シドに先に帰らせたルトネは建物の陰からシドを尾行している騎士達を監視する。
ルトネ「(大方シドに罪を着せるのに邪魔な証拠などを取らせないようにしているんだろうが。)」
そして、騎士達が物陰に路地裏に隠れた。
ルトネ「その油断が命取りになる。」
ルトネは無音かつ高速移動で騎士達の近くに近づき、
ルトネ「「
すれ違い様にルトネは
ザザザザザザザザザンッ!
騎士達の身体が無惨に斬り裂かれ、騎士達は声を上げる間も無く命を落とした。
ルトネ「フン...。」
ルトネはその場を後にする。
学生寮
ルトネはダークとなり、シドが住んでいる学生寮にやって来て、シドの部屋に窓から入る。
ダーク「...。」
シドの部屋には高価な絵や彫刻品などがあり、恐らく奪ってきた物だと推測する。そして、準備を終えたシャドウことシドは椅子に脚を組んで座る。
シャドウ「時が満ちた...今宵は陰の世界。」
すると部屋に数年前から色々成長した銀髪のエルフ「ベータ」がやってくる。
ベータ「陰の世界。月の隠れた今宵は正に我らに相応しい世界ですね。」
シャドウの言葉に共感するようベータが言葉を紡ぐ。
ベータ「アルファ様の命により近場で動ける者は、王都に集結させました。その数は114名です。」
シャドウ「ーーー114名?」
ベータ「っ!」
ダーク「落ち着けベータ。」
シャドウ「(エキストラでも雇ったのかな?)」
ダーク「続きを。」
ベータ「は、はい。作戦は王都に点在する、ディアボロス教団フェンリル派アジトの同時襲撃です。襲撃と同時にアレクシア王女の魔力痕跡を調査、居場所を突き止め次第確保に切り替えます。」
ダーク「成程。」
ベータ「全体指揮はガンマが、現場指揮はアルファ様が執り、私がその補佐。イプシロンは後方支援、デルタが先陣を切り、作戦開始の合図とします。部隊ごとの構成はーーー。」
ダーク「そうだ、ベータ。これをデルタのアシストをしているガーデン構成員に渡してくれ。」
ダークはベータに金のパンパイプを渡す。
ベータ「これは?」
ダーク「デルタの闘争本能を鎮めるパンパイプだ。これを吹けば暴れ回るデルタを落ち着かせることが出来る。」
デルタはシャドウガーデンの中で1番の戦闘力を誇る獣人だ。頭の出来はイマイチではあるが。
ダーク「加減せずに暴れそうだからな...。」
ベータ「あぁ...。」
ベータは察したのか何も言わなかった。
ダーク「シャドウ、念の為に聞くがお前はどうする。」
シャドウ「フッ...、これだ。」
シャドウは一通の手紙を取り出し開く。ベータはそれを受け取り、内容を見る。
ベータ「これは...。」
内容には指定した時間にある場所に来いというものだ。
ダーク「どうせ、シャドウに罪を擦りつける為の工作だろう。」
ベータ「卑劣な...!」
シャドウ「デルタには悪いが、
ダーク「はいストップ。」
シャドウ「えっ...?」
ベータ「...?」
ダーク「シャドウ、お前は敵の大将を穿つべきだと俺は思うぜ?雑魚の方は俺が片付けておこう。」
シャドウ「しかし...。」
ダーク「お前が奏でるのは
ダークはベランダに立ち、告げる。
ダーク「
そして、飛び立つ。
とある路地裏
騎士A「おい、ちゃんと用意してるな?」
騎士B「あぁ勿論だ。アレクシア王女の魔力が残ったブーツを通り掛かるシド・カゲノーに投げ渡して、現行犯として捕まえ、罪を擦りつける。」
騎士C「その前にこの前の拷問の続きとして痛めつけてやろうぜ?ここなら悲鳴を上げてもだぁれも来ないんだからな?」
騎士達は下衆な笑みを浮かべる。しかし、騎士達は自分の首を閉めたことに気付いていない。
「へ〜そういう事だったのか。」
騎士達「...っ!?」
騎士達の目線の先にはルトネがいた。
騎士A「ルトネ・ンランイ!?」
騎士B「まさか、聞かれてたのか!」
騎士C「問題無い、コイツはシド・カゲノーの親友だ、奴の無罪を主張する可能性もある、ここで共犯者として、殺しておけばいい。」
ルトネ「殺せるかな〜?お前達ごときに?」
騎士A「おい、口には気を付けろよ?」
ルトネ「問題ないさ。だって今ここで...。」
ルトネは蛇が描かれた板のような物を取り出し騎士達に向ける。
ルトネ「お前達は死ぬからな。」
ルトネと板が騎士達の持っている剣に写るとルトネの腰に、ベルト「Vバックル」が出現する。
騎士達「...っ!?」
ルトネ「変身!」
そして、ルトネは持っている板「カードデッキ(王蛇)」をVバックルにセットする。するとルトネの周りに蛇を模した戦士の写し身が複数出現し、ルトネに重なると、ルトネは暴虐な蛇の騎士「仮面ライダー王蛇」になる。
騎士A「な、なんだコイツっ!?」
王蛇「さぁ...!祭りの始まりだァ...!」
王蛇はカードデッキからカードを1枚抜き取り、コブラの頭部を増した杖型召喚機「ベノバイザー」にセットする。
『
すると王蛇の右手に「ベノサーベル」が出現し、王蛇は騎士達ゆっくりと近づく。
騎士A「舐めるなよガキがぁ!!」
騎士Aは王蛇に向かって剣を振るうが王蛇はベノサーベルで防ぐと膝で騎士Aの腹を蹴り、怯んだタイミングで首を斬る。
ザンッ!
王蛇「さァ...次はどっちだァ...!」
騎士B「ひぃ...!た、助けてっ!!」
騎士C「あ、おいっ!?」
騎士Bは恐怖のあまり背を向けて逃げ出す。しかし、王蛇はそれを見逃す程甘くない。王蛇はベノサーベルを投げ、騎士Bの背中に突き刺す。それにより、騎士Bは命を落とし、倒れる。
騎士C「な...ぁ...!」
ガシッ!
騎士C「ぐぁっ...!?」
王蛇は騎士Cの首を掴み上げ、倒れている騎士Bの死体の近くに投げ捨てる。
騎士C「ぐぅっ...!」
ザンッ!ザンッ!
騎士C「うがぁぁぁっ!!?」
王蛇は騎士Bの死体に刺さっているベノサーベルを引き抜き、騎士Cの左腕と左脚を切り落とす。
騎士C「き、騎士団にこんな事してっ!ただで済むと思っt...!」
王蛇「ごちゃごちゃ五月蝿ぇんだよ「ディアボロス教団」...。」
騎士C「!?な、何故その名を...!」
王蛇「「こんな事をしてただで済むと思っているのか」って言おうとしたんだろうが、それはお前達の方だ...。」
騎士C「ど、どういう意味だ...!」
王蛇「そんな事も分からねぇのか...、今までどれだけ罪の無い者達を殺してきたんだろうなァ...!」
騎士C「...っ!?」
王蛇「権力に物を言わせて随分と好き勝手していたみたいだが...、もうお前達の様なクズはここで死ぬ...!」
騎士C「ま、待ってくれ!頼む!助けてくれ!見逃してくれたら、シド・カゲノーが無罪であると証明するし、お、俺が今まで手にした金もす、好きなだけくれてやるっ!!」
王蛇「ほぅ...、随分と気前がいいじゃねぇかァ...。」
騎士C「(くっくっくっ...!馬鹿め...!そんな事するわけないだろ...!ここまでやられたんだ、下手に出れば簡単に油断しやがった...!お前だけは絶対に許さない...!絶対に復讐してやる...!)だろっ!?だから見逃してくr...!」
王蛇「何て言うとでも思ったかァ...!」
騎士C「へ...?」
王蛇「お前達がディアボロス教団である以上、殺す理由なんざそれだけで十分だァ...!それに...俺を欺こうとした罰だァ...!」
騎士C「なっ、気付かれて...!」
王蛇「大人しくしてれば楽に死ねたものを...!」
王蛇はベノバイザーにカードをセットする。
『
「シャァァァァァァァァッ!!」
すると騎士達の剣からコブラ型のミラーモンスター「ベノスネーカー」が騎士Cの背後に現れる。
騎士C「な、なんだコイツっ!?」
王蛇「ベノスネーカー、「餌」の時間だァ...!ゆっくり食うといい...!」
騎士C「っ!?」
「餌」、その一言で騎士Cはこれからどんな目に合うのか気付き、青ざめる。
騎士C「だ、誰かっ!助けてくれぇぇぇぇぇっ!!」
騎士Cは泣き叫び、呼び掛ける。しかし、
王蛇「無駄だ...、シドを嵌める為にここに来たんだろぉ...?ならいくら大声を出しても誰も来ない、お前達が選んだ場所だからなァ...!」
騎士C「あ...ぁぁ...!」
騎士Cは絶望する。そして、ベノスネーカーが口を大きく開き。騎士Cの身体に噛み付く。
騎士C「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
バリッ!ボリッ!ゴリッ!
騎士Cは生きたまま喰われ、生き絶える。食事を終えたベノスネーカーは剣を通して、ミラーワールドに帰る。王蛇は変身を解く。
ダーク「ゼストと合流するか。」
ダークはその場を去る。