな本で自慰行為ばかりする人だと知ってからも変わらなかった。

 それが、いつの間にか真昼の中で周との時間が心地よくなり、うっすらと周の存在が大きくなっていくのを感じていた。

 今はもうはっきりと感じる。藤宮周は、椎名真昼の『特別な存在』になったのだ、と。




どうしても外せない名前呼びイベント
原作とまるっきり同じ内容にならないようにエモく書くのに苦労しました
そして暴れる志保子ママ
その内もっと大暴れするはずです、多分

開発レベル
名前:椎名真昼
絶頂34回
オナニーレベル4(周のパンツでオナニー)
露出レベル5
性癖:露出 匂いフェチ
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