※この作品はR-18です。

精子垂らす   作:超絶ゆるふわ乙女

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第9話|激闘終幕!!乳首大公陥落!!そして新たなる“首”と“竜”

 

「ニブルファック・フレイム」

 

その瞬間、世界が赤く染まった。

 

熱。

 

爆炎。

 

破壊。

 

ただの炎ではない。城の壁も床も、空間そのものまで焼き潰していくような黒い火柱が、俺達へ向かって広がってくる。

 

ーーー超警告ーーー

ーーー直撃した場合、生存確率0%ーーー

 

「終わっ──」

 

「……チッ」チューチュー。

 

俺達の前へ、フェラチオが出た。

 

口には、さっきからずっと魔力ディルドが咥えられている。

 

「面倒な技を使う」ジュボボボボボボ。

 

白銀の巨竜が翼を広げた。

 

空気が震える。

 

ディルドも咥えたままだった。

 

「竜技──」

 

ビーチクが目を細める。

 

「ほう」

 

フェラチオは音割れするような咆哮を上げた。

 

「深淵絶界・フェラリオン!」

 

ドォォォォォォォォォォン!!

 

白銀の障壁が展開され、ニブルファック・フレイムと正面からぶつかった。

 

炎と光がせめぎ合い、城の柱が根元から砕ける。俺達は衝撃だけで壁へ叩きつけられそうになった。

 

「ぐッ……!!」チュー……

 

フェラチオが、魔力ディルドを咥えたまま苦しそうに顔を歪める。

 

「フェラチオ!!」

 

「黙れ……余は今忙しい……」ズズ……

 

「忙しい理由が意味分からねえよ!」

 

炎と障壁が押し合い、床が割れ、天井から瓦礫が落ちる。遠くではSwitch2の抽選に敗れたような絶望的な音がした。

 

数秒後。

 

バキィィィィン!!

 

障壁が一瞬だけ膨らみ、黒い炎をまとめて弾き返した。

 

城内に静寂が戻る。

 

フェラチオは片膝をついた。魔力ディルドだけが、口から滑り落ちて床を転がる。

 

「フェラチオォ!!?」

 

「もうモリ夫、普通にフェラチオって呼び捨てなんだ」

 

ビーチクは、崩れた壁の向こうで口元を歪めていた。

 

「ククク……昔に比べ、弱くなったな」

 

「……」

 

「かつて貴様は、我と共に世界を焼いた」

 

ベニマルの表情が固まる。

 

「なに……?」

 

シュナも、白くなった顔でフェラチオを見る。

 

「まさか……」

 

ビーチクは愉快そうに笑った。

 

「忘れたとは言わせんぞ、フェラチオ。昔のお前はもっと最低だった。国を滅ぼし、魔物を蹂躙し、気に入らぬ者の陰茎を吸い殺していた」

 

モリ夫が小声で呟く。

 

「今も、まあまあ最低では……?」

 

「シッ!」

 

「どうした? 今は正義の味方ごっこか?」

 

空気が凍った。

 

フェラチオは静かに立ち上がる。床へ落ちた魔力ディルドを見下ろしていた紫の瞳は、さっきまでと違っていた。

 

「……ふん」

 

「今は違う」

 

ビーチクの笑みが消えた。

 

黒いフードが、ゆっくりと落ちる。

 

ヤギのように曲がった角。

 

ライオンのような顔。

 

胸元の紋章の下には、肥大化した極太乳首。

 

「いや、乳首麩菓子みたいだな!!?」

 

「そうか」

 

ビーチクの魔力が、再び城を揺らした。

 

「ならば死ね」

 

ドォォォォォン!!

 

「いや、沸点どこだよ!!」

 

ーーー超警告ーーー

ーーー対象Lv810ーーー

 

「八百十!?」

 

「野獣かよ!!」

 

フェラチオですら、険しい顔になった。

 

「……厄介だな」

 

ベニマルが歯を食いしばる。

 

「勝てるのか……?」

 

シュナも青ざめている。

 

「魔力量が、桁違いです……」

 

俺も分かっていた。

 

今のままでは無理だ。

 

勝てない。

 

その時、俺の視線が床へ倒れているグランディオ・ディルドバルザークへ向いた。

 

砕けた鎧の中に、まだ死体が残っている。

 

そして俺には、捕食の力がある。

 

ーーー告、吸収可能ですーーー

 

「……なるほどな」

 

俺は笑った。

 

「クンニ君」

 

ーーー告、なんでしょうーーー

 

「アイツを食ったら、どうなる?」

 

ーーー告、めちゃくちゃキモく強くなりますーーー

 

「最高じゃねぇか」

 

俺はグランディオの死体へ飛びついた。

 

「いただきまんこぉぉぉぉぉ!!!!」

 

「なっ!?」

 

ビーチクが、初めて動揺した。

 

ドロドロと広がった粘液が、巨大な鎧ごとグランディオを呑み込んでいく。

 

身体が熱い。

 

力が溢れる。

 

ーーー新能力獲得ーーー

『超硬化』

『魔鋼装甲』

『超再生』

『下ネタ耐性』

『せどりママ』

『簿記検定二級(全経)』

 

「後半何?」

 

身体の表面へ黒い模様が広がり、粘液が鋼のような硬さへ変わる。

 

モリ夫が叫んだ。

 

「旦那ァ!! めちゃくちゃラスボスっぽいですぜ!!」

 

「俺もそう思う」

 

ビーチクが舌打ちした。

 

「小賢しい! 所詮は雑魚だァァァァ!!!」

 

ビーチクが突撃する。

 

それに合わせて、ベニマルとシュナが動いた。

 

「兄様!!」

 

「応ッ!!」

 

ベニマルの炎。

 

シュナの結界。

 

モリ夫の超音波。

 

「いらないし邪魔」

 

「旦那ァ!?」

 

フェラチオの吸引魔力。

 

そして、役目を終えた魔力ディルドが投げ捨てられる。

 

「ゴミじゃん、これ」

 

ーーー超複合魔力反応ーーー

 

「行くぜェェェェ!!!」

 

フェラチオが咆哮した。

 

「合わせろ、雑魚共!!」

 

ベニマル。

 

「紅蓮爆炎!!」

 

シュナ。

 

「聖白結界!!」

 

モリ夫。

 

「超音波ぁぁぁぁ!!」

 

フェラチオ。

 

「深淵吸引波!!」

 

全ての魔力が、俺の前へ集まる。

 

俺は、強化された身体から水刃を撃ち放った。

 

「超銀河拡散殲滅水刃、ギャラクシー・スプラッシュ!!!!」

 

ドォォォォォォォォォォン!!

 

白。

 

赤。

 

黒。

 

銀。

 

全てが混ざった超大爆発が、城の最奥を呑み込む。

 

ビーチクの身体が吹き飛び、玉座が砕け、乳首魔城ビーチクヘイムそのものが崩壊を始めた。

 

「グォォォォォォォォァァァ!!!」

 

爆煙が晴れた後。

 

乳首大公ビーチク・バフォメットは、瓦礫の中へ崩れ落ちていた。

 

「終わった?」

 

誰もすぐには答えなかった。

 

俺は、倒れているビーチクへ近づく。

 

「旦那?」

 

モリ夫が不安そうな声を出した。

 

ビーチクは強い。

 

めちゃくちゃ強い。

 

だったら。

 

「仲間にした方が得じゃね?」

 

「おい、待っ──」

 

パクッ。

 

「食ったァァァ!!?」

 

モリ夫の絶叫が崩れる城へ響いた。

 

数秒後。

 

俺はビーチクを吐き出した。

 

ベチャッ。

 

「……」

 

ビーチクはゆっくり起き上がった。

 

その瞳には、以前より若干やる気のない殺意が宿っている。

 

「……チッ」

 

「いつか、お前の寝首を掻いてやる」

 

「まだ首に拘ってんのかよ」

 

ーーー告、捕食対象はまだ生存していますーーー

 

「どゆこと?」

 

あれ。モリ夫の時は、食ったら勝手に従者になった……気がするんだが。

 

そのままビーチクは崩れていく城を見回した。

 

「我の城が潰れた」

 

「うん」

 

「新しい建設予定地が必要だ」

 

「それで?」

 

「……貴様らの集落に向かわせろ」

 

「一緒に来る気じゃん!」

 

フェラチオが呆れたように鼻を鳴らす。

 

「本当に碌でもない集団になったな」

 

崩壊する城から脱出しようとした時、真っ先に逃げていたモリ夫が血相を変えて戻ってきた。

 

「旦那ァ!! 地下から、とんでもねぇ魔力が溢れてきやす!!」

 

地面が震えた。

 

床の亀裂から、白い霧のような魔力が噴き出していく。

 

空気が重く、呼吸しづらい。俺の粘液の身体すら、わずかに硬直した。

 

ーーー超警告ーーー

ーーー測定不能ーーー

ーーー危険度:規格外ーーー

 

「……測定不能?」

 

ベニマルの顔が引きつる。

 

シュナが青ざめた。

 

「こんな魔力量……見たことありません……!」

 

ビーチクも、初めて表情を曇らせた。

 

「チッ……最悪だ。お前達との戦闘で、封印に綻びが生じたか」

 

「え、お前が嫌がる相手って何?」

 

フェラチオだけが、目を見開いた。

 

「まさか……」

 

地鳴りが激しくなる。

 

城の地下が、内側から脈打つように膨れた。

 

ドクン。

 

ドクン。

 

ドクン。

 

モリ夫が震えながら呟く。

 

「な、何ですかい、これ……」

 

フェラチオが低く言った。

 

「奴は規格外だ。原初の四大竜──世界がまだ未完成だった頃から生きる災厄」

 

白い魔力が渦を巻き、亀裂の奥から泥のように這い出してくる。

 

地下が割れた。

 

バギィィィィィィン!!

 

巨大な何かが、闇の中でゆっくり目を開く。

 

白濁した光。

 

圧倒的な威圧。

 

ーーー超警告ーーー

ーーー対象:認識不能ーーー

 

フェラチオが、わずかに歯を食いしばった。

 

食いしばりは神スキル。

 

「奴こそ、原初の四大竜の一角」

 

「白濁竜──クラウディ」

 

闇の奥で、巨大な咆哮が響いた。

 

「精液を寄越せェェェェェェェェ!!!!!!」

 

俺は笑うしかなかった。

 

「……おいおい」

 

「口淫竜の次は精液竜かよ」

 

つづく……

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