※この作品はR-18です。

精子垂らす   作:超絶ゆるふわ乙女

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第26話|国名会議開幕!!まともな奴が一人もいない件!!

 

翌朝。

 

宴会場。ゴブリン達が騒ぐ。

 

「優勝おめでとー!!」

 

「わぁぁぁぁ!!」

 

「伝説だ!!」

 

「何が凄いんだ?」

 

「二連覇おめでとうございます!!」

 

俺は頭を抱えた。

 

「……」

 

カバルが隣で聞く。

 

「昨日何があったんだ?」

 

モリ夫が遠い目をする。

 

「陰茎フェスティバルですぜ」

 

「普通の?」

 

「普通じゃないだろどうみても」

 

フェラリルが頷く。

 

「昨夜のフェスティバルは武勇を称える宴だった」

 

「陰茎フェスティバルだぞ陰茎フェスティバル」

 

「優勝はフェラチオだった」

 

「本人参加したのかよ」

 

フェラチオが胸を張る。

 

「貴様らはやはりまだ口淫に対する理解が甘い」

 

「主催者が出たら趣旨壊れるだろ」

 

⸻

 

そして昼間。

 

大広間。

 

長机を囲み、街の主要メンバーが勢揃いしていた。

 

ベニマルが前へ出る。

 

「それでは会議を始めます」

 

シュナは机の端で紙を広げる。

 

「議事録の準備、できています」

 

カバルが小声で聞いた。

 

「……なぁ」

 

「俺達いていいのか?」

 

リグルドが即答した。

 

「駄目に決まってるだろ、人間」

 

「厳しすぎるにょ」

 

俺は立ち上がる。

 

「さて、今日は大事な話だ」

 

全員が静かになる。

 

「街……いや」

 

「この国の名前を決めよう」

 

「おぉーー!!」

 

拍手。

 

その瞬間。

 

フェラリルが立ち上がる。

 

「その前に」

 

全員へ小袋を配り始めた。

 

「ブレスケア?」

 

「国名を決めるならまず口臭管理は当然であろう」

 

「何その儀式」

 

「国家とは口内環境が九割」

 

「どこ情報だよ」

 

シュナがお茶を配る。

 

「どうぞ」

 

ビーチクが一口飲み、眉をひそめた。

 

「……乳首昆布茶じゃない」

 

「え?」

 

「もう少し乳輪の様な工夫できぬものか」

 

フェラチオも飲む。

 

「陰茎ミネラルが無いとはお里が知れる」

 

「お前らのダメ出し酷すぎだろ」

 

クラウディは黙って飲み干した。

 

「お主らワガママじゃのぉ」

 

「クラウディさん、どうでしょうか?」

 

「泥水よりは少し美味い」

 

「お前が一番失礼なんだよ!」

 

⸻

 

「では」

 

ベニマルが手を挙げる。

 

「国名案のある者は挙手してください」

 

一斉に手が上がった。

 

「早いな!」

 

まずはフェラリル。

 

「ブレスケア王国」

 

「却下」

 

「理由は?」

 

「説明いる?」

 

続いてビーチク。

 

「乳首神聖帝国」

 

「却下」

 

「乳輪連邦」

 

「却下」

 

「乳頭自治区」

 

「全部同じじゃねぇか!」

 

ビーチクは真顔だった。

 

「国旗は乳頭の左右対称絵だ」

 

「何が?」

 

「国家予算の八割は乳輪整備に使う」

 

「まともかと思ったら違った」

 

「街並みとは芸術だ」

 

「観光地とするなら否定できないの悔しい」

 

更にフェラチオ。

 

「舌の都」ペロ

 

「却下」

 

「今のは冗談だ」

 

「ディープスロート共和国」

 

「もっと酷いんだけど」

 

「各国の舌自慢を集める国だ」

 

「結局私物化じゃねぇか」

 

すかさずクラウディ。

 

「世界精液大全」

 

「国名じゃなくて本になっとるがな」

 

「では、六大竜歴史白濁博物館」

 

「だから国じゃなくて施設名だっつの」

 

「妾の案だけ扱いが雑ではないか?」

 

「国名って理解出来てんのかこいつ」

 

まさかのリグルド。

 

「リグルドパーク」

 

静寂。

 

俺が口を開く。

 

「最近お前、自我出すぎじゃね?」

 

「村長にも夢くらいあってもいいだろう」

 

半分呆れながらのモリ夫。

 

「もう魔物の国マーモノとかでいんじゃないですかい」

 

沈黙。

 

全員。

 

「却下」

 

「なんでだよ!!」

 

「乳首に比べ語感が弱い」

 

「陰茎がない為センスもない」

 

「ダサい」

 

「退職代行モームリかよ」

 

「あっしだけ理不尽すぎる!」

 

カバル達は顔を見合わせた。

 

「……」

 

「俺もっとこう世界征服とか侵略とか」

 

「そういう会議だと思ってた」

 

エレンが頷く。

 

「街づくりって大変なのね」

 

ギドが呟く。

 

「リムルの苦労がわかるにょ」

 

俺は立ち上がる。

 

「……遊びはそこまでだ」

 

空気が変わる。

 

全員が俺を見る。

 

「この国は」

 

「魔物も」

 

「人間も」

 

「笑って暮らせる国にしたい」

 

静かだった。

 

「だから」

 

「名前は――」

 

全員が息を呑む。

 

俺はニヤッと笑った。

 

「魔物の国」

 

『チンポリス』

 

「「「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」」」

 

沈黙。

 

「異論はありますか?」

 

シュナが聞く。

 

フェラリル。

 

「覚えやすい」

 

ビーチク。

 

「下劣だが、悪くない」

 

クラウディ。

 

「妾の精液大全くんが…」

 

モリ夫。

 

「いいんじゃないですかほんとにマジで」

 

フェラチオ。

 

「陰茎があるのが気に入った」

 

カバル。

 

「……まじか」

 

エレン。

 

「ポリスってことは警察がいるんですね」

 

俺。

 

「え?」

 

(しまった)

 

(全然冗談で言ったのに)

 

シュナが議事録を開く。

 

「では正式名称は」

 

カリカリカリ……

 

『魔物の国 チンポリス』

 

「書くの早ぇぇぇぇ!!」

 

ベニマルが腕を組む。

 

「異論がないなら決定でよいのでは」

 

「待て待て待て!」

 

「みんなもっと考えよう!」

 

「ほら!例えばジュラ・テンペスト連邦国とかは!?」

 

「なにそれ」

 

その時だった。

 

背後から声がする。

 

「既に役所へ射精と同時に提出済みです」

 

「うわぁぁぁ!!」

 

ソウエイだった。

 

「2つの意味で早すぎる!」

 

「仕事ですので」

 

「グォォォォォォォ!!!!」

 

こうして。

 

魔物達の国は――

 

『チンポリス』に決まったのであった。

 

つづく……

 

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