「そこの兄ちゃんとお嬢ちゃん!!!」
その声を聞いた瞬間、雛の背筋が凍りついた。
恐る恐る声の主を確認すると、あの日の男が、ねっとりとした笑顔で手招きをしていた。
「チョコバナナどうだい?」
(嘘なんでここに……)
「どうする雛??」
「リンゴ飴あるし要らない」
雛は店員に顔を見せないように俯きながら震える声で断った。
「大丈夫です!!」
大輝がやんわりと断り歩き始めた。
(良かった、気が付かれていない)
3年前の事だから、自分の顔を覚えてないと思い一安心した。
「いつでも買いにおいでよ雛ちゃん」
その一言が、雛の絶望を確定させた。
全身が恐怖という名の透明な縄で、強く、きつく縛り上げられるような感覚に襲われる。
「えっ!?雛の知り合いなの?」
「えっあ〜近所の人なんだ」
苦笑いしながら応えると大輝は戻り出す
「折角だから買おうぜ」
「うん……」
「おじさん2本ください!!」
「大輝!私の分はいいよ!!」
「いいよ、俺が奢るから!」
「おっ彼氏くん太っ腹だね!!」
「別に俺達付き合ってません!!」
「おっ!!そうなのかい!!ほい!まず兄ちゃんの!こっちは雛ちゃんの!!」
それぞれチョコバナナを受け取ると2人は歩き始めた。
「久しぶりにチョコバナナ食べた!!美味しいな!!」
大輝に釣られて雛もチョコバナナを口にする。
雛の口のサイズギリギリの太いバナナは少し品質が悪いのか、変な味を誤魔化すような甘ったるいチョコの味が口の中に広がる。
(甘っ……)
「美味しいね!!」
雛は精一杯の作り笑いを浮かべ、チョコバナナを頬張る。
「雛のデカいな!!当たりじゃん!!」
「そうだね!ラッキー!!そろそろ場所取りしよう!!」
少しでも早くこの場を遠くに離れたかった雛は、花火まで時間はまだ残ってるが、早めに場所取りをする提案をした。
「そうだな!!良い場所取ろうぜ!!」
こうして2人はチョコバナナを食べながら場所探し、場所を確保できた。
そこから他愛無い話しをしていたら2人に異変が起こる。
大輝の顔は青白くなり、激しい腹痛が襲う。
逆に雛は頬が赤く染まり、全身が熱く汗が出てくる。
(なんか暑いなぁ……)
「大輝大丈夫??」
大輝の顔を見て心配そうに声をかける雛。
「ごめん!!お腹が痛くて」
「トイレ行ってきな!!私ここで待ってるから!!」
「ごめんすぐ戻るから」
フラフラとおぼつかない足取りで大輝はトイレを探しに行った。
一人になり空を見上げる雛
(大丈夫かな大輝…てか私もなんか変……)
夏の暑さとは違う、身体の底からくる熱さが全身を蝕み、下腹部が疼き出すし、雛は無意識に太ももを固く閉じ、股を擦り合わせてしまう。
その時
「雛ちゃ〜〜〜ん」
今、この状況で、最も聞きたくなかった声が、背後から響くのだった。
アオのハコで犯して欲しいアンケート
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鹿野 千夏
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蝶野 雛
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守屋 花恋
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守屋 菖蒲
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後藤 夢佳
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兵藤 あかり
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金石 咲季
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船見 渚