「ウフフ♡坊や達ぃ♡アタシと遊びましょぉ♡」
カマホモオーク──ガマンダが腰をくねらせながら迫ってくる。
「来ます!!主殿!!」
ベニマルが刀を構える。
「シュナ!!援護を!!」
「はい!!」
俺は飛び上がった。
「拡散水刃ァァァ!!!」
ドバババッ!!!
しかし。
ガマンダは棍棒を回転させ、全部弾いた。
「弱ぁい♡」
「えぇ…」
次の瞬間。
ドォォォォン!!!
「ぐあっ!!?」
俺は地面へ叩き落とされた。
ベニマルが斬りかかる。
「紅蓮斬!!」
だが。
ガマンダは片手で受け止めた。
「弱ぁい♡」
「えぇ…」
シュナが結界を展開する。
「白蓮拘束!!」
魔法陣がガマンダを包む。
しかし。
パキィン!!
「弱ぁい♡」
「えぇ…」
全部結界を破壊させた。
ーー告、かなりキモ強いですーー
「キモければキモイほど強いのかこいつら」
ガマンダは異様だった。
パワー。
スピード。
耐久。
性欲。
我慢汁。
Fantiaで乳首も出さねえ癖に月に5千円のコースとか出してるコスプレイヤー
全部高水準。
しかも無駄に色気がある。オークじゃなければ抜いてたかも。
数十分後。
俺達はボロボロだった。
「はぁ……はぁ……」
ベニマルも膝をついている。
シュナの魔力も限界だ。
ガマンダは肩で息をしながら笑った。
「やるじゃなぁい♡」
クラウディは横で欠伸をしながら戦闘を見ていた。こいつほんま
「おいカウパー!俺達だけだとキツイ!手伝ってくれよ!」
「クラウディ」
「は?」
「ク・ラ・ウ・デ・ィ」
「いやお前はカウパーザウルス…」
「何か妾疲れちゃった」
「きもこの四大竜」
横でカマホモオークが怪訝そうな表情で見ていた。
「……なんか四大竜って聞こえたけど気のせいかしらん?」
その時だった。
ドォォォォン!!!!
地面が揺れた。
「!?」
森の奥から、
巨大なオークが現れる。
いや。
“異様”だった。
大量の缶バッジ。
推し色の装飾。
そして。
異常な早口。
「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!???????」
「マジありえないんだけどさァ!!?」
「まだ“浅い”感じの戦闘してる??
え、もしかして“理解(わか)ってない”???」
「うわでた」
ベニマルが引いていた。
「な、なんだコイツは……」
シュナも顔を青くする。
「圧が凄いです……」
オークは語り始めた。
「いやさぁ!?
結局VTuberって“人生”なんだよね??」
「配信文化への理解が浅い奴ってさぁ!?」
「“解像度”低いよね???」
「まず推し活って概念がぁ!!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
俺は頭を抱えた。
情報量が多すぎる。
しかも。
ずっと喋ってる。
止まらない。
「いやちなみに俺ァ!?
“箱推し”とかいう浅い概念嫌いなんだよね??」
「“単推し”だからこそ見える景色あるじゃん???」
「あと切り抜き勢ってさぁ〜〜〜〜〜」
「ぐぁぁぁぁぁ!!!」
ベニマルが膝をついた。
「精神が……削られる……!!」
シュナも涙目だった。
「会話が……終わりません……!!」
ーー告、精神汚染系能力ですーー
「能力なのかよ!!」
V豚オークはニチャァと笑う。
「ちなみに“古参アピ”嫌う新参いるけどさぁ?」
「歴史知らない奴が界隈語る方が痛いよね??」
「あとさぁ〜〜〜」
「もうやめてくれェェェェ!!!」
俺達の精神力は限界だった。
横のカウパーだけが訝しげに見ていた。
「?さっきからなんの話をしてるんだお主は」
全員が見る。
「お主、3行で話せ」
「無理、VTuberを語るのに3行じゃ無理すぎィ!って言うか?てかお姉さんも可愛いね?」
その後ベラベラと語りが止まらないV豚オークの前にカウパーが膝をついた。
「会話が長い……」
「そこなんだ効く理由」
「封印より辛い」
「封印が泣いてるよ今」
「主殿!!逃げましょう!!」
「無理!!脚が動かねぇ!!」
V豚オークは勝利を確信したように笑う。
「“理解(わか)”った???そんなんだからエロガキ童貞キッズに無言星0評価されちゃうんだよねぇ??」
「これが“本物”なんだよねェ……」ニチャァ
その瞬間だった。
「……アンタ」
ガマンダが、
低い声で呟いた。
「キモすぎ」
「え?」
次の瞬間。
ドォォォォォォォン!!!!!!
ガマンダのフルスイング。
V豚オークは、
星になった。
「ギャアアアアアアアアアア!!!!俺氏!味方なのに吹っ飛ばされた件についてwwww」
遥か彼方へ消えていく。
「……」
「……」
「助かった……?」
ガマンダは鼻を鳴らした。
「勘違いしないでぇ♡」
「アンタ達を助けた訳じゃないわぁ♡」
「アタシの“美学”に反しただけ♡」
「オークに美学あったんだ」
ガマンダは振り返る。
「それってオーク差別じゃないですか?」
「急に敬語になるの怖すぎる」
その後ガマンダが咳払いした後喋った。
「さぁて、撤退よ撤退♡」
「もうオーガの村には関わらないわぁ♡」
ベニマルが目を見開いた。
「何故だ……?」
ガマンダは少しだけ笑った。
「気分よ♡」
そして。
巨大オーク軍団は、森の奥へ消えていった。
空が美しかった。
まるでどんな性犯罪者だろうが、どんな知的障碍者だろうが、自分は低俗なキモキモ転スラR18作品を読みまくっている挙句自分好みのエロ小説でないと知るや否やまだ10話だというのに無言低評価をつけて逃走する粗ちん童貞性病まき散らしホモガキの醜い心だろうが、パオズ山の清流のように穏やかになる事だろう。
まぁ俺はキッズ人気No1のスライム様だからこの世で一番心が綺麗なんだが。
※引用小説 『オーバーチンポ』様より許諾を頂きました。
静寂。
「……助かった」
俺は地面へ倒れ込む。
シュナも座り込んだ。
「精神的に一番疲れました……」
ベニマルが真顔で頷く。
「分かります」
カウパーですらも疲れているように見えた。
「もう妾、あいつとだけは戦いたくないぞ……」
ーー告、トラウマ案件ですーー
「異世界に来てまでオタク構文で死にかけると思わなかった」
一方その頃。
ゴブリン村。
「でな?」
ビーチクが酒を飲みながら語っていた。
「昔フェラチオが我のケツの穴を吸い込んでな」
「余そんなことしたか?」
フェラチオは肉と村のゴブリンの陰茎を貪り食っている。
モリ夫は爆笑していた。
「ギャハハハハ!フェラチオの陰茎踊り食いだ!!」
リグルド達ゴブリンもなぜか盛り上がっていた。
「す、凄いですなフェラチオ様!!いい加減にしろよマジで」
「あ?」
完全に馴染んでいた。
つづく……
小説を評価してくれた読者様にはキチンとファンサービスという形でお応えしようと思います。