万年底辺冒険者ポンコツ淫魔になる 作:ミスリル加工されたワカメ
「おらおらぁ呑め呑め〜!ヒヒヒヒ」
「…なぁルード」
「あぁん?なんだぁカーク。俺の酒が呑めねぇってかぁ?ヒック…」
「いやまぁ、呑めはするけどよ」
姿が変わって数日経ち、ルードはカークに酒を奢るという事で飲み始めた…のだが。
カークは酒をすすりながら泥酔しているルードを諭すように語りかける。
「そんなに使って大丈夫なのかよ?」
「金ぇ?金はなぁ、ヒック。金ならね、金だ!」
「駄目だ、完全に出来上がってやがる…はぁ、コイツこんなに酒に弱かったか…?」
ルードは気がついて居ないが、一度身体が作り替えられたことによりアルコールへの耐性なども諸々が変化してしまったようで、それ故に今の半分自暴自棄なルードはいつもと同じペースで呑んでしまったようだ。
「アリシアのなぁ、精液はなぁ。なんかこう、すごいドロってしてるんだ。喉に張り付く…なんだっけ?アレ…そうだ!ノリだノリ!」
「お、おう…(あまり想像したくねぇ…)」
「あ、そういやもう1人のルードっていただろぉ?」
「あぁ、お前がそうなる原因だったか」
「そうだぁ、そいつなぁ俺がタマを数十回ヒック。蹴りあげてやったんだ」
「うーむ…縮こまる…女になっちまうだろうな」
カークは身震いし少し内股になる。
「それがよぉ、憎たらしいことによぉヒック。そいつはインキュバスになりやがったんだよァ」
「あー、インキュバスってあれだよな。チンが生えてる淫魔だったよな?」
「そう、チンが生えてる以外はサキュバスとヒック。あんま変わらないんだけどよぉ、そいつがよぉヒック。店の子達の性処理とか練習相手にされてねぁいつもぐちょぐちょだぁ、ざまぁねぇヒヒヒヒ…いい気味だァ!」
「して、本当は?」
「俺のちんぽ返せぇ!」
ルードは未だに相棒(♂)への未練が強いらしい。
それ故かちょくちょく相棒を返せという怨嗟の声を上げている。
こいつは絡み酒の性質があるようだ。
「俺ってさ、いまツノ有るだろ?ツノ」
「有るな。立派な角」
「これがよぉ、凄い引っかかるんだこれが」
「そりゃあ、そんだけご立派だとな…」
昨日木の枝と角が絡まったルードを見た俺にはタイムリーな話だ。
「それでよぉ、1回狭い路地通ろうとしたらよ、引っかかったんだよ」
「角がか?」
「胸が」
「角じゃねぇのかよ!?」
角から胸へ話が移る当たり相当頭が回っていないようだ。
「…スーッ…スーッ…」
「か、絡むだけ絡んで寝やがった…マジかよ…はぁ…連れてってやるか…」
現在深夜前、通りにほぼ人は居らずルードを背に背負っていても衛兵に通報されることは無いだろう。
いくら中堅の冒険者である重鉄槍のカークであっても泥酔した女を背負っていたとなると職質は免れない。その気が無いとしても白い目で見られる事には違いない。
(まぁ、それ考えるとこの時間だから良かったのか?…にしても…ほんとに俺じゃなかったらどうするつもりだったんだ…コイツ)
つくづく思う。
無防備すぎてヒヤヒヤすると。
俺は外見と中身どっちも重視するタイプゆえコイツじゃ1mmも勃たないが変な相手だとそのまま持ち帰り必須だろう。
そんなことを考えているうちにドリームインスウィートの前へたどり着く。
「おーい、着いたぞルード」
「んぇ…?おーう、ありがとよぉ?」
「お前大丈夫かぁ?酔いまくってるけどよ」
「ん!だいじょぶ!じゃあなぁヒック」
「ほんとに大丈夫かねぇ…」
おぼつかない足つきでドリームインスウィートの宿舎へ戻るルードを見送ると大丈夫だろうかと思いつつカークは自身の宿へ戻ることにした。
◆◆◆
「…さて。私の業務もそろそろ終わりですかね…はぁ…」
淫魔娼館のオーナーエリカは溜息を着く。
自身の勘違いから淫魔にしてしまったルードへの謝罪やギルドへの説明や様々な手続きで余り休む時間もなく、そして何より…。
「…はぁ…」
性処理の時間すら取れなかった。
淫魔に性欲は無いと思われがちだが普通に有る、それこそインキュバスはサキュバスに比べ性欲が強いとされている。
私ですらそれは例外ではなく。
「…ん、…ふっ…」
根元から亀頭へかけてゆっくりとしごく。
風呂へ入る時間すら惜しく、汗により髪が張り付くのすら気にせず自慰にふける。
「…くっ…ん…ッ」
しごく速度は段々と上がっていく。
ネクタイを外しブラウスのボタンを取る。
私の悔しいことに小さな胸の先を指で弄る。
「あっ…ひっ…あえ!?」
「おぁ〜」
ふとした瞬間、扉が開く。
そこには赤ら顔のボーッとしたルードさんが立っていた。
「あ、え、こ、これは違くて…」
「おーな〜ただいまぁ〜」
「…へ?…酔ってるのか…な?」
「う〜ん、わかんねぇなぁヒック」
「と、とりあえずお風呂に…」
「風呂!ヒヒヒ!」
子供のように無邪気に笑うルードさんの手を引き浴場へ向かう。
自慰を見られて一瞬焦ったが酔っている様なら記憶にないだろう。
「お風呂入ってきたんですか?」
「まだ〜」
「そ、そうですか…」
エリカはルードの服を脱がせていく、サイズが少し合ってない為かゆったりとした服の下には白い肌が覗く。
エリカは唾を飲む。
(や、やばい…自慰を中断したせいで凄く切ない…駄目だ…少なくともルードさんだけは絶対だめだ…!)
勘違いから彼の姿を変えてしまった、それだけでも彼には謝っても謝り切れないと言うのに流石に性欲に負けて襲いましたでは彼を辱めるどころか店の子達にも迷惑をかけてしまう。
上も下も脱がせ、何とか理性を手繰り寄せる。
お湯でルードと自身の汗を流し湯船に浸かる。
「ふへぇぇ…」
「…泥酔しているなら少し浸からせて身体を洗った方がいいですかね…ルードさんこっちですよ」
「うぃー」
「…!」
濡れ髪が張り付く肌を見てまた唾を飲む。
ガチガチに体は硬直し勃起も抑えが効かなくなってきた。
先から透明な液体が漏れ出る。
ルードさんを椅子に座らせ、自身は背後に椅子を置き座る。
これから勃起は分からないだろう。
毛髪用の石鹸で髪を洗う、絹のように柔らかい髪を手ですき、洗っていく。
やわらかそうな首筋が目に入り、一瞬理性が落ちかける。が、耐える。
石鹸を泡立て肌に触れる。
スベスベで柔らかい肌が手に触れる、背中、肩、腕、腰と洗っていく。
前は…自分で洗ってもらうべきだろうか?いや、今ルードさんは相当泥酔している。洗うこともままならないだろう。
今にも弾けそうな陰茎を、左手で抑え脇から腕を前にやり身体を洗っていく。
胸の下や尻と洗っていき、脚に差し掛かった。
その時。
「あれぇ?ヒック。オーナーおっきくなってんじゃあん」
「え、あ、…その」
背中に私の臨戦態勢のアレが当たってしまったようだ。
何とか言い訳をしようとするが何も思いつかない。
するとルードさんは向き直り、私の前にかがみ込む。
「…あのルードさん…?何を…」
「実ぁねぇ。今日の分飲んでないんだぁ」
「あ、契約のでしたか。その…今コップ持ってくるので少しお待ちを…ヒアッ!?」
立ち上がろうとした瞬間陰茎が柔らかく暖かい物に包まれる。
紛れもないルードさんだ。
「な、何を…いっ…はっ… 」
「
「ひあっ…ひゃ、喋らないで…いっ…ヒッ!…」
頬に飴玉のように転がされる亀頭に舌が絡みつく。
背筋に電撃を喰らったような衝撃が連続的に走る。
「あ…あ、る、ルード…さん…ひあっ……ッ…!」
「ん…」
クチュクチュと唾液と先からこぼれ落ちる液体が混じり、音を立てる。
エリカは恍惚とした顔となり、ルードの角を掴み、吐精する。
「ひあ…だ、出しちゃった…る、ルードさんだ、大丈夫ですか…?」
ルードは口の中に射精された精液を確かめるように動かすと、飲み込んだ。
「はぁ…今日の分おわりぃ…スーッ…スーッ…」
「あぁ…!ルードさん寝ちゃダメですよぉ…えぇ…でも今のうちに…」
寝て動かないルードをサッと洗い終え、脱衣所に寝かせるとエリカ自身もすぐに身体を洗い寝間着を着せ彼の部屋へ送る。
部屋では待ちくたびれたのか小さく寝息を立てるアリシアがベッドのそばの椅子で寝ており、ルードをベッドに寝かせアリシアにも毛布を掛け部屋を出る。
「…はぁ…まだドキドキしてる…」
今までの数倍以上の快楽が脳に直撃したような気分だ。あの口使いは天然なのだろうか。
だが今は。
「自慰しよ…」
深夜、ルードのフェラチオを反芻するようにエリカは自慰に吹けった。
その次の日。
「おはようオーナー」
「お、あ。どうも。る、ルードさん」
「?」
どこか気まずそうにするエリカを不思議に思いつつ、記憶のないルードはいつも通り冒険者ギルドへ向かうのだった。