※この作品はR-18です。

淫獣少年と魔法少女と不思議な関係   作:ボルメテウスさん

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ふとした事で思いついた内容です。
今更ながら、まどマギでこんな内容はありかと思い、書かせて貰いました。
もしも興味がある方は、感想または活動報告での応募、お待ちしています。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=318932&uid=45956


暁美ほむらと淫獣少年はこうして出会った

「あなたは、一体何者なの」

 

それは、とある中学校で問われた言葉。

彼女は、眼前にいる人物に対して警戒心を高めながら、問いかける。

その相手は、病的に白い肌と共に、白い髪に赤い瞳が特徴的な少年。

まるで、兎を思わせるその少年に、彼女、暁美ほむらは警戒心を高めながら問いかける。

 

「一体何者?まぁ、転校生である君は知らないから仕方ないか。僕はそうだねぇ、不登校気味ではあるけど、一応はこの学校に通っている生徒だよ。まぁ、色々と事情があって、色んな所に引っ越しをしている上に、この見た目から分かる通り、あまり身体能力は高くないか弱い男の子だよ」

「そういう事じゃないわ」

「そういう事じゃない?あれ、そうなのかい?僕としては君の質問に答えたつもりなんだけどな。あっそうか、まだ僕自身の自己紹介をしていなかったね。けど、どうしようか、僕自身の素生を話すには、どのような事を」

 

そうしていると、ほむらの手には既に拳銃を手に、少年に向けていた。

真っ直ぐと、殺意を込めた瞳と共に。

 

「質問を質問で返さないでくれるかしら?」

「おっと、それは悪かったね。けど、僕はこう見えてもお喋りは好きなんだよ。なんだって、色々な人間と関わるというのは意外と刺激的でね。感情というのは、なかなかに興味深い物なんだよ。そうだろ、君も魔法少女ならば」

 

そう長々と語っていくと共に、『魔法少女』。

その単語が出てきた以上、彼女の中では既に『敵』という認識に高まった。

 

「さて、ここまで長々と話してきて、君の最初の質問に答えよう。そうだね、彼女達からは『君』や『お前』など本名で言われる事はなかったね。まぁ僕自身の本名なんて、大した意味はないからね。まぁ、君のその様子から考えて、あえて言えば、『2代目』かな」

「2代目?」

 

その2代目という言葉は、何を意味するのか。

 

「そう、『2代目』、僕をあえて表現するならば、2代目だ。まぁなぜ2代目かと言うと、僕の先代であるインキュベーターの行動が、なかなかに問題があってね」

「あいつの事を知っているようね、けど問題」

「あぁ、大問題さ、なんだってあいつらはせっかく再生可能な感情のエネルギーを1度に大量に手に入れるという非効率的なやり方の為に、せっかくの彼女達を絶望させて、そこから得られるエネルギー量だけしか見ていないのだから」

「事情も知っているようね」

「あぁ、勿論さ。まぁ、ここで僕があえて話す事はないよね。なんだって、この話をするという事は君もある程度の事情は知っているからね。事情もある程度ならば知っているから。だからこそ、僕の2代目としての仕事をあえて話そう」

 

それと共に2代目は、そのまま笑みを浮かべたまま。

 

「僕の目的。それはいわゆる少女達を幸せにする事」

「・・・」

「あっ、信頼していないという顔だね。まぁそれはそうだよね、君がどのような経緯で魔法少女になったのかは、僕が担当になってからは知らないから、君が契約した経緯も知らないからね」

 

まるで、こちらを見透かしたように。ほむらの知る奴らとは違う雰囲気を持つ2代目。

だからこそ、警戒を高めながらも、彼は話を続ける。

 

「まず、僕が幸せと言うけど、無作為に選んでいる訳じゃない。僕もまた初代と同じように多感な第二次性徴前の少女の願いを叶える。その際に、僕が行う方法としては彼女達にとって大切な処女を貰う。そうする事で、彼女達を魔法少女にする事が出来る」

「っ!」

「おっと、嫌悪感を示すのは分かるよ。なんだって、少女にとって、それも成人する前の少女の処女を貰うなんて、とてもじゃないが信じられないって。けどさ、初代が行った魂を加工する方法よりもずっと倫理的じゃないか。何よりも僕は事前に彼女達に聞くよ。その後のアフターフォローは勿論行うし」

「とりあえず、あなたの事をどう呼ぶか決めたは」

「ほぅ、それは一体、何かしら?」

「淫獣」

 

その言葉を聞いた彼は笑みを浮かべる。

 

「淫獣、淫獣。淫乱な獣だから淫獣。ふむ、確かに僕にはぴったりな名前かもしれないね。なんだって、僕は少女の処女を奪いまくっている獣だから、その音場に間違いなどどこにもないからね」

 

それを受け入れた彼は、笑顔で言う。

 

「さて、僕の自己紹介はこれぐらいにしようか。まぁ、僕はいわゆる少女達の幸せを手助けする存在という事で、色々な事を行っている。あぁ、言っておくけど、僕に肉体労働はあまり期待しないでくれよ。僕自身の身体能力はあまり高くないからさ。荒事は苦手だからね」

「そう、心置きなく殺せそうで良かったわ」

「殺すとは、本当に酷い事を言うじゃないか。いや、初代の所業を考えれば、殺したくなるのも納得出来る。うん、それならば仕方ない仕方ない」

「本当に五月蠅いわね、あなたは」

「そう言わないでくれよ、こう見えて、僕だって少女達の幸せの為に奮闘をしているんだよ。中には依存しそうで怖い子もいるのだから」

「・・・一応聞くけど、それって、巴マミかしら」

「あっ、当たりだよ、まぁ、いきなり一人ぼっちになってしまった少女だから、病んでしまうのは仕方ないからね。世に言う依存の対象にされているからね。僕自身は刺されても仕方ないと思うけど、あまり死にたくないな。知っていると思うけど、痛いという感情もそうだけど、刺してしまった後の罪悪感による悪感情は僕達にとってもあまり採用したくないからね」

「はぁ、そう、ならば聞くけど、まどかに手を出したのかしら」

「・・・あぁ、あの子ね」

 

まどか。

暁美ほむらにとっては、救う対象であり、絶対に魔法少女にさせない為に行動した子。

だが、その言葉は、どこか迷いがあった。

 

「・・・手を出したのは出したよ。まぁ、彼女の方から契約をね。ただ、まぁ、なんというか、彼女ってね」

「・・・何よ、その言葉」

 

これまで、お喋りであったはずの淫獣が言葉を止めた。

それには、ほむらは、何も言えなかった。

 

「・・・重い思いを持っているかな」

 

その言葉が出るだけで、終わりであった。

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