※この作品はR-18です。

精子垂らす   作:超絶ゆるふわ乙女

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第24話|決着サ終の炎!ありがとう運営!!

 

燃え盛る森。

 

炎の壁。

 

逃げ場はない。

 

空を覆うほど巨大な炎の塊を作りながら、イフリートは静かに告げた。

 

「最終緊急メンテナンスを開始します」

 

「だからゲームじゃねぇんだよ!!」

 

俺は水刃を構える。

 

ーーー告、対象の魔力反応が限界値を突破していますーーー

 

「つまり?」

 

ーーー告、超キモ危険ですーーー

 

「キモイぐらい危険なんだ」

 

イフリートの炎がさらに膨れ上がる。

 

森全体が赤く染まる。

 

ーーー超警告ーーー

 

ーーー対象魔力急上昇ーーー

 

ーーー危険度:極大ーーー

 

俺は息を吸う。

 

「クンニ君」

 

ーーー告、勝率は極めて低いですーーー

 

「だよな」

 

粘液が震える。

 

魔力が全身へ集まる。

 

「でも」

 

「やるしかねぇだろ」

 

「永久メンテナンス『サ終の脅威』」

 

「これより世界を停止します」

 

「いつまでソシャゲ気分なんだよお前は!」

 

イフリートが腕を振り下ろす。

 

巨大な炎が落ちてくる。

 

それは最早隕石のレベルであった。

 

圧力。

 

存在そのものを焼き尽くすような炎。

 

俺は全神経を集中させた。

 

「ならこっちも……」

 

「全力で行く」

 

水が集まる。

 

周囲の空気が震える。

 

「銀河水刃」

 

「ギャラクシー・スプラッシュ!!」

 

今まで1番巨大な水の刃が放たれる。

 

炎と水。

 

二つの力が真正面から激突した。

 

「現在通信量が規定値を超えています」

 

「戦闘中に通信環境気にするな!!」

 

「接続を安定させるため、敵側の処理能力を向上させます」

 

「それ俺に有利なだけじゃねぇか!!」

 

大規模な爆発。

 

森が揺れるほどの衝撃。

 

炎の壁の外。

 

カバル達も必死に戦っていた。

 

カバルが壁の外から叫ぶ。

 

「リムルーーー!!」

 

ギドが突然ズボンへ手を掛けた。

 

「こうなったら消火するにょ!!」

 

「おしっこぉぉぉ!!」

 

ジャアアアアア……

 

炎。

 

ビクともしない。

 

「消えないにょ!!」

 

エレンが腕を組む。

 

「当然よ」

 

「その規模なら村全員のおしっこじゃないと消えないわ」

 

「そこじゃない!!」

 

カバルが頭を抱えた。

 

「頼むから一人くらい常識人いてくれ!!」

 

「いるじゃない」

 

エレンは真顔だった。

 

「私」

 

「お前だったら終わりだよこのパーティ!!」

 

炎の壁の外でそんなやり取りをしている間にも。

 

俺とイフリートの戦いは続いていた。

 

「マダ…終ワラヌ……!」

 

イフリートの身体は上半身と下半身が半分に吹き飛んでいる。

 

それでも。

 

炎が集まり。

 

再生していく。

 

ーーー告、自動再生能力を確認ーーー

 

「やっぱセコくね?それ」

 

イフリートは淡々と言う。

 

「異議申し立ては七営業日以内によろしくお願い致します」

 

「土日対応不可の会社かよ」

 

何度倒しても戻る。

 

普通なら勝てない。

 

でも。

 

俺には分かっていた。

 

シズさんの言葉。

 

「私ごとイフリートを取り込んでください」

 

「精霊は残ってしまうから」

 

俺は覚悟を決める。

 

「……約束したんだ」

 

イフリートを見る。

 

「悪いけど」

 

「お前はここで終わりだ」

 

ーーー告、捕食を試行しますーーー

 

だが。

 

ーーー告、通常の捕食では対象を完全吸収できませんーーー

 

「やっぱりか」

 

なら。

 

「もっと上の力が必要ってことだな」

 

ーーー告、解答ーーー

 

ーーーリムルという個体名称がついたことにより新技獲得ーーー

 

『暴食捕食者』

 

『グラトニー・レイパー』

 

「名前最低だな!?」

 

だが。

 

力が流れ込んでくる。

 

捕食。

 

分解。

 

吸収。

 

全てを喰らう力。

 

「これなら……」

 

俺はイフリートへ向かう。

 

「お前自身の最後のメンテナンスだ」

 

「終了させる」

 

イフリートが炎を放つ。

 

俺はそれを飲み込む。

 

炎も。

 

魔力も。

 

存在そのものも。

 

「ナッ……!?コノ技ハ……!?」

 

初めて。

 

イフリートが驚いた。

 

「処理不能……エラー……」

 

「グォォォォォ!!」

 

「いただきまんこおおおおおおお!!!!」

 

「この度イフリートをご利用頂きまして誠にありがとうございました」

 

そして。

 

炎が消える。

 

残ったのは。

 

静かな森。

 

シゲキックス。

 

そして。

 

シズさんの身体。

 

俺はそっと近づく。

 

「……約束だからな」

 

静かに。

 

優しく。

 

シズさんを取り込む。

 

その瞬間。

 

温かい感情が流れ込んできた。

 

長い年月。

 

苦しみながらも。

 

誰かを想い続けた記憶。

 

地上げ屋の記憶。

 

立ち退き拒否した家を更地にした記憶。

 

ハローマックで7万散財した記憶。

 

俺は目を閉じる。

 

「ありがとうシズさん」

 

光が広がる。

 

身体が変化する。

 

形が変わる。

 

手。

 

足。

 

顔。

 

そして。

 

光が収まった時。

 

そこに立っていたのは。

 

蒼銀の長髪。

 

金色の瞳。

 

中性的で整った顔立ち。

 

少女にも。

 

少年にも見える。

 

そんな幻想的な姿。

 

俺は近くの水面を見る。

 

そこに映っていたのは。

 

「……」

 

クソ美形だった。

 

ーーー告、外見評価は高水準ですーーー

 

「What's up!!!!????オーマイガッ!!!!?オーマイガッ!!!!!!オーガニック!!オーメーコッ!勃起ちゃん!!!ウーマナイザーっ!!!!!!」

 

こうして俺は。

 

スライムの姿だけではなく。

 

人間の姿も手に入れた。

 

そして。

 

憔悴しきったカバル達を連れて数時間後。

 

冒険者ギルドにて。

 

「S級精霊イフリートを討伐!?」

 

「牛丼が315円!!?」

 

「英雄だ!!」

 

「スライムがイフリート倒せるわけないだろ」

 

「嘘松」

 

大騒ぎになっていた。

 

「まさかこんな依頼を達成するとは……」

 

「あれ?俺ら依頼なんて受けたっけ?」

 

ギドがスマホを取りだしてニヤリと笑う。

 

「俺がイフリートが出た直後にギルドに依頼したにょ。S級の精霊が森で暴れてるって」

 

カバルが心底驚いていた。

 

「お前そういう所ほんと抜け目ないよな」

 

受付のお姉さんは驚きながら報酬を渡してくる。

 

「報酬、金貨300枚です」

 

「壁の修繕費として金貨200枚抜いてます」

 

「中抜きしすぎだろ」

 

冗談です。と笑い金貨300枚を渡された。

 

「やったぁぁぁぁ!!!」

 

ついに。

 

金策問題が解決した。

 

カバル達も笑う。

 

「いやぁ、まさか本当に倒すとはな」

 

「ただのスライムさんが信じられません……」

 

「でもめちゃくちゃ面白かったにょ」

 

俺は3人を見る。

 

ここまで助けてもらった。

 

なら。

 

「今度は俺がお礼する番だな」

 

「お礼?イフリート討伐の金貨なら俺らじゃ絶対倒せなかっただろうし気にしなくていいぜ」

 

「ホントかよ?でも俺の気が済まないんだよな」

 

俺は笑う。

 

「なら俺の街に来てくれよ」

 

まだ小さい。

 

でも。

 

大切な仲間がいる場所。

 

これから作っていく場所。

 

ビーチクが乳首を焼き、フェラチオが陰茎をシャブる街。

 

大事な街。ほんとにそうか?

 

「きっと気に入ると思うぜ」

 

こうして。

 

俺達はカバル達を連れて自分の街へ向かうことになった。

 

後の魔物の国である。

 

つづく……

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