「お〜~~い!!!雛!!雛!!」
大輝の声で我に戻る。
「あっごめん!!聞いてなった!!」
ぼんやりとポスターを見つめていた視線を大輝に向けると、心配そうな顔がそこにあった。
「顔色悪いけど大丈夫か?」
「うん!!平気平気!!それでなんの話だっけ?」
無理やり笑顔を作って手を振る。
「あー花火大会さ…今度こそ一緒に行かないか?」
ドクンっ!!!
雛の小さい胸が心が大きく高鳴る。
片思い相手からの誘いに嬉しくなる感情と思い出したくもない過去が交差する。
(私も前に進まないとな…)
過去を忘れ去る為にも雛は大輝と花火大会に行く事を決意する。
あの日、どうやって帰ったのかも覚えていない。
ただ、鮮明に脳裏にこびりついているのは、下腹部に広がる痛みと、どんなに洗っても消えない男の汗と性液の匂い。
今思えば、警察に通報するべきだったかもしれない、だがあの時の恐怖で支配された頭では何も考えることが出来なかったのだ。
それ以降、花火の音を聞く度に胸が張り裂けそうなくらい辛くなる。
(今年こそトラウマを克服しないと!!)
。。。。
。。。
。。
。
花火大会当日
一緒に行く予定だった匡が風邪を引き、大輝と二人きりになった事に戸惑いと、楽しみで雛の心からトラウマが薄れていた。
普段着る事の無い浴衣に袖を通し、髪型をセットして最後にリップを付けて準備が終わる。
(待ち合わせに間に合いそう!!)
大輝と待ち合わせをしている駅へ急ぐと丁度同じタイミングで大輝が改札口を抜けたところだった。
(良かった!!間に合った!!)
「大輝君お待たせ!!」
「おう!!雛!!」
!!!
大輝は雛の姿を見て硬直する。
白い生地に赤い椿の花が咲き誇った美しい浴衣。
普段の明るくて可愛いイメージと違い綺麗で美しい姿にドキドキしていた。
「なにか言ってよ…」
照れ隠しに頬を膨らませる雛に、ようやく大輝が我に返った。
「ごめん!!凄く似合ってる!!!」
雛に声を掛けられハッとなった大輝は必死に褒め称える。
「よし!!行こっか!!!」
大輝に褒められて顔が赤くなったのを誤魔化すように雛が歩き始める。
「ちょ、ちょっと待って!!」
慌てて大輝は雛の後を追った。
そこから出店を一緒に周り楽しい時間を過ごす。
金魚すくい、焼きそば、射的、りんご飴。
どの瞬間も、雛は心の底から笑っていた。
(来てよかった!!)
大輝の隣で、りんご飴を口にしながら微笑む。
3年前の辛い過去など忘れ今この瞬間を楽しんでいた。
この時までは………
アオのハコで犯して欲しいアンケート
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鹿野 千夏
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蝶野 雛
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守屋 花恋
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守屋 菖蒲
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後藤 夢佳
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兵藤 あかり
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金石 咲季
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船見 渚