※この作品はR-18です。

【R-18】オバエロ:至高の淫魔がスケベする話   作:口だけの淫魔

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#30 ポルチオ開発 アルシェ(3)

アルシェはドアの外から室内を覗き込む。

ウレイリカとクーデリカ、愛する二人の妹がそこに居る。

染み一つない純白のワンピースドレスを着て、白い足をパタパタと動かしている。

 

彼女達の視線の先では、メイドであるシクススが絵本を読み聞かせていた。

 

本来、人間に対しては友好的ではないナザリックのメイドだが、主であるベリルの言伝、そして主の側室の妹達という事実から好意的に振る舞っている。

だが、それは人間が人間に対して持つ好意とは根本から異なる。

メイド達……少なくともシクスス、フォアイル、リュミエールの三人は人間の幼体を“愛玩動物として”可愛がっていた。

 

そんな事とは知らず、妹達を可愛がって面倒を見てくれているメイド達に、アルシェは感謝していた。

 

 

先日、アルシェの主であるベリルはフルト家に出向き、妹達を迎え入れた。

両親からの形だけの反対はあったが、金貨を積む事ですぐに手のひらを返した。

 

金貨百枚。

それが妹達の値段だった。

 

怒りは湧かなかった。

アルシェは既に両親を見限っていたからだ。

幻滅もしなければ、怒りもない。

 

 

今、アルシェは目の前に映る景色で満足だった。

借金の心配もなく、命の不安もなく、愛する妹達の未来に悩める……そんな平和な日常が。

それこそがアルシェが求めていた物だった。

それだけがアルシェが願っていた物だった。

 

故に、アルシェは感謝していた。

この屋敷の主であるベリルに。

 

アルシェから見てベリルは完璧な人間だった。

容姿に優れ、知識に優れ、財も持っていて……何より優しい。

妹達の為に色々と玩具やら用意してくれていたのを知っている。

部屋の一室を妹達に割り振る為、子供用の机やベッドを用意していたのも知っている。

 

アルシェを籠絡するためだけならば、そんな事をする必要はない。

そこまで気を使わなくても良い筈だ。

 

ウレイリカとクーデリカを、アルシェの付属物としてではなく、個人として、人間として扱ってくれているのだ。

 

あの日、ベリルに身請けされて本当に良かったとアルシェは思っている。

積み重ねていく日々が、彼女に好意と感謝を抱かせたのだ。

 

だが──

 

 

(……こんなに幸せで、いいの?)

 

 

アルシェは何度も思った。

所属していた請負人(ワーカー)チーム、“フォーサイト”……彼等には突然の離脱で迷惑をかけてしまった。

だというのに、自分だけ幸せになって良いのだろうか。

 

喧嘩別れしてしまった三人。

調子のいいリーダーのヘッケラン。

姉のように振る舞ってくれた半森妖精(ハーフエルフ)のイミーナ。

底抜けに善人だったロバーデイク。

 

彼等が今、どうしているのか知らない。

会いに行こうとしても、怖くて足が進めなくなる。

また否定されてしまったら、どうしようかと思う。

 

一度、話したい。

もう一度、話したい。

 

そう思わずにはいられなかった。

 

 

 

 

「っ……」

 

 

アルシェの尻に、手が触れた。

主であるベリルの手だ。

 

 

「アルシェ、今晩……寝室に来てくれるか?」

 

 

アルシェは思う。

ベリルは聡明で誠実な人間だが……一つ、欠点……ではないが、気になる所がある。

 

スケベだ。

それはもう滅茶苦茶にスケベだ。

実は淫魔だと言われても信じるぐらいにスケベだ。

根は善良なのだが、性欲だけはアルシェのイメージする悪徳商人並みだった。

 

しかし──

 

 

「はい……♡」

 

 

アルシェは満更でもなかった。

自身の貧しい身体を見て、綺麗だと囁いてくれるベリルが好きだった。

気持ちいい所を優しく責めてくれるベリルが好きだった。

こうして尻を撫でられて、囁かれるだけで……まだ未使用の膣が疼くぐらいには好きだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、ベリルの寝室にて。

 

 

「はっ……♡はぁっ♡」

 

 

アルシェは全裸で、ベリルの膝の上に座っていた。

あまり大きくない胸の先、乳首をベリルに弄られていた。

 

 

くに♡くに♡

 

「ん゛っ♡あ……っ♡」

 

 

乳首を爪で弾かれる度に、快楽で身を捩る。

それでもアルシェは両手を、男の膝に置いたままにしていた。

 

 

かりかり♡

 

「ん゛ッ♡あぅっ♡♡」

 

 

かと思えば、今度は優しく撫でるように触れてくる。

 

 

すりすり♡

 

「んっ……♡ふぅ……っ♡」

 

 

尻から背中にかけて、硬いものを感じる。

怒張した男の陰茎が当たっているのだと分かる。

 

その事実も含めて、アルシェは膣を濡らしていた。

乳首を弄られただけで、気持ち良くなっていた。

 

 

かりかり♡♡

 

「んっ♡あっ♡♡」

 

 

爪で乳首を弾かれる。

 

 

さわさわ♡♡

 

「ん……っ♡ふ……ぅっ♡♡」

 

 

指で乳輪を撫でられる。

 

 

きゅっ♡♡

 

「っお゛♡♡」

 

 

乳首を摘んで引っ張られた。

 

 

優しく、強く、焦らすように、責めるように。

アルシェは嬌声を漏らす事しかできない。

 

初めはこんな事はなかった。

乳首で気持ち良くなる事なんてなかった。

しかし、これまでの積み重ねが気持ち良くさせた。

 

 

こりこり♡♡

 

「あっ♡イ、イク♡イキますっ♡♡」

 

 

何度も性行為(セックス)中に胸を弄られた結果、感度が良くなり、乳首だけで絶頂するように開発されたのだ。

 

アルシェは自分の身体が少しずつ、エッチなものに作り替えられている自覚があった。

だが、それは愛する男の望む姿だという認識もあった。

だから、不快感は少しもなかった。

変わっていく自分の身体に恐怖はなかった。

 

 

ぎゅぅぅっ♡♡

 

「っあ゛、イ゛クッ♡♡」

 

 

アルシェはベリルの膝の上で、痙攣した。

歯を食い縛り、涙を流し……快楽に身を震わせる。

 

 

「っ……♡はぁ……♡ん、っ……♡」

 

 

乳首だけで絶頂を迎えたアルシェを、男は背後から優しく抱きしめた。

アルシェは顔を後ろに向けて……男と視線を合わせた。

 

そして、唇を重ねた。

 

 

ちゅっ♡ちゅぅ♡

 

「んっ♡んぅ♡」

 

 

アルシェはこの瞬間が大好きだった。

絶頂を迎えた後に撫でられたり、キスをされたり……愛されていると実感し、不安が解けていくからだ。

 

 

「っ、はぁ……♡」

 

 

男が唇と舌を離せば、アルシェの口元から唾液が垂れた。

 

子宮が降りているのをアルシェは自覚した。

だが、アルシェはまだ処女を散らしていない。

ベリルと女性器(おまんこ)を使った性行為(セックス)をしていない。

 

最初の約束通り、ベリルは無理強いをしていないからだ。

しかし、もし今、男に提案されれば、アルシェは初めてを捧げるつもりだ。

寧ろ、膣に挿れて欲しいとすら思っている。

 

しかし、自分から提案するのは憚られる。

故に、ベリルから『子作りしよう』と提案されるまで口に出さずにいた。

 

 

「アルシェ、新しい玩具を手に入れたんだが……試していいか?」

 

 

その為、膣性行ができないアルシェのために、ベリルはあの手この手で気持ち良くさせようと努力している。

 

 

「は、はい……お願い、します♡」

 

 

結果、乳首を触られただけで絶頂し、尻の穴に指を入れられただけで潮を噴く、そんな身体になってしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルシェの前で、男が魔法道具(マジックアイテム)を見せびらかした。

それは先端に柔らかな丸い素材が使われた短杖のような物だ。

 

 

「じゃあ、使っていくぞ」

 

「はい……」

 

 

それを男が手に持ち、魔力を込めれば。

ゔいぃぃ──という音と共に、先端が振動を始めた。

 

アルシェは魔法詠唱者(マジックキャスター)として興味深く感じながらも、それを性行為でどう扱うのか分からずにいた。

 

仰向けに寝かされたアルシェに、その魔法道具(マジックアイテム)……口だけの賢者が開発したという『デンマ』を、アルシェの腹に押し当てた。

 

 

下腹部に振動を感じる。

 

 

「どうだ?アルシェ」

 

「……い、いえ、気持ちいい……のでしょうか?不思議な感覚はあります」

 

 

人の手では再現できない細かな振動。

それがアルシェの身体をほぐしていた。

 

気持ち良くはある。

しかし、それが性的な快楽に繋がってはいない。

 

これをもし、陰部にあてられたら、何度も絶頂していただろうが……当てられているのは下腹部だ。

そこは性感帯ではない。

 

 

「……そうか。なら、手でもしようか」

 

 

ベリルのもう片方の手がデンマの下、アルシェの女性器(おまんこ)へと伸びた。

そして中指を、膣口へと入れた。

 

 

つぷぷ♡

 

「っ……♡ん……♡」

 

 

異物が入ってくる感覚を感じながら、アルシェは身を震わせた。

この感覚に慣れることはできない。

 

 

つぷ♡♡

 

「っ、あ……♡♡」

 

 

そして、根元まで咥えた。

中からは指の感触、外からはデンマの振動……不思議な感触だった。

 

そんな男の指が深い所に触れた。

 

 

「ん゛っ♡」

 

 

子宮が降りてきている今、アルシェの深い所に指で触れられるようになっている。

そんな深いところを、男は指で圧迫した。

 

 

とんとん♡♡

 

「はっ♡はぁ……っ♡♡」

 

 

普段、弄られている気持ちいい所(Gスポット)とは違う……深い場所(ポルチオ)

 

男は、そこを指で圧迫しつつ、外から『デンマ』で揺らしている。

 

 

ぐに♡ぐに♡

 

「ん゛ぉ♡♡」

 

 

思わず、下品な嬌声を漏らした。

単体では気持ち良くなかった『デンマ』が、今、途轍もなく気持ちいい。

 

子宮が小刻みに揺らされているのを感じる。

それが堪らなく気持ちいい。

 

 

ぎゅぅぅ♡♡

 

「ん゛ぃっ♡♡あ゛ッ♡♡」

 

 

思わず、ベッドのシーツを掴んでしまった。

身を捩るも、『デンマ』も追従してしつこい程に子宮を揺らしてくる。

 

快楽を逃す事ができない。

 

 

ぐりぐり♡♡

 

「イ、イク♡イク゛っ♡♡イキま゛すっ♡」

 

 

叫ぶように喘ぎながら、身を震わせる。

がくがくと身体を揺らし、汗と愛液を垂らして。

 

 

「イ゛っ、クッ♡♡♡♡♡」

 

ぷしっ♡ぷしぃっ♡♡

 

 

アルシェは腰を少し浮かせて、かくかくと動かしながら潮を噴いた。

自分でする自慰の何倍もの快楽が身を駆け抜ける。

 

 

「はぁ……♡は、ぅ……♡」

 

 

息を荒くしたアルシェの膣から、男の指が抜けた。

快楽から解放されたアルシェはベッドに深く倒れて──

 

 

ゔいぃぃ♡♡

 

「え、っ」

 

 

『デンマ』はまだ振動したままだった。

男はそれを、絶頂したばかりのアルシェに下腹部に……再び押し付けようとしている。

 

ゔぃぃぃ♡♡

 

アルシェは安堵した。

大丈夫だ。

先程と同じ、膣内から弄られなければ、大丈夫。

 

『デンマ』だけなら、気持ち良くならな──

 

 

ゔぃぃっ♡♡

 

「ん゛ぅっ!?♡♡」

 

 

変だ、とアルシェは思った。

ただ下腹部が揺れているだけなのに、耐え難い快楽を感じていた。

 

困惑するアルシェに男が笑いかけた。

 

 

「アルシェは筋がいいな。本来なら『ここ』でイけるようになるには時間が掛かるんだが」

 

 

アルシェは目を見開いた。

身体が変だ。

おかしい。

 

 

(なに、これ……っ、気持ち良くない所の筈なのに……っ)

 

 

お腹を押されてるだけなのに、身体の深い所から気持ち良くなっている。

絶頂の直前から解放されないような感覚が続いている。

 

深く、鈍く、重い快楽がアルシェを責め立てる。

 

 

ゔぃいい♡♡

 

「あ゛っ♡あ゛ーっ♡♡あ゛ぁ゛ッ♡♡」

 

 

叫ぶように嬌声を漏らす。

腰をへこへこと動かして、デンマから逃れようと足掻く。

 

しかし、男はアルシェの子宮に、外側から

デンマを押し付ける。

 

 

ゔいぃぃい♡♡

 

「だめ゛っ♡お゛ッ♡♡」

 

 

アルシェの身体は間違いなく絶頂していた。

しかし、身体から逃れない深い絶頂だった。

小刻みに感じる快楽、そして、気が狂いそうになるほど重い内側の快楽。

それらが混ざり合ってアルシェは震えていた。

 

 

ゔぃぃぃ♡♡♡♡

 

「ま゛たイキま゛すっ♡♡イク゛っ♡♡♡」

 

 

外側から腹を揺らされているだけなのに。

アルシェは快感を否定する思考と、絶頂を迎えようとする肉体の齟齬に混乱していた。

しかし、身体が快楽による限界を迎えようとしている。

 

そして──

 

 

ゔいぃぃい♡♡

 

「イ゛クッ♡♡♡♡」

 

びくんっ♡♡♡

 

 

アルシェは再び絶頂した。

性感帯を直接刺激された訳でもなく、ただ腹の外側から揺らされただけで絶頂してしまった。

あまりにも深い絶頂に、アルシェは浮遊感を感じた。

 

 

「っ゛……♡♡」

 

 

無意識に身体が跳ね上がり、足はピンと伸びる。

子宮がきゅうきゅうと悲鳴のように快楽を弾き出している。

 

 

「っ、はぁ……ッ♡はぁーっ♡♡」

 

 

汗が滲む。

涙が出る。

涎が垂れる。

愛液を分泌する。

 

身体の中から何かが抜けていくような感覚。

深い絶頂から、アルシェは帰って来られずにいた。

 

 

「お疲れ様、アルシェ」

 

 

そんなアルシェの頭を男が撫でた。

深い絶頂の中、朦朧とする意識の隙間に多幸感が満ちていく。

何も考えられず、アルシェはただ顔を弛緩させた。

 

 

そして男の手はアルシェの頭から、首元へ。

首元から胸元へ移る。

 

 

さわ♡

 

「んっ……♡」

 

 

開発され敏感になっている乳房に触れられ、アルシェは僅かに反応した。

だが、男の手は胸元から更に下へと移動する。

 

腹へ、そしてヘソの下へ。

そこを押すように撫でられる。

 

 

さわさわ♡♡

 

「っ……!?♡♡」

 

 

アルシェは困惑した。

 

撫でられているだけ。

そう、ただ腹の上から押されるように撫でられているだけだ。

 

 

ぎゅっ♡ぎゅぅ♡

 

「っ、あ……♡待っ……♡」

 

 

子宮が揺らされている。

身体の奥が気持ちいい。

撫でられているだけなのに。

 

 

「ん?どうしたアルシェ?」

 

「ベリル様、待っ……て、下さ、いっ♡」

 

「待つって……俺は撫でているだけだぞ?」

 

 

そう撫でているだけだ。

身体の外から、子宮を撫でている、だけ。

 

 

「……まぁ、嫌ならやめるか」

 

 

そうベリルが言った。

安堵……そして、落胆。

このままイかされるのが怖い気持ち。

そして、このままイかせて欲しかった欲求。

アルシェの中で、相反する二つが混ざり合っている。

 

そんなアルシェの腹を、男は軽く小刻みに押し始めた。

 

 

とん♡とん♡

 

「あっ♡あのっ……ベリル様、ぁ゛っ♡」

 

「ん?どうした?」

 

 

惚けたような言葉を、男は口にする。

 

 

(この人……っ、絶対、分かってやってる……!)

 

 

アルシェはそう確信した。

だが、『やめて』とは口にしなかった。

確かに苦しい。

だけど、気持ちいい。

確かに辛い。

だけど、気持ちいい。

 

アルシェは思う。

彼は優しいから、『やめて』と言えばやめるだろうと。

 

だが、やめて欲しくはない。

このまま、気持ち良くして欲しい。

だから、言えない。

 

 

とんとん♡とん♡

 

「ん゛っ♡ん゛ぅ♡♡」

 

 

男に二本の指で優しくヘソの下を押されている。

ただ、それだけだ。

それだけ、なのに。

 

 

とんっ♡とんっ♡♡

 

「っ、お゛♡あ゛ぁッ♡♡」

 

 

アルシェは身体の奥がきゅぅきゅぅと締まるのを感じていた。

膣口がひくひくとしている。

 

 

とんとんとんとん♡♡♡

 

「あ゛ッ♡ん゛ぁっ♡♡」

 

 

身体が欲しがっている。

男と子作りをしたがっている。

子宮で男の精子をごくごくと飲みたがっている。

 

アルシェは妄想する。

男の大きく、硬く、太く、長い陰茎に子宮まで突かれたら……どれだけ気持ちいいか、と。

 

そんな妄想をしながら、アルシェは下腹部を押し込まれた。

 

 

ぐりっ♡

 

「く、お゛……ッ♡♡♡♡♡」

 

ぷしっ♡ぷしぃっ♡♡♡

 

 

そして、また絶頂し……アルシェは潮を噴いた。

全裸で大の字になり、シーツをびしゃびしゃに濡らしながら……汗まみれで、息を荒くしている。

 

 

「随分と弱いんだな、ポルチオ」

 

「はぁ……♡はぁ……♡」

 

 

そんな状況にアルシェは幸せを感じ取っていた。

愛する男にイかされて、撫でられて、キスされて……愛される。

これほど幸せな事はないだろうと、そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、翌日の夜。

 

今日はベリルとの同衾がない日だ。

週の半分以上、ベリルは屋敷から外出している。

それが何らかの仕事だと、アルシェは知っている。

 

アルシェは男の仕事の全貌を知ってはいない。

側室同士ですら分かっていない。

 

先日、同じ側室のクレマンティーヌに普段何をしているのか聞いた所──

 

 

「……ペットとアンデッドに武技を教えてる感じ?」

 

 

と返された。

ペットとアンデッド……これが、そのままの意味を持つ筈がない。

恐らく、はぐらかされてしまったのだとアルシェは思った。

 

 

ベリルは自分を愛してくれている。

その確信はある。

 

しかし、自分のことを信用しきっている訳ではない。

その確信もあった。

 

何か、隠されている。

その事実にアルシェは不安を感じていた。

いつか、捨てられてしまうのではないか。

 

ベリルは、見捨てるような事はしないだろう。

しかし、女としては捨てられるかもしれない。

側室ではなくなるかもしれない。

 

アルシェは理解していた。

同じ側室のクレマンティーヌと、自分に対する態度が違う……それは即ち、信頼の差なのだと。

 

どうにか信頼して貰いたい。

ベリルの全てを受け止めたい。

 

そう思っても、どんなに頑張っても……ベリルは自分を愛でてくれるだけだった。

愛されてはいるのだろう。

だが、それだけだ。

 

モヤモヤとした感情のまま、アルシェは日々を過ごしている。

 

 

アルシェは現実に意識を戻し、ベッドで眠る二人の少女を見た。

妹であるウレイリカと、クーデリカだ。

まだ年若い二人が幸せそうな笑みを浮かべて、寝ている。

 

それだけで満足するべきなのに。

……アルシェは目を逸らした。

 

そして、二人のいる寝室から離れた。

鍵のかかったクローゼットを開けて、小さな箱を取り出す。

 

そこにはベリルから預けられている玩具……デンマがあった。

自分が居ない時に寂しくならないように、と預けてくれたものだ。

 

 

「…………」

 

 

アルシェはそれを手に取り、自身の寝室へと向かった。

寝室に入ったアルシェはベッドに横たわり、デンマを自身の下腹部に当てた。

 

そして、魔力を込める。

 

 

ゔぃぃぃ♡♡

 

「っ、ふ……ぅ♡♡」

 

 

不安な感情が快楽で塗りつぶされる。

子宮が揺れて、身体の奥から気持ちがいい。

 

 

ゔぃぃいぃ♡♡♡

 

「ベリル様……っ♡♡」

 

 

愛する人の名前を呼べば、身体が強く反応した。

じんわりと愛液が下着を濡らす。

 

 

ゔぃぃぃ♡♡

 

「っ、ぅ♡ふ……んっ♡♡」

 

 

妹達が隣の部屋で寝ている。

だから、声を押し殺す。

聞かれないように、静かに快楽を貪る。

 

 

ゔぃぃぃ♡♡♡♡

 

「ん゛っ……♡♡♡」

 

 

かくかくと身体を揺らす。

へこへこと腰を動かす。

 

自身の下腹部、ヘソの下にデンマを押し当てる。

 

 

ゔぃぃい♡♡

 

「っ、はぁ……ッ♡♡はぁ♡♡」

 

 

息を荒げて、喘ぐ。

大粒の汗を寝巻きに染み込ませ、愛液を下着に染み込ませる。

 

想像するのは昨日の晩。

何度も絶頂(イか)された時の事。

 

 

ゔぃぃぃぃいいぃ♡♡♡

 

「っ、く、ぉ♡お゛♡」

 

 

強く、深い所まで押し付けて。

深い絶頂を──

 

 

「……お姉さま?」

 

 

ドアが開き、二人の妹が心配そうな顔をしていた。

 

 

「あっ……」

 

 

アルシェは慌てて、デンマに魔力を込めるのをやめて、ベッドから立ち上がった。

子鹿のように痙攣していた足を、何とか奮い立たせて……ふたりのまえにたつ。

 

 

「っ、どうしたの?ウレイ、クーデ?」

 

 

そう質問すると、クーデリカが口を開いた。

 

 

「お姉さまの辛そうな声、聞こえてきたから……」

 

 

その言葉にウレイリカが頷く。

 

 

「わるい夢でも見てるのかな……って。勝手に入って、ごめんなさい」

 

 

二人は申し訳なさそうに俯いた。

そんな二人の妹を、アルシェは抱きしめた。

 

 

「大丈夫。心配してくれてありがと、二人とも」

 

 

アルシェは少し汗の臭いを感じとった。

自身の寝巻きに汗が染み込んでいたからだ。

 

そんな中、クーデリカがベッドの上のデンマを指差した。

 

 

「お姉さま、あれは何?」

 

「あ、あれは──

 

 

アルシェは目を強く瞑った。

自慰の道具、とは言えない。

二人の妹に性教育はまだ早い。

なにより、寝室で自慰に耽っているなんて、妹達には知られたくない。

 

故に、誤魔化す事にした。

 

 

「あれはマッサージするための道具なの」

 

「へー、そうなんだ」

 

「すごいね」

 

 

二人の妹は目を輝かせた。

確かに、あの振動は普通の道具では作り出せない。

魔力を使った魔法道具(マジックアイテム)だからこそ実現している。

 

 

「お姉さま、お腹をマッサージしてほしいの?」

 

「え、それは……うん、そうだよ」

 

 

自分でついた嘘に頷く。

アルシェは妹達にほんの少しの罪悪感を感じていた。

 

 

「じゃあ、お姉さまのマッサージ、私がする!」

 

「えー、クーデリカずるーい。私もしたーい」

 

 

しかし、雲行きが怪しくなってきた。

アルシェは慌てて否定しようとする。

 

 

「い、いい。そんな事しなくていいから……」

 

 

そう口にすると二人の妹は少し俯いた。

 

 

「でも、お姉さま……いっぱいお仕事してるから……」

 

「……少しでもおかえし、したくて」

 

 

アルシェは口を窄めた。

二人の妹の思いやりを、自身の恥やらで蔑ろにして良いのか。

いいや、だめだろう。

 

 

「……わかった。二人にやって貰おうかな、マッサージ」

 

「え、いいの?」

 

「やったー」

 

 

そう口にするとウレイリカとクーデリカは満面の笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベッドで仰向けになったアルシェを、左右から妹達が囲む。

ウレイリカは左に、クーデリカは右にだ。

 

 

「それじゃ、お願いしていい?」

 

 

ごっこ遊びのようなものだ。

子供の手のマッサージなんて、力加減もたかが知れている。

満足するまでマッサージごっこをさせればいい。

 

そう、アルシェはたかを括っていた。

 

 

「お姉さま、お腹の下をマッサージして欲しいんだよね?」

 

「え」

 

 

アルシェは否定するか迷った。

先程、マッサージ用の道具だと偽ったデンマを下腹部に当てていた。

その様子を二人は見ていた。

 

ならば、自然に言い訳をするなら、下腹部を──

 

 

ぎゅぅぅう♡♡

 

「っ、ん゛……!?♡♡」

 

 

急にウレイリカが下腹部を押した。

 

 

なでなで♡♡

 

「ん゛ぅ……っ♡」

 

 

クーデリカが下腹部を撫でた。

 

 

「お姉さま気持ちよさそう」

 

「うん!いっぱいマッサージするね」

 

 

まずい。

止めなければならない。

アルシェのクソ雑魚ポルチオでは、少女達の手ですら絶頂してしまうからだ。

 

 

「待っ──

 

ぐっ♡ぐっ♡♡

 

「く、ぅ゛……ッ♡♡♡」

 

 

堪えなければ喘いでしまう。

アルシェは言葉を口に出来ずにいた。

 

 

なでなで♡♡なでなで♡♡

 

「はぁ……♡っ、ぁ……♡♡」

 

 

ウレイリカが乱暴に子宮を押して、クーデリカが優しく撫でてくる。

その落差にアルシェは耐えられずにいた。

 

 

「お姉さま気持ち良さそー」

 

「そうだね、ウレイリカ」

 

 

こんなの、耐えられない。

 

 

ぎゅっぎゅっ♡♡♡

 

「く゛っ♡ふぅっ♡♡」

 

なでなで♡♡♡

 

「はぁ゛っ……♡」

 

 

性教育も済んでいない少女二人に腹を撫でられただけで、アルシェは気持ち良くなっていた。

罪悪感すらも、快楽のスパイスとなっている。

 

 

ぎゅっ♡

 

「ん゛っ♡」

 

なでなで♡♡

 

「あ゛っ♡」

 

 

止めなければ。

アルシェは蕩けた表情で二人の妹を止めようと──

 

 

ぐりぐりっ♡♡♡

 

「ぉ゛……♡♡♡♡」

 

 

腹にウレイリカの拳が突き刺さった。

彼女からすれば強めにマッサージしているつもりなのだろう。

しかし、アルシェからすれば子宮を潰されているようなものだった。

 

 

ぐりぐり♡♡♡

 

「っ♡ん゛ぅッ♡♡♡」

 

 

気持ち良さそうな顔をしてはならない。

下品な姿は二人には見せられない。

 

 

なでなで♡♡♡

 

「はぁ♡はぁっ♡♡」

 

 

捏ねて、押されて、ほぐされる。

 

 

ぐりぐりぐり♡♡♡

 

「ん゛ぅ……っ♡♡♡」

 

 

アルシェは身を捩った。

妹達に手で深イキさせられる。

愛液びちゃびちゃにした女性器(おまんこ)がひくひくしてる。

 

 

ぐり♡♡

なでなで♡♡

 

「あ゛っ♡くっ♡お゛ッ♡」

 

 

無理だ。

耐えられない。

 

アルシェは足をピンと伸ばした。

 

 

「イ゛ぅ……ッ♡♡♡♡♡」

 

ぷしゃぁっ♡♡♡♡

 

 

アルシェは絶頂し、潮を吹いた。

しかし、下着越しだったため、下着を……そして寝巻き、シーツへと伝達するように濡らした。

じんわりと、ベッドに染みが出来る。

 

 

「お姉さま?」

 

「お漏らししてる……」

 

 

これが快楽によるものだと知らない妹達は、困惑したような顔をしている。

アルシェは言い訳をしようと口を開いた。

 

 

「はぁ……♡はぁっ……♡」

 

 

しかし、漏れるのは荒れた吐息だけだった。

 

妹の手で腹を捏ねられただけで絶頂してしまった。

その事実にアルシェは顔を赤らめた。

 

息も絶えそうなアルシェを見て、ウレイリカとクーデリカは顔を曇らせた。

 

 

「お姉さま、大丈夫……?」

 

「ごめんなさい、お姉さま……」

 

 

どうしてアルシェがこうなったかは分からない。

ただ、自分達の所為だと理解はしていた。

 

そんな妹達を見て、アルシェは首を横に振った。

 

 

「大丈夫、だから……ちょっと、気持ち良すぎただけ……二人の所為じゃない」

 

 

アルシェは呼吸を整えながら、二人の妹を慰める。

彼女達は善意でマッサージしてくれたのだ。

なのに、こうして乱れているのは……自分が悪い、と結論付けた。

 

 

「お姉さま、気持ちよかったの……?」

 

 

ウレイリカが心配そうに聞いてくる。

その言葉にアルシェは頷いた。

 

 

「うん……すっごく、気持ちよかった……♡」

 

 

アルシェはそう、本心から口にした。

疼く子宮を、腹の外から手で抑えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、ウレイリカとクーデリカが、メイドのリュミエールに「お姉さま、お漏らししちゃったからベッドのシーツ変えて欲しいの」と言いに行ってしまった。

慌てて言い訳をしようとしたが、間に合わなかった。

 

それから数日間、メイド達からは生暖かい目で見られる事になった。

アルシェは非常に居心地を悪く感じているも、本当のことは口に出せなかった。

 

妹達にマッサージされて絶頂したと、口に出来る訳がなかった。

エルフ奴隷三人

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