※この作品はR-18です。

万年底辺冒険者ポンコツ淫魔になる   作:ミスリル加工されたワカメ

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えぇ!?白濁液をイッキ!?できらぁ!

「……えぇと、つまり…たまたま今日俺と同じ名前で店に来た客が?お店の子に怪我をさせて逃げて?そしてたまたま同じ名前の俺が?来て淫魔にされて?そこで本当の犯人が来て…?」

「そういうことだ…申し訳ない…全額返金し、多額の賠償金と契約が終わるまでの住処を私の方で用意させて頂く…」

 

頭が重い。

角が生えて物理的にも精神的にも。

頭がグルグルしている。

この5年間俺は欠かさず依頼を受け、少ない報酬を切り詰めながら貯金し、そして長年の間待ち続けた夢の娼館で遂に童貞を卒業するために来た。

それが今じゃ長年の相棒♂は消え去り、長年の俺のハンサム顔(当社比)はプリティフェイスに変わってしまい少なくとも事情を話さないと冒険者業に戻れないだろうし知人も俺だと分からないだろう。

俺は人間をやめたぞ、やめたくなかったぞ。

 

「あは、あはは、あはははは」

「全て私が悪いのだ…!この子達にはなんの罪もない…!だからどうか…どうか…」

「……なぁ、オーナーさんよ」

「…!あ、あぁ、なんでも言ってくれ」

「……俺とは別のルードってやつ、今どこに居る?」

 

◆◆◆

「ひ、ひぃ!?な、なんだよ!ちょっと強く引っ張っただけじゃねぇか!!そんくらいで怪我するとか思わ…あ、あんた誰…?」

「……おれぁ、ルードってんだ。お前と同じな」

「お、おう」

 

ルード(童貞だった方)は激怒していた。

当たり前だ。冤罪で淫魔にされた挙句我慢して貯めてきていた玉の中身すら放出できずに消えてしまったのだ。

だがルード(童貞だった方)が激怒していたのは姿を変えたオーナーや早とちりで教えた淫魔達にではなかった。

それはルード(童貞じゃないほう)への怒りだった。

そもそもの話ルード(童貞じゃないほう)が淫魔に怪我をさせたのがキッカケであり、娼館側はむしろ被害者なのだ。

ブチ切れた彼(彼女)がもう1人のルードへ行った制裁とは。

 

「……」

「ゴッッ!??」

 

金的である。

蹴り上げ、蹴り上げ、蹴り上げ、蹴り上げる。

睾丸とは男やイチモツが生えた脊椎動物にとっての剥き出しの内蔵でもあり、生命の宝箱である。

それを蹴りあげる。

その冒涜的光景はイチモツが生えている人間や魔族から見ればまさに地獄であり、見ていたオーナー(後から聞いたがイチモツが生えているらしい)は顔を青くしながら股間を抑え、他のイチモツが生えている淫魔達はその光景をオーナーの後ろに隠れ震えながら見物していた。

ルードの怒りは収まるどころかさらにヒートアップしていく。

 

「この…この…この…この…この…なんで…なんで俺が童貞卒業出来なくてテメェが…テメェが…テメェが…」

「ゴアッッ!!し、知らっ」

「誰が喋っていいっつったぁ!??あぁ!?」

「ヒギァァァ!?」

 

私怨によりさらに強く蹴り上げる。

 

「る、ルードさん…そ、それ以上は…」

「んん?」

「ヒッ!?な、なんでも…ないです…」

「オーナーぁあ」

「ヒューッヒューッヒューッ」

「ハァハァ…」

 

止めようとしたオーナーを凄まじい眼力で圧倒する。

眼力を目撃した生えてる方の淫魔には泣き出す者、呼吸が乱れる者、むしろ興奮を覚える者。反応は様々である。

童貞じゃなかった方のルードの睾丸がズボンの上から分かるほどまでに腫れ上がり、失神し泡を拭きながら反応が無くなった頃。

 

「はぁ…虚しい…」

「…き、気は晴れましたか…?」

「…少し。コイツあんたらの方で好きにしてくれ…はぁ…」

「りょ、了解。ご家族…肉親はいらっしゃりますか…?」

「ん?俺は爺さんに育てられたけどもう死んでるよ、つまり生涯孤独だ、身内と言える奴がいるとしたらフェリシスの村に幼なじみが居るくらいだな」

「そ、そうでしたか…」

 

ルードは頭を抱え座り込む。

これからどうした物か、これからどう生きて行けばいいだろうか。そもそも契約とはなんなのだろうか。

 

「……オーナーさん…えーっと名前は…」

「え、エリカです…ぉ、どうしましたか…?」

「契約ってどういうもんなのさ」

「あ、契約の事ですね。これは名前を書いた時点で有効でして。何かしら損害を出した場合強制的に淫魔にして契約期間の間働くというものです…すみません…」

「いや、いいんだよ。悪いのは怪我をさせた糞の方だし。契約期間中に遠くに行ったりって出来ないの?」

「その…申し上げにくいのですが…実は呪いをかけさせて頂いておりまして…」

「呪い…?なんかあるの…?」

「そ、それが…1日1回決まった量の精液を経口摂取しないと連続的に絶頂します」

「なんだその呪い!?」

 

閑話休題。

 

「センセー、俺にちんぽ生やす魔法ってありますか」

「うーん、それは難しいだろうね。陰茎が生えている淫魔というのはインキュバスと呼ばれていて、私やアリシアのような者の事をいいます。まぁ陰茎の生えたサキュバスとでも思って下さい。あと後天的に生やすには高位の魔術師でなければ難しいでしょうね」

「…生えてんの…?」

 

あの後諸々の手続きが終わり(ほぼエリカ任せだったが)が終わり、淫魔達の住んでいる宿舎へ通され、エリカからマンツーマンで淫魔という生き物のことやこれからどう生きて行くかを教えられていた。

…淫魔の子に借りた服は肌面積が少なくスースーするが今は気にしては負けだろう。

エリカのキッチリとした服じゃ絶対入らないだろうし…主に胸で。

 

「まず、私達淫魔は精液が主食だと思われていたりしますがそんなことは無いです。確かに精液を摂取できない場合弱体化してしまいますが…せいぜいそれだけです」

「はぁ…」

「ですが契約とまでなるとそうは行きません。ルード様の…肩ですね、そちらをご覧下さい」

「…?1825って書いてあるな」

「はい、それが契約期間です」

 

1825日、つまり俺は5年ここにいる羽目になるわけだ。

…5年…5年!?金貯める期間と一緒!?…マジかぁ…。

 

「それではコチラを、アリシアコップは持ってきたね?」

「は、はぃ、ひょあっ!?」

「ちょっ!うわデッカ!?」

 

エリカは先程一緒に土下座をしていた白髪の淫魔…アリシアの履いていたショーツを脱がせるとそこには可愛い顔には似つかわしくないご立派なチンポが生えていた。

 

「お、オーナー…?んほぉっ!?んっ、イヒッ…!」

「……」

「う、うわぁ…」

 

エリカは股間に生えた陰茎をしごき始める。

根元から亀頭にかけ念入りに。

しごき初めて30秒ほどでアリシアの顔が蕩け初めた。

 

「んっ、ほっ、おっひっ、い、イッ…!」

「…少し溢れましたか。ん、どうぞ」

「…へ?」

 

アリシアが射精するところにエリカはコップを差し出す。

チンポが脈打ちながらドロっとした白く濃厚な精液が排出されるとエリカはコップから少し溢れ手に着いた精液を舐めとり、コップを俺に差し出した。

 

「これが契約上での一日に摂取する必要のある最低量です」

「…結構多いな…?」

「インキュバスは1回の射精量と新しく作られる量が人族とは異なる上、双方の合意がないと妊娠しないんですよ」

「…妊娠せずに性交できるか、そりゃ女も通うわけだ…」

「摂取する精液を確実に量が手に入り、外の世界ではあまり見かけられないインキュバスに限定することで逃げ出すのを防ぐ目的があるんです」

「なるほどな……」

 

さて、ここでひとつ困ったことがある。

そう、それは差し出された精液だ。

飲まないと連続的にイき続けるらしい。

そうなれば確実に狂うな!怖い呪いだ。

 

「……」

 

そして…

 

「…どう飲むべきか…うーむ…凄い匂いだ…それに…」

「…ドキドキ…」

 

テーブルに置かれた精液入りのコップを前にうんうん唸っている俺をアリシアが見ているのだ。

俺の世話役としてエリカがつけたらしい。

 

(荷物は依頼用の装備くらいだが…サイズ合わせねぇと入らねぇだろうなぁ…口座の本人証明と…冒険者照合の更新と…めんどくせぇぇぇ……でこれどう飲めばいいんだよぉ!!)

 

匂い立つ。

匂い立つなぁ!

よし、覚悟は決めた。

覚悟はいいな、できた!

男は度胸!

 

「むぐっ…んく、んく、」

 

コップを手に取り、口につける。

生臭い匂いの精液はゆっくりと俺の口へ入っていく。

舌や喉にねっとりと絡みつき、なかなか飲み込むことが出来ない。

少々苦い中にほのかに甘味を感じる不思議な味をしている。

 

「…っはぁ!…はぁ…はぁ…」

 

最後まで飲み干す。

ただそれだけなのに謎の疲労感が俺を襲う。

まだ味が消えない。

 

「……うん、がんばろ…」

 

銀髪の淫魔は勃起を必死に隠そうとするもう1人の淫魔から目を逸らしつつただそうつぶやいた。




2話目です。3話からは冒険に出たりするかもです
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